2014年、韓国の新たな演劇が生まれる場所と言われる大学路(テハンノ)で初演され、2015年、2016年にも再演されたミュージカル 『マイ・バケットリスト』。
『マイ・バケットリスト』は、人生のどん底を彷徨っていた不良少年 カングと余命宣告を受けた少年ヘギが出会い、一緒にバケットリスト(死ぬまでに絶対にしたい100のこと)を実行するプロジェクトを行いながら人生の意味に気づいていく過程を描いた韓国オリジナルミュージカル。

再演を重ね、韓国ミュージカル業界で新たな潮流を作り 最高の話題作となった。
さらに、2016年には韓国文化芸術委員会の‘優秀創作ミュージカル海外共同製作作品’、韓国健増進開発院 ‘生命尊重創作ミュージカル’ として選定されるなど、重厚ながら幅広い世代が共感できるミュージカル作品として ゆるぎない評価を得ている。
死をテーマにすることで、生きることの有り難さ、大切さを教えてくれる 『マイ・バケットリスト』は、2017年、日本でも初上演され、沢山の人々の心に強く生きることの意味を訴えた。 そして感動し共感した多くの声に応え 2018年2月20日より新宿シアターモリエールにて 再び 上演されることになった。 そして前作は 韓国語での上演だったが、今回は オール韓国人キャストによる日本語上演という新たな試みが行われる。

今回のキャスティング、 不良少年カング役は トリプルキャスト
人気アイドルグループ CROSS GENEの ボーカル担当 キム・ヨンソク。
役者として再スタートし、今回が2作目の舞台となる ミンス。
日本初演時も 同じカング役を演じた、ミュージカルではお馴染みの実力派俳優 キム・ナムホ。

余命宣告を受けた少年ヘギは Wキャス
昨年より日本での活動も盛んな SNUPERのリーダーで ラップ担当の テウン。
そして 歌の上手さ、日本語の上手さでは定評のあるインジュン。
今回はこの5人のキャストがチカラを合わせ、日々様々な組み合わせで楽しませてくれる。
また、今回は 演出に PaniCrewの 中野智行氏を新たに迎え、前作とはまた違った雰囲気の公演になるのではないかと話題になっている。
そんなキャスト5人と 中野氏が登壇し、『マイ・バケットリスト』制作発表会が 2018年2月1日、都内某所にて行われた。(※ 今回の発表会は 通訳はつかず、全てキャストの日本語で行われたところも是非注目して読み進めてほしい。 )

 

当日は、沢山の応募の中から選ばれたファン3名も『マイバケ応援団』として参加し、キャストにインタビューを 試みた。 自身のSNSに会見の様子や、この公演について書き込んでもらい、今後沢山の人たちに広めてもらうことになっている。


『マイ・バケットリスト』テーマソングの優しい音色が流れる中、キャスト5人と 中野氏が登壇し、制作発表会が始まった。 拍手に迎えられ、ちょっと緊張しながらも笑顔を浮かべる出演者たち。

ミンス「こんにちは。僕はカング役のミンスです。ミュージカルは 初めてなんですが、素晴らしい人たちと一緒にやっているので 是非 皆さんも期待して下さい。 よろしくお願いします。」

ヨンソク「初めまして。僕は カング役のCROSS GENEのヨンソクと申します。 日本で初めてのミュージカルですけれど、本気で頑張ります。ファイティン!よろしくお願いします。」

ナムホ「こんにちは。カング役の キム・ナムホと申します。 僕一人だけがアイドルじゃないですね(笑)  でも本当に頑張っています(笑) よろしくお願いします。」

インジュン「こんにちは。ヘギ役のインジュンと申します。 頑張って毎日、稽古しています。 完璧な姿を見せていきたいと思います。 よろしくお願いします。」

テウン「こんにちは。僕はヘギ役のSNUPERのテウンです。僕も日本で初めてのミュージカルなので、一生懸命練習しています。よろしくお願いします。」

中野「僕も初めてなんですけれど(笑) 本当に素敵な仲間と、この舞台をやれることになりました。 演出を担当させていただいています中野です。よろしくお願いいたします。」

◆この作品は 昨年日本に初上陸して、今回は全編日本語での上演となります。最初にオファーを受けた時、どのように感じましたか?

