【韓ペン オリジナルレポート】
(※写真はすべて 提供:MYNAMEオフィシャル)
2017年 8月25日(金) 東京国際フォーラム ホールAにて MYNAME LIVE 2017~さよならからはじまるSTORY~が開催された。
今年で日本デビュー5周年を迎えた MYNAMEは、7月19日に 5thアルバム『MYNAME is』をリリースし、快進撃を続けている。 このアルバムをひっさげての今回のライブは この秋の入隊が決まり、しばらくステージに立つことのできなくなるグループ最年長のインスと共に行える入隊前最後のライブでもあり、メンバーの意気込みはいつも以上のものだった。
MYgirl ・ MYboy(MYNAMEのファンの呼称・以降MYgirl)の熱気が立ち込める中、ついに ステージセットの上段からMYNAMEが登場すると、会場が壊れてしまいそうな程の歓声が彼らを迎えた。
5周年記念LIVEのオープニングにふさわしい、日本デビュー曲『Message (Japanese ver.)』からスタート。 1曲目からセヨンの特技であるアクロバットも飛び出し、ファンをますます興奮状態にした。
『PARI PARI(『그까짓거』(Japanese.ver) 』では レーザービームが輝く中パフォーマンスを繰り広げた。 『Hocus Pocus』・『Party Animal』と激しいダンス曲が続いたあと 「みんなの声がほしい!」と叫び、 湘南乃風のSHOCK EYEが楽曲提供して話題になった『出会いあいして』をMYgirlからの大きなコールと共に歌った。 曲の途中でセヨンがサランヘポーズを客席に送っていた。
『Crazy Crazy』ではMYgirlたちも曲に合わせとても楽しそうに踊っていた。 この曲はいつも メンバー5人が仲良く肩を組み左右にからだを揺らす素敵な姿が見ることができる。
ここで、5th アルバムリード曲『Baby Tonight』の疾走感溢れるサウンドで爽やかなMYNAMEをアピール。 『LAST TRAIN』ではエレクトロニックサウンドに酔いしれながらセヨンが肩からジャケトをずらすと大歓声が起きた。
激しいナンバー8曲を一気に歌い踊ったあと 最初のMCタイムを迎えた。
インス「今日は僕の両親も来ているから。 僕たちが どれぐらい人気があるか見せてあげて!」
と言うと、ファンも大きな声で 「インスマイル~~!」と叫びインスの要望に熱く応えた。
セヨン「今までで一番広い会場でできること、全てのかたに感謝します。」
インスが作詞作曲した『RAIN』や、 『Hello&Goodbye』 『Day By Day』では せつない気持ちを歌いあげ、先ほどまでのパワフルなMYNAMEとはまた別の魅力を見せた。
映像が流れたあと ジュンQがステージセット上段に登場し、ジャジーなソロ曲 『DUDU』を、続いてインスも登場し『Morning(インス feat. ジュンQ)』を聞かせた。 インスがステージセット上段に置かれた ベッドに上半身裸で横たわっている姿に客席からは悲鳴に近い声が上がっていた。
続いてメンバー全員が登場した『Girlfriend』では、 ちびっこダンサーたちと一緒にキュートな笑顔を浮かべながら楽しそうに踊っていた。
コヌ「僕の隣で踊っていた子、うまいなぁ。」
セヨン「子供達とは今日初めて会ったけど、7歳の子のほうが、僕たちより緊張していなかった。ジュンQの『DUDU』の雨の演出から インスのベッドで『Morninng』、この繋がりがうまかったねぇ。」
チェジン「うまかったねぇ!!」
インス「僕たち、最初原宿で350人のライブからスタートして今日、こんな大きな会場でできるなんて!今日は、メンバーそれぞれの初めて会った時の印象を話してみようか。 隣の人について話そう。まず、僕から。 隣のジュンQに初めて会った時、すごく動きが遅くて…(笑) でも一番優しくしてくれたメンバーでした。」
(ジュンQは褒められて嬉しくなり、インスに抱きついていた)
ジュンQ「チェジンは、一番あとから入ってきたし、高校生で…。 優しいし、ハグしたり 守ってあげたくなるような子で…(笑)」
セヨン「今は?」
ジュンQ「いや…。今はちょっと~~(笑)」
チェジン「おいっ!こら! ジュンQ兄っ!(笑) セヨン兄は….。 顔だけ見たらめちゃくちゃかっこいいんですけど….。口から生まれて….(笑)でも、ダンスとかめちゃくちゃうまくて、練習生の時ずっと教えてもらいました。」
