【韓ペンオリジナルレポ】 ～「&AUDITION」番組＆会見をオリジナル写真と共にお届け！～
オーディション番組「&AUDITION – The Howling -」のファイナルラウンド（最終回）が9月3日、東京ガーデンシアターで開催され、最終デビューメンバー9人が決定した。先にデビューが確定していたK、NICHOLAS、EJ、TAKIと、練習生11人の中から選ばれたFUMA、YUMA、JO、HARUA、MAKIが、新ボーイズグループ「&TEAM（エンティーム）」として12月7日にデビューすることが発表された。
BTS、TOMORROW X TOGETHERを輩出したHYBEの日本本社傘下のHYBE LABELS JAPANによるグローバルデビュープロジェクト番組「&AUDITION ‐The Howling-」。今年7月から放送・配信が開始し、デビューを目指す15人の絆や切磋琢磨を描いてきた本番組。最終回は約5,000人のファンや、練習生たちの家族らが見守る中、世界同時生中継（一部地域を除く）で放送・配信された。
20年放送のサバイバル式オーディション番組「I-LAND」出身のK、NICHOLAS、EJ、TAKIの4人はすでに「デビュー組」としてデビューが確定。
残るデビュー枠はあと5つ。ファイナルラウンドでは、11人の練習生がそのチャンスをつかむために最後の審査に挑んだ。
審査員には、1ラウンドから練習生を見守ってきたプロデューサーのPdogg、ソン・ソンドゥク、Soma Genda、井上さくらに加えて、ジャスティン・ビーバーなどのマネージメントで知られるScooter Braun、アーティストとしても活躍するZICO、安室奈美恵の「Hero」の制作などで知られる今井了介という、そうそうたるプロがスペシャルプロデューサーとして審査に加わった。
「I-LAND」に参加し、Kら4人と苦労を分かち合ったENHYPENも応援のために来日。さらにBTSのリーダーRMも、HYBEのパン・シヒョク議長と共に客席にサプライズで登場！ 2人はステージに拍手やエールを送りながら、熱い眼差しで選考を見守った。
運命が決まる瞬間を前に、会場中に緊張感と高揚感が充満するなか、16時にファイナルラウンドが開始。15人が揃って登場したオープニングに続き、披露されたのが2チームに分かれてのオリジナル曲のパフォーマンス。1曲目はデビュー組とGAKU、YEJUN、HARUA、HAYATE、HIKARUの計9人による「Melody」。明るくポップな楽曲に合わせて弾けるようなダンスを見せ、さわやかな魅力を会場中に届けた。
2曲目「Running with the pack」は、デビュー組とFUMA、JO、JUNWON、MAKI、MINHYUNG、YUMAの計10人でパフォーマンス。黒のシックな衣装に身を包み、激しいダンスと共にパワーあふれるボーカルとラップを響かせ、強い印象を残した。
そして最後に全員で披露されたのが、番組シグナルソング「The Final Countdown」。15人で披露する本当に最後のパフォーマンスとあり、ひとつひとつの声、しぐさ、表情に感情をこめてパフォーマンスするメンバーたち。息がピタリと合った群舞には、このプロジェクトを通じて培った15人の絆や友情が表れていて、思わず胸がジーン。足の痛みのため椅子に座ってのパフォーマンスとなったJUNWONに、曲のラストパートで14人が寄り添う演出もあり、感動のエンディングとなった。
全てのパフォーマンスを終え、いよいよ結果発表。プロデューサー評価、視聴者による事前グローバル投票、生放送中のグローバル投票により、1位はJO、2位HARUA、3位MAKI、4位YUMA、5位FUMAという結果になり、この5人がK、NICHOLAS、EJ、TAKIと共に「＆TEAM」としてデビューすることが決まった。
パン・シヒョク議長はVTRを通じて「世界に感動を与えるグループになってほしい。自分も精いっぱいサポートする」と新グループに期待を寄せた。
60分の生放送終了後、デビューが決まった9人のほか、残念ながらデビューを逃した6人、プロデューサー陣、ENHYPENがステージに登壇。ファイナルラウンドを終えた心境を、それぞれ語った。
まずは惜しくもデビューを逃した6人から。
GAKU（最終結果6位）
「今回は残念な形で終わってしまいますが、必ずまた良いかたちで皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」
HIKARU（最終結果7位）
