KoNさんインタビュー
韓国初のジプシーバイオリニストKoNが2016年7月26日、 2年ぶりの単独コンサート「KoN情熱のバイオリン 2016 ジプシーバイオリンwith カルテット」を 渋谷区文化総合センター 大和田伝承ホールにて開催する。

ジプシーバイオリンと聞くと、ジプシー民族たちの日々から生まれる悲哀溢れる せつない音楽を想像するが、KoNのジプシー音楽は“ Nuevo Gypsy(新しいボヘミアン)”というKoN独自のジャンルになっている。 ジプシー音楽の中に クラッシックやジャズなどを取り入れることにより、バイオリンで表現できる限界まで、歓び・哀しみ・楽しみ・怒り・・・・など様々な感情を音色に乗せて伝え、誰もが違和感なく受け入れられるように工夫されている。

そんなジプシーバイオリンを奏でる KoNは、身長188cmという高身長。その上 知的で品格溢れる美しい容姿を持ち、バイオリンだけでなくミュージカル、俳優、モデルなどもこなす マルチな才能をもっている。 また とてもおだやかで温かい誠実な人柄で “ 天は二物を与えず ”という言葉はKoNにだけは当てはまらないとさえ思ってしまう。

今回の公演に先立ち、都内某所にてKoNに話を聞くことができた。 来日当日だったにもかかわらず、とても丁寧にジプシー音楽や 今回の公演について語ってくれた。

◆昨年9月の「金沢 JAZZ STREET 2015」に出演して以来約1年ぶりの来日ですが、久しぶりの日本の印象はいかがですか?
「去年の年末と今年の1月には中国にいました。中国は人が多くて元気いっぱいな感じがしましたが、日本は中国とは違って静かでおとなしい、落ち着いているように感じます。」

◆KoNさんは 8歳の時、お父様からバイオリンを贈られたことが きっかけでバイオリンを始めたそうですね。 ご家族の皆さんも楽器を弾くのですか? バイオリンという選択は、お父様がなさったのですか?それとも KoNさんが 希望したのですか?
「兄と僕のふたり兄弟なのですが、最初はふたりともピアノを習い1年半くらい続けていたんですが、僕は指が長くて自分で 僕はバイオリンに合うんじゃないかなと考えました。 それがピアノからバイオリンに転向したきっかけです。 どっちもできるのですが、自然に バイオリンのほうが自分に向いているって思ったんです。」

◆私は 子供の時ピアノの練習がいやで、挫折したのですが、 KoNさんは 8歳から今日までいやになったことや、辞めたいと思ったことはありますか?今、楽器を習っている人たちが挫折しない秘訣は?
「最初は僕もバイオリンの練習が退屈、つまんないと感じました。 誰でもみんな 練習をやりたくないな、難しいなと感じる時があると思うのですが、それを我慢してずっとやり続ければいい結果が生まれてくるのではないかなと思います。 僕自身、練習をやりたくないなと思った時もありましたが、自分からはバイオリンを やめたいとは言い出しませんでした。 我慢して、一生懸命やっていれば自分の実力が上がって、おもしろいなって感じることができる・・・。そこからが、スタートだと思いますね。」

◆ずっとバイオリンをやってきて、ジプシー音楽、ジプシーバイオリンを知った“きっかけ”は いつ頃、どんなきっかけですか?  初めてジプシーバイオリンを聞いたときの印象や衝撃を教えてください。
「大学生の時、最初はみんなと同じようにクラッシックを練習していたんですが、友達に連れられて韓国の弘大(ホンデ)というところに行ったんです。そこで その友達の友達の外国人に会い、僕がバイオリンをやっていると話したら、その外国人から ジプシー音楽を聴いてごらんと言われました。 ジプシー音楽は 前にも聴いたことはあったのですが、その時は適当というか集中して熱心に聴いたわけではなかったのです。 それで、その外国人に勧められて初めてちゃんと聴いたのですが、その時の感想は “クラッシックは遠まわしにいろいろなことを表現しますが、ジプシー音楽は激しいけれどストレートに表現することができる、これは新しい感じだ・・・“と、考えました。 その時は韓国ではまだジプシー音楽が有名ではなかったので、僕がまずジプシー音楽を始めて、その道の代表となって いろいろな人に この音楽を知ってもらいたいと考えました。」