セヨン「コヌは…. 。僕が寮に入ったとき、ベッドはあるのに布団がなくて….。 コヌがツンデレな感じで自分の布団をぽんって投げてくれたの。 みんなコヌを冷たそうに見えるとか言うけど….コヌはツンデレですね(笑)」
コヌ「いやっ、ちがう! 僕は….デレデレ(笑) 僕の、インスの印象ねぇ….。最初会った時、正直全然気にしなかったから(笑) インスと会って、“あ、僕がリーダーになるな”ってすぐに思ったよ(笑)」
『What’s Up』や『F.F.V』では 客席を練り歩き、ファンと触れ合いながら楽しく歌っていた。
『Beautiful Life』ではインスがソロで美しく舞い踊る姿を披露し喝采を浴びていた。
メンバーが次の準備のため一旦ステージをおりている間に流された“MYNAME HISTORY映像”では、懐かしいMYNAMEの姿が映し出され、服を着たまま海ではしゃぐ姿などを見たファンからは「かわいい!」「懐かしい~!」といった声があちこちから起きていた。
衣装をラフなスタイルにチェンジして 『MIRACLE』『Getting Over』『Baby I’m sorry』を披露した。
続いて 真っ暗になったステージにはインスの姿が浮かびあがった。9月6日発売のアルバム『NAKED』から リード曲『NAKED LOVE』を初披露しワイルドでセクシーなインスの魅力を存分にアピールした。 ここまででも、歴史に残る素晴らしい公演を見せるMYNAME。 でもMYNAMEの勢いはこんなものではない。 ここからが本番とばかり、ますます熱くなっていく。
『Sugar』はちょっと怪しげな雰囲気で、そしてセヨンとジュンQの2人のラッパーたちが繰り広げる『Oh My Gosh』ではワイルドさを前面に押し出し、熱く弾けるサウンドにファンは酔いしれた。
コヌ ソロの 『I’m not a bad boy』では コヌも客席もクレイジーになって大盛り上がり。
続く『Sha la la』では セヨンの見事な一点倒立でキメまくった。
MCタイムになると、
セヨン「みんなもずっと座ってないから、座って! せっかくいい椅子があるから(笑) 」
と、ここまで立って応援してくれたファンを気遣うセヨン。
インス「僕のソロどうだった? びっくりしたでしょ?(笑) 」
と、ソロの反応が気になる様子。 ファンのとてもよい反応に安堵の笑顔を浮かべた。
メンバーの間で最近ますます歌がうまくなったと評価の高いチェジンはきれいなピンク色のシャツに着替えしっとりとしたバラード『窓の外に降る雨が君の涙なのか』を 聞かせ感動を与えた。
2013年発売の1stアルバムに収録されて以来 ずっと愛されている『Replay(Japanese ver.)』や『HELLO AGAIN』では MYNAMEの歌唱力の高さを改めて知らしめた。
ステージセットの上段へあがり、がらっと雰囲気を変えて『Secret』をMYgirlとともに大きく手を左右に揺らして元気よく歌った。
次の曲の準備でセヨンがステージから姿を消すと
インス「チェジン、セヨンに不満はない?(笑)」
チェジン「不満はいっぱいあるよ~(笑) 僕が昨日ラーメンを食べようと作ったら、セヨン兄が全部食べちゃった。ひどくない??」
と、合宿生活の楽しいエピソードを語った。
コヌ「ここで大発表があります!」
インス「9月23日 Zepp TOKYOで僕のソロライブをやりますが、その次の日、24日僕ひとりのファンミーティングをやることになりました! 地方の人も23日ライブを見て、東京に泊まって(笑) 次の日24日の会場は品川駅のすぐそばだから、ファンミーティング終わってもすぐ新幹線に乗れるから(笑) 二日間僕と一緒に過ごして!」
チェジン「僕は9月6日から初めての舞台をやります。是非来てください!」
ジュンQ「行く行く!」
セヨンのソロ『LOVE ROBBER』では、ステージ中央に現れたセヨン…と、思いきやなんとそれはフェイクキャスト。 すると突然セヨンが客席から登場。 歌いながらステージに戻ると バラの花を ダンサーたちから差し出され、ちょっぴりくすぐったそうな笑顔を浮かべた。
ここからいよいよラストスパートに突入。