「（涙を流しながら）最後まで応援ありがとうございました。悔いが残らないように頑張ったので、また次に頑張ったことを活かせると思います。今後も応援よろしくお願いします」
JUNWON（最終結果8位）
「（涙を浮かべながら）「&AUDITION」はここで終わりましたが、僕たち6人は諦めないで最後まで進みます。忘れられない記憶を作ってくださり、ありがとうございました」
HAYATE（最終結果9位）
「こんなところに立てて、すごく良い良い経験でした。（デビューが決まった9人を見ながら）みんなのLINEグループに毎朝、顔写真とか送ろうかなって思ってるから無視とかやめてね（笑）。応援してくれた皆さんとメンバー、ありがとうございました！」
YEJUN（最終結果10位）
「（やり切ったという表情で）これまで、すばらしい仲間たちと一緒に過ごすことができ、本当に幸せでした。デビューしたお兄さん達、本当におめでとうございます。僕もまたこれから努力して皆さんにお会いできたらと思います」
MINHYUNG（最終結果11位）
「これからも一生懸命頑張って、次のデビューを目指してまたたくさん努力していきます。今まで一緒に頑張ってきてくれたメンバーのみんなにも、感謝の言葉を伝えたいです」
ファイナルラウンドでデビューを掴んだ5人も、それぞれ感謝と意気込みを伝えた。
JO（最終結果1位）
「最初から応援してくれたお母さん、お兄ちゃんに感謝しています。プロデューサーの方々や、14人のメンバー、ファンの皆さんも本当にありがとうございます。グローバルアーティストとしての最初の第1歩を踏むことができました。これからみんなで切磋琢磨し、すごいところに行けるよう頑張ります」
HARUA（最終結果2位）
「1人で海外に行き、夢に向かってひたすら毎日練習した日々を、頑張ってきて良かったと思えました。僕たちは『&AUDITION』を通して、1人でできないことも、みんなで力を合わせて頑張ることを学びました。目標に向かって互いに切磋琢磨し、支え合いながら進んでいけるグループになれたらと思います」
MAKI（最終結果3位）
「ファンの皆様、このオーディションに参加した全ての方、（&AUDITIONの）メンバーの皆さん、支えてくれた家族に本当に感謝したいです。僕は『I-LAND』を観てこのオーディションを受けようと思い、影響を受けたので、自分も他の人に影響を与えられるようなアーティストになりたいと思います」
YUMA（最終結果4位）
「大好きな音楽やダンスを通して、いろいろな世界観を（表現し）、協力してやってきたものをなかったことにしないように、これからもたくさんの思い出を作りたいです。たくさんの思いを、音楽を通して皆さんに伝えることができればと思います」
FUMA（最終結果5位）
「まずはママ、本当に今までありがとうございました。ファンの方々、スタッフの方々、プロデューサーの方々、本当にありがとうございました。今日が一番幸せな日です。昔からずっと好きなアーティストを目指してここまで頑張ってきました。これからは『&TEAMみたいになりたい』と言ってもらえるようなアーティストになりたいです」
「I-LAND」を終えた後、韓国で厳しいレッスンを積みながら約2年という長い時間を耐えたデビュー組の4人も、喜びをかみしめるように感謝を伝えた。
K
「これまで支えてくれた家族に…（涙をこらえる）感謝を伝えたいのと、長い間待ってくださったファンの方々にいま一度感謝を伝えたいです。僕たち9人は未熟ですが、誰よりも音楽とファンの方々に真摯なグループになりたいなと思います。丁寧に努力を重ねて、必ずいつか世界の舞台で活躍できるよう頑張ります」
NICHOLAS
「（家族へ中国語でメッセージを伝えてから日本語で）もっともっと頑張って、いい姿を家族、ファンの皆さんにも見せたいです。皆さんが9人のパフォーマンスや曲を見て、いいエネルギーを受け取ってもらえたらいいなと思います。頑張ります」
EJ
「たくさん緊張していましたが、家族、ファンの皆さん、友達の顔を見たら緊張が解けました。今までファンの皆さんがしてくださった応援に、&TEAMとしてかっこいい姿で恩返ししたいと思います。いろんな方々にいい影響を与えるアーティストになりたいです」
TAKI
「昔から支えてくれたお母さん、応援してくださったファンの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。9人で家族のような関係を築けたらうれしいです。いつでも信じ合って、何事もこの9人で乗り越えられたらと思います。音楽で笑顔を与えることが目標なのでもっと頑張ります」
ゲスト席から身を乗り出すようにして真摯にファイナルラウンドを見守ったENHYPENのメンバーからも、お祝いの言葉が送られた。
