
今年2025年3月でデビュー20周年を迎えた韓国・ソウル出身のシンガーソングライター、K。
2005年3⽉『over…』で日本デビュー。同年11⽉にはドラマ「1リットルの涙」の主題歌『Only Human』が⼤ヒット。以降、ライブ活動はもちろんのこと、多数のTV出演、ミュージカル、NHK「ハングルッ!ナビ」のMCやラジオDJ、ナレーターなど幅広い活躍を見せている。
デビュー20周年を記念し、2025年3月2日、第⼀弾シングル『SPRINGOUT!!!』をリリース。7⽉には第⼆弾シングルのリリースを予定している。また、3月2日の東京公演を皮切りに来年2026年3月まで約1年をかけて全国各地で「K 20th Anniversary LIVE」を開催中!前半は14ケ所、16公演が既に発表になっている。 今回のLIVEの特徴は公演ごとに毎回異なるセットリスト。その⽇その場所でKが届けたい曲を聴かせてくれる、弾き語りLIVEだからこそ可能な、なんとも贅沢なLIVE。「今日はどんな曲が聴ける?」と毎回ワクワクしながら会場へ足を運ぶことができる、Kからの最高のプレゼントとなっている。
韓ペンでは20周年を迎え、ますます多忙な日々を送るKさんに、光栄にも単独インタビューさせていただくことができた。Kさんのお名前「K」からはじまる言葉をキーワードに、20周年にかけ「20の質問」をさせていただいた。Kさんの歌や活動に対する熱い想い、今日までの歩みなど、とても丁寧に語ってくださった。是非最後までご高覧ください。
◆「子供時代」 KODOMOJIDAI
ご家族がいろいろな音楽をお聴きになる環境で育ったと聞いたことがあるのですが、Kさんはどんな子供でしたか? やはり音楽の成績は良かったですか?得意だったことは?
子供の頃はあまりじっとできない子供でした。実は今も全く変わっていないのですが(笑) じっくり座って何かをやるというよりは頭に閃くとすぐ行動にうつすような子でしたね。
今思えばすごくありがたいのですが、両親から「じっとしていなさい」と行動を遮られることもあまりなく、思うようにやらせてもらったおかげで、今の僕の自由な感じはその頃に出来上がったのかなって思っています。とにかくすごくやんちゃな子でした。
音楽はとても好きだったので成績はずっと良かったですね。高校1年の頃にプロの音楽家になりたいと思うようになったのですが、その頃、音楽の先生とすごく親しくなりました。うちの学校にはバンド室がなかったので作りたいと提案したり、こういうコンサートをやってみたいと相談したり… 僕の考えを先生はいろいろ聞いてくださいました。今の時代だとそんな感じのコミュニケーションはいっぱいあると思うのですが、あの当時は学生側から提案するとかはほとんどありませんでした。でも、先生ととても良い信頼関係ができて、いろいろ自由にやらせてもらうことができました。
他に得意だったこと…僕の口から言うのもおかしいのですが、僕、学校ですごく人気者だったんですよ(笑) 今の時代だと考えられないかもですが、あの当時は学校で人気投票とかあったんです。 「一番人気者は誰?」ってね(笑) 僕は人前でしゃべったり笑いを取ったりするのすごく好きだったのですが、僕の学校には「今日の授業はここまでにするので何か話したい人、歌いたい人がいたら前に出なさい」っていう先生が何人かいて、必ず僕が指名されて(笑) まだ音楽に強い興味は持っていなかった小学生の頃から、司会をやらされたり、ずっと何かしらやらされていましたね(笑) 学級委員もやりました。生徒会長もやるように言われましたが、それはいろいろやることも多いし、僕個人として他にやりたいことがたくさんあったので、丁重にお断りしました(笑)
◆「声」 KOE
Kさん自身がご自分の声の魅力や、歌手としての才能を感じたのはいつ頃ですか?