4thアルバムのリード曲 『Alive or Fallen』、そしてライブで歌うたび大盛り上がりになる『ノム very マ~too very so MUCH~(Japanese ver.)、『ニガモンデ』 、『タンマレ~はっきり言って~(『딱 말해』Japanese ver.)、『Stop the time 』 と、ガンガン飛ばしていく。 ここまでですでに 約3 時間 、ほとんど歌いっぱなし踊りっぱなしでクタクタのはずなのに、全く疲れた様子を見せないMYNAME。 それどころか、ますます元気に熱く、そして生き生きと輝いてるから驚きだ。 そんな全力疾走のライブを一緒に過ごしてきたMYNAMEとMYgirl。 「みんな~、隣のMYgirl MYboyに拍手!3kgダイエットおめでとう! 僕たちは5kgだね。」とジョークを飛ばすMYNAME。
そしてついに ラスト曲『WE ARE THE NIGHT』 ではセヨンとジュンQの男らしいラップも炸裂した。曲の最後には銀テープも飛び出した。
興奮した客席からは アンコールを求め、『Message』の大合唱が起こった。
その声に応え再びMYNAMEが姿を現したのは客席。 この日にピッタリなタイトルのついたナンバー『SUMMER PARTY』、続いて聞くたびにいつも爽やかな感動を与えてくれるメロディー『We Made It』をファンと一緒に楽しんだ。 たくさんの ハート型の紙飛行機が客席中を舞い、美しい光景をなした。
コヌ「ジュンQ,今日どうだった?」
ジュンQ「本当にコンサートでこんなにたくさんダンスとかやるのは初めてなので、練習している時は体力的に丈夫なのかなって心配したんだけど、今日やってみて 皆さんと一緒だったらもっと出来るって思いました! 」
コヌ「本当に昨日の夜は眠れなかったんです。 初めてこんな大きな所でやるし、緊張して….。で、夜中ひとりで考えたんですが、インスが兵役に行くじゃないですか? 寂しさもありますよね。 リーダーとして、(インスの入隊前最後の)このコンサートがうまくできるかどうか考えました。 インスが僕たちに今日この大きな舞台に立つという ドラマみたいな時間をプレゼントしてくれたんだと考えて、インスが帰ってくるまで この4人で一生懸命頑張ります。 インスのファンは寂しいと思うけれど、今日やりながら考えたのは、インスがいなくなっても その間は僕たちが守るし、みんながいるから今日もできたし。 5年間みんながそばにいてくれたから今日ここまで来れたのだと思います。本当にありがとう!」
ジュンQ「インス兄が入隊しても MYNAMEは終わらないから安心していいです。 今日やりながら思ったのは5人だと何をやっても頑張ってできるし、いつもお兄さんたちが助けてくれて感謝しています…。5年間一度も言ったことがなかったけれど…、インス兄、本当にありがとうございます。」
ジュンQの言葉に 深々とお辞儀をするインスの目は涙で光っていた。
チェジンは、様々な思いがこみ上げ 涙でいっぱいになり、しばらく言葉にならなくなっていた。 それを見て
セヨン「ゆっくりしていいよ。 この会場、遅く出るとその分お金かかるみたいだけど(笑) それは僕が払うから! 最後だし! もう、みんな本当にごめんなさい。 でも許して。」
と セヨンは 末っ子チェジンがインス兄と離れることが寂しくて仕方がない気持ちを受け止め、ジョークを交えながら優しく気遣った。
チェジン「韓国デビューから7年間、本当に長かったし、短かったです。 インス兄とケンカしたこともたくさんあるし…。 インス兄とケンカして6ケ月話さなかったこともあって。 でも今考えたらその時期は もったいなかったなって…。 」
寂しくてたまらず、思わずインスに抱きつくチェジン。 その肩をポンポン叩きながら涙を滲ませるインス。
セヨン「最後って言いたくないし、“さよならからはじまるstory”だし…。 5人として必ず戻ってくるし、4人の間も 皆さんを守るし。 みんなを信じてるから、みんなも僕たちを信じてください。 今日は初めて僕たちの家族が日本に見に来てくれていて、ここまで活動してきたことを見せることができたことを皆さんに感謝します。MYgirlの皆さん、大好きです!!」
インス「なんかせつない雰囲気になったけど…、まだ行かないよ(笑) 今日一日思ったのは、すごく幸せだなって。そして、また戻って来た時、このぐらいMYgirlがいるかどうか心配もしたし。 ね?みんな約束守ってくれるよね?(笑) 今、一番もどかしいって思ってるのは僕です。 でもSNSとかでもたまにみんなに挨拶するから。 ほんとはね、僕は一ヶ月くらい前から悲しくて悲しくて、何を考えても何の曲を聴いてもすごく悲しかったけど、今は本当に2年間、自分もすごく勉強して戻ってくるので、みんなも是非 今の席を守って、4人のMYNAMEもよろしくお願いします。 まず….浮気はダメです!偶然みんなのインスタとか見て、他の歌手と2ショットとか撮ってて…。」
