韓国の4人組ボーイズグループ、AB6IXが9月15日に東京・山野ホールでファンコンサート「2024 AB6IX FAN CONCERT ‘Find YOU’ IN JAPAN」を開催した。本公演は5月に韓国で行われた公演の日本公演で、今年2月以来、約7ヶ月ぶりの来日公演となった。全2公演開催されたうち、本稿では第2部の模様をお届けする。
開演時間、客電が落ち、ブラックとカーキのミリタリールックの4人がスポットライトに照らされると、客席からは大歓声があがる。1曲目「TRAVELER」で一糸乱れぬ掛け声を繰り出す客席の熱量に、パフォーマンスするメンバーも笑顔で応える。1曲目を終えると早速、「皆さんこんにちは! AB6IXのドンヒョンです!」「皆さん盛り上がりましょう! ウンです!」「AB6IXのカワウソ、デフィでーす」「皆さんこんばんは!ウジンです。叫べ―!」と日本語で挨拶。「皆さんのボルテージがどのくらいか聞かせてください」と、イ・デフィの「せーの!」に応えて会場は大歓声を送る。すると「AB6IXもABNEW(エビニュー:ファンネーム)に負けないように4人で声を出しましょうか?」とチョン・ウンがメンバーに提案し、ウンの「ABNEW!」の掛け声に続けて4人が「愛してるー!」と全力で叫んで盛り上げる。「今日は7月に発売した日本 3rdミニアルバムの収録曲をすべてお届けします。一緒に盛り上がりましょう!」(パク・ウジン)と言って「GRAB ME -Japanese ver.-」がスタート。間髪入れずに日本オリジナル曲「TRAP」へと続き、会場が音楽でひとつになる。
ここからは会場を埋めたABNEWとふれあう時間。今回のファンコンサートを「皆さんがどこにいても僕たちが探しに行くという意味を込めています」(ウジン)と説明すると、まずは「Find ABNEW」のコーナーでAB6IXとABNEWの近況を互いに報告。AB6IXはアメリカツアー、音楽番組参加、YouTubeなどの報告をすると、会場のABNEWからの近況報告も聞いてコミュニケーション。続いて、「好きなこと、大事なこと」を聞くとコーナーでは、ウジンはボーリング、デフィは自分のスマホ、ウンは自分自身、ドンヒョンは学生時代と語りながらABNEWと交流し、会えなかった期間を埋めていくように会場をあたたかく繋いでいった。
「次の曲はABNEWが楽しみにしているステージじゃないかなと思います」(ドンヒョン)という紹介で青い幻想的な照明の中スタートしたのは「Crow」。ひんやりとした肌触りの楽曲とセクシーなパフォーマンスで会場の雰囲気をガラリと変えると、「皆さん一緒に歌いましょう」(ウン)と「BLAZE」へ。メンバーもステージいっぱい身を乗り出して盛り上げると、ABNEWもメンバーの歌に呼応して赤いペンライトを大きく揺らす。そして「戦場で勝利を収めて余裕の口笛を吹くシーンをイメージして書きました」と語るデフィが作詞した「WHISTLE」では、へヴィなビートに乗せてウジンがロートーンのラップをパワフルに繰り出し会場を圧倒したのだった。
続いてはゲームコーナーへ。「Find MUSIC」と銘打ったこのコーナーでは、AB6IXの音楽センスを再確認すべく2つのゲームに挑戦。1つ目は、課題曲を“にゃんにゃん”だけで歌って曲名を当てる「にゃんにゃんカラオケ」。簡単かと思いきや、思わず歌詞を口走ったり、踊ってしまったり、回答者じゃないのに回答してしまったりとてんやわんや。2つ目のゲームは、2部公演でのみ挑戦した「ブラインドDANCE」。目隠しをした状態で4人で「GRAB ME」を途中から音なしで踊るというチャレンジ。スタートするとABNEWたちは応援したい一心で手拍子&アカペラで援護射撃するものの、思わず「手拍子やめて!」と会場に叫ぶドンヒョン。「まさかやめて!という日が来るとは。すいませんでした」と反省するドンヒョンを後目に、ウンは「リズムが全然合ってないですよ!」とABNEWにダメ出し。ウジンの正確なダンスのおかげでこのゲームもなんとかクリアし、見事2つのゲームをクリアしたご褒美にABNEWにはフォトタイムがプレゼントされた。