これってみなさん経験したことがあると思いますが、録音された自分の声を初めて聞いた時、びっくりするじゃないですか?思っていたのとちょっと違うって(笑) 今は僕自身の声に慣れましたけれど、ハスキーな声のアーティストがいいと思っていた頃に初めて自分の声を聞いてみたら全く違っていた時はもうショックだったと言うか…。なのであえて声を潰すようにして歌っていた時期もありました。今も自分の持っていないものへの憧れとかはもちろんありますが、そんなことを言っても仕方がないので、今は自分の声とうまく付き合っていくことを考えるようになりました。決して妥協とかではなく、自分の持つスペシャルな部分を見つけるっていう思考に変わってからはちょっと気が楽になりましたね。
――――― そのような考えを持ったのはいつ頃ですか?
プロになってからですね。そういう考えができるようになったのは。でもとにかく音楽が好きで、ずっと歌っていきたいと考えていました。
◆「決心」 KESSIN
20年前、日本での活動を決心した時、おそらくご家族からは海外での活動に反対や心配の声もあったのではないかと思うのですが、それを押し切っても日本で活動したいと思った理由は?
やっぱり「若さ」もあると思うんです。いろいろなことを知ったり気づいたりした今この年齢で新たに日本へ音楽活動の場を移して挑戦できるかと言ったらなかなか難しいところがあると思いますが、あの当時はまだ若くて失うものは何もなかったので、ただチャレンジしたいっていう一心でしたね。
僕自身「言葉も喋れないし、どうしよう」って心配もありましたし、両親ももちろん心配して。なので何回も相談や話をしました。うちの親父は音楽がとても好きで自分もアーティストになりたかったのですが、その当時の時代背景とかもあり、アーティストは大変だからと反対され、チャレンジさえもできずに終わったということもあり、「時間経ってからあの時こうすれば良かったって後悔することだけはしないでほしい。やるだけやってみて、それでもダメだったら帰って来ればいい」と言ってくれたのがすごく大きかったですね。 その言葉を聞いて「やってみてダメだったら戻ればいい。まだ若いのだからチャレンジしてダメでも、また別のチャレンジをすればいい」と考えることができました。僕は日本に来る前に韓国で先にデビューしていたのですが、自分が思い描いていた活動スタイルとはちょっと違ったこともあり、不安はもちろんありましたが、日本に行ってもう一回チャレンジできるというワクワク感の方が大きかったですね。
◆「言葉」 KOTOBA
日本での活動ではまず言葉の壁があったと思います。 それを乗り越えることができたと実感したのはいつ頃ですか?
外国の言葉を勉強されている方はみなさん経験があったり、わかっていただけるかと思うのですが、直接会って会話している時は、たとえ言葉に詰まったとしても相手の方が助けてくれたり教えてくれたりします。でも、電話での会話はお互いの様子も見えないのでとても難しいんです。僕が日本語での会話に自信を感じることができたのは日本でデビューして1年後ぐらい、僕の楽器が故障して初めて自分で楽器屋さんに電話をかけて不具合を伝えた時ですね。 直し方を説明してもらってその通りにやってみて…というのを何回か繰り返し、うまく直すことができた時、「あ!もうこれはいけるかも」って思いました。
―――― 歌詞はいつ頃から日本語で書くようになったのですか?
韓国で活動していた時は歌詞は書いていなくて、日本で活動するようになってから書き始めました。自分の思いを自分の言葉で伝えたいと考えるようになって書き始めたので、最初から日本語で書いています。
◆「こだわり」 KODAWARI
KさんはR&B、バラード をはじめとして、幅広いジャンルの楽曲で楽しませてくださいますが、曲作りで毎回意識していること、絶対にこだわっていることは?
これは曲作りに限らず、ものづくりとかいろんなことに共通する感覚だと思うのですが、まず発信する側が楽しくてしょうがないっていうところからスタートしないといいものは生まれないと考えています。作り手自身が一番この中で楽しんでいる人で、この楽しさをぎゅっと詰めてみなさんにも楽しんでもらおうって思っています。
たとえば遊園地のアトラクションやお化け屋敷とか、作る人がワクワクしながら、ここでびっくりさせよう、ここでこう仕掛けたらめっちゃ怖がるんだろうなとか考えながら作っていくような感覚に近くて。何かを仕掛ける時のワクワク感ってみなさん誰にでもあると思うんです。バースデーサプライズをやってあげる時とか、仕掛ける側は「こう喜んでくれるといいね」ってドキドキしながら準備しますよね。曲作りも同じで、自分が一番好奇心を持てるものを選ぶようにしています。それは音色であり言葉であり、 メロディーもアレンジも歌う時もすべてにおいて。
◆「歌詞」 KASHI
今までかなり多数の歌詞を書いてこられましたが、どんな時に歌詞が思い浮かぶのでしょう?