セヨン「(他の所なんて)行くなよっ!(笑)」
インス「で、アカウントは“インス大好き”(笑) 。 どうしてそんな写真をそこからUPするの?(笑)ダメです。 もしどうしてもUPしたいなら、他のID作って、そこからUPしてください!浮気はダメ!」
セヨン「インスが傷つくよ~!(笑) インスが戻ってきたら、またここ国際フォーラムAでやりましょう。」
インス「そのためにも4人は、もっと頑張るから! 僕のいない時は僕のパートはチェジンが歌うからね! ほんとにチェジン、上手くなって。 さっき裏でチェジンのソロを聴きながら、泣いちゃった。今からみんなに聞かせたい曲があります。僕が作った…『忘れないで(잊지 말아줘)』です。」
そう言いながら涙で言葉をつまらせるインス。
曲が始まっても インス、そして4人のメンバーも様々な思いがこみあげ、涙で歌えなくなっていた。
7年間、必死に一緒に走ってきた…。 楽しいこと嬉しいこと、そして苦しいことも、一緒に経験してきた5人の絆はインスの入隊決定でますます強くなっていったようだった。
歌い終わると そでに去ったMYNAMEを 「MYNAME!MYNAME!」と大きな声が呼んだ。
ステージに登場したMYNAMEはステージセット上段から現れ、 『Always』の歌詞、
“離れていても忘れないで。気持ちはひとつ” を MYgirl に届けと、客席中を見渡しながら心をこめて一言一言をしっかり歌いあげた。
コヌ 「ありがとう!最後は笑って挨拶しましょう。」
セヨン「ひとつお願いしていい? 5人の最後のステージでしょ? 5人でハグしていい??」
そう言って5人でハグをしながら「おつかれ~!」とお互いを労った。 そんな愛と友情に溢れた光景に、客席のファンたちは 寂しさと温かい気持ちが入交り、泣き笑いの表情を浮かべていた。
ダンサーたちも登場し、 最後みんなで挨拶をして 40曲、約4時間のコンサートは幕をおろした。
こんなにも楽しませてくれ、そして こんなにも感動するコンサートを見せてくれたMYNAMEに心から感謝の言葉を送りたいと思う。 40曲歌っても 彼らの歩んできた道は語り尽くすことができない。 そのぐらい、彼らの歴史は濃く・長い。 ひとたび5人での活動光景は見られなくなるが、MYNAMEが地道に積み上げて来た砦は、そう簡単には崩れない。 MYgirl MYboyに守られ、これからも大きくそびえ立つ。 今後、インスは入隊前最後の活動として、2年間留守にする間の置き土産となる1st ソロ・ミニアルバム『NAKED』をひっさげてのソロ活動が控えている。また、チェジンが初の舞台『さよならヨールプッキ』へ、セヨンも ミュージカル『ALTAR BOYZ」へ出演するなど、まだまだMYNAMEの勢いは止まる気配がない。 今後の活動展開にも大きな期待ができそうだ。
・写真は全て 提供: MYNAMEオフィシャル
・取材: C.Otsuka
【ライブ情報】(インス)
9/23(土)「IN SOO’S 1st SOLO LIVE ~NAKED~」
日時:2017年9月23日(土)
【昼公演】開場14:00 開演14:30 【夜公演】開場18:00 開演18:30
場所:ZEPP TOKYO (アクセス:http://hall.zepp.co.jp/tokyo/access.html)
【関連サイト】
MYNAME オフィシャルサイト:http://www.myname-jp.com/index.html
MYNAME 公式モバイルサイト:http://myname-mobile.com/
MYNAME ユニバーサルミュージックサイト:http://www.universal-music.co.jp/myname
インス1st ミニ・ソロアルバム「NAKED」特設ページ:http://www.universal-music.co.jp/myname/news/naked/
【CD関連の お問い合わせ】
ユニバーサルミュージック合同会社/Virgin Music TEL:03-6406-3045 FAX:03-6406-3130
★チェジン出演 舞台「さよならヨールプッキ」公式 HP⇒
http://odyinc.com/release/joulupukki.html
★セヨン出演 ミュージカル「ALTAR BOYZ」公式HP ⇒http://www.altarboyz.jp/