【インタビュー】 ~ARGON(アルゴン)~ BTSのバックダンサーを長年務めたカイン率いるARGON。「日本に来て成長したと思えること」「日本で生放送に出演した時は…」

6人組の輝く韓国新人グループ ARGON(アルゴン)は、2019年春に初来日しロングラン公演をおこなったが、大反響をよび、急遽 公演期間が延長された。そんなARGONはこの秋、待望の再来日を果たし、9月29日まで連日精力的に公演をおこなっている。

 ARGONのリーダーのカインは  韓国が誇る世界的アーティストグループ BTS( 防弾少年団)のバックダンサーとして約3年活動してきた。 究極のダンススキルをもつ BTSのバックダンサーともなれば、彼らに見合う とびきりのスキルを必要とされる。  カインはBTSの超一流のステージから数多くのことを学んだという。


世界的規模のステージを経験してきたカインが中心となり誕生したARGON。


2019年3月11日には韓国で1stシングルアルバム『MASTERKEY』を発表し、音楽番組などにも多数出演し好評を博した。


タイトル曲である『MASTERKEY』のミュージックビデオでも すでにその芸術的な世界観を見せており、映像の空気感や音楽性はもちろんのこと、新人ながらそのダンスや歌唱の卓越した実力は各方面から良い反応を得た。

そんな 韓国国内外で 大注目されているARGONに インタビューをおこなうことが出来た。(インタビュー実施は初来日の7月。 UPが大変遅くなりましたことお詫び申し上げます。)

■まず 「ARGON」というグループについて紹介してください。

カイン 「初めまして。僕たちは ARGONです。グループ名の ARGONは【ART GO ON】を略した言葉で 「芸術は続いていく」という意味があります。 個々の才能を持ち寄り、それを1つの集合体にした芸術作品としてステージで魅せていきたいという願いが込められています。 そして、化学元素のアルゴンは【いかなる条件下でも他の物質と反応しない】という特徴をもっているんですが、揺るぎない芸術性の元に凛とした世界観で魅了しようという願いも込められています。」

■それでは今度は自己紹介をお願いします。自分の魅力をアピールしてください。

カイン 「こんにちは。 僕はARGONで速いラップを担当しているリーダーのカインです。よろしくお願いします。」

カイン

ロエル 「こんにちは。僕はARGONの聞きたい声、魅力VOICEのロエルです。 よろしくお願いします。」

ロエル

ゴン 「こんにちは。 僕はARGONでメインボーカルを担当している、かっこいい顔、紫くん(※この時のヘアカラー)ゴンです。よろしくお願いします。」

ゴン

ハヌル 「こんにちは。僕は ARGONで ボーカルとラップを担当している、全部上手なハヌルです。よろしくお願いします。」

ハヌル

ジェウン 「僕はARGONで背が一番高い、低音ラップ、ARGONの末っ子ジェウンです。よろしくお願いします。」

ジェウン

ヨウン 「こんにちは。 僕はARGONでお母さんを担当、 雰囲気メーカー、MC 歌うことを愛しているヨウンです。どうぞよろしくお願いします。」

ヨウン

■日本に来て だいぶ経ちましたが、 自分自身、随分日本に慣れたなぁと思うことはありますか?

ジェウン 「日本では宿舎で一緒に生活しています。 宿舎のドアを開けて出入りする時、ドアが低いため 最初の頃は いつも上に頭をぶつけそうになっていましたが、最近は慣れて自然と ドアを見ながら少ししゃがんでくぐるようになりました。 韓国のドアは日本のドアに比べてもっと高さがあるんです。」

ゴン 「韓国は右側通行なんですが、日本は左側通行なので 以前は前から歩いてくる人とぶつかってしまったりしていました。でも、今は 自然と左側を歩くようになりました。」

カイン 「日本に来たばかりの頃は、コンビニに行くのも緊張したんです。 お店の人に問いかけられると なんて答えていいかもわからなくて。 でも最近は日常的にすごく自由に答えられるようになったし、とても気楽な気分で外を歩けるようになりました。」

ゴン

■日本の生活は楽しいですか?

全員「はいっ! すごく楽しいです!!」

■日本に来たばかりの頃と 今とで、自分たちが成長したなと思うところは どんなところですか? 

