
映画『サヨナラの引力』が2026年7月3日(金)全国公開となる。
本作は2018年に中国で公開され大ヒットした映画『僕らの先にある道』のリメイクで、舞台を北京からソウルに移し、キム・ドヨン監督(『82年生まれ、キム・ジヨン』)が心揺さぶる美しいシーンを重ね、新たな恋愛映画の傑作を誕生させた。
本作は、2025年の大晦日に韓国で公開され、公開2週目以降に口コミで順位を伸ばし、3週連続で週末興行ランキング1位を記録。観客動員260万人を突破し、恋愛映画の金字塔『私の頭の中の消しゴム』の韓国動員を上回る成績を収めた。「まるで二人と恋をし、別れを経験したかのよう──記憶を揺さぶる、完成度の高いロマンス」「ク・ギョファン×ムン・ガヨン、胸が締めつけられるほどリアルな恋愛」といった高評価が相次ぎ、多くの観客の共感を集め、ロングランヒットとなった。
―――――2008年の夏、大雨のソウル。
大学生のウノとジョンウォンは長距離バスの中で運命的に出会う。
ゲーム作家を夢見るウノ(ク・ギョファン)と、建築家に憧れるジョンウォン(ムン・ガヨン)。
夢と不安を抱えた都会の日々の中で支え合ううちに、二人はやがて恋に落ち、深く愛し合う。
しかし、若さゆえに抗えない現実の厳しさから、別れを選ぶ。
それから10年が経った2024年の夏、台風が接近中のベトナム・ホーチミン。二人はソウル行きの飛行機で偶然再会する。
あの頃の思い出を振り返る中で、ウノはずっと胸の奥にしまっていた問いをジョンウォンに投げかける。
「もしもあの時…」 ―――――

ウノとジョンウォン、二人の出会いと再会に雨はつきものだった。 まるでそれを再現するかのように、ジャパンプレミアが行われた6月3日(水)、東京は台風で大雨となった。しかし、会場であるTOHOシネマズ六本木スクリーン7はそんな台風をも吹き飛ばすような、ものすごい熱気に包まれていた。
https://youtu.be/Jv7gTakaBZs?si=K01uhAsl01mC5LyW
MCの呼び込みで姿を見せたク・ギョファンとキム・ドヨン監督は大きな拍手と歓声が聞こえてくる客席を嬉しそうに見渡した。
ク・ギョファン 「映画『サヨナラの引力』で主人公のウノ役を演じたク・ギョファンです。ここに入って来た瞬間、自分の家の近所の劇場に来たのかと思いました(笑)。このように熱烈に、そして温かく、溢れる程たくさんの愛情で迎えてくださり感謝の気持ちでいっぱいです。今日、映画『サヨナラの引力』を皆さんに紹介できることがとても嬉しく、光栄に思っています」
キム・ドヨン監督 「お目にかかれて嬉しいです。台風の中、来てくださり、本当にありがとうございます。感動しています。この映画は雨のシーンから始まるのですが、今日は状況が似ているなと思っていました。ウノとジョンウォンがすべてを解決できたように、皆さんの人生もこの劇場を訪れたことですべて解決されることを願っています。今日はムン・ガヨンさんが来ることができず本当に残念ですが、ガヨンさんの気持ちはここにあるということを皆さんにわかっていただけたら嬉しいです」


日本の皆さんに紹介できることになった今の気持ち
ク・ギョファン 「監督、ムン・ガヨンさん、制作陣の皆さんもそうですが、この映画を作っている時は『これは私たちのストーリー、私たちのものなんだ』という思いで作りましたが、ご覧になる皆さんのお話にもなると思います。映画が終わり、エンドクリップが流れる時、みなさんそれぞれがそれぞれのストーリーを描いて、一緒にこの映画を完成していただければと思います」

新鮮な組み合わせから韓国では「ムンクカップル」と呼ばれているク・ギョファン、ムン・ガヨンの二人をキャスティングした理由について
キム・ドヨン監督 「最初は制作会社からの提案でした。私自身、元々お二人のファンでもあったので、ご一緒できて嬉しかったです。 ク・ギョファンさんは自主映画時代から拝見していて、その後も『新感染半島 ファイナル・ステージ』ほかすべて観ていて、とても魅力的でありクリエイティブな、立派な俳優だと信じていました。ムン・ガヨンさんはドラマ『愛の理解』(原題)という作品を通して、本当に新鮮な印象を受け、この二人の組み合わせは絶対にいいはずだし、このような組み合わせは二度とないと思いキャスティングしました」