「SAVIOR – Japanese ver.-」からふたたびライブへ。ABNEWの掛け声もより一層熱を帯び会場の一体感が増すと、一転、「SUCKER – Japanese ver.-」ではムーディーに歌声を届け、本編ラストの「ILY -Japanese ver.-」でメンバーは手を左右に揺らしながらABENEWと一緒に歌い、ABNEWもペンライトを青色に変えてメンバーに思いを伝えたのだった。
“Find YOU”Tシャツに着替えた4人がふたたびオンステージすると、「CHERRY – Japanese ver.-」でアンコールスタート。メンバーへのサプライズで曲の最後にABNEWが客席からジェット風船を飛ばすと、ウンが思わず「可愛い!」と叫び、続く「Fly Away」のコール&レスポンスでABNEWもメンバーもボルテージは最高潮。公演もそろそろ最後の挨拶、と思いきや、突如バースデーソングが流れる中、大きなケーキが運び込まれ、この2日後の9月17日に誕生日を迎えるドンヒョンをサプライズでお祝い! ドンヒョンは「歌手がステージで誕生日を祝ってもらうほど意味があることはないと思います」とコメントし、スペシャルな時間をメンバーとABNEWと共に過ごした。「近いうちにまた皆さんとたくさん会えればと思います」(ウジン)「“Find YOU”するために日本に来ましたが、たくさんの皆さんに足を運んでいただき感謝しています」(デフィ)「皆さんのおかげで本当にいい思い出ができました」(ウン)「感謝の気持ちでいっぱいです。これからもっと素敵なステージや歌をお届けしたいと思います」(ドンヒョン)とメンバーそれぞれコメントし、本公演ラストの1曲、 “君を隣で守ってあげるから”と歌う「Umbrella」でABNEWへの思いを届けると、4人で手を繋いで挨拶をして、ステージを後にしたのだった。
AB6IXとABNEWが目と目を見てその絆を確かめた今回のファンコンサート。メンバーの言葉の端々からも感じられた今後の活動への予感を胸に、彼らの次の公演を心待ちにしたい。
ライター:中村萌
カメラマン:高橋あある
写真クレジット:©️ BRANDNEW MUSIC
PROFILE
AB6IX (エイビーシックス)
2019年に1ST MINI ALBUM 『B:COMPLETE』でデビューしたチョン・ウン、キム・ドンヒョン、パク・ウジン、イ・デフィで構成された4人組のボーイズグループ。全メンバーが作詞、作曲、プロデュースを手掛けるアーティストとして、アルバムごとに多彩なジャンルの音楽を披露し、目覚ましい成長を遂げている。
2021年11月にはMINI ALBUM 『ABSOLUTE 6IX』で日本デビューを果たし、昨年2023年8月には日本で初めての単独コンサート「2023 AB6IX WORLD TOUR “THE FUTURE” in JAPAN」を開催。続いて2024年2月には日本オリジナルのファンコンサート「2024 AB6IX FANCONCERT “My Dear ABNEW”」を開催するなど、毎公演多彩なステージを披露しファンを魅了している。
そして、日本では今年7月3日にJAPAN 3RD MINI ALBUM 『TRAP / GRAB ME –Japanese ver.-』が発売され、先日9月15日には東京でファンコンサートを開催。多くのファンと楽しい時間を過ごした。
OFFICIAL FANCLUB
AB6IX JAPAN OFFICIAL FANCLUB “ABNEW” ( https://www.ab6ix.jp )
■会費
年会費:6,600円(税込)
■会員特典
・会員証の発行
・入会特典/更新特典のお届け
・会員限定コンテンツの閲覧
・会員限定グッズの販売
・各種コンサート・イベントチケット等の会員先行のご案内
・メールマガジン配信
NEW RELEASE
AB6IX 9TH EP ‘BORN LIKE THIS‘
日本限定特典付き正規輸入盤および日本語ver.が収録された日本限定盤をAB6IX JAPAN OFFICIAL FANCLUB “ABNEW”で販売いたします。
オフラインイベントの開催も予定しておりますので、ぜひご期待ください。
詳細については、後日AB6IX JAPAN OFFICIAL FANCLUB “ABNEW”でご案内いたします。