◆ジプシーバイオリンは、ジプシー音楽でしか表現できない独特のフレーズや 早いテンポがとても魅力ですが、 KoNさんは どんなところに 惹かれたのですか?
「一番最初は まず早いテンポや激しい感情の表現の部分に惹かれたんですが、今はジプシー音楽の 悲しくてせつないようなメロディーの中には楽しいところや幸せを感じる部分もある・・そんなことがわかり、惹かれています。」

◆すすり泣くような弾き方などが特徴のジプシーバイオリンですが、感情をこめて弾く時、何かを思い出したり考えて弾くのですか? それとも “無”の状態で弾くのですか?
「何も考えないで弾く時もあるし、公演を行う前に 今日はどんな感情を表現すればいいかを前もって考える時もあります。 例えば僕が作曲した曲で『Do you remember me?』 (https://youtu.be/oSMF4nC6P1k) という曲があるんですが、毎日記憶が無くなってしまうおばあさんが毎日毎日を忘れないようにするために、ずっと そばで一生懸命看護をしているおじいさんの姿をドキュメンタリーで見て作ったものなんです。 この曲を演奏する時は、観客の皆さんに事前に こういうストーリーで、どういう気持ちで曲を作ったのか・・・などを前もって説明してから そういう気持ちで考えながら弾いています。」

◆KoNさんはジプシーバイオリニストですが、普段はどんな音楽を聴くのですか?
「いろいろな音楽を聴いています。 作曲をする時はジプシー音楽だけではなく、いろいろな曲を聴かないと発想ができないんで、本当にいろんな曲、音楽全般を聴いています。 もちろんK-POPも聴いていますよ。」

◆作曲や 練習に行き詰まった時の ストレス解消法は?
「そういう時は映画を見ても、ドライブをしても寝ても・・・、何をやっても頭の中から離れないんです(笑) 試験のようにわからないところを先生に聞く・・・というようなことも出来ないですし・・・(笑) 曲が完成するまでは常に頭にあるので解消法はないんです(笑) 曲が完成するまでずっと・・・。できるだけ考えないように寝たり、ドライブに行ったりは しますが、ストレスを解消することは難しいですね。」

◆どんな時に曲が思い浮かぶのですか? なにか景色や場面を思い浮かべて書くのですか?
「シャワータイムや、歩いているとき、何も考えないで ぼーっとしている時、いきなり ポンっと曲が思い浮かびます。 その時はそれがいいなと思ってそのまま曲を作るんですが、あとになってその時作った曲がいいなと思える時とそうではないと思う時があります。 ダメだと思う曲は途中で作るのをやめてしまいます。 こんな曲を作ってほしいと依頼を受けた時は別で、その時はあえて作るために努力します。」

◆KoNさんは、バイオリンだけではなく、本当に素敵な歌声も魅力ですが声楽も小さいうちから習っていたのですか? 声量も声質も素晴らしくて、その多彩な才能が羨ましいです。
「大学の時、副専攻として声楽を選択していました。 その時、ミュージカル俳優もやっていて、毎日歌わなくてはいけなかったので、それがきっかけで実力が上がったと思います。 大学の先生からも楽器を歌うように奏でなさいと言われたのが歌を副専攻するきっかけになりました。 もちろん小さい時から歌は好きでした。」

◆いつもメガネをかけていますね。 レンズがはいっていないタイプのようですが、何かメガネをかけることにこだわりがあるのですか?
「最初はレンズ入りのメガネをかけていたんですが、撮影などがあるとレンズが光ってしまったりするので、レンズをつけたりはずしたりが面倒くさくて、今は レンズをはずしたメガネをずっと使用しています(笑) もうレンズなしメガネに慣れてしまったので。 コンタクトを入れるほどは目も悪くないので、今はコンタクトは使っていません。 メガネをかけていつもステージに立っていたので、かけているのが当たり前になってしまったというか、その状態に慣れてしまったので・・・。 メガネをかけた状態のほうが心がラクになったり落ち着くんです。 もう からだの一部みたいになっていますね。

