いけばなと朗読劇を融合させた新たなステージ「花語り 源氏物語~いにしえの恋、散リ咲ク花~」が2026年7月10日(金)より東京・草月ホールにて上演されます。初日前日となる9日(木)には、ゲネプロ取材会が行われ、鮎川太陽、綾凰華、和合真一、内田秀、高井千帆、星守紗凪、瀬戸かずや、内海光司が登壇し、公演に向けた意気込みを語りました。
(※追加写真は 到着次第、掲載予定)

本公演は、平安時代の貴族社会の愛憎と無常を描いた不朽の名作『源氏物語』を、朗読劇としてお届けします。人を愛し、愛されることの喜びと苦しみ。栄華に酔いしれながらも、やがては無常の風に散る人生のはかなさなどを描いた『源氏物語』の普遍的な魅力を、本作では増野光晴氏によるいけばな監修のもと、「いけばな」とともに描き出します。
光源氏を演じる鮎川は、「今までにない新たな舞台になるのではないかなと思っています。いろいろなところで活躍されている皆さまが一堂に会して、1000年の物語を綴るということは本当にすごいことだと思います。観て楽しい、聞いて楽しい作品になりますので、楽しみにしていただけたら」と挨拶。
桐壺の更衣と藤壺を演じる綾は「1000年語り継がれている物語のエネルギーをひしひしと感じています。人の心を離さない、この作品の魅力に触れることができてとてもうれしいです。この作品を味わっていただける要素がお衣裳にも舞台上にもたくさんあるので、視覚的にも耳で聞いても楽しい作品になっております。ぜひ、そうしたところも感じていただけたらと思います」と呼びかけました。
頭中将役の和合は「みんなで撒いた種が今日の場当たり、ゲネプロで芽吹き、蕾をつけ、明日、花開く。それを心待ちにしている、そんな気持ちでございます。明日、たくさんのお客さまに観ていただき、そして肥料をいただき、最後の最後まで大輪の花を咲かせ続けていきたいと思います」と劇中さながらの美しい言葉で開幕への思いを語りました。
葵の上役の内田は「舞台でこれほど動き回るのは初めてなので緊張していますが、皆さんが頼りになって優しい方々なので、緊張もほぐれてきました。千穐楽までみんなでいっぱい楽しんでいこうと思います」とコメント。
紫の上を演じる高井は、「1000年語り継がれてきたこの作品を、日本の伝統文化に包まれながら、キャストの皆さんとお届けできることをとてもうれしく思っております。頑張ります」と意気込みました。
夕顔と朧月夜を演じる星守は「2役演じさせていただきますので、演じ分けも楽しんでいます。皆さんの声のバリエーションも豊富で、目を閉じていても楽しめるし、目を開ければ華やかなものをたくさん楽しめる素敵な作品になっています。昔から語り継がれているお話を映像の最新技術と融合させることも、素晴らしい試みだと思いますので、そこも楽しんでいただければと思います」と話しました。
六条御息所を演じるのは瀬戸。瀬戸は「大切な言葉、そして気持ちを声に乗せて、一つひとつ大切にお届けしていかなければいけないと、稽古期間中にすごく感じていました。皆さん個性豊かで、素晴らしい方々そろっております。スタッフの皆さんも含めて、みんなで一丸となって素敵な作品をお届けできるよう精進していきたいと思います」と本作に思いを寄せました。
そして、桐壺帝役の内海は「僕の祖母がいけばなの先生でした。なので、子どもの頃から親しんでよく見ていましたが、やっぱりいいですよね。お芝居とともにいけばなや映像を楽しんでいただけたらと思います」と笑顔で話しました。
座長を務める鮎川は、改めて本作の見どころを聞かれると「『源氏物語』には、華やかで雅なイメージがありますが、人間関係や人生の機微を大切に描いていると思います。原文では、光源氏はもっといろいろな人に出会いますし、物語ももっと長い。でも、今回はそれを2時間に収めて、素敵なものになっています。『源氏物語』を知らない方も、知っている方も楽しんでいただけるのではないかとワクワクしています。それから、朗読劇といえども、マイクの前に立って話すのではなく、動きます。朗読劇ではないかもしれないというくらい動きます。なので、そこも楽しんでいただけたらと思います」とアピール。
華やかな衣裳にも注目が集まりますが、衣裳を着た感想を聞かれると、和合は「自分自身が雅だと思ってこれまで生きてきたのですが、これを着たときに『真の雅とは何か』と自問自答しました。花や衣裳を見て美しいと思うという感性は、いにしえの時代から変わっていないわけです。その美しいという感性を凝縮して、見目麗しく皆さまにご提供できることにやりがいを感じています」と話します。そして、内海は「ご覧の通り重厚で、衣裳を着ると役に入りやすいものなのですが…これ、重いんですよ。朗読劇ですが、動いています。頑張って動いています。所作の指導の先生にアドバイスも求めたのですが、帝の役は一番偉いので、自由にやってくださいと言われました。なので、登場シーンではスキップして出てこようかと思っています」と冗談を言って会場を盛り上げました。