JAY
「一緒に練習してきたお兄さん、仲間たちですので、新しいストーリーが作られる瞬間を見ることができ、とても感慨深い気持ちになりました。（流用な日本語で）いつも応援してくださるファンのために、そして家族のためにお互い頑張りましょう。これからも応援しています」
NI-KI
「デビューおめでとうございます。本当に今日のステージはカッコよかったですし、これからの活動にも本当に期待しています、ファイティン！」
SUNOO
「今日のステージとってもカッコよかったです。デビューされるみなさん、本当におめでとうございます。これからもステキな姿を見せてくださいね。お疲れ様でした」
HEESEUNG
「今日直接拝見しながら、僕も（サバイバル）番組の経験があったせいか感情移入しましたし、感動しました。これからも素敵な音楽を創っていって、たくさんコミュニケーションをとっていってほしいです」
SUNGHOON
「『I-LAND』で一緒にやってきたKお兄さん、EJ、NICHOLAS、TAKIとひさしぶりに会えてうれしかったです。僕らも2年前にこういう雰囲気の中でデビューし、その時どんな思いだったのか改めて気付かされたような気がします。これからは共に頑張っていけたらうれしいです」
JUNGWON
「僕らもサバイバル番組を通じてデビューしたので、プロセスが心理的、身体的にどれだけ大変なことだったかわかります。まずはおつかれさまでしたと伝えたいです。今後たくさん会う機会があると思います、僕らは同じレーベルですので。ぜひ、よい音楽をたくさん作っていってもらいたいです」
JAKE
「今日のステージは本当にカッコよかったです。僕らももっと頑張らなければと思いました。今後の活動をこれからも応援しています。（日本語で）いつも頑張ってください」
ENHYPENがステージからはける際には、＆TEAMの9人とハグや熱い握手を交わしてお別れ。「I-LAND」でデビューをつかんだENHYPENの7人と、逃したK、NICHOLAS、EJ、TAKIが、再び同じステージを共にしている光景は、感動モーメントそのもの。カメラを忘れたかのように、素の表情になって再会を喜び合う光景に、会場は最高の感動ムードに包まれた。
インタビューを終えた＆TEAMのメンバーが最後にステージからはけると、舞台袖からは「ワ～！」「やったー!!」と歓喜の叫び声が。「肩を組んで回っています」と司会から解説が入ると、客席からはあたたかい笑い声が。高揚感いっぱいの中、最終オーディションは終了した。
【記者会見】
この後、会場を移して催されたのが&TEAMのフォトセッションと記者会見。ひとりずつ壇上に登ってのソロカット撮影では、報道陣のカメラに向かってポーズを決めるメンバーに対し、横で待機中のメンバーが「カッコいい！」「かわいい～」と声をかけ、和気あいあいとしたムード。また、フォトセッションにはプロデューサー陣やパン・シヒョク議長、そしてENHYPENも登場。
先ほどのステージ上での交流は短すぎるとばかり、フォトセッションを終えたENHYPENのメンバーは横で待機していた＆TEAMメンバーの元へ。一人ひとりと握手を交わし、言葉を掛け合った。印象的だったのがKの姿。ファイナルラウンドのオープニングで見せた舌を出しながらのおちゃめなピースポーズをSUNGHOON、JAKEにからかわれ、「やめろよ～（笑）」といった表情で照れる場面も。HEESEUNGとも熱いハグを交わし、よき関係性がうかがえた。
会見では、番組司会を務めた日本テレビの辻岡義堂アナウンサーに加え、関連番組「&AUDITION – LIVE -」の司会をしていた俳優の木村昴も登場。
「今この気持ちを誰に伝えたいか？」という質問に、JOは「この夢を追いかけると決めてからずっと応援してくれた、お母さんとお兄ちゃんにたくさん感謝をつたえたいです」と回答。
YUMAは「ファンの皆さんと家族と友達です。オーディションの過程で、不安だったり気持ち的に余裕がなかった中で、ファンの皆さんが投票とかいろんなことに協力してくれて、感謝してもしきれないくらいです」とコメント。
韓国での練習生生活など下積みをへてデビューをつかんだFUMAは、「十何年もこの夢を応援し続けてくれ、ずっと横に居てくれた家族に早く感謝を伝えたい」と、それぞれ恩人への思いを語った。
「これまでを振り返るとどんな気持ちに？」という質問にKは、「半年くらいでしたが、みんなとは1年くらい一緒にいたような感覚。24時間ともに過ごすのは簡単ではありませんでしたがかけがえのない時間でした。今ここにいない6人の練習生も次の夢に向かって頑張っていくと思うし、それに負けないよう僕らも頑張りたいです」とエール。