ナムホ「僕は 日本で昨年 韓国語上演した時もカング役をやりましたが、その印象がすごく良かったので (オファーを受けた時)『はい!絶対やります!』って言っちゃったんですけど…(笑) なんでそう言ってしまったかと今思うくらい日本語が難しくて(笑)  うまく出来ない精神的ストレスはありますが、これができたら 成長する機会になるって思って、ドキドキ心配する反面ワクワクしています! いろんな気持ちを感じることが出来る舞台だから(オファーを)受けてよかったと思います。」

インジュン「ナムホさん、日本語うまいですよね! 僕は ミンスと ヨンソクと ナムホさんと もともとすごく仲が良かったし、テウンくんも友達の友達だったりで、みんな知り合いだから、このメンバーで何かやれたらいいなって思っていたので、こんなにいい作品を一緒に出来てすごく嬉しいです。 日本語には自信はあるんですけれど、この舞台は最初から最後まで2時間位 ずっと二人だけの出演なので緊張感もあります。でも稽古場の雰囲気がすごく良くて。みんな仲がいいし。今のままずっと頑張っていればきっとうまくいくと思います。 最初この作品のオファーを聞いた時、すごく嬉しかったので頑張って準備していこうと思っています。」

ヨンソク「僕も会社から連絡が来て 『どうする?』って聞かれた時 『もちろん やります!』って答えたんですけれど でも台本を見て読み合わせたとき、日本語の発音 “つ”とか“ず”とかが難しくて。 でも本当は幸せな時間で、一生懸命 今、頑張り中です!」

テウン「最初 会社から連絡が来た時は 『僕に出来るかなぁ?』って思いました。 日本語のイントネーションがとても難しいですが、一生懸命練習すれば本番では かっこいい姿をお見せ出来るのではないかと思うので、頑張りますからどうぞ応援して下さい!」

ミンス「 前に “いつだって最高の友達”という舞台を日本語でやったんですが、ミュージカルは人生初なので 僕に出来るかなぁと思ったんですが、自分への挑戦でもあるし、歌も勉強しながらファンの皆さんも僕が頑張る姿が見たいって待っていてくれるので、出演することが出来てすごく良かったと思っています。 頑張りますので応援よろしくお願いします。」

◆中野さんも韓国人キャストに日本語で演出をつけるという初めてのチャレンジだそうですが いかがですか?

中野「僕よりも この5人が大変ですよ。 もし逆で、僕が外国語で2時間の公演をやってくださいって言われたら、僕、すぐ逃げます(笑) 絶対無理なことを、すごく前向きにチャレンジしてくれるし2時間を外国語である日本語でチャレンジしてくれるし、ミュージカルを二人だけでやるって言ったらとんでもない ストレスだと思うんです。 でも、この壁を乗り越えようとする5人のチームワークが、毎日泣きそうになるくらいで。 日々日々成長していっているし、自分が勉強させてもらっている気分です。」

◆稽古場の雰囲気がかなりいいんですね?

中野「そうです!」

インジュン「完璧って言うか…。ここまで仲良くなるかなぁ?と思うくらい(笑) みんなすごく楽しく練習しています。 みんなそれぞれ、アイドルをやっていますが、自分のグループのメンバーではなく、この作品で会っただけの人たちなのに、ここまで仲良くなって…。ある意味、メンバーよりも仲良くなっている部分もあるし(笑) 毎日夜中の2時3時まで一緒に台本読んだり、美味しいものも食べに行ったり。このいい雰囲気が本番を観てくださるかたたちに伝わればいいなって思います。」

 

ここで、そのいい雰囲気の稽古場の様子の映像が少し披露された。 セリフや ダンスの練習などをみんなで気持ちを合わせておこなっていた。 真剣な眼差し、集中している中にも、信頼関係の強さを感じられる安堵した表情を浮かべているキャストたち。 昨年の公演にも出演していたナムホを中心に熱心に練習を重ねていた。 イントネーションなどにかなり神経を遣って練習しているのをすでに感じられるくらい きれいな日本語のセリフのやりとりだった。この映像を撮った日は 初の通し稽古だったそうで、現場の熱く、そしてて温かい雰囲気が 短い映像ながらじゅうぶんに伝わって来た。


