2024 年10 月に初演が行われたミュージカル「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~2026」が2026 年8 月に東京、9月に大阪にて待望の再演となる。
「本がないなら、歌って踊って、つくればいいんだ!!」
本を愛するすべてのファンに捧げる、異世界ビブリア・ファンタジー・ミュージカルが、新たなキャストを迎えて幕を開ける。
原作は、香月美夜による『このライトノベルがすごい!2023』(宝島社刊)単行本・ノベルズ部門第1位となり殿堂入り、第56 回星雲賞「日本長編部門(小説)」を受賞した同名小説。作品シリーズ累計1300万部(電子書籍を含む)を突破し、コミカライズやアニメ化、そしてミュージカル化などさまざまなメディアミックスで注目を集めた。
現在、「ハンネローレの貴族院五年生」原作小説2巻・ドラマCD 第2弾、TO ジュニア文庫より「第三部 領主の養女」7 巻が絶賛発売中、コミックスの各シリーズ(第三部、第四部、第五部、ハンネローレの貴族院五年生、フェルディナンドの館にて)が好評連載中となっている。
また、2026 年4 月4 日から読売テレビ・日本テレビ系全国ネット(土曜夕方5時30 分枠)にてTV アニメ放送開始!(※一部地域を除く) また、TOKYOMX でも2026 年4 月6 日月曜夜9 時25 分から放送を開始した。(※放送日時は予告なく変更となる場合あり)
小説やコミックスは英語やフランス語、中国語に翻訳されるなど海外でも高い支持を誇っている。
今回の上演は一部Wキャスト制を採用し、A・Bの2チームで異なる魅力で展開される。
マイン役は池村碧彩・西山瑞桜、ルッツ役は見﨑歩誠・下永龍正、トゥーリ役は松井友梨花・大井希心、フリーダ役は森葵・橋本杏菜がそれぞれWキャストで演じる。
ギュンター役・君沢ユウキ、エーファ役・早見紗英、ベンノ役・鈴木祐大、マルク役・古幡亮(WATWING)、そしてオットー役に林翔太、神官⾧フェルディナンド役・中山優貴が子役たちに寄り添い、物語を盛り上げる。
さらに内海光司が 神殿⾧ベーゼヴァンスとギルド長グスタフ役の二役に挑むのも大きな見どころとなっている。
東京公演初日となる2026年8月22日、初演前に「ゲネプロ取材会」が開かれ、囲み取材、フォトセッション、そしてゲネプロの公開が実施された。

【囲み取材】
囲み取材に登壇したのは Wキャストにてマイン役を演じる池村碧彩・西山瑞桜、さらに 鈴木祐大、林翔太、中山優貴、内海光司 の6名。内海光司は神殿長ベーゼヴァンス役とギルド長グスタフ役の二役を演じるが囲み取材には神殿長の長老姿で臨んだ。

ゲネプロおよび初日を控えての今の気持ち
池村碧彩 :今日は初日で、これから毎日いろんな方が観に来てくれるので、私たちのニコニコでみなさんのこともニコニコにできるよう、頑張ります。
西山瑞桜 :初めて私のマインを見せるので、少し緊張しているけれど緊張以上にワクワクしています!

鈴木祐大 :僕は今回からの参加となりますが、初演から観てくださっている方にも、今回の再演で初めて観るというお客様にも楽しんでいただいて、本好きの世界観にしっかり巻き込んでいけたらと思っています。

林翔太 :暑い中、みんなでたくさん稽古をして来て、今日ようやく初日を迎え嬉しい気持ちもあるんですが、始まったということは千秋楽までのカウントダウンも始まるということなので、ちょっと寂しさもあります。でもようやく皆さんにお届けできるので、みんなでニコニコで、頑張りたいと思います!

中山優貴 :今回はAチーム、Bチームとあって、AにはAの良さ、BにはBの良さがあるので、是非両方とも観ていただきたいと思います。この夏、カンパニーみんなで駆け抜けてきました。本好きの世界を皆様にお届けできたらと思います。ぜひ応援していただけたら嬉しいです。

内海光司 :僕は巫女見習いと妖精の2役を~~(※と、ボケでみんなを和ませる)ギルド長と神殿長の2役をやらせていただきます。あ、今の恰好は神殿長です。決して「おじいさん役」とか書かないでくださいね(笑)。稽古に入る前、プロデューサーの方から言われましたよ…普通なら「ミュージカルなので歌を覚えてきてください」とか、「セリフ覚えてきてください」とか「踊りをしっかり練習してください」とかあるじゃないですか。でも僕の場合は「本番までにしっかり太ってきてください」で(笑)。でも努力の甲斐あって30キロぐらい太りました(笑)」
と、ジョークを連発して場を和ませてくれるさすがの内海光司。