ロエル 「日本に来る前、実は韓国で日本語の塾にまで通っていたんですが、なかなか覚えることが出来なかったんです。 でも日本に来て公演で日本語を話すようになって、自己紹介や曲紹介などは ある程度自分で自然に出来るようになりました。 日本語がちょっとうまくなりました!」

ヨウン 「あと…僕たちは韓国でデビューしてからすぐ間もなくして日本に来たので、カメラで写真を撮られることにまだあまり慣れていなかったんです。 でも、日本に来てファンのかたたちが沢山写真を撮ってくださるので、カメラにも慣れることが出来ました。 自然にポーズがとれるようになりました。」

■一緒に生活していて発見した、メンバーの面白いクセとか、行動があったら 教えてください。

ハヌル 「メンバーひとりというより、全員についてなんですが、日本に住んで すでに3ヶ月目だからかもしれないのですが、メンバー同士で話している最中、時々 日本語が混ざるようになって来たんです(笑) たとえば…メンバーが何か言ったことに、答える時、『はい。』って日本語で言ったり(笑) 」

ジェウン 「そうそう。 僕が韓国語で『お兄さん、これやった?』って聞いたら、『はい。やりました。』と普通に無意識に日本語で返って来たり~!(笑) 」

ハヌル 「僕たち自身も すごく不思議な気分です(笑)」

ハヌル

ヨウン 「あ!一緒に暮らして見つけた面白いことを思い出しました! ジェウンさんは寝ると、寝相が悪くて縦に寝ていたのに、気付くと90度回って横になっていることがあります(笑) 」

ジェウン 「えっ? 少し曲がっちゃうだけだよぉ~。」

ヨウン 「いやいやいやいや!(笑) 僕、証拠写真を撮ったからね(笑)」

ジェウン 「え~~~っ!! (笑)」

ジェウン

■お部屋をすぐ汚したり、片付けない人とかはいますか?

ハヌル 「僕たち、掃除をする日を決めているんです。 だから部屋が汚くなることはないですね。」

■男性アイドルでそんなにいつも綺麗にしているグループってそんなにいないですよ。話を聞くと、 大抵ひとりは 汚し屋さんがいたりします。すごいですね!

(※ 全員 嬉しそうにお互いの顔を見ながら一斉にパチパチパチと拍手をして照れ笑い )

■ARGONは 他のものに反応しない化学元素ですが、「反応」に ちなんで これがあれば最高にHAPPYになれるもの、 反対にテンションが下がるものや苦手な反応をしてしまうものを教えてください。

カイン 「最高の気分になれるのはステージの上で一生懸命踊った時、ファンのかたたちが僕たちに反応して大きな声で叫んでくれた時、心の底から嬉しいですし、もっと楽しいステージにしようって思えます。 気分が下がるのは…食べたいものを食べられない時…ですね(笑) ダイエットしなくていい時はもちろん食べたいものを食べるんですが、ダイエットしている時、美味しい食べ物を見ちゃった時は…(日本語で⇒)悲しい~~~。(笑)」

ヨウン 「公演の前にリハーサルをする時、声がよく出て、『ああ、今日はうまく歌えそうだな』って思えた時はテンションが上がりますね。 反対に声が出ない時は本当に テンションが下がります。」

ロエル 「僕、おなかがすくとテンションが本当に下がっちゃいます。 僕のテンションが上がる瞬間は、ごはんを食べる時、最初のひとくちを食べた時♡ あ、でもね、その一口目で テンションが上がりすぎて、一気に食べちゃう…。 ほぼ ほぼ、掃除機みたいに、わ~って食べちゃうんですよ~~。」

ゴン 「僕は雨が降るとテンションが上がるんです。 とは言っても 雨が降っているのを見るのは好きなんですが、メイクをして衣装を着て靴を履いて…PR活動に街に出た時に雨が降って靴が汚れちゃったとか、服が濡れちゃったとかだとテンション下がりますね。」

ハヌル 「僕は朝起きると、今日は雨が降るなっていうのがわかるんです。 だからその雰囲気を感じると、ちょっと気分が下がりますね。気分が上がる時は…チキンを食べる時ですね(笑) カムジャチキン(醤油味のチキン)が とても好きです。 気分が良くない時はチキンでストレスを解消します。」

ジェウン 「僕は気分が一番上がるのは ステージに出る時ですね。 ファンのみなさんが笑ってくれるのを見るのが最高ですね。 逆にテンションが下がるのは…、僕はステージに出る前にいつもコーヒーを一杯飲むんですが、それを飲まないと いつもの感じが出なくなっちゃうんです。 アイスコーヒーをコップ一杯飲むと、いつもの調子になるんです。」

■日本のテレビ番組(BSスカパー! 『韓流ザップ』に生出演しましたが、いかがでしたか?  緊張しましたか?