◆中野さんが演出をされていて感じた それぞれの良い所を教えてください。

中野「まず インジュンくんは もっと ふざけキャラだと思っていたんですよ(笑) でも、稽古が終わってからも ずっと練習しているし、本当によく台本を読んでいる人で。 予定よりも早いスケジュールでどんどん来るから、こっちがプレッシャーになるくらいです。昨日も半分くらい通してみようか…と、やってみたら いち早く台本をおろす(=台本を見ない)し。あ、その横で ヨンソクくん、めっちゃ勉強してるのかと思いきや 寝てました(笑) いやいや、和気あいあいでいいんです(笑) テウンくんは他よりも遅れて稽古に入ってきたけれど、韓国で自分で勉強してから来ているから全然遅れをとっていないし。ミンスくんは声がかっこいいから 質問されるたびに、胸キュンするし(笑) ナムホくんは、この舞台をやっていた人だから 僕にとっていいアドバイザーでもあり、本当に助かっています。」

◆ナムホさん、今回もカング役ですが、ご自身とカング、似ている所はありますか? 他のメンバーの皆さんもお聞かせください。

ナムホ「小学校の時、家庭の事情で母が家を出て行き、僕が大学生の時に戻って来たんです。なので、僕もいつも愛されたい気持ちをずっと持っていたので それがカングの気持ちにつながっているのではないかなと思います。」

インジュン「僕はみんなからはヘギではなく カングって言われるんです(笑) 僕自身から見ると、ヘギと似ているところも沢山あるんですが、なんでかなぁ?(笑) みんな知らないかもだけど、ヘギみたいに純粋なところもあるんですっ!(笑) (※ キャストも爆笑)  悪いことがあってもすぐに忘れるところとか、前向きなところとかね。 ヘギをやりながら 自分とは違う部分を演じることは勉強になるし、ヘギを理解してどんどんヘギになって行けているので、最近はヘギみたいに、今まで以上に みんなに優しくしています(笑)」

ヨンソク「僕は 思春期の時はカングと同じようなタイプでした。 不良だったっていう程ではないんですが、勉強はしていたけれど授業中に寝ていたり(笑) テストがある時だけ勉強して…。 僕はカングと似ていると思います。 顔もかっこいいしね(笑) 」

テウン「僕は…。ヘギと近いところも沢山あると思うんですが、みんなからヘギは僕に似ていると言われ、実は最初びっくりしました。 今、勉強しながら、ヘギの気持ちをもっと勉強しているので本番では ヘギになっていると思います!」

ミンス「僕はまだ台本を読みながら、本当のカングってどんな人なんだろうってずっと考えていて…。 正直、まだ悩んでいます。 なので似ているかどうか、まだわからないのですが、本番ではちゃんとしたカングになってお見せできると思うので期待してください。」

◆『マイ・バケットリスト』は2014年の初演以降、韓国で2回の再演、そして昨年は日本で…と、沢山上演されています。 この作品の魅力はどんなところにあると考えますか?

インジュン「みんなが見て共感できる、そういう作品じゃないかなと思います。 もちろん病気になってしまうヘギの状況には共感できない部分もあるのかもしれないけれど、その中で希望を与える部分には共感できると思うし。 最初から最後まで二人でやりますが、つまんない部分が全くなくて 集中できる作品になっていると思います。 僕たちも一日に何度も練習して、普通だと 稽古一回やる度に疲れてしまったりするんですが、この作品は 通しをもう一回やろうとしても新しい気分でやれて、つまんないと全く思わないんです。」

ミンス「僕はこの作品を韓国で観たことがあるんですが、韓国のセリフの内容と日本版では少し違っていてまた面白いですね。 “ 友達 ”の話ですが、みなさんもこの作品 観ながら、友達と過ごした思い出をもう一回考えることができて素敵だなと思いますね。」

中野「韓国で上演していたこんな素晴らしい作品を日本語でやれるということが、めちゃくちゃすごいことだなって思っています。 それをチャレンジするのが韓国のアーティストだということが、また、さらにエンターテインメントにすごいボールを投げ込んだなと感じ、それに関われるのがすごく嬉しいですね。 実はとても大変なんです。ライブのMCなどでは 覚えて伝えればいい部分もありますが、普段使わないような言葉を覚えてもらわなくちゃいけなくて。 例えば…セリフの中に 『ぶっ殺すぞ!』とか『半殺しにする!』という言葉があっても その2つのニュアンスの違いが(韓国人なので)理解できないんですよね。 そういうことを1つ1つ理解しながら、単に コピペする(※コピー&ペースト。 単純に覚えた言葉をそのまま言う)だけじゃ無理なことに挑戦していることに感動しています。」

◆台本がとても分厚いですが 印象に残っているセリフはありますか?

