【イベントレポ】HIGH4 SuperCONCERT開催 ”1位になったらみんなにチキンとビールをおごります!”

1DSCN0935HIGH4が2日間で1万人の無料ライブに挑み、1日目は東京の豊洲PITで幕を開けた。
場内が暗転すると黒いスーツに身を包んだメンバーがリムジンから降り、会場の外に到着する映像がスクリーンに映し出された。「皆さん聞こえますか?」と声をかけると会場のファンたちは一斉に声をあげた。間もなくステージに登場したメンバーは、女性ダンサーをしたがえて新曲「D.O.A」を披露。会場はメンバーカラーを灯した色とりどりのライトスティックで一気に埋め尽くされた。

1DSCN0949ダンサーとのコンサートは初めてだという彼らだが、息の合ったダンスはそんな様子を全く感じさせない。続く「Baby Boy」では男性ダンサーが加わり、軽快なHIP HOPチューンで、会場を盛り上げていく。2曲を歌い切った彼らはMCで自己紹介。「皆さんお久しぶりです。ホントにたくさん(のお客さん)です。」と流暢に挨拶するメンバー。2ヶ月半ぶりとなる今回のカムバックのために、日々韓国で練習してきたとのこと。新曲「D.O.A」を「フラれた男が彼女のことをいつまでも忘れられない曲」と説明すると、ファンからはヒューという声が上がった。3曲目には今回のニューアルバムで日本語バージョンが発表された「春、愛、桜じゃなく」。オリジナルで女性歌手IUが歌っていたパートをファンが歌うという嬉しいコラボ。HIGH4とファンとが一つになり、ゆったりとしたメロディーが紡がれていく。

1DSCN1072そして、これもアルバム収録曲である「Headache」の日本語バージョン「クラクラ」、「Time out」と続き、会場はさらにヒートアップ。ここで再びMC。話題は現在出演中のネット配信バラエティー番組「進撃のHIGH4」へ。ファンに感想を求めつつ、未放送分の「侍の話が楽しかった」とネタバレさせてしまったミョンハンが、会場の「まだ!」という反応に「みなさん暑いですか?」と慌てて話題をすり替える一幕もあった。

1DSCN1122中盤では日韓織り混ぜたカバー曲で聴かせてくれた。嵐から「Road to glory」「Bitter sweet」、BIGBANGの「Let’s not fall in love」、そしてSMAPの「Lion Heart」だ。どの曲にも彼ららしさをところどころに覗かせ、原曲とはまた違ったアレンジの効いたナンバーとなった。「皆さんのために新しい曲を作りました」というMCの後には、アレックスとヨンジュンが作詞・作曲を手掛けたという4曲。メンバーが2人一組となり、前置き通りでボーカルとラッパー、それぞれのカラーがより一層強く感じられるステージである。

1DSCN1119続いてのMCでは前回の日本での活動が楽しくて忘れられないと話すヨンジュンとミョンハンに対し、ソングはものもらいが大変だったというエピソードを語った。また、ミョンハンが「(~しようと思うが)いいかどうか…」という日本語の響きを気に入ったらしく、話の合間に多用して会場の笑いを誘うと、「日本語が上手になった」とメンバーに誉められて嬉しそうな表情を見せていた。「周りを気にしないで暴れてください」と言って始まったのは嵐のカバー曲「Troublemaker」メンバーの「ジャンプ、ジャンプ」という掛け声にファンも体を動かさずにはいられない。ダンサーと腕を組み一列になってリズムを取る可愛らしいダンスも会場を魅了する。次の「Age Age Every Night」では、完全に熱くなった客席に降りて、ファンとハイタッチをするパフォーマンスも。ファンは会場内を走り回るまだまだ元気なメンバーを目で追うのに必死。ステージに戻るとBIGBANGの「BANG BANG BANG」を本家さながらの迫力で披露した。

1DSCN1087次のMCでは、今回が2015年最後のコンサートということで、一人一人が今後の抱負を語った。アレックス「新しい魅力を探して、もっと大きなステージに立ちたい」、ソング「日本でも愛をもらえる歌手になりたい」、ミョンハン「みんなに会える機会がたくさんできたらいい」ミョンハンが「一位になって一緒にチキン食べに行きましょ。僕たちが買います。」というと、ヨンジュンが「ぼくはビール買います。学生たちはコーラで」というと会場も声援で応えた。そして「来年も僕たちの側にいてください」というメンバーと共に「1,2,3,HIGH4」と会場一丸となって気合いを入れた。

そこからニューアルバムの収録曲を3曲歌い、一度ステージを去った彼らは、ウィッグとスカートの衣装で韓国女性アイドルグループになりきり登場。会場からはどよめきと悲鳴、笑いの入り交じった複雑な歓声が上がる。最後を飾ったのは「Baby Boy」の日本語バージョン。再びステージから客席に降り、最後までファンとの触れ合いを大事にしていたHIGH4 。

今後のさらなる活躍に期待ができそうなHIGH4。来年1月には日本でアルバムをリリース。1月31日には発売記念イベントも発表された。来年も彼らから目が離せなくなりそうだ。