全員 「めっちゃ緊張しました~~!!」「緊張した~~!」 「緊張緊張!!」

カイン 「本当にすごく緊張しましたね。 日本で生放送に出演したのは初めてだったのですが、足りない所が沢山あったのではないかと思っています。出演者のかたたちは、 みんな優しくて とても良くしていただきました。 すごく楽しくて、面白かったです。 あ! 番組の中で冷麺を食べたんですが、それが すっごく美味しかったんですよ~! 2種類あったんですが、どっちも美味しくて。  本当は全部食べたかったんです(笑) 完食したかったなぁ。」

ヨウン 「ゴンが 番組の中で 今 流行っている “ボトルキャップチャレンジ” にトライしたんですが、1回目ちょっと失敗しちゃったんですね。 その瞬間 『あ、これは みなさんを笑わさなくちゃいけない』 って思って(笑)  それで僕がアドリブで、手でキャップを飛ばしちゃいました(笑) 最後のポーズまで決めて(笑) でも、出演者のみなさんが それを見て笑って下さり、いい雰囲気になったので 逆に成功したかなって ホッとしました。」

■もうすぐ今期の日本公演は終了しますが、 次に来た時には こんなことをしてみたいと思うことを教えてください。

カイン 「3ケ月日本に滞在して、沢山のことを学び、沢山のことを知ることが出来ました。 行ったことのない場所がまだいっぱいあるので、次回はメンバーと行ってみたいと思います。 旅行とか美味しいもの巡りなどに出かけて、メンバーともっと日本を楽しみたいなと思います。 ディズニーランドに行ったことがないので、行ってみたいし…。 前に富士急ハイランドに行った時『戦慄迷宮(※お化け屋敷)』に入れなくてとても残念だったので、それも行ってみたいです。  お化け屋敷とか、ぜんぜん怖くないですよ~、僕は(笑)」

カイン

ジェウン 「僕は 次回来たときは ARGONというチームを今以上にもっと色んな人に知らせたいです。 」

ヨウン 「大きいコンサート会場では特殊効果とかを使うじゃないですか。 すごくステージが綺麗に見えるので、大きい所で そういうのを使ったライブをやってみたいですね。」

ジェウン 「ステージの上で、いつか日本語だけで公演をしてみたいですね。 いつかは…必ず!頑張りますっ!(笑)」

■最後に これから、ARGONは どのようなグループになっていきたいですか?

カイン 「ARGONの公演は僕たちだけじゃなくて、ファンの皆さんと一緒に楽しいことは楽しみ、ステキなことがあったらそれを分け与えられるように、そして一緒に成長していける…そんなグループになれたら嬉しいです。」

ハヌル 「アーティストって会うのが難しい人…ってイメージがあるし、遠い存在だって思うんじゃないかと思います。 もちろんアーティストとファンには ある程度の距離は必要かもしれませんが、出来るだけ近くに寄って 意思の疎通が出来る…そんなグループでいたいですね。 これからも もっと頑張るので僕たちの応援をお願いします!」

全員 「よろしくお願いします!」

ARGONのメンバーは、とても礼儀正しく、誠実だった。 韓国でデビューしてすぐ、まだステージ経験も浅いうちに 日本に来ての長期滞在は 精神的にも体力的にも 厳しいこともあるはずだが、 それ以上にステージに立つこと、ファンと触れ合うことに大きな幸せを感じていることが放つ言葉の1つ1つからよく伝わって来た。 インタビューにも まだまだ不慣れで、最初はとても緊張している様子だったが、すぐに打ち解け可愛らしい笑顔を沢山見せてくれた。 新人だが、自分たちの考えをしっかりと言葉にすることが出来るグループだった。  アーティスト写真から受けた印象では、もっと クールでハードなタイプのグループかと思っていたが、実際のARGONは とても暖かい人柄で爽やか、そして明るく元気で可愛らしい。 よくしゃべり、よく笑う。 インタビュー前に見せてもらったステージも本当に楽し過ぎる時間だった。 スキルの高い 歌・ダンス・ラップで魅了し、MCタイムやゲームでは思い切り楽しませる。 写真から受けていたクールな印象を、いい意味でぶち壊してくれた。 是非また観たいと思える公演を見せてくれた。

そんなARGONは9月29日まで 東京 東新宿にある K-Stage O!にて現在公演を精力的に行っている。リピーターが続出していることからも彼らのステージがいかに楽しいかがわかる。 ARGONを初めて見る人は 初回無料、チェキ券も1枚プレゼントされる。 (※当日、会場にて受付け) 是非、この機会に1度ARGONを観て欲しい。 きっといい時間を過ごせたと感じるはずだ。

text & photo : Chizuru Otsuka


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