本作のオファーが来た時の気持ち、役作りでこだわった点
ク・ギョファン 「キム・ドヨン監督は素晴らしい演出家であり伝説的な俳優さんで、一緒に作業してみたいとずっと思っていました。監督からディレクションを受けることができる、大変に光栄で素晴らしい機会だと思いました。シナリオをもらった時はとても嬉しかったです。僕はムン・ガヨンさんの大ファンで、ムン・ガヨンさんとは必ず一度は共演したいと思っていました。監督、ガヨンさんという2つの奇跡が一気に起こり、何かが起こるだろうと思いましたが、ついにここまでくることができました。僕にとってはプレゼントのような作品です」
キム・ドヨン監督 「ちょっと訂正したいのですが…私は伝説的な女優ではありませんでした(笑)誤った情報が流れてはいけないと思い訂正させていただきました(笑)」
ク・ギョファン 「いえ、それは僕が決めることなんです(笑) 僕の俳優史の中では素敵な立派な伝説的な俳優さんです!!」
二人のやりとりから、ク・ギョファンとキム・ドヨン監督は心から信頼し合う、とても良い関係なことが伝わって来た。監督がSNSにUPしたイベント前日の日本で共に食事をしている写真からも感じられた。ファンたちは、台風のため二人が来日できるか心配していたが、その写真を見て来日済みだと確認でき、安堵することができた。監督は「みなさん、“イイネ”を押してくださいね」とチャーミングな笑顔を浮かべた。

ここでク・ギョファン、キム・ドヨン監督の来日をお祝いしたいと会場に駆けつけた 女優の前田敦子が登場し、客席からは驚きと喜びの歓声が沸き起こった。前田敦子は二人にそれぞれ大きな花束を渡し来日への感謝を伝えた。前田敦子は韓国カルチャーへの関心が高いことでも知られている。

前田敦子 「今日はすごく楽しみにしていました。本当に素晴らしい作品なので最後まで噛みしめてください。久しぶりに緊張しています!ク・ギョファンさんのたくさんの作品を拝見しているので、本当に嬉しいです。どの作品を観ても目を引く俳優さんだとずっと注目していました」
ク・ギョファン 「今の言葉って全部録画されてますよね???個人的に映像を僕に送ってください!!♡」
と前田敦子の発言がとても嬉しかった様子。

前田敦子 「キム・ドヨン監督の前作『82年生まれ、キム・ジヨン』は原作も読みましたが、すごく丁寧にその世界観が描かれていて、今回の作品に通じるものがあると思いました。とても細かい感情が映像に映し出されていて、質の高いものを見せていただいていると思っています。この作品のラストに出てくるバスのシーンは、いたたまれなくなりました。そこまで我慢していたものが一気に開放できたシーンだったと感じました」
と、かなり感情移入して作品を鑑賞したようだ。

映画の冒頭、ウノとジョンウォンが偶然久しぶりに会うシーンと似たような経験をした前田敦子。
前田敦子 「私は仕事からの帰り、相手の方はハネムーンの帰りで奥様と一緒で、同じ飛行機に乗っていたことがありました💦 お互い目を合わすこともありませんでしたが、すごく思い出深いです(笑)」
と、驚くような偶然と恋の思い出を語った。
作品に描かれたような経験をしたと語る前田敦子の言葉にキム・ドヨン監督はとても驚きながらも、今の話を作品化に向け考慮してキャスティングしたいと語った。

前田敦子 「皆さん、この作品を『あの時、ああしたらこうだったのかな?』とか、いろいろな自分と重ね合わせてご覧になると思います。二人が別れた先のお話で、最後の言葉で『もしあの時、もし引き留めていたらどうだったのかな』という言葉に尽きると思います」
と言いながら、蘇る思い出と作品のシーンを重ね合わせ、感極まった様子だった。