「いや~歌詞は勝手に降りてくるんです」みたいなかっこいいことを言いたいんですけどね(笑) 実はそんなことはなくて。もちろん「こういう言い方いいな」「こういうワードいいな」「こういうテーマいいな」とか感じた時にはメモったりしていますが、アウトプットするのはなかなか大変で、じっくり時間をかけて人に見せられないぐらい地味な作業をしています(笑)
でも最近は歌詞を書こうと意識して書くと言うよりは、曲作りの段階で思いついた言葉を意味が全然なくてもまずパンパンパンって入れてみる。すると面白いことに言葉同士が繋がってそれに合うストーリーを作っていく時があって。なので「テーマを決めてこうしよう」というのはだいぶ少なくなりました。
―――― 何かをしながら言葉が浮んで書くというよりは、作業をして歌詞を作っていくということですね?
はい、そうです。ある意味職業病なのだとも思うのですが、僕らって休みをもらっても休むってことが多分できないんですよ。例えばどこかに行って流れている曲が耳に入ってくると、もう全部、そのコード進行にはじまってベースの動きとか頭ですぐ計算する癖ができていて(笑) 歌詞とかも「このシーンの次はこう来るな」とか、気づいたらずっと分析していたり(笑) たとえばショッピングしていても、ラジオをつけても旅行に行っても遊園地に行っても、音楽って日常に溢れているじゃないですか?なのでずっとトレーニングみたいな感じなんです。で、逆に言うとそういうトレーニングをする時間はいつなんだってって聞かれると、特にそういう訓練はしていなくて。とにかく一日中、音楽がからだの中にある状態で、この仕事をしている限りスイッチをオフにすることはできないんだろうなって思っています。
◆「苦悩・苦労」 KUNOU・KUROU
音楽活動をしていく中で、さまざまな苦労や苦悩もあったと思います。 20周年を迎えた今思い返してみて、一番つらかったり悩んだりした時期は?
もちろん入隊していた時はそれなりに大変なこともあったし、ずっと音楽ができないという苦しさはありました。でもそれは気持ちを切り替えて行っていたので。 入隊の時に限らず、何か大変なことがあった時は「これを超えたらめちゃめちゃ美味しいネタになるんだろうな」っていう前向きな考えがいつも僕の中にあって。 この前も福岡公演に行く時に乗った飛行機に機体トラブルが起きてしまって、5時間も乗っていたんです。普通なら「やばい。どうしよう…」って思いますよね。でも僕は「このネタ、今日のライブで一発目に話そう!」って考えてて(笑) ただ、そんな僕でもコロナの時は、アウトプットができないっていう状況がさすがにキツかったですね。あの辛い時期は僕だけではなくて全員が同じ状況だったわけですが、音楽をやる目的を感じられなくて、曲も書けないし、楽器も触ってないし。あれほど目標の無い時間は、僕は初めて経験しました。
◆「曲作り」 KYOKUZUKURI
近年、AIの急速な進歩により ジャンルやリズム、コードなどをある程度指定するとAIが勝手に曲を作ってくれる時代になり、今後さらに進化していくと思われます。 アーティストさんにとってAIは脅威に感じますか?
当たり前のことなんですが、僕より AIの方が絶対に持っているデータ量は超えてるんですよね。エレベーターで例えると、昔は人がドアを閉めて、ボタンを押してその階についたら人がドアを開けて降りていました。でもそれが自動化された時には「機械に任せるなんて…」ってみんな思ったと思うんです。なのに今では自動が普通ですよね?そんな風に、多分この先AIは普通になってくるんですよ。 いや、僕らが AI、AIって言い始める前から、実は身近なところにAIは存在してますよね。例えば動画配信サイトで何かを検索するのも全部AIが絡んでいる。なのでいまさら怖がるというのは、ちょっと違うと思うんです。うまく付き合っていくことが大事だと思います。あ、でも誰もが AIを使えばいい曲やいい作品が作れるのかといったら、それは違うと思うんです。いいワード、いい条件をちゃんと絞ってAIに伝えることができる人がいいものを作ることができる。絞りこむためには人間側もお勉強が大事だし、経験も大事。だからやっぱりうまく付き合っていかなくてはいけないと思います。でも今後AIにすごく頼っていい楽曲が生まれたとしたら、それはやっぱり讃えるべきことだし、そうじゃないとまた次の新しいものも生まれて来ないと考えています。

◆「季節」 KISETSU
今回の20周年記念公演は 約1年かけて四季をまたいで行われます。 セットリストが毎公演違うようですが、季節を意識して選んだ曲も盛り込まれるのでしょうか?
