
2024年11月8日(金) よみうりホール(東京・有楽町)にて 『Drama Original Sounds Korea 2024』が開催された。
本イベントは 韓国コンテンツ振興院(KOCCA)と駐日韓国大使館韓国文化院が主催する、日本でも広く愛されている韓国ドラマOST(オリジナル・サウンド・トラック)を歌う実力派アーティストたちが集う毎回人気の無料イベント。 コロナの影響などで開催を阻まれた時期もあったが、昨年2023年10月、約4年ぶりに復活。 今年も開催が知らされると、魅力溢れる数々の人気ドラマOSTやアーティストたちの素晴らしい歌声で感動の時間を過ごしたいと多数の応募が集まった。
今年も秀抜な技量を有する5名のアーティストたちが勢ぞろい!
現在活躍中のK-POPシンガーの中で最高峰と言われるホ・ガク。2010年の「スーパースターK2」で 3オクターブ以上の声域を持つホ・ガクが登場した時はあまりにもセンセーショナルだった。番組優勝後は数々のヒット曲および数多くの人気ドラマOSTを担当するなど活発な活動でファンを楽しませている。
2014年デビューした クァク・ジノンは作詞作曲、プロデュースもこなすマルチミュージシャン。美しいアコースティックサウンドと印象的な声のトーン、語りかけるような癒しの歌唱で唯一無二の輝きを放っている。 映画『国際市場で会いましょう』や ドラマ『ミセン~未生~』『賢い医師生活』他 人気作品に多数参加している。
ソン・ハイェはオーディション番組参加を経て2013年デビュー。『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』『社内お見合い』他、数えきれないほど多くのドラマOSTに参加している他、番組MCとしても活躍している。
チャ・ヨウルはクラッシックと実用音楽の両方を学び、コンポーザー/アレンジャーという一面も持つ。日本でも人気の高いドラマ『僕の妻はスーパーウーマン~内助の女王』『サム・マイウェイ~恋の一発逆転!~』他 色々なOSTで知られている。
ソ・ダヒョンは 2022年にデビューした、現在活動中のK-POPガールズグループでは最多人数24名で構成された多国籍ガールズグループ 『triple S』のメインボーカル。グループ活動と並行してソロアーティストとしても活躍している今注目のアーティスト。
今回、この5名が歌声で人々を陶酔させた。
公演前には古家正亨氏の進行のもと、5名が登壇し記者会見が行われた。

◆今回のイベントに参加が決定してどのような気持ちですか?
ソ・ダヒョン:このような大きなステージに参加することができ、とても光栄に思っています。私が歌うOSTを多くのみなさんに聴いていただけてとても幸せだと思っています。ありがとうございます。

クァク・ジノン:僕は日本に来て歌うのが初めてで、緊張していますが、とてもワクワクしています。期待もしています。今日は呼んで下さり本当にありがとうございます。

ホ・ガク:僕が言いたかったことはお二人が全部言ってくれました(笑) 今、この場に立っているということが不思議でまだ実感が湧きません。 今は一刻も早くみなさんの前で歌いたいと思っています。

ソン・ハイェ:私は日本に来るのが今回初めてなのですが、このように歌をお聴かせするチャンスで来ることができて、偶然と縁が重なった時間だと感じ、とても感慨深いものがあると思っています。今日は素敵な歌をお聴かせしたいと思っています。

チャ・ヨウル:私も日本で公演に出演するのは初めてでとてもワクワクしていますし、緊張もしています。今日は日本の “KドラマOSTのファン”の みなさんと一緒に素敵な時間を過ごしたいと思っています。

◆OSTを歌う時に感じる難しさや魅力をどのようにお考えですか?
ソ・ダヒョン:OSTの魅力は自分の声を通し感情を伝えることができるところだと思います。 でも感情を伝えることがとても大切なのですが、とても難しくもあります。
クァク・ジノン:僕が思うOSTの魅力ですが、ドラマの世界をより劇的に見せるためのきっかけになっていると思っています。セリフの無いシーンでもセリフの代わりとなる役割も果たしているのではないかと考えています。俳優さんの演技を際立たせるサポートの役割を果たしていると思います。