NICHOLASも「15人で一緒に練習したり、いろいろなことをやってきたので、（今回は惜しくも選ばれなかった）6人にもまた会いましょう、と言いたい」と伝えた。
「ファイナルラウンドの感想は？」と聞かれたHARUAは、「この日のために全員で練習してきたので、すごくあっという間に感じました。今日はこの15人が世界で一番輝いた日なんじゃないかなと思います」と自信を見せた。
MAKIは「長く練習してきて、9月3日が来ないんじゃないかと思うくらいでした。本番前は緊張していたんですけど、最後は緊張から吹っ切れた気がして楽しかったです」と笑顔。
「5人がデビューメンバーに決まったときの感想は？」と聞かれたEJは、「すてきなメンバーたちとチームになれてうれしいと思いました。どんな幸せな時間を過ごせるのか、楽しみにしています」と回答。
TAKIは「15人が普通だと思っていたのですが、メンバーが決まり、この9人でいくんだと実感。これから先のことが見えました」と語った。
「どんなグループになりたいか？」との質問に、メンバーたちは「家族のようなチーム」「たくさんの人に影響を与えられるアーティスト」「後輩から憧れられるようなグループ」「幸せをあげられるグループ」という風に具体的かつクリアな目標を次々と発言。Kは「音楽とファンの皆さんに真摯なチームになりたいです。もっと野望を言うならば、BTSさんが韓国から世界に行ったように、僕らも日本から世界に行き、ビルボード、そしてその先に行けるよう頑張りたい」と決意を語った。
最後にはデビュー日がサプライズ発表され、12月7日であることが公表されると、メンバーは跳ねるようにしてワッと大喜び。Kが代表して「12月7日を最高の日にできるように、今日から一生懸命、死ぬ気で頑張っていきます」と改めて覚悟を述べて会見は終了した。
9月5日には＆TEAMの公式サイトがオープン。CD購入者の中から抽選で1万人を招待する、デビュー記念ショーケースイベントを12月8日に東京体育館で開催することも決定した。
&TEAMの名前には、多様な9人が&でつながり、人と人、人と世界を結び付け、ファンとつながり、ファンとファンもつながる――。「運命共同体」となってより良い自分へと成長するために、個々のエネルギーを集結させて自身の限界を超え続けていく、というコンセプトが込められているという。新しい概念を持つ日本発のグローバルボーイズグループの誕生に、世界から注目が集まるのは間違いなさそうだ。
text : Mika Shinmori
photo : Chizuru Otsuka
※ライブパフォーマンス写真4枚⇒ オフィシャル提供（©HYBE LABELS JAPAN）
【「&AUDITION ‐ The Howling – FINAL ROUND」 概要】
実施日： 9月3⽇（土）
会場： 東京ガーデンシアター
登壇者： 「&AUDITION – The Howling -」 参加者15名
● デビュー組 4名：K、NICHOLAS、EJ、TAKI
● 練習⽣11名：FUMA、HAYATE、JUNWON、YUMA、
GAKU、JO、HIKARU、HARUA、MAKI、MINHYUNG、YEJUN
● プロデューサー：Scooter Braun(HYBE America CEO / SB Projects 創設者)、ZICO(アーティスト / プロデューサー) 、今井 了介(スペシャルプロデューサー) 、Pdogg(メンター)、ソン・ソンドゥク (メンター) 、Soma Genda(プロデューサー・サウンドディレクター) 、井上 さくら (パフォーマンスディレクター)
スペシャルゲスト：ENHYPEN
【『&AUDITION ‐ The Howling – FINAL ROUND』生中継 概要】
番組公式サイト https://www.hulu.jp/andaudition-the-howling
&TEAM
◆グループ名 &TEAM（読み：エンティーム）
◆デビューメンバー
K、FUMA、NICHOLAS、EJ、YUMA、JO、HARUA、TAKI、MAKI
◆デビュー日
2022年12月7日
（デビューシングルは9月4日(日)11:00予約開始）
＜公式サイト＞
HP：https://andteam-official.jp
Twitter：https://twitter.com/andTEAMofficial
Twitter(Member)：https://twitter.com/andTEAM_members