【韓ペンオリジナルレポ】~映画『ハルビン』ジャパンプレミア~ 7月4日の公開目前! ヒョンビン、リリー・フランキー、ウ・ミンホ監督が登壇のイベントを詳しくレポ!

ヒョンビン主演のサスペンス・アクション大作『ハルビン』が、7月4日(金)よりついに全国公開となる。(配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス)

『ハルビン』は朝鮮の独立運動家、大韓義軍アン・ジュングン(安重根)が1909年に初代韓国統監・伊藤博文をハルビン駅で暗殺した歴史的事件を現代の視点から再解釈した極上のサスペンス・アクション・エンターテイメント。韓国では観客動員数4週連続第1位を記録した(2025.4.22/KOFIC調べ)

日本全国公開に先がけ、2025年6月27日(金)、【映画『ハルビン』ジャパンプレミア】が 新宿ピカデリーにて開催され、映画のプロモーションでは約15年ぶりの来日となる、アン・ジュングンを演じた主演の ヒョンビンと、伊藤博文を演じたリリー・フランキー、ウ・ミンホ監督の3名が登壇し、映画についてのエピソードなどを語った。

熱気に包まれた会場に3名が姿を見せると拍手と大歓声が沸き起こった。三人は挨拶を済ませるとさっそく映画について MCの古家正亨と共にトークを弾ませた。

ヒョンビン

韓国で公開から6ケ月経ち、いよいよ日本にて公開になることについて今の気持ちを聞かれ

ウ・ミンホ監督:映画『ハルビン』は日帝時代の大韓義軍の物語です。日本での公開がとても大きな意味を持っています。みなさんがご覧になってどのように感じたかとても気になっています。

ヒョンビン:映画『ハルビン』は日韓の歴史的な事件を描いている作品です。 日本のみなさんとこのようにお会いできることは非常に感慨深いことだと思っています。みなさんがどのようにご覧になったか、私も気になっていますし少し緊張もしています。

リリー・フランキー:昔の史実を題材にした話ですが、お互いの国で上映されるということが平和の象徴なのかと思います。何よりも映画として楽しんでいただければと思います。

『ハルビン』という作品に取り組んだきっかけ、どのような点に惹かれたのかを聞かれ

ウ・ミンホ監督:元々アン・ジュングンに対し関心を持っていました。韓国にはドラマや映画やミュージカルなどアン・ジュングンに対するコンテンツがたくさん作られています。そんな中偶然、彼の自叙伝を手にする機会があり読んだところ、人間的な苦悩も抱えていたということがわかりました。本の中には私が知らなかったことがたくさん書かれていました。例えば、戦闘の際、日本軍の捕虜を助けたことなどが綴られており、好奇心を持つようになりました。なぜ彼はハルビンに行って、このような大きなことを果たそうとしたのか…?彼の英雄という姿の裏側にある苦労や、同志に対する心配の気持ちなどを映画の中に描きたいと思い、この作品を始めました。

ウ・ミンホ監督

出演を決めたきっかけを聞かれると

ヒョンビン:韓国ではアン・ジュングンに対し、象徴的な考えや存在感が非常に大きいです。でも、彼は英雄という姿だけではなく、その裏には一人の人間として多くの感情や考えを抱えていたと感じ、映画を通してそれを見せたいと思いました。ウ・ミンホ監督は常に「意味のある映画を一緒に作ろう」とおっしゃってくださいました。監督が伝えたいと思っていることに誠意を感じ、私の気持ちをさらに動かすことになりました。監督は本当に素晴らしい方なので、信じて良い作品を撮りたいと思い、出演を決めました。

リリー・フランキー:まず脚本が素晴らしく面白い映画になると感じました。僕は監督の作品の大ファンで、長編作品などほとんど拝見していました。 そしてヒョンビンの作品もほとんど観ていたので、これは僕に限らずみなさんもオファーを受けたら断わらないですよね?(笑)

ラトビアやモンゴルなど広大で時に厳しい自然の中での撮影について

リリー・フランキー:ヒョンビンの氷の上でのシーンとか….

ヒョンビン:この映画の撮影を始める前に監督から、私たち俳優やスタッフに「当時は国を回復するため苦労した人がたくさんいたので、私たちはカメラの前やブルースクリーンの前(※CGを使って)で簡単に撮影してはいけない。なので十分な覚悟をして来てほしい」と宣戦布告を受けました。実際にラトビアやモンゴルの自然の中での撮影は、つらいと思うよりも当時の人たちはこのように考えていたのだろうと想いを馳せることができ、演技をする上で助けとなりました。 