(※MC古家がホ・ガクに「また前の二人に全て言われてしまったのでは?」とツッこみを入れると)
ホ・ガク:いやぁ、もう 以下同文ですね~(笑) ドラマのOSTの魅力は、我々の歌が上手であることはもちろんですが、そのドラマにとても合う曲ということだと思います。自画自賛になってしまいますが、僕たちがすごく上手に歌うことができたから、そのドラマのストーリーの魅力を最大限に引き出すことができる。その場面に合うように僕たちがうまく歌うことができたから、さらに感動を与えることができたのではないかと考えています。 (※他の出演者たちを見ながら) みなさん、そう思いませんか? もしそう思われましたら是非賛同してください(笑)
(※他の4名は 大きくうなずき「そうです」「その通りです」と同調)

チャ・ヨウル:私がドラマOSTの作業をする時はその作品のあらすじを読んだ上で行います。 そうすると歌を作る時、より一層キャラクターの感情に集中しながら作ることができると考えています。そして私が歌う時、キャラクターの感情が伝わって来て、それが聴いて下さるみなさんにも伝わるのではないかと思います。歌手にとっても、ドラマを観てくださる方たちにも、そのようなところがOSTの魅力なのではないかと思います。
◆今日はどのようなステージを準備していますか? そしてどんな思いで今日は歌いますか?
チャ・ヨウル:今日はまず2009年「僕の妻はスーパーウーマン」のOST『愛だよ』を歌います。そして2017年、『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』で私自身が書いた曲『I Miss You』、そして最後に日本でも人気のチャン・グンソクさんが出演した「スイッチ~君と世界を変える~」から『Destiny』を歌いたいと思います。今日の公演のためにたくさん準備して来ました。みなさんと一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っています。

ソン・ハイェ:私は異国でこのように歌うことができるのということで、とても嬉しい楽しい思いでこの場に臨みました。ある意味、私たちは韓国を代表して来たということで、Kドラマをみなさんに知らせることができるのがとても光栄だと思っています。今日の公演を通して、日本のみなさまに韓国ドラマやドラマOSTを より好きになっていただきたい、知っていただきたいと思います。

ホ・ガク:私は日本で何度か歌ったことがあるのですが、だからこそなおさら緊張しますし、心がときめきます。今日は準備して来たOSTを、ベストを尽くしてみなさんにお届けしたいと思います。
クァク・ジノン:僕は日本にプライベートでは何度も来たことがあるのですが、仕事で来たということにすごく感慨深いものを感じています。ある意味、韓国ドラマの熱気・人気に便乗しているようなところがあるのかもしえれませんが、韓国のドラマ・OST・歌手には、本当に素晴らしい方たち・作品・音楽がたくさんあると思いますのでたくさんの関心を持っていただきたいと思います。今日のステージでは一生懸命歌います。
ソ・ダヒョン:私が所属している「Triple S」というグループはメンバーが24人いるんです。 いつもはメンバーたちと一緒に歌い踊っていますが、今日は私ひとりで日本に来てOSTを歌うことになりとても感慨深くもあり緊張もしています。今日はOST3曲を準備して来ましたが、このような素敵なチャンスを与えて下さった チョン・チャンヨプ音楽監督に感謝しています。今日のために一生懸命準備しました。日本のみなさんに聴いていただき、喜んでいただけたら嬉しいですし、みんなで一緒に楽しみたいと思います。

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歌うことが本当に好きなアーティストたちは、自身の歌声を披露できるこの場に参加できることがとても光栄な様子だった。 多くの人々に愛されるドラマの大切な場面に聞こえて来るOSTはそのシーンの感情をさらに高めてくれる大切な要素。 この日会場に集まった観客たちは曲の魅力、素晴らしい歌声に陶酔した有意義な時間を過ごした。
text & photo : Chizuru Otsuka

<日本初放送>【KNTV】Drama Original Sounds Korea 2024
出演 : ホ・ガク、クァク・ジノン、ソン・ハイェ、チャ・ヨウル、ソ・ダヒョン(tripleS)ほか
提供元 : ©KOCCA
話数 : 全1話
KNTV初放送 : 2025年01月24日 (初回放送は終了)
本公演 KNTV 放送情報➡ https://kntv.jp/program/kn250111/
KNTV 公式HP➡ https://kntv.jp/
https://youtu.be/Wdc33L-DJfU?si=Hzn3ouMGfjgfy4CU
【イベント情報詳細】
『Drama Original Sounds Korea 2024』

