【韓ペンオリジナルレポ】~KARAM(カラム)~ 兵役を終え、約3年ぶりに念願の来日!日本人としか思えない日本語とさらに実力を増した歌声でファンを魅了!「ミュージカルの稽古を抜け、僅かな時間でも日本に来たかった!」

【韓ペン オリジナルレポ!!】

2022年4月29日、 カラムが日本で約3年ぶりのファンコン『KARAM Fancon 2022 I’m home⇔Welcome back in Japan』を浅草 花劇場にて13時と17時の2回開催した。

カラムは2020、韓国男子の義務である兵役を果たすため、社会服務要員として入隊、2年近い任務を終え、今年2022年1月転役となった。入隊中もファンが寂しくないようにと、TikTokやSNSで姿を見せるなど努力を続けた。 今回の公演では TikTokを見て新たにファンになったかたたちも会場を訪れていた。

新型コロナウィルスの影響により大きな打撃を受けたエンタメ界だが、2022年春、ようやく入国規制が緩和され、アーティストたちが次々と来日。 カラムも約3年ぶりに来日を果たした。

(※ 本レポは2022年4月29日13時公演)

強い雨が降る中、沢山のファンたちが来場し開演時間を待っていた。 ファン同士、久しぶりの再会を喜び合う姿もあちこちで見られた。

 2018年6月6日にソロとして初めてリリースしたシングル「 Rise Up 」からスタート!

歌い出しと共に「ただいま~~!!」と笑顔で挨拶。 ファンからは大きな拍手が起こった。

3年間の思いを込めて、丁寧に歌い上げるカラム。 歌い終わると再び大きな拍手が送られた。 MCを務める”ジェントル”も ステージに登場し、一緒にファンコンを盛り上げてくれることになった。

「お久しぶりです!雨の中、来てくれてありがとう。 ステージに立つのは緊張しないタイプなんですが、今 もうドキドキしすぎて焦ってます(笑) 色んな気持ちが混じってます。 軍隊にも行って来たし、大人に成長した姿をかっこよく見せたかったんで、ちゃんと出来なかったらどうしよう…っていう不安もあって。でも皆さんの顔を見れて良かったなぁって思います!軍隊が終わってから出来るだけ早く来たかったんですけれど、世の中の事情が厳しくて。 でも、やっと来られるようになりました!」

と、まず、ずっと待っていてくれたファンに挨拶。 緊張していると言っていたが、落ち着いて一言一言、言葉を選びながら丁寧に挨拶をしていた。

韓国で今度出演するミュージカルの稽古中のカラムは、僅かな合間をぬって来日した。 ミュージカル関係者たちからは 長い時間稽古に参加出来ない状況(※隔離期間などもプラスされるため)になることに、多少のブーイングと心配があったそうだが、とにかく来日を優先したそうだ。来日してからの隔離期間中は、今回のライブで歌う曲の練習や日本語の勉強などをして過ごしていたと語った。

最後の来日から今日までの約3年、どのような日々だったのか聞かれると

「軍隊では公益と言う国の仕事をする勤務で、僕は税務署で働いていました。そのおかげで税金ってあんなに複雑だったんだと改めて知りました(笑) 税についての専門知識は無いので、税務署を来訪したかたたちへ体温チェックをしたり、色々窓口対応する仕事をしていました。 コロナ禍においては、前よりもっと家と仲良くなりました(笑) 僕、公益で一緒に仕事をしていた人がコロナにかかったんですけれど、前の日ずっと一緒に過ごしていたけれど、コロナはうつりませんでした(笑) あ、僕ワクチンは3回打ったんですが、副作用も全然無くて(笑) 打った日にサッカーしちゃいました(笑)

と、韓国でとても元気に過ごしていた様子を話した。 家で過ごす時間は動画配信サービスを利用して映画やドラマを相当観たそうだ。 日本の作品も沢山観たそうで、一番最近は 小栗旬が過去にタイムスリップした高校生と織田信長の一人二役を演じる『信長協奏曲』の面白さにハマったらしい。 日本の歴史も絡むタイムトリップコメディのため、織田信長のような日本の歴史上の人物を知っているのか たずねられると、初めて日本に来た時、ちゃんと日本の文化を勉強しないと日本の人たちに近くなれないと考え、歴史を勉強したというエピソードも聞かせてくれた。 時代劇や医学ものの作品は、難しい日本語もあるため、字幕を利用することもあるが、ほぼ聞き取れると語っていた。 日本語の流暢さには大変定評あるカラム。今回約3年ぶりの日本だと言うが、実はずっと日本に居たのではないかと思うほど、さらに日本語の実力が増していた。 驚くほどイントネーションや発音がきれいな上、単語力、言葉の使いかた…本当に日本人としか思えない。