ナムホ「もちろんあるけれど…。僕が覚えるのが一番遅いから…。う~ん、歳かな?(笑)
(※ 会場中が大爆笑になると) 笑いすぎですよ!(笑) 笑ったら 『告訴するぞ~!』(笑)
うん、この『告訴するぞ』の発音がうまできなくて、表情で覚えました。あと、『もともと頼って来たのはお前のはずなのに、気がついたらいつも 救われていたのは俺なんだ。』… このカングのセリフは、初めて素直な気持ちを語っていて 私には大事なセリフですね。」

インジュン「ヘギのセリフの中で死にたくない気持ちを表現している 『治るかもしれないじゃん。 医者が死ぬって言っても、誰かが僕が死ぬって言っても奇跡だってあるかもしれないじゃん。』っていうのがあるんですが、 この言葉は 一番ヘギらしいし、生きたい!死にたくないっていう気持ちがよく伝わって来るので、これが一番好きですね。」

ヨンソク「僕は カングの 『何もせす後悔するくらいなら、ぶつかっていこうよ。』が好きです。不良のカングがこのセリフをヘギに言うのが、すごくかっこいいじゃないですか?」

テウン「僕はヘギが最後に手紙でカングに話す部分が特に印象的です。 『カング、生きるって悪くないよ』 このセリフが一番心に伝わって来ました。」

ミンス「ヘギが手紙を持って来るのですが、『明日も また来てね』というのを読んで、もう大泣きでした。気持ちがわかって。」

◆今回の作品は友達同士の話ということですが、みなさんのお友達との思い出を聞かせてください。

インジュン「思い出って言うか、今回の話になりますが…。 ナモさん(=キム・ナムホ)とは、以前一緒に『イケメン青果店』をやって、今回またこの作品で一緒にできて嬉しいです、そしてヨンソクは韓国で一番可愛がっている後輩なんですが、プライベートでも普段よく一緒に遊んたり、深い話をしたりするんです。でも知り合って5年も経つのに、こうやって仕事を一緒にするのは初めてなので、それがいい思い出になりますね。」

ナムホ「今、劇団四季で8年間位やっている友達がいます。 小学校からの友達なんですが、ずっと江原道という所で大学までずっと一緒に進みました。 彼は、そんなに演劇とかの実力は無いかなと思っていたので、なぜこの道に進んだか尋ねてみたんです。そうしたら『あなたが(この世界に)いるから』って。 自分の未来なのに…と、半分は理解できませんでした。 でも半分はすごく嬉しくて! 大学の時も実力が足りなくて、彼の役はアンサンブル程度でしたが、すごく頑張って、今では劇団四季で8年間も! こんな素晴らしい人が友達にいるんです。」

ヨンソク「僕は いろいろ友達がいます。いっぱい引越しをしたので。 で、去年の年末、知り合って10年くらいの友達から久しぶりに『今度日本でミュージカルをやるんだって?応援しているよ』という連絡をもらったんです。 その友達が10年間ずっと僕をを応援してくれていたんだと思ったら、胸がつまったし嬉しかったです。 その友達にありがとうと伝えたいです。」

テウン「一緒に練習した友達のことを思い出します。 今は一緒に仕事をすることが出来ないですが、僕の活動を見ては アドバイスをくれるので、その友達にとても感謝をしています。」

ミンス「僕は小・中・高と 釜山でずっと過ごして、今は日本に来て活動して7年くらいになります。 僕の釜山の思い出は高校で止まってしまっているのですが、友達はみんなまだ釜山の会社やお店で めちゃくちゃ頑張っていています。 でも、(話についていけなくて)よくわからなくて…。でも、この前集まってみんなで話して、『俺も頑張るからみんなも頑張れ。 30歳になった時、誰が一番成功しているか勝負をしよう!』って話しました。実際軍隊とかもあるから『 35歳くらいで勝負しようか』って感じですが。 それから 僕が社会に出て初めての友達は BEESHUFFLEのメンバーたちで、この間もみんなで集まったんですが、『ミュージカル見に行くよ』って言ってくれて…。そんな言葉ひとつだけでも『やっぱり、お前たちだな!』って思えて。すごく嬉しかったです。」