開催日時:2024年11月8日(金)
開場 17:00 開演 18:30
会場:有楽町よみうりホール
(東京都千代田区有楽町1 – 11 – 1 読売会館7階)
出演:ホ・ガク、クァク・ジノン、ソン・ハイェ、チャ・ヨウル、ソ・ダヒョン(triple S)
司会(MC):古家正亨
観覧応募:無料 (事前に抽選招待制)
オフィシャルホームページ:https://ure.pia.co.jp/articles/-/2404282
主催:駐日韓国大使館 韓国文化院、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)
制作:ぴあ株式会社
協力:KNTV
ホ・ガク
2010年音楽番組『スーパースターK2』(Mnet)で優勝しデビュー。『不朽の名曲』(KBS)をはじめとした音楽番組を通して、哀切で叙情的な歌唱を披露し、幅広いファンの心をつかんでいる。
2011年 グローブ(ホームランが聞こえた夏)
2012年 最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜
2012年 ビッグ
2014年 星から来たあなた
2017年 アンダンテ~恋する速度~
2017年 マン・ツー・マン ~君だけのボディーガード~
2018年 恋のトリセツ〜フンナムとジョンウムの恋愛日誌
2019年 ノクドゥ伝~花に降る月明り~
2019年 ただひとつの愛
2019年 がんばれ!プンサン
2019年 とにかくアツく掃除しろ! 〜恋した彼は潔癖王子!?
2020年 夫婦の世界
2021年 アンダーカバー
2021年 こんにちは?私だよ!
クァク・ジノン
2016年アルバム『私と行く』でデビュー。『自慢』『自由に』など、アコースティックフォーク音楽を基本としている。その特徴的なボーカルトーンと詠むように淡々と慰めを伝える話法で、厚いファンダムを誇っている。
2014年 国際市場で逢いましょう(映画)
2014年 ミセン-未生-
2017年 サークル:繋がった二つの世界
2018年 マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~
2020年 天気がよければ会いにゆきます
2020年 男と女
2020年 賢い医師生活
2021年 復讐代行人
2021年 五月の青春
2022年 私の解放日記
ソン・ハイェ
『Made in U』(JTBC)、『Kポップスター シーズン2』(SBS)を経て、2013年デビュー。2019年に発売した『君の消息』が大ヒット。『Mカラオケチャートショー』(MBC )のMCとしても活躍する。
2018年 リッチマン~嘘つきは恋の始まり~
2018年 明日も晴れ
2018年 最後まで愛
2018年 死の賛美
2018年 崖っぷちの魔女たち
2019年 神との約束
2019年 たった一人の私の味方
2019年 ホテルデルーナ~月明かりの恋人
2022年 社内お見合い
2023年 三姉弟が勇敢に~恋するオトナたち~
2024年 烈女パク氏契約結婚伝
2024年 美女と純情男
チャ・ヨウル
『僕の妻はスーパーウーマン』(2009)のOSTに収録された『愛だよ』でデビュー。 ボーカリスト兼作編曲家として、ミュージカル『モービディック』、ラジオ番組『ロマンがあるところに』、CFソングなど、アルバム以外の作品にも携わっている。現在は本人の名前を取った『チャ・ヨウルバンド』で活動している。
2009年 僕の妻はスーパーウーマン
2009年 アクシデント・カップル
2009年 スタイル
2011年 明日が来れば
2013年 天まで届け、この想い
2014年 猫がいる、ニャー
2015年 お義母さんは私の嫁
2017年 サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜
2017年 今日、妻やめます~偽りの家族~
2018年 スイッチ~君と世界を変える~
2018年 素晴らしき、私の人生
2019年 サバイバー: 60日間の大統領
2020年 サイコパスダイアリー
ソ・ダヒョン
(triple S メインボーカル)
2023年にデビュー、2023 MAMA AWARDSにて“新人賞”受賞、Hanteo Music Awards 2023の“今年のルーキー賞”を受賞した24人組の多国籍ガールズグループtriple Sのメインボーカル。高い歌唱力が認められ、2022年からヒットドラマOSTにも参加。『覆面歌王』(MBC)など、さまざまな音楽番組に出演しながら、ボーカリストとしても認知を高めている。
2022年 財閥家の末息子
2023年 浪漫ドクター キム・サブ
2024年 夜に咲く花
Tags: DramaOriginalSoundsKorea2024, クァク・ジノン, ソン・ハイェ, ソ・ダヒョン, チャ・ヨウル, ホ・ガク