来日前、WEBドラマを1本撮影したそうで日本での配信も予定されており、内容など詳細は後日発表するとのこと。 また、2年前(2020年2月)に韓国で出演した“韓国と北朝鮮”を舞台にしたミュージカル은밀하게위대하게』にまた出演するので、日本から応援してほしいと語った。

日本に来ることが出来ない期間、年齢が上がるため顔などに変化が表れないように、ファンに会った時にきれいな姿を見せたいと、セルフ管理には日々努力したという可愛いエピソードも聞かせてくれた。

韓国に居る間、日本の曲もかなり聴いていたそうで、好きな曲が沢山あるため、それを色々歌って聞かせたいと語った。 日本語の美しさ・正確さは、トークにおいても歌においても際立っていた。 また、生歌で披露する数々の曲は、音程・声量・表現力、どれをとっても文句のつけようがない出来栄えだった。 歌詞を100%理解して感情移入しながら歌う日本語の歌は聞くものの心を感動に導いた。

韓国で上演されているアメリカミュージカルの楽曲『I’m Alive』もパワフルに歌い上げた。このミュージカルは、 ”亡くなった青年の姿がまだ生きている母親だけには見える” というストーリーで、この曲は「僕はいつもそばにいるから、僕がいなくても落ち込まないで」というメッセージ性の高い曲のため選んだと語った。 この歌詞から、カラムは日本のファンに“離れている時もあるけど、僕は必ずここに居るから頑張ってお互いに過ごそう”という気持ちを伝えたかったそうだ。

カラムが日本に居なかった3年間、日本で起こったこと・流行ったことをカラムに紹介する企画コーナーで カラムが一番驚いていたのは国民的アイドルグループ“嵐”が活動休止したこと。 このニュースは知らなかったそうでとてもビックリしていた。 カラムが居ない間に日本のエンタメ界に現れたアーティストやアイドルのことはよくチェックしていたようで、アーティスト名やデビューのきっかけなど、かなり知識豊富だった。中でも俳優の菅田将暉が小松奈々と結婚したことまで把握していたのは驚いた。 カラムは菅田将暉のファッションが好きで、一時期真似してみたが自分には似合わなかったという秘話も披露した。

韓国ではミュージカルの稽古に行くたびに鼻から採取する方式の PCR検査を受けなくてはならず、それがかなりつらいそうだ。 そんなまだまだコロナウィルスの感染が心配されるさなかにもかかわらず会場に集まってくれたファンたちに本当に感謝していると語った。 カラムのお母さんも「今回コロナ禍にもかかわらず、ファンの皆さんがわざわざ会場に来てくださるようだけれど本当に大丈夫なの?」とすごく心配していたそうだ。 来てくださることへの感謝を、きちんと告げるように言われたそうだ。 たくさん集まってくれたファンを見渡しながら「今日のこと、お母さんに自慢しよう!みんなに会えたことを報告します。そしてちゃんと感謝の気持ちを伝えたことも報告して安心させます。」と述べた。

今回のファンコンでは時間の許す限り出来るだけ多くの歌を聴かせたいと、打ち合わせの段階で意見を出したそうだ。 カラム自身が選んだ数々の楽曲を、心を込めて熱唱した。3年間待ってくれたファンに今の自分の考えや気持ちが伝わるような曲を選択したそうだ。

ライブ後半になっても まだまだ緊張しているというカラムだが、カラムをよく知るMCのジェントルから

「ステキなボーカリストには声にステキな “ゆらぎ”があるなって思うんですが、カラムくんにも前からずっとそれを感じています。」と、言われ、照れくさそうにしていた。 いつかライブでは 1部と2部を全然違うファッション、構成にして、全く違うイベントに来ているような風に楽しんでもらいたい。全く異なるイメチェンした姿も見せてみたいと今後のライブへの構想も語っていた。