いけばなと朗読劇を融合させた、新たなステージを展開する本作。いけばなとの“共演”について、綾は「お花と一緒に舞台に立つのは初めてです。『源氏物語』は、日本の古くからある物語で、いけばなも日本の大切な文化ですので、親和性が高いなと実感しています。お花の魅力にも支えられながら、作品の空気感を大切に作っていきたいと思います」、瀬戸は「様々な花が登場人物のように出てくるのですが、花が持つイメージと、私たちが創造する空気感やそれぞれの場面の季節に合わせて飾っていただいています。六条御息所の心情を表すようにライトがいけばなに当たるシーンもあるんですよ。まるで出演者の一人のような、新しい効果が得られるのではないかとすごく楽しみにしています」とそれぞれ思いを語りました。
最後に、改めて鮎川は「美しく、華やかなステージになっています。『源氏物語』は、読み聞かせていたものだそうなので、今回のこのステージとお客さまの関係性はまさにそれにあたるのではないかと思います。ぜひいろいろな席からこの物語を観ていただき、この夏を楽しんでいただけたらと思っております」と呼びかけて、取材会を締めくくりました。
取材会の後には公開ゲネプロを実施。舞台後方に映し出される美しい映像や照明、そしてステージを彩る華やかないけばなが、『源氏物語』の雅な世界観を鮮やかに描き出します。取材会で登壇者が語っていた通り、本作は朗読劇でありながら、美しい衣裳をまとって舞台上を動き、全身で感情を表現。台本を読むだけではない、臨場感あふれる芝居が繰り広げられます。また、物語の冒頭では登場人物の名前が表示されるほか、和歌が詠まれる場面ではその歌詞がスクリーンに映し出されるため、『源氏物語』に詳しくない人でも物語に入り込みやすい構成となっています。『源氏物語』の世界へ自然と引き込まれ、まるでその場にいるかのような没入感を味わえる作品です。
【あらすじ】
光源⽒は、 桐壺帝と⾝分の低い⺟・桐壺の更⾐の間に⽣まれた。 ⺟を早くに失った彼は、 義⺟である藤壺に⺟の⾯影を⾒出し、 禁じられた恋に落ちる。やがて、 彼は多くの⼥性たちと恋を重ねながらも、紫の上との理想の愛を育もうとする。
しかし、 六条御息所の嫉妬は葵の上の命を奪い、 朧⽉夜との密会が露⾒したことで、 光源⽒は須磨へと流される。孤独の中で⼰の過去を省みる光源⽒。須磨から明⽯へ移り、明⽯の君と出会うが、光源⽒の⼼はなおも都にあった……。
やがて政変により帰京を許されるのだが、かつての華やかさとは異なる⽇々が待っていた。
栄華を極めた彼の⼼に去来するのは、 愛した⼥性たちの⾯影と、 散りゆく花のような無常であった──。
【公演概要】
「花語り 源⽒物語 〜 いにしえの恋、散リ咲ク花 〜」
脚本・演出︓松多壱岱(ILCA)
会場︓草⽉ホール(〒107-0052 東京都港区⾚坂 7-2-21 草⽉会館地下 1 階)
公演⽇程︓2026 年 7 ⽉ 10 ⽇(⾦)〜2026 年 7 ⽉ 12 ⽇(⽇)
7 ⽉ 10 ⽇(⾦)14:00/18:30
7 ⽉ 11 ⽇(⼟)13:00/18:00
7 ⽉ 12 ⽇(⽇)12:00/16:00
出演︓
鮎川太陽、綾凰華、和合真⼀、内⽥秀、⾼井千帆、星守紗凪/瀬⼾かずや/内海光司
アンサンブル 槙原唯、武井和歩、真島淳、七瀬悠
チケット (全席指定・税込)︓
S 席 11,000 円(税込) 、A 席 9,900 円(税込)
※当⽇券は+500 円
※未就学児⼊場不可
※⾞椅⼦でご来場されるお客さまは、 チケット購⼊後にお名前・ご観劇回・座席番号をご観劇⽇の前々⽇までに stage.contact55@gmail.com までお知らせください。
チケット取り扱い︓
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/hanagatari-genji/
ローソンチケット(Lコード:34097):https://l-tike.com/hanagatari-genji/
イープラス:https://eplus.jp/hanagatari-genji/
カンフェティ:https://www.confetti-web.com/@/hanagatari-genji
公式サイト︓ https://hanagatari-genji.com
公式 X(旧 Twitter)︓ https://x.com/hanagatarigenji
公演・チケットに関するお問い合わせ︓stage.contact55@gmail.com
主催︓「花語り 源⽒物語」製作委員会