ここから、ファン代表・マイバケ応援団のかたたちからの質問タイムとなった。(※ ◆◆の3問)

◆◆みなさんのバケットリスト (=死ぬまでにやりたいこと)を教えて下さい。

ミンス「僕はアメリカで一度でもいいから役者をやりたいです。あ、留学だけでもいいからもっと世界を見てみたいですね。」

テウン「僕は運転免許を持っていないので取りたいですね。」

ヨンソク「僕はキャンピングカーを運転して、世界旅行をしたいですね。 」

インジュン「うちの会社が持っているマンションを僕が買いたいですね(笑) とても立派なマンションなんで、そこで生活しながら、自分のものではないのが悔しくて(笑) もっともっとBIGになってそれを自分のものにしたいですね!ん~、あと3年以内には(笑)」

ナムホ「前回の作品の時にも話しましたが、お母さんと旅行を10回以上するのが目標ですね。 今回の公演の最後の日、お母さんが来るんです。 それもその1つです。あとは、日本でミュージカル『Kinky Boots』のドラァグクイーン ローラをやりたいですね。」

◆◆日本語の上演ですが、発音や表現が一番難しいのは?

ナムホ「僕とテウンくんは、多分イントネーションですね。 僕の中の感情でセリフを言うと、日本語では、そのイントネーションでは違ったり。 僕の中で思う、その感情の言葉の流れと、実際のイントネーションが違うんですね。 感情をこめて言葉でもうまく演じたいのに、そういうことも考えなくてはいけなかったりします。 なので夜中まで一人でカフェで勉強したりしています。」

インジュン「発音は特に無いのですが、病院で使う言葉、例えば “抗がん剤治療 ”とか、そういう普段使わない言葉があるので勉強になりました。」

ヨンソク「 僕はヘギのセリフの中で『世界の中で宇宙の…』って言うセリフがあって、ヘギのセリフが終わるとカングが喋るから、ヘギの言葉を聞きながら『いつ終わるの?いつ終わるの??あれ、終わった?』って心の中で思ってます(笑)」

テウン「僕もイントネーションが一番難しいですね。 あと、普段敬語で話しているので、友達言葉(= タメ語)を使うのが難しいですね(笑) 」

ミンス「僕はイントネーションの問題は毎日録音して聞いて勉強しています。 早く言わなくてはいけない言葉とか、不良のカングの『~てんじゃねぇよ』みたいな言葉が難しいですね。」

◆◆この人のここがすごいなって思うところを教えてください。

ミンス「僕からいきますね!(笑) 僕、ナモさんと ヨンソクと、昨日 本読みをしたんです。 ナモ兄貴は日本語が出来ないって言うけれど、すごくうまくて 練習を見ていて やっぱり俳優さんは違うなって思うんです。見ていて涙が出るくらい感動して。 日本語なんてあまりうまくなくてもいい、ミュージカルや舞台は 感情を出すものなんだって兄貴から学びました。 これはすごいです。」

テウン「僕は毎日、いろんなことをみんなから学びます。 僕はナモさんと一緒に練習していますが、さっきミンスさんが言っていたように、いつもナモさんの目の中にいろんな感情があって、僕はそれを見て集中することが出来るんです。 僕はナモさんの演技がとても好きです。 そしてキャストのみんなは日本語の演技が僕よりめちゃうまくて、とても羨ましいです。 だから僕も日本語頑張ります!」

ヨンソク「メンバーみんな、いろんなカラー、キャラがあると思うんです。 ミュージカルは最初から最後までノンストップのLIVEですが、 ナモさんにはずっとチカラがあるんです。 一個一個ダンッ ダンッて来るパワーを感じるんです。 さすが先輩だなと思いますね。」