韓国に居る時は、大好きなサッカーもよくやっていたが、ミュージカル出演を控えケガをすると周囲に迷惑をかけてしまうため、ここ1ケ月くらいはやっていないとプロ意識の強さものぞかせた。

若いうちはなかなか感謝や気持ちを伝えること、そして謝ることが照れくさかったり、言い出せなかったりしたが、年齢が増した今はそれを口に出来るようになったと語った。全てのことは “当たり前なこと”ではなく、“周りの人のおかげ”だと思うようになり、今は気持ちを素直に伝えることが自分には一番重要なことだと語った。

カラムは芸能の仕事についていなかったら、営業の仕事をしてみたいそうだ。 人と話すことが好きなので、色んな所に行き、色んな人と話すことが出来る営業をやってみたいと語った。 公益勤務として税務署で働いていた時、「自分は韓国の国民で国から呼ばれてこの仕事をするんだ」と希望を持って仕事についたものの、税務署に喜びながら来る人は全くおらず、窓口にいる自分にまず税に対する文句などを言われる。しかし愚痴やクレームを否定せず共感しながら誠意をもって聞くことにより、相手の気持ちを落ち着かせることが出来たそうだ。 そんなカラムの対応に感謝した人たちからお菓子などをもらったりしたが、そんなことは前代未聞だったそうで、税務署の人たちに「すごいな」と器量を驚かれたそうだ。

色々な経験をしてさらに魅力を増し成長したカラムだが、やはり いつか元のグループメンバー全員で集まり、懐かしい曲を一緒に歌いたいそうだ。 今回日本での隔離期間中に昔の動画などを観たそうで、大切な思い出をまた新たに作りたいと強く思ったそうだ。是非実現してほしいと会場の誰もが思ったことだろう。

今回の公演では 「4~5年先のカラムはどんな歌手になっているだろう?」と楽しみに思ってもらえるように慎重に曲を選んだそうだ。日頃緊張するタイプでもないカラムだが、今回は足もガクガクするほど緊張したらしい。 しかしマスクの上に見えるファンたちの目から「おかえり」という気持ちが伝わって来て、安心し徐々に落ち着いたそうだ。 3年という年月はカラムをさらに成長させたと共に、ファンの存在がいかに大事なものかを改めて強く思うことが出来た日々だったようだ。

ジェントルとのトークは、あまりにも軽快で、本当に3年間も日本にいなかったのか?と思う程スムーズだった。 カラムの頭の回転の速さ、トークセンスの良さは相変わらずだった。 また、繊細ながら力強さも持つ安定した歌声は心から安心して楽しむことが出来た。たくさんの歌を準備し、聞かせてくれた。 念願叶っての日本でのファンコン。2022年4月29日はカラムにとって、そしてファンにとっても忘れられないステキな再会記念日となった。

Text & Photo : Chizuru Otsuka


◆カラムオフィシャルTwitter (@official_karam) https://twitter.com/official_karam?s=20&t=tkKLTinpF1piN5VXGavqQg

◆カラムオフィシャルHP  https://karam-japan.com/

◆カラムInstagram (park_628) https://www.instagram.com/park_628/

[ 公演概要 ]

『KARAM Fancon 2022 I’m homeWelcome back in Japan

◆公演日:2022年4月29日(祝・金)
◆会場:浅草花劇場 (東京都台東区浅草2-28-1 花やしき内)
◆開場/開演時間:1部 開場12:30/開演13:00
         2部 開場16:30/開演17:00″
◆出演:カラム ・ MC ジェントル
◆制作・運営:ライズコミュニケーション
◆チケット代:全指定席 8,800円 (ポストカード付) ドリンク代別

来場者全員に1部と2部でデザインが異なるポストカードをプレゼント。

※ポストカードは公演ごとに別の写真となります。
FC有料会員様にはさらにデザインが異なるポストカードをプレゼント!
◆お問合せ:stage@risecom.jp

◆チケット販売スケジュール
カラムFC先行(抽選)4月5日(火)12:00~4/7(木)23:59 
プレイガイド先行(先着)4月9日(土)10:00~4/13(水)23:59 
一般発売    4月14日(木)10:00~

『KARAM Fancon 2022』特設サイト → http://r-t.jp/karam2022-1