【会見レポ】キュジョン日本デビュー曲「愛を描く」、「SS501」に対するの想いとは?そして突然の涙…

_MG_0495昨年7月に軍除隊後 着々と準備を重ね、ついにSS501の キュジョンが 2015年7月21日『愛を描く』で日本デビューを果たした。その発売記念記者会見が7月23日に「タワーレコード渋谷店8F SpaceHACHIKAI」にて行われた。現在グループとしては活動休止中 個人活動を行っているSS501だが、メンバーの中では最後のソロデビューとなり 、デビュー作への意気込みなどを語った。キュジョンの温かい人柄が言葉のひとつひとつから伝わる会見となった。

まずキュジョン自身がこだわって作ったという『愛を描く』のミュージックビデオが流れた。そしてキュジョンが登場すると抽選で選ばれ記者会見に参加した幸運なファンたちの「きゃー!」「キュジョン!」という歓声があちこちから聞こえてきた。「みなさん こんにちは。SS501のキュジョンです」という挨拶のあと、司会の古家正亨さんとともに楽しいトークが繰り広げられた。

_MG_9960◆まず 今日のお昼ご飯は牛丼ですか?(笑)
キュジョン:今日は朝ごはんが牛丼でした(笑)

◆日本語が以前にも増して流暢ですね。
キュジョン:아니 아니 아니!(ちがう そうじゃないよ ちがう)….(以降は韓国語)日本語の勉強に関して問題が一つ起きてしまいました。どうしたら日本語が上手になるか尋ねてみたんですが、日本の映画やドラマを見たり 音楽を聴くのがいいといわれ、実際やってみたら 聞くのだけは上達して なかなか大変なことになってしまっているんです。

古家さんは楽屋でキュジョンにずっと日本語で話しかけていたが、キュジョンはそれを聞いてその答えを韓国語で全て返していたというエピソードも明かされた。

◆特に見ている日本のドラマとか あるんですか?
キュジョン:最近日本で始まった『DETH NOTE(デス ノート)』を見ています。韓国でも原作漫画がとても人気があるので、どういう作品かとても気になっています。

IMG_0170◆今回の 日本デビューシングルは どんな作品を作ろうと思ったんですか?
キュジョン:SS501のメンバーの中では一番最後にソロでシングルを出すことになったんですが、そのせいもあってとても心配していました。でもメンバーたちがこれまで頑張ってきた努力の跡が見えたので僕も頑張らなくちゃという思いでした。個人的には キュジョンというカラーを出せたらいいなと思っていました。SS501の時は代表的なダンスやパフォーマンスを主にお見せしてきましたが、ソロの時は甘く、そして皆さんにじっくり聴いていただける音楽を届けたいということでこの曲を選びました。

◆この『愛を描く』は 歌詞にもこだわりがあるようですね?
キュジョン:メロディがとてもいいので、どういう歌詞をつけたらいいかと考えました。日本語の歌詞にしたときも 独特な雰囲気が出せるようにということで今回の歌詞になりました。

◆MVを拝見しましたが、MVにもこだわったところがあるそうですね?
キュジョン:この曲はステージでダンスをしながら歌うというような曲ではないので、MVもどのような内容にしたらいいか、どうやったら楽しめるかということを監督と相談しながら決め、特殊効果を使った今回の作品が出来上がりました。

ここで「MVを見ただけではイマイチまだこの歌の良さが伝わらないなと思うので、今ここで ちょっと歌ってみてもらえますか?」ということでキュジョンは数小節を歌い、その甘い声で会場のファンや記者を完全に魅了した。

◆やはりキュジョンさんの甘い声、いいですね。色気が出てきたというか….
キュジョン:セクシーはジョンミンが担当しているので僕はできませんが(笑)

_MG_0044◆日本デビューシングルを準備するのは大変な作業だったと思いますが、プロデュースの部分でもこだわったようですね。何かエピソードなどありますか?
キュジョン:僕が日本で初めて出すシングルということもあり、とても気を遣いながら一生懸命 全般的に参加しながら作りました。会議をしてこの曲に決めたわけなんですが、それ以外にも収録されているバラードは僕自身が作詞作曲したんです。長く待っていてくださったファンの皆さんのために歌いたい、聴いていただきたいと思いました。そういった意味を受け取っていただければ嬉しいですね。そして夏にふさわしい盛り上がれるダンス曲もありますので、皆さん 好きなかたと旅行に行く時にこれをまた聴いてほしいと思います。