今回、再演となるが、初演公演も出演した池村碧彩に、自分の中で前回よりレベルアップしたと思えるところ
池村碧彩 :前回はまだ小さかったので、心の中の言葉とかマインちゃんのセリフは結構大人っぽくてよくわからないところが少しあったんですけれど、今回はマインちゃんの気持ち1つ1つを考えられるようになったところがレペルアップできたかなって思います。
同じマイン役をWキャストで演じる西山瑞桜は今回が初参加。 前回も参加した池村碧彩から教えてもらったこと
西山瑞桜 :森のシーンで、あーちゃん(池村碧彩)が「ここはこうするんだよ」と教えてくれたり、難しいところとかもいっぱい教えてくれて助かりました。
再演となるが今作で特に注目してほしいポイントやお気に入りのシーン
林翔太:(※内海光司に)30キロ太ったってこととか??(※と、先ほどの内海光司のジョークをじょうずに拾って和ませる)
内海光司 :本好きっていうのが1つのキーワードなんですが、今僕が持っているのは今回の販売のグッズの本で、「TOブックスオンライン」でも発売中です(笑) 。 あとは、それぞれのキャラクターでいろいろな人生が描かれている、いろんなドラマがあり、見どころはたくさんです。
林翔太 :すごくいい家族だなって思います♡ そういうところもぜひ!
池村碧彩 :あと… 「神に祈りを」っていうシーンも!
内海光司 :そうそう!神に祈って感謝するポーズが出てくるんです。そこも注目です。

今回、子役たちがたくさん出演しているが、稽古場での雰囲気は?
内海光司 :座長のお二人(池村碧彩、西山瑞桜)が、お稽古初日からもう完璧で、我々、どうしようかと思いました(笑)。僕たちもしっかりしなきゃいけないって焦りました💦 みんなちっちゃいのに、どこにこんなエネルギーとパワーがあるのかなって思いました。それも毎日…。(ここで茶目っ気たっぷりに、池村と西山は持っていたマイクを、インタビューのように内海に向ける)あと、まだいろいろあるね(笑)。 元気をみんなからもらっているのか、元気を吸い取られているのか(笑)、よくわからない、楽しい稽古場でした(笑)。

鈴木祐大 :やはり子役たちの勢いがすごくて。大人たちはセリフを覚えることへのプレッシャーを感じたというか、「あ、これ大人頑張んないとダメだよね」みたいなものを感じましたね(;・∀・)

本作は本への情熱や下克上がテーマになっているが、各々「最近これのためなら手段を選ばない」というくらい夢中になっているものは?
池村碧彩 :空手です。(※この言葉に大人キャストたちはびっくり)今は茶帯なんですけれど、もうそろそろ黒帯の審査があるので、そこに向かって頑張っています。
キャストたちから 「型 をやって見せて」 「マインが空手~~??」などの声があがると、習ったたくさんの型の中からどれを披露しようか真剣に迷う池村碧彩。「型をやると2分くらいあって長いんです~」と選びきれない池村に内海は「ちょっと派手めなものを♡」とリクエスト。 池村碧彩はちょっぴり照れながら見事な型を披露して、共演者たちを驚かせた。

西山瑞桜 :お稽古から帰った後に、昨日のお稽古や今日のお稽古の動画を見ると「ここは自分がやろうと思っていた会話の感じとは違っている」とかわかるし、逆に「ここ面白いな」「ここ好きだな」とか、いろいろ考えたり気づくこともあります。お稽古の動画は見ているだけで楽しいから時間がたくさんあったらその時間中ずっと見ていられます。
と、本当に小さいながらも大人のようなしっかりした考えと発言にみんなびっくりしていた。
最後に公演を観に来てくださる方へメッセージ
池村碧彩 :今日、そしてこれからの公演を観に来てくれる方、今までずっとお稽古で楽しい演技とか悲しい演技とか、1つ1つ頑張ってきたので、そういうところを観てもらえたらと思います。
西山瑞桜 :みんなでとても素敵な公演を作るので、ぜひ観に来てください。そしてマインは何度失敗しても本を作ることを諦めない、本への情熱とか頑張りがあるので、マインの本作りを応援してくれたら嬉しいです。
【ゲネプロレポート】

このあとのゲネプロはBチームで行われた。



途中、休憩をはさみ、約3時間の公演だったが、最初から最後まで愛に溢れ、そしてエネルギッシュなステージだった。この日マインを演じた西山瑞桜は本当に幼いながらも約3時間の公演中、ほぼ出ずっぱりにもかかわらず、膨大な量のセリフを間違えたり、歌唱の際に音程をはずすことも一切なく、透明感のあるきれいな声でマインの気持ちを丁寧に伝えてくれた。


死ぬ前は本が大好きだったのに、病弱なマインのからだで転生したもののマインは平民の家庭の子供。大好きな本は高貴な人たちにしか手にとることができないことへの悲しみ、そして気持ち新たに「ないならば作ればいい!」と本の材料から作り出す前向きな心。そんな気持ちの変化をいきいきとした表情とハキハキとした発声で見事に表現していた。





