【パク・シファン】韓ペンオリジナルレポ:「パク・シファン 1st LIVE&TALK ~adagio~」開催。 のびやかで温かい歌声と笑顔に癒された時間。

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韓国で新人発掘オーディションブームを巻き起こしたMnetの『SUPER STAR K』。
過去には ソ・イングクやホ・ガク、 ロイ・キム他、数々のスターを輩出してきた。その『SUPER STAR K』の“シーズン5(2013年放送)”で、多くの強豪が集まる中、見事準優勝を果たしたパク・シファン(以下シファン)。
その後 2014年にデビューするや、その実力と恵まれた容姿、愛らしいキャラクターで どんどん人気を博し、歌手活動にとどまらず、ドラマやミュージカル出演など めざましい活躍を見せている。

そんなシファンは、 2017年2月25日~3月12日TOKYO SEASIDE FESTIVAL HALL Bにて行われた、ヒューマン・コメディ・バディ ミュージカル 『マイ・バケットリスト』にて、 ヘギという 余命宣告された若者を演じた。 自分の死までの期間を最高に輝かせるために「自分がやりたい100のこと」を実行し、前向きに生きようとするヘギとしてシファンは 日本の舞台に初お目見えした。 シファンは、韓国で同ミュージカルが上演された時もヘギ役を演じていた。 はかなげな中にも生きることに前向きに、ひたむきに向かい合う強さを持ったヘギは、シファンの雰囲気とよく合い、韓国でも日本でも大好評を得た。

日本でも多くのファンの心を掴んだシファンが、早速日本に戻ってきてくれた。
2017 年4月2日(日)「パク・シファン 1st LIVE&TALK ~adagio~」 を原宿アストロホールにて13時と17時半の2回、開催し、多くのファンの前に登場した。
(本レポは昼公演、写真はオフィシャル提供のため、夜公演のものになります。ご了承ください。)
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初めての日本での単独公演のため、ちょっぴり緊張したおももちで登場したシファン。 スカイブルーのスーツに白いシャツ、白いスニーカーという、爽やかなシファンにピッタリのファッションで身を包み、ステージに登場するや、まず深々とお辞儀をした。
1曲目の『その時、僕の愛は』を歌い終わり ファンから大きな歓声が起こると、 ホッとしたのかとてもうれしそうにニコっと笑った。
ステージには司会の みんしるも登場し、トークが始まった。 今回の公演はシファンをよりよく知るために、歌だけでなく、トークもたくさん盛り込まれた。
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今、どんな気分か聞かれると「舞台に出てくるまでは、そんなに緊張していなかったんですけど・・・。出てきた瞬間こんなにたくさんのかたが集まってくださっている・・と、わかりドキドキしました!」と素直な感想を語った。 ミュージカルを見に来てくれた人たちもたくさんいるとわかると「やった!」とガッツポーズをしながら、かわいい表情を浮かべた。
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「今日はパク・シファンという僕自身を、歌やいろいろなことを通じて、知ってもらいたいです。」と語り『君が違う』を歌った。 柔らかい、耳にとても心地よいシファンの歌声に会場は早速 酔いしれた。
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再びトークタイムとなった。
「マイ・バケットリスト」日本公演で初来日した際には、空いた時間に お台場で自由の女神を見たり、たこ焼きを食べて感激したり・・・。 日本の食文化がとても気に入ったようで、 特に牛丼が美味しくて 一日三食 牛丼を食べた日もあったそう。 また、すき焼きやお寿司、ラーメンを食べたり・・と日本での食生活を満喫したようだ。

ドラマ『錐』で共演したSUPER JUNIOR イェソンとは、いまでも親しくしているが、なかなか時間が合わず、インスタへのコメントなどのやりとりでお互い生存確認しているそうだ。 イェソンは1時間ごとに書き込みをしてくれることもあると、ふたりの 楽しいエピソードを語った。