韓国での撮影に一人で臨んだことについて尋ねられ   

リリー・フランキー:韓国へは一人で行きました。現場で日本人は僕だけでしたが、みんな優しくしてくださいました。監督はエネルギッシュで優しくてたのもしい人でした。ヒョンビンはすごくジェントルで優しくて、一緒に過ごした時間が楽しかったです。ヒョンビンの優しいエピソードがあります。出演俳優さんとか10人ぐらいでごはんを食べていたのですが、日本人は僕だけなのでヒョンビンは横に座ってくれたんです。みんなが韓国語で話しているので僕が黙っていると、ヒョンビンがテーブルの下で僕の手の上に自分の手を乗せて「リリー、Are you OK?」って♡ それぐらい気を使ってくれて。 監督はいい時にすごく褒めてくれるし、早く終わると「よし、みんなで飲みに行こう」って言ってくれたり、本当に気持ちのいい楽しい現場でした。

リリー・フランキー

リリー・フランキーの手に自分の手を添えたことを記憶しているか聞かれると

ヒョンビン:私は元々リリー・フランキーさんの大ファンでしたので、ちょっと下心がありました。

と、しっかり洒落たスマートな言葉で返しみんなを笑わせるお茶目なヒョンビン。この言葉に リリー・フランキーは「ほらぁ!ほらっ!」と、事実だったことが証明されちょっとドヤ顔になり再び大きな笑いが起こった。

ここで公式SNSで募集した質問への質疑応答を行うことになった。

<1問目>韓国の撮影現場はごはんがおいしいと言われているが撮影中一番おいしかったものは?

リリー・フランキー:日本のようなお弁当ではなく、絶対にケータリングでした。キムチだけでも何種類も並んでいて、常においしい韓国料理がいただけました。終わったあとに食べに行くお店も本当に美味しかったです。三日撮影すると一日休みなので、スタッフの人たちが温泉に連れていってくれたり、チムジルバンのマッサージに行ったりしました。

撮影現場のホスピタリティについて日頃どのように考えているかを尋ねられ、

ウ・ミンホ監督:私は優先順位の第一番目はおいしいごはんだと思っています。現場では全身全霊で撮影しているので、精神的にも肉体的にも本当に疲れるのですが、ごはんがまずかったら本当にがっかりしてしまいますよね。私には現場演出の基準があるのですが、それはご飯がおいしくなければいけない。そしてご飯の時間は正確に決まった時間にしなければいけないということです。

撮影現場の雰囲気を聞かれ

ヒョンビン:映画自体は重いストーリーですが、現場の雰囲気はまったく重いという感じではなかったです。お互い演じるキャラクターがあり、そのキャラクターを背負っているためプレッシャーも感じてはいましたが、みんな同じ気持ちで臨んでいたので、お互いいろんなことを話し合ったり頼り合ったりする時間になりました。そして海外でのロケもたくさんありましたので、撮影をしている間、俳優さんやスタッフの皆さんと一緒に過ごす時間がたくさんありました。なので撮影が進むにつれだんだん映画の中の同志のように、固い絆が生まれました。

<2問目>映画『ハルビン』の魅力を短い言葉で表すならば?

リリー・フランキー:歴史に基づく題材ですが映像美もあり、ダイナミックでもある「いい映画」です。

ウ・ミンホ監督:韓国と日本の俳優たちの素晴らしい演技。そしてもう1つ、最近は動画配信サービスの時代でTVや携帯電話やタブレットなどで視聴することもあると思いますが、「この映画は劇場で体験する映画」だと言いたいです。

リリー・フランキー:たしかに、この映画は携帯で観ても、このスケールは伝わらないですね。是非劇場で観て欲しいですね。

ヒョンビン:難しく、つらいかもしれませんが、「一歩一歩信念を持って進んで行けば、いい未来が待っているという希望を届けてくれる映画」だと言いたいです。

リリー・フランキー:僕が撮影に入った時、ヒョンビンは役作りのために、もうすでに髭を伸ばしていたんです。なので髭のヒョンビンしか僕は現場で会っていなかったのですが、その後、プライベートで髭を剃った綺麗な格好のヒョンビンを見たら「わぁぁ♡ヒョンビンだぁ♡」って。

と、ヒョンビンへのトキメキが隠せなかった様子のリリー・フランキー。

リリー・フランキー:ヒョンビンは本当にナイスガイですし、監督は才能に溢れていてこれからも一緒に仕事をしたいですね。

ウ・ミンホ監督:今回このように私たちが日本に来て、こうしてジャパンプレミアをする上で大きな役割を果たしてくださったのがリリー・フランキーさんです。

ヒョンビン:韓国でこの『ハルビン』が公開された時には、リリー・フランキーさんが韓国に来てくださってプレミア上映や舞台挨拶をしました。その時、日本でもしイベントや舞台挨拶がある時には必ず行きますと約束をしたのですが、今日その約束を果たすことができました。