◆今回の7月26日の単独コンサート「KoN情熱のバイオリン 2016 ジプシーバイオリンwith カルテット」で演奏する楽曲は どのようなことを意識してチョイスしましたか?
「今回は僕が出来る全てを皆様にお見せするために、いろいろなジャンルをやります。 自分が作った曲、ドラマのOSTに使った曲などもありますし、ジャズ、クラッシック、タンゴ、ジプシー音楽・・・いろんな曲を自分が出来る範囲で全て見せてやるぞ!という気持ちで選びました(笑)

◆今回の公演で一番ここを見て欲しい、聞いて欲しいというところを教えてください。
「とても難しい質問ですね(笑) 前の質問でお話したとおり、僕KoNはこれだけ出来る!っていうものは全部見せる、とにかくKoNはいろいろ全部出来るんだということをお見せしたいです(笑)」

◆今回ApeaceのJ.Dさんと初共演するそうですね。 J.Dさんをどうして知ったのですか?彼を選んだきっかけや理由を教えてください。
「J.Dさんのことは、会社のかたから紹介されました。 会社のかたがJ.Dさんを知り、僕に勧めてくれたのですが、まだ実際に会ったことがなくて カカオトークなどで会話をしています(笑) 紹介を受けたあと、僕が個人的にApeaceのことや J.Dさんのことを調べ、公演の映像やJ.Dさんがピアノがうまい様子を見て、彼がどういう人なのかを知りました。 そして 今回は コラボの曲があるのですが、まだ会ったことはないですが、お互い 気が合いそうな気がするのでこれから会うのをとても楽しみにしています。 コラボはいい曲になるんじゃないかなって思っています。

◆J.Dさんとは まだ会っていないとのことですが、映像や カカオでの会話などから受けた J.Dさんの印象は?
「可愛くて やさしい、少年みたいなイメージを感じ、まるで昔の僕自身(笑)子供の時の僕を見ているような感じがしています(笑) 」

◆J.Dさんは年齢もとても若く MCも初挑戦ということで緊張しているようですが、経験の長いKoNさんから後輩にかけてあげたい言葉はありますか?
「J.Dさんの動画を見たのですが、普通に日本語もうまくて実力もあって・・・。 だから、そこまで緊張しなくてもいいんじゃないかなって思いますよ(笑) もし本当に緊張したときは、僕を見て、 僕のことを将来・未来の自分の姿だと思って、将来はこうなるんじゃないかなって感じながら一緒に頑張ればだいじょうぶです。 ラク~な気持ちでね。 リラックス(笑)」

◆アーティストとしてのKoNさん、ひとりの男性としてのKoNさん、“僕にはこんな魅力がある”という部分を聞かせてください。
「(笑) 自分で言うのは恥ずかしいです(笑) あ~・・・う~ん・・・(笑) アーティストとしては、音楽に対する情熱や元気さを、お客さんに伝えるエナジーがたくさんあります。 アーティストとしてはそういう魅力の部分を見てほしいですね。 ひとりの男としては・・・(照) 僕はアーティスト、芸術をやっているので、普通の男性と比べて女性のことを理解したり、一緒に共感できる心を持っているので、会話もうまくできる、ちょっと心理的な部分もわかる・・・そういうソフトなところを魅力としてアピールしたいです(笑) それなのにステージに立てば “男!”  “The 男~!”ってかんじのギャップをアピールしたいですね(笑) そのギャップに注目してください(笑)」

◆バイオリンや歌だけではなくモデル業、俳優業もなさっていますが、どの仕事が一番苦手ですか?
「苦手というのはないですね。 今年の春に “ソウルファッションショー” にモデルとして参加していましたし、そういうモデルや俳優という仕事は音楽と全然ちがう分野なのですが、逆にそこから アイディアをもらったりしています。 どれも全て苦手なものはなく、全部経験だし、いい仕事だと思っています。」