日本でのミュージカルが終わったあと、気の合う友達と 3泊4日で 済州島へ旅行した際に食べ、気に入ったサバの料理にはDHAやオメガ3が入っているなど豆知識も披露して客席を和ませた。

トークタイムで話題にのぼったイェソンが作った『君なしで幸せでいられるだろうか』をしっとりと歌い、続いて、失った人への想いを歌ったせつないバラード『道で』をじっくりと聞かせた。
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ヘギ役を演じたミュージカル『マイ・バケットリスト』について聞かれると 「韓国は小劇場で演じましたが、日本では大きな劇場で演じたため 音の返りなどが異なったけれど、日本のほうがうまく演じられた気がします。 公演が終わったあと、握手会などで感想を聞くことができたし、日本の観客のほうが感情を強く汲み取ってくれたような気がしました。」と語った。
また不良少年カング役を演じた 共演者のBOYFRIEND ドンヒョンと初めて会った際、 実はシファンのほうが年上なのに、それを知らないドンヒョンがタメ語で普通に話しかけてきたため「あ~、やっぱり芸能人ってそういう感じなんだな~(笑)」と思ったが、その後 実は自分のほうが年下だと気づいたドンヒョンに本当に驚かれたという 微笑ましいエピソードを披露した。

ヘギが亡くなりゴーストになったあと登場するシーンでは、はしごを使って高いところに昇らなくてはいけないのに、つかむ 取っ手がついてる位置が遠くて、実はとても危険だったが、ゴーストのため その遠い取っ手を必死で掴んでいるように見えるとおかしいため 「(落ちちゃダメだ)生きなくちゃ!(笑)」って思いながら、毎回わからないように必死で掴んでいたかわいい話も聞かせてくれた。

シファンのバケットリストは?と聞かれると、「一ヶ月くらい ヨーロッパ旅行に行ってみたい、 エド・シーランやサム・スミスなど今人気のあるアーティストのライブを観てみたい。」と話した。

ここで、ヒューマン・コメディ・バディミュージカル 『マイ・バケットリスト』から『灯台守』を椅子に座ってじっくりと聞かせた。
曲の途中アドリブで「今日は来て下さりありがとうございます。よい時間を過ごしましょう」とメッセージを入れて感謝の気持ちを示した。 歌いおわると座っていた椅子をひょいっと自分で持ち上げ、袖に片付ける茶目っ気も見せた。

続いて同じく『マイ・バケットリスト』から 『SOME DAY』を歌った。 歌う前に「この曲は韓国上演時と日本上演時では振り付けが違ったので、今日は 韓国の振り付けで歌います。」と語った。 日本上演時は花束を抱え年上の女性にちょっぴり恥ずかしそうに恋を告白しに行く振り付けだったが、韓国バージョンは 愛嬌のあるかわいいダンスだった。 また、韓国では歌詞の「SOME DAY!」の部分がなかったのでそこを観客に歌ってもらうようにお願いしながら「皆さん、ちゃんとやってくれるって信じてますよ!(笑)」と一生懸命念を押す場面も見られた。 歌の最後には客席におりていき、ひとりのファンの手をとり見つめながら歌う嬉しいサプライズもおこなわれた。

ここでステージに白衣や 医療小道具などが運ばれ、『シファン先生、お悩み相談診察室』というコーナーに。 開演前、ファンに記入してもらったお悩みに シファンが答えるというものだった。 大学生からの「上手に青春を過ごせない」と言う悩みには「人生は常に青春。やりたいことをやるのが青春」と、回答。 次に思春期を迎えた息子のことが気になっているのに何を話しかけてもまともに返事が来ないという悩みには、「親はこどもに関心を常に持つのは大切。でも度を過ぎると逆効果だから温かい言葉はかけるものの、ひとりにしてあげることも大事。」とあまりにも的確なアドバイスを行い会場を驚かせた。 また、運動不足と気分が落ち込んだときの解消法がわからないと悩む人には 「太陽の光を浴びないとビタミンDが作られず憂鬱になります。歩くときや階段を登るときは歩き方に意識をして歩く、気分が落ち込んだときはむしろそれを逆に楽しんでしまうのがいいのでは?」と見事なアドバイスをおこない会場を沸かせた。
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また、そのあとはシファンのことをどれだけわかっているか、客席全員参加型○×ゲームをおこない、最後まで正解を重ね残ったファンには一緒にツーショットチェキを撮影してプレゼントした。