ウ・ミンホ監督:リリー・フランキーさんがおっしゃったようにヒョンビンさんは普段の姿とは異なる、アン・ジュングンに憑依した姿を見せてくれました。 そして実は私はリリー・フランキーさんの大ファンでほとんどの作品を観ています。現場でリリー・フランキーさんの演技を直接間近で見ることができたのは驚くべき素晴らしい経験になりました。『ハルビン』におけるリリー・フランキーさんを見た時、伊藤博文さん以上の存在感だと思いました。実物以上の表現をしてくださったことにこの場を借りて改めて御礼を伝えたいと思います。

この言葉を聞き、リリー・フランキーは「カムサムニダ」と韓国語で監督に感謝を伝えた。

この後マスコミ向け、そして来場者へのフォトセッション、さらに客席バックに登壇者との記念撮影が行われ、楽しかったイベントは終了した。

text & photo : Chizuru Otsuka


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1909年─祖国独立という使命を胸に命をかけて、中国・ハルビンへ向かった大韓義軍アン・ジュングン(安重根)と同志たち。『ハルビン』は、アジアを震撼させた歴史的事件を現代の視点から再解釈した極上のサスペンス・アクション・エンターテイメント。

 ヒョンビンがアン・ジュングン(安重根)を熱演、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、イ・ドンウク、そして特別出演のチョン・ウソンなど、韓国映画界の実力ある俳優たちが集結した。さらに伊藤博文役としてリリー・フランキーが出演を果たしている。韓国現代史を描くヒットメーカー、ウ・ミンホ監督と2023年韓国NO.1大ヒットを記録した『ソウルの春』制作スタッフがタッグを組み、ラトビア・モンゴルなど大規模な海外ロケーションを敢行して圧巻の映像世界を作り上げた。第49回トロント国際映画祭GALAプレゼンテーション部門でワールドプレミア上映され、5月に開催された韓国唯一の総合芸術賞である「第61回百想芸術大賞」(韓国のゴールデングローブ賞ともいわれる韓国映画・ドラマ界の最大級のアワード)では映画部門にて最優秀作品賞、大賞(ホン・ギョンピョ撮影監督)を受賞し2冠を達成した。

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<あらすじ>

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190910月、アン・ジュングン(安重根)と同志たちは伊藤博文を追ってある使命を果たすため中国・ハルビンへ向かった。そしてハルビン駅に銃声が鳴り響いた

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1908年、咸鏡北道(ハムギョンブクト)シナ山で、安重根(ヒョンビン)率いる大韓義軍は劣勢にもかかわらず勇敢に戦い、日本軍に勝利を収める。万国公法に従って戦争捕虜たちを解放すると主張するアン・ジュングンに対し、イ・チャンソプ(イ・ドンウク)は激しく反論。結局、自らの兵を率いてその場を去ってしまう。その後、逃した捕虜たちから情報を得た日本軍の急襲を受け、部下たちを失ってしまったアン・ジュングンは、なんとかロシア・クラスキノの隠れ家に帰り着く。しかし、彼を迎えた同志たちの視線は厳しかった。1909年10月、日本の政治家である伊藤博文(リリー・フランキー)が大連からハルビンに向かうとの情報を得たアン・ジュングン。祖国の独立を踏みにじる「年老いた狼」を抹殺することこそが、亡くなった同志たちのために自分ができることだと確信した彼は、ウ・ドクスン(パク・ジョンミン)、キム・サンヒョン(チョ・ウジン)とともに大連行きの列車に乗るが、日本軍に察知されてしまう―

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<作品概要>

製作:HIVE MEDIA CORP 『ソウルの春』

監督:ウ・ミンホ(『KCIA 南山の部長たち』『インサイダーズ/内部者たち』)

脚本:キム・キョンチャン、ウ・ミンホ

撮影:ホン・ギョンピョ『パラサイト 半地下の家族』『ベイビー・ブローカー』

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出演:

ヒョンビン「愛の不時着」『コンフィデンシャル:国際共助捜査』

パク・ジョンミン『密輸 1970』

チョ・ウジン『インサイダーズ/内部者たち』

チョン・ヨビン「ヴィンチェンツォ」

パク・フン『ソウルの春』

ユ・ジェミョン「梨泰院クラス」

イ・ドンウク「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」

リリー・フランキー『万引き家族』

チョン・ウソン(特別出演)『ソウルの春』

日本版予告編:https://youtu.be/RsY6kEAnqyM


2024年/韓国/114分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/映倫G/字幕翻訳:根本理恵

原題/하얼빈 HARBIN

韓国公開日 2024年12月24日

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提供:KADOKAWA Kプラス MOVIE WALKER PRESS KOREA

配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス 

7月4日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

公式サイト harbin-movie.jp 

公式X https://x.com/harbin_movie


権利表記

■タイトル:『ハルビン』

■公開表記:7月4日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

■配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス

■コピーライト:ⓒ 2024 CJ ENM Co., Ltd., HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED