【イベントレポ】 ~John-Hoon~ 10年ぶりミニアルバム『記憶の香り』リリースイベント開催。昔は見せていなかった 本当の姿、茶目っ気いっぱいの自然体でファンと楽しい時間を過ごした一日。

2017年7月26日 John-Hoonのファンにとって待望のミニアルバム『記憶の香り』が発売になった。
なんと10年ぶりの発売となったこのアルバムは John-Hoonにとって美しく忘れられないすべての“眩しい記憶”を1枚にぎゅっと詰め込んだ 素敵なアルバムになっている。

そして発売翌日の7月27日 『記憶の香り』発売記念イベントが豊洲PITで開催された。 当日は2部制になっており、1部(15時開演)はファンミーティング、2部(19時開演)は ライブという盛りだくさんの一日となった。

本記事では1部のファンミーティグをレポートする。

アルバムのレコーディングやジャケット撮影の様子などの映像が流れたあと ファンの大きな「John-Hoon!」の声とともにステージに登場したのは、紺色のスーツに身を包んだ John-Hoon。 大きな声援を送る客席のファンに、嬉しそうな笑顔を浮かべながら手を振った。
司会の古家正亨氏が 「久しぶりですね。」と言うと 「いや、実は 古家さんには おととい仕事で会ったので・・・。 久しぶりって言われて、今 どうしようかと思った(笑)」と、登場早々 するどいツッコミで 客席を和ませるJohn-Hoon。

「みなさん、こんにちは! John-Hoonです。」と挨拶をして 古家氏とのトークが始まった。

◆今日の衣装は今回のアルバムの フォトブック付きバージョンのジャケットの衣装だそうですね。
「スタイリストさんが このジャケット撮影のために衣装を作ってくれたんです。 」

◆今回のアルバムは10年ぶりのミニアルバムですよね?
「シングルは発売していたんですが、ミニアルバムもファンの皆さんが聴きたいかな~と思い、作ってみました。」

◆10年前は“悲しみのプリンス”って呼ばれていましたよね? でも今はイケイケプリンスでしょう?
「初めて日本の皆さんに会った頃は、僕もかっこよく見えるように・・って思っていたのですが、実は本当の僕は もっとギャグっぽい、おもしろい人なんです(笑) 実はプリンスではなく・・・、今はただのアジョシ(おじさん)ですよ(笑)」

◆ハリウッド映画に出たと聞いたのですけれど?
「“パシフィック・リム2”の 制作監督と 僕が出演したドラマのスタッフが知り合いで、John-Hoonを出演させてもらえないか?と言ってくれたんです。 キャスティングはすでに終わっていたんですけれど、スタッフが1シーンでもいいからと強力にプッシュしてくれて、特別に役を作ってもらいオーストラリアでワンシーン撮影しました。 ロボットの操縦をする人の役です。」

ここで俳優John-Hoonの魅力に迫るコーナー【記憶、そのシーン】が始まった。
John-Hoonが出演したドラマ 『もう一度はじめよう』 と 『三国志〜趙雲伝〜』の中からJohn-Hoon自身が選ぶベストシーンを紹介し、撮影時のエピソードなどを語った。

21話の ショッピングモールで スリを追いかけて取り押さえるシーン。 このシーンについて
「これは夏に撮影しました。 いつも買い物客のいなくなる夜に撮影していたのですが、夜は館内のエアコンが止められてしまうんです。 それなのに走ったりで、本当に暑くて死にそうでした。 撮影で一番つらかったですね。 撮っては汗を拭いて、撮っては拭いての繰り返しでした。」

38話で 腕にとまった蚊を殺すために ヨンジャ(パク・ミンジ)から思い切り叩かれたシーンについては
「ちゃんとやらないと、NGになったらもう一回叩かれると思って、“なんとか一回で撮り終わりましょう”と言ったら、本当に 思い切り叩かれて(笑) ほんっとに痛かったです!(笑) でも、一発OKでした!」

続いて『三国志〜趙雲伝〜』の中で 馬に乗って戦うシーンについて。
「馬のシーンは山の中で撮影しました。 あの馬がかなり力の強い馬で、スタッフが三人がかりで掴んでいました。 そんな馬なので、 乗るのが難しくて首のところを必死で掴んで乗っていたんですが、チカラが尽きて馬から落ちてしまったんです。 でも、馬が僕のすぐ前で止まってくれて・・・。 本当に怖かった…。 ケガをしなくてよかったです。」

趙雲(ケニー・リン)とのアクションシーンについては
「衣装が20kgもあったんです。 でも昔の・・・本物は鉄で出来ていたので、もっと重かったようです。この衣装はゴムでできていましたが、それでも20kgもありました。 歩いたり走ったりはなんとか出来ましたがとても重かったです。 そして、ケニー・リンさんや少女時代のユナなどの共演者とはスケジュールが合わずなかなか会えなくて、80%はお互いに代役を相手に撮影しました。 1つのシーンを3日ぐらいかけて撮影した時は、僕と代役のかた、僕と相手役本人・・・などいろんなケースで撮影しました。」

John-Hoon扮する高則が 女装をして敵の中をくぐり抜けようとしたところバレて、戦うシーンについて
「女性の服だったので小さくて(笑)  撮影がはじまったばかりの頃、このシーンを撮ったのですが、その頃はまだスタッフと親しくなれていなくて・・・。 でもこのシーンをきっかけに、スタッフとの雰囲気がよくなり、親しくなりました。」

◆撮影してみて韓国のドラマと中国のドラマの違いは?
「韓国のドラマは座って話しているシーンの撮影が多いですが、中国のドラマはアクションシーンが多いですね。 韓国のドラマはセリフが多く、演技や動きが熱いです。 今まで日本や中国でも演技をしましたが、やはりどうしてもセリフを100%は理解できないですが、韓国語なら100%理解できるので その分表現できますね。」

 

続いてのコーナーは10年ぶりリリースのミニアルバムにかけて【『記憶の香り』コーナー】。 アルバムについて話を聞くことになった。

 

◆どんな気持ちでこのアルバムを作ったんですか?
「2007年頃は日本にも頻繁に来ていたんですが、入隊し除隊したあとは なかなかそのような時間を持つことが前のようにできなくて・・・。 なので、アルバムを出すのは難しいかなと思い、今までシングル発売にとどめていたんですが、前にアルバムを出してから10年経ち、特別に今回は5曲くらい入れて作りたいと 思いました。」

 

◆この『記憶の香り』というアルバムタイトルは ご自身でつけたそうですね?
「今回のアルバム、3曲は新しいオリジナル、2曲はカバー曲を入れたいな・・・と思いました。 カバー曲は、1曲はファンのかたに一番多くリクエストをもらった『一日~ハル~』、そしてもう一曲は『波~パド~2017』です。 リリースが夏なので、夏と言えばパドかなって。 そして新しく作った曲『 Never Forget』 『眩しい記憶』 『君がいたから』は、僕の中で記憶と関係ある曲なんで、記憶の香りという言葉に結びつけてみました。 あ・・・、僕、香りに敏感なんです(笑) 人に会っても香りが重要です。 香りがいい人には興味を持てます(笑) 実は昨日、一昨日とリリースイベントでファンのかたと写真を撮ったりしましたが、皆さん香りが違いました(笑) 顔や名前はわからなくても、香りを記憶していますよ~(笑)」

 

◆収録曲について具体的に聞かせてください。
「タイトル曲 『Never Forget』は バラード曲なんですが、きっとファンのかたに気に入ってもらえる曲じゃないかなと思って選びました。 実は、この曲、ほかの歌手の人も欲しがったんです。 でも、その人が僕より後輩だったので “僕のために作ってもらった曲だから”と言って、僕のものにしました(笑) 自分の人生を振り返って反省して、でも今 自分がここに立っているのには意味がある、これから新しい記憶を作るために 一生懸命頑張ろうという曲です。 内容的にもメロディー的にも 本当にいい曲です。 でもこの曲の高音部分がとても難しいんです。 声がひっくり返らないか心配で(笑)  でも、なんか 懐かしい、一度聴いてすぐに記憶に残りそうな曲です。 『眩しい記憶』もとてもいい曲でタイトル曲にしようか悩んだ曲です。 この歌詞を表現するために、チカラを抜きつつ柔らかく歌うように心がけています。 『波~パド~2017』は、今でも海でよくかかっているし、後輩のアイドルも何度かカバーしてくれています。 UN時代の曲でひとつカバーしたいなと思い、やっぱり最初に 『パド』 が思い浮かんで・・・。 でもライブで歌う時、ダンスをどうしよう・・・っていうのが今の一番の心配で・・・(笑) でも、この曲は楽しく歌える曲なんで、懐かしいなと思いつつ選びました。」

 

◆4曲目に『一日~ハル~』を もってきたのは?
「『一日~ハル~』は温かい曲なんで、そんな風に聞こえるように キーをあげてレコーディングしました。 日本のファンの皆さんが 好きな曲かなって思い、カバーしました。」

 

◆5曲目 『君がいたから』はオリジナル曲ですよね?
「切ない曲ですけれど、新しいこの曲もすごくいい曲で。 今回のアルバムに入れた新曲は全部好きでタイトル曲を選ぶのに本当に難しかったですね。 この曲は韓国人の人が作曲したからか 他の2曲よりメロディーが韓国っぽくて、韓国語で歌っても良さそうな・・・独特な雰囲気も感じられると思います。」

 

◆ジャケットが全部で3形態あるみたいですが、どれが一番気に入ってますか?
「全部好きです。 同じ日に全部撮影したんです。 写真を見るとその日のことを思い出したりします。 あ、僕、最近は仕事をしながらとても楽しんでいるんです。 10代の頃は難しいことがあると “なんでやらなくちゃいけないの?” と思うことも正直あったんですが、軍隊に行って30代になって・・・仕事が自然と楽しめるようになってきました。 」

 

そしてそんないろいろな思いが込められたアルバムを紹介すると、『記憶の香り』収録曲から生バンドをバックに、タイトル曲『Never Forget』を歌った。
ファンがゆっくりとゆらす青いペンライトの波の中で、とても優しいのに なぜかどこか力強く、そして透き通るような声でじっくりとこの曲を歌いあげた。

 

ここで、John-Hoonが、薄着の夏に向けて身体を鍛えるために 元韓国の柔道代表だったトレーナーとともに様々なトレーニングをしている映像が流れた。
映像が 終わるとJohn-Hoonは再び古家氏とともにステージにあらわれた。

 

◆すごい運動量でしたねぇ・・・。
「一ヶ月くらい、ずっとやってたんです。 毎日スパルタ式に鍛えて、初めはつらかったけれど、だんだん慣れて来ました。 1時間ひたすら厳しいメニューを 週4~5日やりました。 初めてやった日は次の日起きれませんでした(笑) いや、体力がなくなり、運動が必要だと感じ始めたんです。」

 

このように鍛えたJohn-Hoon を見習ってみようというコーナー 【真夏のSpecialコーナー 教えて! John-Hoon先生とダイナマイトボディになろう】 という なんとも興味深いタイトルのコーナーが始まった。
ストイックに鍛えていたJohn-Hoonの映像に 自分も鍛えなくてはと触発されたファンのために 効果的な運動方法を伝授することに。
John-Hoonは、スクワットのやりかたや、タンベルを使っての運動、シャドーボクシングでの鍛え方などを具体的にやってみせながら教えた。 筋肉ができれば脂肪が燃焼するので鍛えることは大事だと語った。 実際に鍛えているJohn-Hoon の言葉はとても説得力があった。

 

引き続き、からだを動かす企画 【夏といえばパド(파도=波)! パド2017年Ver. パドにのってみんなで踊ろう】コーナーが始まった。

◆『パド』のダンス、John-Hoon さん、覚えてますよね?(笑)
「サビくらいは・・・(笑) オープニング部分の特徴ある部分は難しくて、もう記憶にないです(笑)」

 

◆いやいや、では記憶を呼び戻してもらいましょうか(笑)
そう古家氏が言うと UN時代のJohn-Hoonが歌い踊る懐かしいビデオがワンコーラス 流れ、客席のファンたちは まだ可愛らしいJohn-Hoon の姿に 目を細め 手拍子をしながら楽しそうに見ていた。

「あの頃は まだ若くて可愛い感じでやってもよかったけど、今は・・・全然ダメですよね(笑)  実はこの撮影の最初、ちょっとトラブルがあって、まだ若かったボクは “もう撮影しない!”と拗ねてしまったんですけれど、みんなになだめられて撮影したんです(笑) 」

 

ここで会場のファンとこの曲の一部を踊ってみることになった。 腕とからだをゆらすウェイブが実はとても難しいダンスだったことが John-Hoon の説明で改めてわかり、客席からはその難しいダンスを踊ってみせるJohn-Hoon に尊敬の声があがっていた。 客席で真似して一斉に踊るファンの中から 2名が ステージに上がり John-Hoon の前で踊ってみることになった。 ステージにあがるなり今習ったダンスをステージの上で練習しはじめる やる気マンマンのファン。 上手だが 動かし方が逆だとJohn-Hoonから指摘を受けると、すぐに修正し とても褒められていた。 もうひとかたはあまり得意ではない様子だったが、一生懸命踊る姿を嬉しそうに見つめていた。 ファン2名は 曲に合わせ実際踊ってみせ 会場を大いに盛り上げるのに一役かっていた。 John-Hoon も とても楽しそうだった。

 

◆ファンのかたが踊るパドを見てどう思いましたか?
「いやぁ~(笑) ボクがダンスを初めて習った時、教えてくれた先生の気持ちがよくわかりました(笑)  先生から “ぼくが教えるのを諦める気分になったのは きみたちが初めてだ”と言われました(笑) デビュー曲もすごく難しいダンスだったのですが、全然できなくて先生が諦めて簡単なダンスに かわったんです(笑)」

 

いよいよ最後のコーナー【John-Hoon Q&A】の時間となった。 開演前にファンから集めた質問に答えるコーナー。

 

◆今 なにがしたいですか?
「う~ん。 今は、ただ幸せで、なにもしたいことはないですね。」

 

◆女性とデートの際、手をつなぐのと腕を組むのでは どちらが好きですか?
「YouTube(ユーチューブ)で見たんですけどね。手をつなぐのもいいけど、腕を組むと女性は ただ幸せだけれど、男は 手をつなぐより もっと密着するから・・・(笑) これは女性が知らない男の気持ち(笑)」

 

◆ボクシングはどうして始めたんですか?
「何年か前に ボクシングのシーンの撮影があり、そのために練習を始めました。 でも、それが趣味になり・・・。 でもやめていたのですが、今回もう一回挑戦しようとやってみたんです。 」

 

◆今からやってみたいヘアスタイルは?
「いろんなヘアスタイルをやってみたから・・・。やったことのない・・・坊主あたま! お坊さんの役をやってみたいですし。 セクシーな坊主あたまで(笑)」

 

◆恋人の誕生日には どんな言葉を送りますか?
「誕生日おめでとう。 あなたに会ってボクは運がいいです。 これからいつもボクが守るから、きみも健康で ごはんをいっぱい食べて、でもダイエットもして・・・(笑)  かな?(笑)」

 

そんな愛情たっぷりなお祝いメッセージをちょっぴりブラックジョークも交えながら語り、最後のコーナーも終了した。 その後、客席をバックに 記念撮影をおこない、今日も生まれた楽しい記憶と思い出を記録に残した。 残念ながらいよいよ公演も終了時間を迎えることになった。

 

◆今日はいかがでしたか?
「今日は運動したり踊ったり(笑) 本当にいい時間でした。 韓国でデビューして17年、日本でデビューして11年・・・。 長い時間、ずっと応援してくれて本当にありがとう。 韓国に戻っても、またいっぱい仕事をして TVとかでも会えるように頑張るので、これからもずっと応援してください。ありがとうございました!」
大きな拍手に送られて 名残惜しそうにステージをあとにした。  そのあと来場者全員とハイタッチ会もおこなわれた。

 

クセのない、日本人とかわらない きれいなイントネーションの日本語で、スラスラと会話を交わすJohn-Hoon 。 昔は見せていなかった 本当の姿、実はとてもギャグ精神がある お茶目なJohn-Hoon の姿を 惜しげもなく見せ、新たな魅力を印象づけた。10年ぶりのミニアルバム『記憶の香り』は John-Hoon ファンだけではなく、 初めてJohn-Hoon の歌声を聞いた人でもすぐに心惹かれるような 本当に魅力的な作品となっている。

 

◆◆ 公演概要 ◆◆

2017 John-Hoon ミニアルバム「記憶の香り」発売記念イベント

★日時: 2017年7月27日(木)
★会場:豊洲PIT
★時間: (第一部) 開場 14:00 / 開演 15:00
(第二部) 開場 18:00 / 開演 19:00
主催・企画:MEPLUS
制作・運営:ライズコミュニケーション

 

★John-Hoon JAPAN OFFICIAL FAN CLUB  http://www.john-hoon.jp/


◆◆ アルバム情報 ◆◆

ミニアルバム『記憶の香り』

2017年7月26日(水)発売

●【通常盤】価格:2,300円(税込)仕様:CD
品番: VBCJ-60007

●【初回限定盤A】価格:3,400円(税込)仕様:CD+DVD
品番: VBZJ-55

●【初回限定盤B】価格:2,800円(税込)仕様:CD+ブックレット
品番: VBZJ-56

◆【Track List】
01. Never Forget
02. 眩しい記憶
03. 波~パド~2017
04. 一日~ハル~
05. 君がいたから

2000年韓国で男性デュオ「UN」として歌手デビューし、 ソウル大学歯学部出身という頭脳派アイドルイメージとその甘いマスクで 絶大な人気を得たJohn-Hoon。
2005年俳優として初参加した ドラマ「宮-Love in Palase」で俳優としての能力を認められた。
日本でも2005年歌手としてデビューをし、 翌年「宮-Love in Palase」も放送と同時に話題となり、彼の人気は不動のものとなった。
日本デビュー12年となった今年の1月には久々のニューシングル 「Prologue~恋を呼ぶ唄~」がオリコンウィークリー12位を記録し、その健在ぶりをアピールした。 そんなJohn-Hoonが、 7月26日(水)、約10年ぶりのミニアルバム『記憶の香り』をリリース!本アルバムは、美しく忘れられない記憶、 率直な感情を切に表現したアルバムに仕上がった。 今回はオリジナルとなる3つの新曲とUN時代の大ヒット名曲を 16年ぶりに新しくアレンジし、日本語バージョンで入れるなど、近年まれに見ぬ、 John-Hoonの傑作になることに間違いなし!