本作では二人のリアルな心情が細かく描かれているが、二人の世界観を作り上げていく上で気を付けたこと
ク・ギョファン 「監督は短いモンタージュの場合にも、カメラをずっと回しているんです。映画には映し出されていないのですが、二人のやりとりを結構長く続けていました。そのような過程を通し、同僚の俳優として、そしてジョンウォンとウノとしての関係を築き上げていくことができました。ジョンウォンに対する愛する思いやせつない気持ちなどが築かれていきました。そのような環境を作ってくださった制作陣の皆さんや監督のおかげで、二人の関係ができあがったと思います。そしてこの作品を通して、例えばムン・ガヨンさんが演じるジョンウォンの演技や表情を見て、私自身の感情も思い浮かべることができる、そういった不思議な経験をすることができました」
キム・ドヨン監督 「演出をしながら留意した点として、このキャラクターが現実に根付いたキャラクターになってほしいと思いました。そうしてこそ多くの方が実感、共感することができると思いました。演技のトーン、カメラアングル…すべて現実的に見えることに留意しました。『本当に普遍的な話こそ多くの人々の気持ちに響くことができる』という私の好きな言葉を胸に刻みながら撮影に臨みました」

最後にメッセージ
前田敦子 「自分の人生と重ね合わせ、忘れられない作品になるのは間違いなしだと思います。是非最後まで噛みしめて楽しんでください」
キム・ドヨン監督 「韓国でこの映画の舞台挨拶にまわっていた時、『真心を込めて撮ったこの作品が皆さんの心に届けば』とお話していましたが、日本にまで来ることができ、その想いや心が日本の皆さんにも届くことを願っています。心から感謝いたします。みなさんがこの映画を観て、少しでも何かを思い出すようなシーンがあればいいなと思っています」
ク・ギョファン 「この作品では僕がウノを、ムン・ガヨンさんがジョンウォンを演じましたが、皆さんがこの映画をご覧になったあとはみなさん自身がウノやジョンウォンになると思います。皆さん、このストーリーを持って行ってください。このストーリーを皆さんに差し上げます。皆さんと私たちはこの映画の共同の主人公です」

このあと行われた来場者向けのフォトタイムでは、ハートを作ったり投げKISSをしたりと、大サービスのク・ギョファン。日本のファンに温かく迎えてもらったことがとても嬉しく、それに対し少しでもお返ししたいという気持ちを感じた。降壇時も、剛速球でハートを投げるなど茶目っ気たっぷりだった。
キム・ドヨン監督は、終始にこにこ優しい表情だった。 キム・ドヨン監督の元での撮影はとても温かく穏やかな空気が流れていたことが伝わって来た。

俳優としてキム・ドヨン監督やク・ギョファンに尋ねたいこと、学びたいことがたくさんある様子だった前田敦子。
いつかこの3人のタッグでの作品も見てみたいと思うほど、とても良い雰囲気のジャパンプレミアだった。

text & photo : Chizuru Otsuka
映画『サヨナラの引力』






■ク・ギョファン&ムン・ガヨン、キム・ドヨン監督からのメッセージ動画が到着
日本公開記念メッセージ動画YouTubeリンク https://youtu.be/pxqKbrfKyGw
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■STORY

2008年の夏、ソウル。大学生のウノとジョンウォンは長距離バスの中で運命的に出会う。
ゲーム作家を夢見るウノと、建築家に憧れるジョンウォン。
夢と不安を抱えた都会の日々の中で支え合ううちに、二人はやがて恋に落ち、深く愛し合う。
しかし、若さゆえに抗えない現実の厳しさから、別れを選ぶ――。
それから10年が経った2024年の夏、二人はソウル行きの飛行機で偶然再会する。
あの頃の思い出を振り返る中で、ウノはずっと胸の奥にしまっていた問いをジョンウォンに投げかける。「もしもあの時…」。
監督:キム・ドヨン『82年生まれ、キム・ジヨン』
出演:
ク・ギョファン『脱走』『キル・ボクスン』「寄生獣 ーザ・グレイー」
ムン・ガヨン「瑞草洞<ソチョドン>」「女神降臨」
2025年/韓国/韓国語・英語/115分/ユニビジウム/5.1ch/カラー・モノクロ/原題:만약에 우리/英題:ONCE WE WERE US/字幕翻訳:福留友子
提供:KDDI 配給:日活/KDDI
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公式 X / Instagram:sayonara_eiga
<権利表記>
■タイトル:『サヨナラの引⼒』
■配給:⽇活/KDDI
■公開表記:7⽉3⽇(⾦)よりTOHOシネマズ ⽇⽐⾕ほか全国公開
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