もちろんあります!春だから歌う曲もありますし、カバー曲もその中にも入ってきます。オリジナル楽曲の中にも季節を感じる曲がいくつかあるので、積極的に取り入れて行こうと思っています。こうやって、1年を通して曲が変わっていくライブって今まで無かったので、そこもちょっと楽しみたいですね。どんどん成長して行くので、この季節のライブに来たから、あの季節も行ってみたいとか、この地域に来たからあの地域にも行ってみたいと思ってもらえたら嬉しいですね。場所によっても音が変わったり、セットリストも変わったりするので、ちょっと旅する気分で是非いろんなところに聴きに来てほしいです。
―――― Kさんご自身が一番好きな季節はいつですか?その理由も教えてください
「東京の冬」が好きです。もちろん「韓国の冬」も素敵なんですけれど、ちょっと寒すぎるので東京の冬ですね。 冬はいろいろお洒落もできるし、他の人のお洒落を見るのも楽しいですよね。
◆「試み」 KOKOROMI
20周年記念のコンサートですが、公演での新しい試みや、見どころを教えてください。
今まで47都道府県ツアーは2回やらせてもらいました。「全国をまわる」ことをテーマにして初回は2年かけて、2回目は1年かけて全国をまわったのですが、今回のように「季節ごとにいろんな土地でライブをする」ことをテーマにまわるのは初の試みです。1年をみんなで一緒に過ごすというのは僕にとってちょっとスペシャルな気持ちがしています。同じ楽曲を聴くのでも、昨日、今日、明日…それぞれ感じ方が変わっていくじゃないですか。これを一年中楽しめるということが僕はすごく嬉しいし、そういう部分が見どころ聴きどころじゃないかと思います。20周年の試みとして1年をかけてやるこのツアーが成功したら、30周年の時も40周年の時もやりたいですね。
◆「公演」 KOUEN
今回の公演を通し、伝えたいこと、感じてほしいことは?
同じ仕事を20年間やり続けるっていうのは、歌だけじゃなく、どんな仕事でもなかなか大変なことだと思うんです。20周年を迎えることができたのは、みなさんの大きな支えや応援があったからこそだと改めて強く感じています。なので、この1年はみなさんの気持ちにしっかり恩返しする年にしたいと思っています。みなさんにそれを感じ取っていただけるよう、1回1回、いい公演にしたいと思っています。
◆「記憶」 KIOKU
20年間の活動で印象的だったことを教えてください。
やっぱり日本デビューですね。自分のスポットがテレビで流れるのを初めて見て、最初は何が起こっているのかわからなかったです(笑) 街のCD ショップには僕のCDが置いてあって!誰が僕の音楽を聴いてくれるんだろうと後ろで見ていたこともありました。CDを手にしてくれる人を見て、「ああ、こういう人が僕の音楽聴いてくれているんだ!」って感動したことを覚えています。韓国で先にデビューしていたのですが、ワンマンライブをやったこともなかったし、イベントやテレビの収録とかで人前に立ったりしたこともほとんどなくて。日本でデビューさせてもらってワンマンライブを初めてやらせてもらった時にステージから観客のみなさんがハッキリ見えて「こういう人たちが僕の音楽を気に入ってくれて、ライブを観に来てくれるんだ」って実感した、その時の記憶が一番強く残ってますね。
◆「K-POP」
Kさんがデビューなさった頃と今ではK-POPの雰囲気、日本における浸透率などかなり変化していると思いますが、アーティストKさんからご覧になって K-POPの変化をどのように受け止めていますか? Kさんご自身がK-POPではなくあえてJ-POPで挑戦しているのはなぜでしょう?