インジュン「俳優さんのナモさんが一人いてくれて、引っ張ってくれているっていうのが一番大事だと思うんです。 みんな普段はメインで芝居をやっているわけではないですよね。 ちゃんと芝居が出来る人が一人いて、その人を観ながら見習うところが沢山あるので、見て自分の足りないところをもっと努力するようになっていけるのは ナモ先輩のおかげでないかと思うし、ナモ先輩は日本語とかの悩みがあるかもだけど、後輩から見れば心配する必要が無いくらい出来ています。 先輩は 韓国と日本で15年くらい芝居をやっていますが、今もこんなに頑張っている姿を見たら、自分たちももっと頑張らなくちゃいけないと思います。 この作品はナモさんも僕たちも自分の魅力を見せられるのではないかと思っています。 僕は自信があるので、みなさんが楽しみに観に来てくれたら嬉しいです。」

 

みんなからの言葉に感激し、涙ぐむナムホ。 それを見て、「泣いてるんじゃねーよ。兄貴がなくから俺も泣いたじゃん!」と照れ隠ししつつもらい泣きしてしまう、ミンス。その光景を穏やかで温かい表情で見守るキャストと中野氏。
中野「まだ終わってないから! いや、始まってないから(笑)」


ナムホ「僕は日本が好きな気持ちがあったのですが、何年か前、急に始めて以来 今では日本での仕事のほうが多いです。でも、やっぱり日本語が まだまだで…。 今回もそれを感じて『この歳で何をやっているんだ。』って思ったり。 韓国でずっとやっていたら、もっと簡単に出来ると思うし、なぜこんなに若い人たちに混じって一緒に日本でやっているのかなと毎日考えたりしました。 僕、元々はすごくポジティブなんですが、今回は準備する時間があまりにも短かすぎて、本当に出来ないと何度も言いました。 一週間くらい本当に頑張ったのに、僕はまだセリフが入っていないと感じて…。こんなに練習しているのに このままで本当に大丈夫なのかとばかり考えていました。でも、今こんなに幸せなのは、本当に本当にこんなに真面目に 頑張っている人たちとやれるから。 みんなの頑張りは 今まで見たことがないくらい、先輩の僕に衝撃を与えるくらいで、今この人たちを見て私が頑張っています。 でも勿体ないのは、ミュージカル『マイ・バケットリスト』は 二人しか出ない作品だということです。 もし5人が一緒に出ることが出来たら、本当にいい作品が出来たと思うくらいです。 本当にこのチームに会えて良かったし、全員の頑張った姿を是非見て応援してください!」

◆『マイ・バケットリスト』は、かなり沢山の曲がありますが、みなさんはどの曲がお好きですか?

テウン「僕はやはり最後の曲♪マイ・バケットリスト♪が好きです。 メロディーもとてもいいし、この作品のタイトルが入っている曲なのでとても好きです。」

インジュン「この曲はこのミュージカルのメインの曲になっているんですが、カングとヘリがひとつずつバケットリストを実行していく話の内容で、聴く人に希望を与える曲ではないかと思います。」

ここでキャスト5人による ♪マイ・バケットリスト♪が特別に披露された。 この歌を歌い始めるとキャストそれぞれの顔が カング、ヘギに変わり、言葉の一つ一つを大事に噛み締めながら丁寧に歌っていたのが印象的だった。 また、アイドルとしてはラップを担当している ミンスと SNUPERのテウンが、それぞれのパートを歌い終わると 他のキャストたちが 「うまく歌えていたよ」と肩をたたいたりアイコンタクトしながら微笑みかけていたのがとても素敵だった。

◆最後にメッセージをお願いします。

テウン「僕たち一生懸命、今準備していますので、みなさん是非観に来てくださり大きい応援をお願いします。頑張ります!」

ヨンソク「みなさん本当に本気でやります。期待してください。応援よろしくお願いします。ありがとうございます。」

ナムホ「悲しい作品ですが、観たら元気をもらって帰れる作品です。なのでミュージカル『マイ・バケットリスト』を観て、元気をもらって頑張りましょう!ファイティン!」

インジュン「時間はあまり無いかもしれないんですが、本当にみんな頑張っています。僕たちの熱さ、情熱を作品で見せたいと思うし、みなさんががっかりしないように全員で頑張って行きたいと思っています。よろしくお願いします!」

