【オリジナルレポ】 ~RAIN (ピ)~ 公演が終わってファンが口を揃えて言っていた言葉、それは「過去最高の神公演だった!」

【韓ペンオリジナルライブレポ】  ※掲載が遅くなりましたことお詫び申し上げます。

2019年10月16日 「RAIN 2gether 2019 Fanmeeting in Japan」が 板橋区立文化会館で開催された。

会場は公演を心待ちにするファンたちの熱気で包まれていた。

ステージに現れたRAINは イエローのタートルネックにグレーのジャケット、デニム、サングラス。  シンプルで上品なファッションがRAINの美しさをより引き立てていた。 RAINが登場すると割れんばかりの歓声が出迎えた。

『太陽を避ける方法 (Gtr.Remix)』 からスタート。  客席全員が立ち上がる。

途中、RAINがサングラスをはずすと大きな歓声が起こった。

2曲目の『I DO』では ステージからおり、 最前列のファン一人一人と握手。 突然の出来事にファンは大興奮。 曲の合間には 「みんな一緒に!」 と煽り、ファンも一緒になって「I DO  I DO!」と声をあげる。 ファンの「チョン・ジフン!(※RAINの本名)」コールに合わせ、ダンスを披露するなど とにかくファンと少しでも近寄りたい気持ちが最初から強く現れていた。

「皆さん お久しぶりです。RAINです!1年半ぶりの日本のファンの皆さん、かわいいです♡」こう挨拶すると黄色い声があちこちから聞こえてきた。 ここからは司会のYumiが加わり、進められることになった。

RAIN 「皆さんに久しぶりに会えると思いワクワクしていました。 つい先日までドラマの撮影があり、終わったばかりのため 正直このファンミーティングの準備があまりできませんでした。 なので、どのようにすれば皆さんに喜んでもらえるかちょっと気になっていたのですが、自然に楽しく皆さんと過ごせたらと思っています。 実は三日前まで体調が悪かったんです。 点滴を打って日本に来ました。 それはともかく、まず皆さんに話したいことがあります。 つい最近、日本では台風で大きな被害があったと聞いています。 そんな大変な時に日本を訪れていいものかと悩みました。 まずは被害にあわれたかたに心からお見舞い申し上げます。 すごく心配していました。」

先月まで韓国で映画のPR活動や ドラマを撮影していたり、今回の来日までずっと多忙な日々を送っていたと語り、その時の様子を写真で振り返りエピソードなどを語った。  捕らえられ、さらわれたシーンの写真を見ながら、この撮影には8時間 かかったと語りファンを驚かせた。 また撮影時には みんなにマッサージをしてあげた話など語り、RAINの優しい人となりを感じることが出来た。  

そんなRAINの素をもっと知るために、ここで楽しいゲームコーナーが行われた。

1つ目のゲーム、『高級なのはどっち!? RAINのもぐもぐTIME!』 では 用意された高級食材と安価な食材で作られた料理を アイマスクをして食し、どちらが高価なものかを当てる・・・というもの。 高級な食材をたくさん当てることができれば一流アーティストのあらわれだと言われ、やる気マンマンのRAIN。 高級な食パンと普通の食パン、高級シャンパンとスパークリングワイン、高級シャインマスカットと普通のシャインマスカットなど…。 いずれも見事に高級品を当て、やはりRAINは一流アーティストだということを証明した。 “違いのわかる男RAIN”は、高級品を当てるたびにドヤ顔を見せた。

RAINがもらった賞品はなんと 超高級虫眼鏡! RAINのはからいで、抽選で選ばれた1名のファンへプレゼントされた。 当選したファンは プラスで2ショット写真撮影のサービスも受け大感激していた。

「味覚に関しては敏感なので次回はもっと難しい問題をお願いしますね。太平洋でとれたサバと済州島でとれたサバ…とかね。」と、余裕のジョークを飛ばし大爆笑となった。

続いて  『RAINと通じ合う! 以心伝心ゲーム♪』では RAINがジェスチャーで表現したものを抽選で選ばれたファンの代表が答える。 必死にお題を表現するRAINの姿を客席のファンたちは愛おしそうに見ていた。 アイドルダンスの真似をしたのに当ててもらえなかったことに、ちょっとショックを受け、すねるRAINの様子がとても可愛いらしかった。

続いてのコーナーは事前にファンクラブで募集した企画 『RAINに聞いてみよう!思いっきり 生相談!』。 質問したファンの座席近くまで行き、ひとりひとりの悩みに丁寧に答えた。

ジムで運動してもなかなか結果が出ず痩せることが出来ないという悩みに、お腹のシェイプアップに効果的な方法として10秒ぐっとお腹にチカラを入れてひっこめて3秒休む…を繰り返す、 二の腕に効果的なエクササイズとして両手を伸ばして回す運動などを実際に見本を見せて伝授した。 

楽しい数々のコーナーが終了すると、司会のYumiから 8月19日に RAIN JAPAN OFFICIAL FAN CLUBがOPENしたことを改めて発表した。 それに伴い、なんとファンからRAINへのサプライズプレゼントとしてステージのスクリーンに、たくさんのファンたちからのメッセージ動画が映し出された。 スクリーンをじっと見つめるRAIN。 映像の BGMに合わせてファンから大きな手拍子が起こり、感動に拍車をかけた。