日本や海外で活動されてる韓国の俳優さんやアーティストの方たちって、向こうですでに大ブレイクしている、いわゆるスターなんですよ。それはブームだからとかじゃなくて、その人自身の技術や努力が認められているからで、尊敬や応援されるのに値すると僕は思うんです。逆に日本で活躍されている方が向こうに行って認められることもありますよね。
でも僕はまっさらな状態で日本に来た、ゼロからスタートした新人。僕は韓国出身という立場ではなく、「大阪出身」とか「沖縄出身」とかと同様に「ソウル出身」の新人アーティストとして見てもらいたいっていうこだわりがあったんです。まわりから見たらすごく突っ張っているように見えていたかもしれないのですが、当時、番組に出る時には通訳さんはつけない、片言でもいいから自分の言葉で伝える、音楽だけで勝負したいという気持ちが強かったです。 まあ、そのこだわりのおかげでここまでやって来れたというのもあると思います。そうやっていくうちにK-POPの在り方とかもどんどんどん変化して来て、ある年齢の方たちが聴いていた音楽の幅がどんどん広くなって、韓国から来た何か…ではなく、K-POP、K-MUSICとしてしっかり認識されたと思います。僕がデビューした時に、「こういう関係になったらすごく面白いのに」と思っていたことがどんどん実現されていくのを見るたびに、とても嬉しいですね。
◆「後輩」 KOUHAI
デビュー 20周年を迎えられ、数えきれないほどの後輩ができたと思います。先日も「ミスタートロットジャパン」で審査員をなさり、歌手をめざす人たちに的確なアドバイスをなさっていましたが、改めて歌手をめざす人たちに絶対に伝えたい、歌手としての心得や練習方法などを教えてください。
前から「審査員をやってほしい」というお話は何度もいただいていたのですが、僕自身プレイヤーなので、同じ土俵で歌ってる人に点数をつけるっていうのはナンセンスではないかと考え、ずっとお断わりしていたんです。その考え方はこれからも変わらないです。でも今のタイミングで今回オファーを受けたのは「きっと僕にしかできない何かがあるかも」って思ったからです。僕は日本と韓国の両方で活動をしていて、今はFrom JAPANという形になっています。NHKの「ハングル講座」や「ハングルッ!ナビ」、そして今回の「ミスタートロットジャパン」の審査員も、大げさに言えば「僕にしかできないことで両国の架け橋になりたい」という気持ちがずっとあったからなんです。なのであくまでも審査員というのでははなく、20年前デビューした頃の自分だと思ってアドバイスしようと思いました。みんなすごく可能性のある方たちなので、「ここが悪かった」「ここが良かった」というのではなく、「僕だったらこうする、僕だったらこうしたらもっと上手くなる」って自分に声をかけるようなつもりでやっていました。でもそれが「すごく良かった」って言ってくださる方もいて、よかったと思いました。
歌手をめざす人たちへ伝えたいこと….。ん~、僕自身、今もそうなんですけれど、みんな失敗することをやっぱり恐れるんですよ、最初は。だからすごく慎重に考えたり、戸惑いもあったり、臆病などところもあったりすると思うんです。ただね、手を伸ばしてすぐに取れるものはそのうち飽きてしまうんですよね。手に届かないから楽しかったって思うんです。「手に届かないから頑張りたい、もっと手を伸ばしたい」っていう気持ちが僕は大事だと思うんですよ。もちろん失敗もするんですが、失敗って自分は「うわっ」てなるけど、実は周りの人は全然覚えてないんですよね(笑) だからどんどんチャレンジしてほしいし、失敗して見えるものって絶対にあると思うんです。失敗を恐れるよりは、少しでも可能性を感じているのならそこにオールインしてほしいと思います。
◆「これまで」 KOREMADE
20周年を振り返り どんな歌手人生でしたか? 今のお気持ちを聞かせてください。
ずっと忙しいです(笑) 忙しくないのが嫌なんでしょうね、きっと。気づいたらハァハァ言ってる人生でした(笑) 僕、休みを1週間以上もらったことがないんです。いつも何かしらやっていて。でもそれが楽しいんでしょうね。 多分僕は追われるのが好きなんだろうな。これからもこんな人生がずっと続くと思います(笑)
◆「これから」 KOREKARA
今後のご活躍もとても期待していますが、今後、何かチャレンジしたいことは ありますか? その理由は?