ミンス「短く言います。 本番で魅せます!頑張ります!」

中野「途中でいろんなキーワードが出ていましたが、韓国公演とは違う日本語公演ならではの演出が散りばめられた作品になっています。 過去に観たかたも絶対楽しめるし、これから初めて観る方も 絶対楽しめる作品になりますので、どうぞ楽しみにしていてください!」

成功への強い意志と自信を感じる力強い言葉で締めくくり制作発表会は終了した。
この『マイ・バケットリスト』は 余命宣告されたヘギと、世間から見放された不良カングが出会い、ヘギに残された時間を有意義に過ごしていくことに全力を注いでいく友情を描いた作品。 お互いの心の寂しさが、二人を寄り添わせ、強く結び付けていく。若いにもかかわらず余命宣告を受けるヘギが、前向きに生きようとする反面、時折見せる無念の思い、そしてそれを見守りつつ どうしようも出来ない運命に悩むカング。 二人は心の葛藤にもがきながらも、今、生きている瞬間・瞬間を大切に、無駄にしないように必死にくらいついていく。
このミュージカル『マイ・バケットリスト』は 生きることの意味、優しい気持ち、大切な人がいる喜び…様々なことを改めて考えさせてくれる素晴らしい作品。

劇場で二つの命の輝きを見て、何かを感じてほしい。

Photo&Text:Chizuru Otsuka



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◆ 公演概要 ◆

ミュージカル『マイ・バケットリスト』 日本語公演

・公演スケジュール

2018年2月20日(火)~2018年2月28日(水)

・会  場
新宿シアターモリエール
(東京都新宿区新宿3-33-10 新宿モリエールビル2F)

・出 演 者
カング役:キム・ヨンソク(CROSS GENE)/ミンス/キム・ナムホ
ヘギ役:テウン(SNUPER)/インジュン

上演
日本語上演

主  催
ミュージカル マイ・バケットリスト実行委員会

協 力
株式会社コンテンツレインジ ,株式会社BIG UP

制  作 株式会社ライズコミュニケーション
演 出 中野智行 (PaniCrew)
宣 伝 合同会社MIDUMU
チケット料金
全席指定 9,300円(税込) ※未就学児童入場不可

お得な割引当日券について
リピーター割引 8,500円(税込)
※チケット購入日当日の観劇チケットをお持ちで、購入当日以降のチケットをご購入する場合に限ります

学生割引 7,500円(税込)
※顔付きの学生証のご提示が必要となります。写真がない場合は、学生証以外の身分証明書と、学生証のご提示をお願いしております。

注意事項

※出演者及びスケジュールはやむを得ず変更となる場合があります。
※出演者変更に伴う払戻しはいたしません。予めご了承ください。

<お問い合わせ>

公演に関するお問い合わせ
ライズコミュニケーション 03-5790-2661(平日13:00~17:00)

<注意事項>

※車いす席をご希望のお客様はあらかじめ、お問合せ先にご連絡のうえ、チケットをご購入ください。
※4歳以上チケット必要、3歳以下入場不可
※チケット代金以外に各種手数料が発生いたします。お申込み時に詳細をよくご確認ください。
※チケットはお一人様1公演につき4枚までお申込みいただけます。
※出演者・公演内容・特典会内容の変更があった場合でも、チケットの別日への変更・キャンセル・払戻しは一切行いません。予めご了承ください。
※劇場スペースの構造上、ロビー・スタンド花(アレンジ花・楽屋花を含む)などお祝い花の設置が困難のため大変恐縮ながら、全面的にお断りさせていただきます。

公演日程 (黄色部分は追加公演)


◆ストーリー
少年院から出所したばかりの不良少年でロッカーのカング。生きることにうんざりして自殺を試みようとしたときにかかってきた一本の電話。なんと自分が死に至るウイルスに感染したというのだ。急いで病院に向かったカングは、悪性腫瘍患者で“リアルに余命宣告された少年”ヘギに出会う。残された時間で死ぬ前に絶対にやってみたいこと=バケットリストを実行していたヘギは、自身が死んでも悲しまないだろうカングに、高額のアルバイト料と引き換えに自分のバケットリストを実行する旅に誘う。2人はヘギのバケットリストを実行する『プラシーボ・プロジェクト』を始めるのだが…