マインを支えるルッツ少年、病弱なマインを、からだをはってでも守ろうとする父親、優しく包み込む母親や姉。商売の利益目的からいつしかマインのひたむきさに心動かされ、協力していく商人たち。その商人たちを束ねるちょっとがめついが可愛い孫娘にはメロメロのギルド長、淡々とした表情を浮かべながらもしっかりと状況を見極める才ある神官長、キュートなポーズで祈りを捧げる神殿長….。 この物語にはさまざまな立場の人物が登場するが、どの人たちも生きるために一生懸命。そして大小個人差はあるがみんな優しさや愛を持っている。観劇しながら、いつのまにか一緒になって「頑張れ、頑張れ」と応援してしまう。そして元気をもらって、いい気分で帰路につくことができる。







原作のキャラクターをこわさないようにしながらも、それぞれの個性を織り交ぜ、各キャストなりの人物像を作り上げている。みな安心して観ていられる演技と歌声で魅了してくれる。





公演は 8月30日(日)まで 品川プリンスホテル ステラボール(東京)
9月19日(土)~9月20日(日)には COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪) にて上演される。
原作そしてキャストのファンいずれも楽しめるオリジナルグッズも準備されているので是非そちらも楽しみにしてほしい。
text & photo : Chizuru Otsuka
本作では、マインが直面する数々の試練や、家族・仲間との絆を、ミュージカル界の第一線で活躍するクリエイター陣による情緒豊かな楽曲で描き出す。圧倒的な歌声とファンタジーの世界観が融合する、唯一無二の観劇体験を味わうことができる。
現代の女子大生が、ある日 【本】が極めて高価な異世界に暮らす病弱な少女・マインとして転生。ゼロから本作りを目指す奮闘記が、西瓜すいかによる脚本・作詞、野元準也の演出、そして中前”Timo”智彦の音楽でドラマチックに描かれる。
<あらすじ>
本がないなら、歌って踊って、つくればいいんだ!!
本が大好きな女子大生・本須麗乃は本に埋もれて亡くなり、気がつくと別の世界で、病弱な少女【マイン】として転生していた。
そこは、魔力を持つ貴族が支配し、厳しい身分制度が存在する異世界の街・エーレンフェスト。
本があれば、どんな環境でも耐えられると思っていたけれど…… 部屋中どこを探しても本がない!
転生した世界は識字率が低く、本がとても高価な世界だった。
街でやっと見つけた本も、貴族のための高級品。平民であるマインには一生手が届かないーー。
それでも、本は「ある」!
『本がないなら作ればいい!』
マインはたった一人で、本をゼロから作ろうと奮闘する。
マインの家族、【ギュンター】【エーファ】【トゥーリ】そして、近所の男の子【ルッツ】は、『本を作りたい!』というマインの強い意志に巻き込まれてゆく。
マインとルッツは、マインの父ギュンターの職場で出会った【オットー】から、商人である【ベンノ】を紹介してもらう。
ベンノとルッツの力を借りて、本作りに取り組むマイン。
そんな中ーーマインは倒れた。生まれつきの、治らない病。『身食いの熱』によって……。
生きるためにあがき、「本を読める暮らし」にたどり着け!
<公演概要>

タイトル:ミュージカル「本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選びません〜2026」
原作:香月美夜「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません〜」(TOブックス刊)
脚本・歌詞:西瓜すいか
演出:野元準也
音楽:中前”Tomo”智彦
振り付け・ステージング:松本稽古
キャスト:
マイン 役:池村碧彩/西山瑞桜
ルッツ(マインの幼なじみの男の子) 役:見﨑歩誠/下永龍正
トゥーリ (マインの姉)役:松井友梨花/大井希心
フリーダ (ギルド長の孫娘)役:森葵/橋本杏菜
ギュンター(マインの父) 役:君沢ユウキ
エーファ (マインの母)役:早見紗英
ベンノ (商人)役:鈴木祐大
マルク (ベンノの右腕)役:古幡亮(WATWING)
オットー(ギュンターの部下で元商人) 役:林翔太
神官⾧フェルディナンド 役:中山優貴
神殿⾧ベーゼヴァンス/ギルド長グスタフ 役:内海光司
アンサンブル:
鶴岡政希/篠尾佳介/依光希空/増田幸太
蒼生みなみ/稲田有梨/春乃ひめか/小野伯月
酒井碧葉/一條椎名/大谷美心/櫻井さえ
アッカヤ陽仁/光りな/藤井陽葵/十川楓
アンダースタディ:及川絢仁
声の出演(本須麗乃/マインの心の声):井口裕香
日程・会場
【東京公演】2026年8月22日(土)~8月30日(日)・品川プリンスホテル ステラボール
【大阪公演】2026年9月19日(土)~9月20日(日)・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
チケット:税込・全席指定
S席:14,300円/A席:9,900円/親子ペア席(※東京公演のみ):15,400円
U-18限定S席:11,000円/U-18限定A席:6,600円
お問い合わせ先:
・チケットに関するお問い合わせ スタイルオフィス stage.contact55@gmail.com
・公演に関するお問い合わせ
TO ブックス お問い合わせフォーム https://www.tobooks.jp/contact.html
公式サイト:https://www.tobooks.jp/booklove-musical2026/
コピーライト:Illustrated by You Shiina ©2026 Miya Kazuki / TO Books.