20年前、日本でデビューする前に韓国でデビューしていたので From KOREAだったのですが、20年日本で活動して来て今41歳で、丁度ここから逆転していくんです。日本で過ごした時間の方が長くなっていく。なので今度は From JAPANとして韓国でも活動したいと言う気持ちがずっとあって。多分見える景色が違うと思いますし、僕じゃないとできないことがきっとどこかにあると思うんです。もちろんメインは日本での活動ですが、やってみたいという気持ちは強くありますね。
◆「感動」 KANDOU
最近一番感動したことを教えてください。
先日、車に乗っていた時のことなのですが、停車していた時に窓の外を見たら、多分どこかの保育園とかから出てきた子なのかなぁ、3歳ぐらいの男の子2人がギューってハグしていたんです。あまりに可愛くて思わず窓を開けて、ニコニコしながら見ていたら、その 2人が僕を見てにっこりしながら手を振ってくれたんです!なんかすごく感動しましたね~。心が洗われたと言うか…。二人とも坊主頭で、なんだかディズニーとかアニメのキャラクターとして出てきそうな感じで、めちゃめちゃ可愛かったです♡
◆「休息」 KYUSOKU
レコーディングや タイトなスケジュールが続くと、どうしてもストレスがたまると思いますが、Kさんはどのようにしてリフレッシュしていますか?
サウナがすごく好きなので、割と時間ができたら行くようにしていますね。
―――― 週に何回かいらっしゃっているのですか?
いや~、この頃は忙しくてあまり行けていないです。でも行くときは週 3回とか行きますし、ライブでいろいろな場所に行くと、そこで有名なサウナに寄ってみたりしています。
―――― サウナは結構長い時間入っているタイプですか?
まあ 10分ぐらいかなぁ。それを3セットぐらいやりますね。
◆「計画」 KEIKAKU
今後の活動の計画で今、お話しできることがあれば教えてください。
今年は20周年で、現在は新曲『SPRINGOUT!!!』が出ているのですが、季節ごとに新曲を出して、その集大成として最終的にアルバムにしたいという想いで曲作りをしています。 それを実現させることが、今一番目の前にある目標、いや、ノルマ(笑)です!絶対にやらなければいけないし、必ず成功させたいですね!
◆「感謝」 KANSHA
20周年を迎えられたのはファンのみなさん、ご家族や周囲のみなさんの支えが大きかったのではないかと思います。 最後に改めて みなさんに向け、メッセージをお願いします。
10周年の時もすごいことだと思いましたが、さらにまた10年っていうのは、ものすごいことだなって思っています。 もし自分が何かにすごくハマったとして、それを20年間続けられるのかって言ったら、それこそ僕、自分の趣味で20年間続いていることなんて何も無いんですね。だから本当にすごいことだと思うんです。僕が出している歌や、僕の気持ちをちゃんと受け止めてくださっている方たちが20年の間、ずっといてくださるということは、僕にとって本当に奇跡のような感じです。みなさんとの出会いに心から感謝したいという一言に尽きると思います。本当に感謝しかないです。ありがとうございます。
text : Chizuru Otsuka
photo : sin
ツアー情報
K 20th Anniversary LIVE
「Summer Breeze!」
【日時】7/5(土) 開場/17:00 開演/18:00 【会場】長野JUNKBOX
【日時】7/6(日) 開場/16:00 開演/17:00 【会場】金沢GOLD CREEK
【日時】7/13(日) 開場/16:00 開演/17:00 【会場】京都FAN-J
【日時】8/2(土) 開場/17:00 開演/18:00 【会場】いわきSONIC
【日時】8/3(日) 開場/16:00 開演/17:00 【会場】仙台RETRO Back Page
【日時】8/9(土) 開場/17:00 開演/18:00 【会場】広島Live JUKE
「Fall in Love!」
【日時】9/20(土) 開場/17:00 開演/18:00 【会場】名古屋SPADE BOX
【日時】9/21(日) 開場/16:00 開演/17:00 【会場】大阪Shangri-La
【日時】9/27(土)・ 28(日)開場/17:00 開演/18:00 【会場】札幌musica hall café
coming soon…
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