◆次にKoNさんに日本でおめにかかれるのはいつごろでしょう?
「来月にはすぐヨーロッパに行く予定で、韓国に戻ってくるのが多分10月になってしまいます。 そのあとは今までずっと続けている曲作りやアルバム制作に専念します。 残念ながら もし来るとしても来年になってしまいます。 今年はスケジュールが 年末まで すでにいっぱいで・・・。」

◆最後に今回の公演について意気込みやファンのかたへのメッセージを聞かせてください。
「去年の9月も日本でライブに出演しましたが、その時は単独ではなかったので、今年は日本での久しぶりの単独ライブなのですごく楽しみにしていますし、特に韓国で作って持ってきたスペシャルグッズもありますので(笑) 皆様 楽しみにしてください! 期待してください。 公演を楽しんでください。 本当に今回のステージのためにとても頑張ってきたので、皆さんどうか応援してください。 ありがとうございます!」

終始笑顔で積極的に答えてくれたKoN。 今回の公演に、自分の全てを見せることができると言い切る姿はとても精悍で爽やかだった。 日々の努力の積み重ねが “自分はなんでも全部できるということを見せられる”と言い切れる自信につながっている。 当日はMC&ゲストとして 日本を主な拠点として活躍している韓国の男性アイドルグループApeaceの末っ子、J.Dが登場する。 絶対音感を持ち、小さいうちからピアノやギター、ドラムなど数多くの楽器を使いこなし、歌もロックから演歌まで幅広くこなす。 特にピアノの実力は 聴く人をうならせるほどだ。 KoNのマルチな才能と、J.Dの若き才能のコラボはかなり面白いものになると断言できる。 今回の公演を逃すと、少なくとも来年まで日本ではKoNの生演奏や歌を聴くことができない。 是非会場に足を運び、KoNが奏でる Nuebo Gypsyに酔いしれてほしい。 KoNは絶対公演を見に行ったことを後悔させない。

KoNさんから色紙
★KoNさんから 韓ペン読者の皆様に素敵な メッセージをいただきました!
「韓ペン読者の皆様 私の音楽が皆さんに元気(力)とエネルギーを届けられますことを願います。 良い音楽をお聴かせします! 2016年7月24日 KoN」
(※この色紙は後日1名様にプレゼントさせていただきます。応募はTwitterで後日お知らせいたします。お楽しみに!)

情熱のバイオリン 2016
~ジプシーバイオリン with カルテット~

2016年7月26日(火)
19:00開演 (18:30開場)
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール
全席自由席 ¥4,500(税込)
公演後に握手会があります

チケット発売中
・チケットぴあはこちらから→ KoN 情熱のバイオリン2016
http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1632717

・当日券あり!!(会場にて販売)

★当日、会場でお買い上げいただいたCDにKoNがサインさせていただきます。

オリジナル曲からドラマ挿入曲まで
韓国初のジプシーバイオリニストKoNが
ピアノ、ギター、ベース、パーカッションとともに
情熱のステージを繰り広げます。
韓国で注目を集めたドラマ挿入曲もライブでお楽しみください!

★MC・ゲスト出演で人気ボーイズグループApeaceJ.Dの出演も決定!
KoNとJ.D、演奏の共演も!
この公演だけのスペシャルな共演は必見です!
※当日、J.Dが作詞作曲を手がけたシングル「君というプレゼント」(Apeace)の販売があります。
会場でお買い上げいただいたCDに、J.Dがサインをします。

<演奏Program>(予定)
「Nuevo Impacto」
「Kiss of Gypsy 2016」(ドラマ「また?! オ・ヘヨン」挿入曲)
「Fatal Invitation」(ドラマ「誘惑」挿入曲)
「赤い糸」(日本ドラマ「赤い糸の女」メインテーマ曲) ほか

ご期待ください!

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