「ありがとうございます。 僕は本当に皆さんに感謝しています。 皆さんはいつも僕が来るたびに温かく迎えてくださいます。 皆さんは僕にとって実際に血を分けた兄弟・姉妹のように、情のある、ありがたい、まるで家族のような存在です。 かつてワールドツアーをしながら数万人入る会場で公演をしたこともありました。 今はこうやって小さい会場で公演を行っていますが、今もファンとして残ってくださっている皆さんこそが本当の家族だと思っています。 僕はステージに立てなくなるまで皆さんのために一生懸命活動していきます。 15年くらい前ワールドツアーをやっている時も言った言葉ですが 皆さんと僕は一緒にいい思い出を作っている、親しい友人みたいな関係じゃないかなって思っています。これからさらに努力を重ねていい公演をお見せしていきたいと思います。」集まったファンに自分の気持ちを包み隠すことなく伝えたRAIN。そういう言葉を素直に言えるのも、集まったファン全員がRAINにとって信頼できる大切な家族・友達・理解者だからなのだろう。

ここからはいよいよ ファンお待ちかねのパフォーマンスタイム。

「Are you ready?」

というRAINの言葉に 大きく応えるファンたち。

『It’s Raining』では赤やピンクの照明が 興奮を増す。 ファンからは「チョン・ジフン!! チョン・ジフン!!」と、コールが入る。 その声に気持ちよさそうにからだを動かすRAIN。

『30 Sexy』では 先ほどのコーナーでファンに伝授した 二の腕シェイプアップをダンスに取り入れる茶目っ気を見せた。 客席中の人たちが くるくる腕を伸ばし、大エクササイズ会場へと 様変わりする場面も見られた。 ファンも ビートに合わせ楽しそうにシェイプアップ運動を行っていた。

「次の曲が最後の曲です。」

ファンが 「え~~~!!!」と言うと

「正直なところ まだ新曲が残っているんですけど~~。」

と、さりげなくアンコールをおねだり。 しかしここからがRAINのすごいところ。 普通ならば できる限り大きな声でアンコールを叫んでほしいと言うのが当たり前。 ところが・・・。 RAINは ファンにアンコールのコール練習をさせると

「それでは声が大きすぎる。」

と言い出した。 いたずらっこのような表情を浮かべ、囁くようにコールするように求めると、それに楽しそうに応じるファンたち。

「もしこれ以上大きな声で呼んだら出てこないからね!」と念をおす。 囁き声も大勢の人数ではしっかりアンコールとして会場に美しく響いていた。

何度も囁きアンコールを練習させるRAIN。 上手に囁くのを聞き、満足げなRAIN。

ファンたちも面白くて仕方ない様子だった。

ラストナンバー 『さよならの代わりに』 が終わると、一瞬 戸惑うファン。

本当に囁き声で呼べばいいのか?それとも裏切って大きな声で呼べばいいのか?? 戸惑いながらもRAINのご希望通りの声でアンコールを求める。

アンコールに登場したRAINは再びファンとともに囁き声で「アンコール!」を言う。

しかしファンの熱く高まる思いと共に、どんどん大きな声になっていく「アンコール!」

アンコール1曲目は『 Love Song 』感情をこめて歌い上げるRAIN。お決まりのウェイヴ 、RAINの高音にファンはステージに釘付けになった。 この曲のラストに言う「サランヘ(愛してる)」に大きな歓声が上がった。

続く『Love   Story 』では去っていった恋人への思いを断ち切れない気持ちを熱唱した。途中 静まり返った会場に RAINのアカペラでの歌唱が響き渡ると、せつなさが聴く者の心に広がった。

「皆さん、アンコールを今度はすごく大きな声で呼んでくれたらもう1曲歌うかもしれません。」そうRAINが言うと、“待ってました!”と ばかりに大きな声でアンコールを叫ぶファン。 その姿を見て満足そうなRAIN。

最後の曲『La song』を歌いながら 一生懸命アンコールを叫んでくれたファンへの恩返しのように客席に入りハイタッチをしながら歩きまわった。

「Say Ho!!    Say Ho Ho!」とRAINが煽ると、しっかり返すファン。

華やかな曲と共に RAINとファンの熱い気持ちが1つになって大盛り上がりのラストナンバーとなった。

「本当にありがとうございました!! 来てくれてありがとう!!」

感謝の言葉を再び述べて ステージをあとにした。公演が終わってファンが口を揃えて言っていたのが「今日は過去最高の神公演だった!」という言葉。 それぐらいファンにとって満足度の高い公演だった。

気さくにトークし、客席に何度も入り 少しでもファンとの距離を縮めたい気持ちを見せたRAIN。 ドーム公演では決して味わうことができない、温かさと親近感と絆の強さを感じ、ファンにはたまらなく幸せな公演となった。 RAINのパフォーマンス、歌は 相変わらずのグレードの高さ。 そして人を楽しませるウィットに富んだトーク。 RAINという人はどのぐらい魅力的な人なのかを再認識した公演となった。

text : Chizuru Otsuka

photo : 全てオフィシャル提供(© RAIN COMPANY)

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