続いてファンの手拍子と一緒に『デザート』を歌うと、途中曲に合わせファンから入った「パク・シファン!」コールに気持ちよさそうに笑顔を浮かべた。 シファンの笑顔は本当に人懐っこく温かく、見る側も思わず笑顔になってしまう。

2015年11月に発表した 『怪物』を歌ったあと、『できることはない』を聞かせ、シファンの歌唱力の高さを見せ付けた。 温かい包み込むような歌声に 客席はみな うっとりとしていた。
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「今日来ていただいたことに感謝いたします。 次にお目にかかる時は、皆さんと今日よりももっと親しくなれていたらいいなと思います。 帰りは気をつけてくださいね。ところで・・・。次の曲で最後なんですが・・・。コンサート文化っていうのがありますよね?(笑) ここまでお伝えします(笑) 僕は皆さんを信じてますよ!」と、さりげなくアンコールがあることを匂わせ最後の曲『溢れている』を歌った。 シファンの声に合った気持ちのいい曲で、手を大きく振ったり 客席と一体となって楽しんだ。
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歌いおわると、大きなアンコールを求める声が起こった。
ステージに現れたシファンは無事アンコールを求めてもらったことに対し「僕は皆さんのことを信じていましたよ(笑) だからこうして今再び会えているんです(笑) 皆さんのお心にお返しするために もう一曲準備しました。」と笑顔で語ると、 RADWIMPSの大ヒット曲 『なんでもないや』を 綺麗な発音の日本語で歌った。 シファンの人柄を表すような 透明感のある澄みきった爽やかな声でこの曲を歌いあげると ステージをあとにした。
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シファンの優しくてのびやかな歌声、温かな人柄 、愛らしい容姿、そのすべてに客席が魅了された。
心から癒された素敵な時間だった。
今回の公演が終わるとすぐに韓国で次のミュージカルの 準備にとりかかる予定だと語ったパク・シファン。 今後のますますの活躍が期待される。
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■イベント情報
イベント名:『パク・シファン 1st LIVE & TALK ~adagio~』
日程:2017/4/2(日) 昼公演open12:30/start13:00 夜公演open17:00/start 17:30
会場:原宿アストロホール
主催:株式会社コンテンツレインジ/Rise Communication
企画:TOTALSET   
制作:運営:Rise Communication

■セットリスト
1. その時僕の愛は
2.君が違う
3.君なしで幸せでいられるだろうか
4.道で
5. 灯台守 / ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』より
6.SOME DAY / ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』より
7.デザート
8.怪物
9.できることはない
10.溢れている
ーアンコールー
11.なんでもないや / 原曲:RADWIMPS

■パク・シファン プロフィール
2013年開催の韓国No.1の新人発掘オーディション番組「SUPER STAR K5」で準優勝し、2014年韓国デビュー。伸びやかで情感豊かな歌声と涙腺を刺激するバラードの数々、1987年生まれに見えない童顔と、シャイで愛らしいキャラクターで多くのファンを獲得。2015年にドラマ「錐」で俳優デビュー&『マイ・バケットリスト』でミュージカル界にも進出。2016年にドラマで共演したSUPER JUNIORイェソンの作詞作曲、初プロデュース楽曲「君なしで幸せだろうか」ミニアルバム『私で歌う』を発表。2017年3月にはミュージカル『マイ・バケットリスト』で再びヘギ役にキャスティングされ初来日公演を成功させた。