◆軍除隊後、久々の日本での公式的な活動ですが その分やはり自然と力が入りますか?
キュジョン:実は最初はとても心配していました。(入隊中の)2年間という時間、そして除隊をしてから日本に来るまで。 実は日本に来るのは約3年ぶりなんですが皆さんが僕のことを覚えていてくださっているかという心配もありました。でも日本に来てすぐに親しみを感じることができました。日本は僕にとって「ふるさと」のような よい記憶がたくさんありますのでとても楽しく活動ができています。

IMG_0118◆SS501は活動を開始して今年で10年ですね。
キュジョン:韓国で10年、日本で活動を初めて8年ぐらいになります。振り返ってみると本当に楽しかった時間ですね。 日本に初めて来たときはとても心配していました。この日本で果たしてうまくやっていけるかメンバー同士で心配していたんですが、その時に一生懸命助けてくださったスタッフの皆さんを思うと…..(ここでキュジョンは言葉をつまらせ、涙ぐんでしまった。苦労をともにした人たちへの感謝の気持ちが一気に溢れ、涙となって流れ出した) その時の記憶は本当にありがたいことばかりです。(そう言いながら涙を手でおさえるキュジョン)

ここより 記者からの質疑応答コーナーとなった。その際、記者側にマイクがないとわかると キュジョンは立ち上がって記者の方に進み 自分のマイクを記者団に差しだし、「さすがにそれは・・・(笑)」という古家さんの言葉に気に会場に笑いが起こった。そのやさしさとかわいらしい仕草が垣間見えた瞬間だった。

Q.(Type A ・Type C収録の)『君へ・・・~僕らのストーリー~』はご自身で作詞作曲なさっていますが、何の楽器を弾いて作曲とかするのですか?
キュジョン:楽器は キーボードを少し出来るのでピアノを使って作曲しますが、実力は あまりないので僕が作って、そのあとはそれを上手に仕上げてくださるアレンジャーにお願いしています。SS501のときは、ピアノはヨンセンお兄さんが担当していたので 当時は僕はピアノはやっていませんでした。ピアノは好きで弾いてはいたんですが、今回韓国でやったミュージカルでピアノを弾く場面がありその時一生懸命習いました。

IMG_0099Q.『君へ・・・~僕らのストーリー~』は、ファンに向けてのメッセージソングだと思うのですが、キュジョンさんにとって日本のファンはどんなですか?
キュジョン:韓国のファン、日本のファン、そしていろんな国にファンにいつも感謝の気持ちを持っています。日本のファンの皆さんは先ほども言いましたように、最初は韓国で活動してそのあと日本に来て新しくスタートした時、本当に温かい目で見守ってくださって ご一緒してくださいました。なのでありがたいという気持ちが ひとしおです。ファンのみなさんが多いとか少ないとかは関係なく、ファンの皆さんには感謝をしながらこれからも日本で活動をしていきたいと思います。(この話の時「ファンの皆さんの話をするだけで涙がとまらないです。メンバーみんな同じ気持ちです」と古家さんにキュジョンがこっそり伝えたと 後ほど補足があった)

Q.『愛を描く』のMVで最後の終わりかたが「え?そこでおわるの?」という終わりかたですが・・・・?
キュジョン:今回は愛が叶わない、実らない男の姿を見せたいというのがまず あったんです。監督に「キスシーンで終わろう」と僕は言ったんですが、監督は「キスの前で終わったほうがいい」と言ったので、もしかしたら残念な終わり方のMVになっているかもしれないですね。

Q.(メンバー内で)最後のソロデビューですが、メンバーからは何かアドバイスなどありましたか?
キュジョン:メンバーはいつも言ってくれることなんですが・・・。たとえばミュージカルやドラマの時なども僕のほうから「どうしたらいいかな?」「どんなふうにやったらいいかな?」と聞くと「うまく上手にやれ」って言ってくれるんです。頑張るのはもちろん大切なことで、頑張る上でいい作品をうまく作らなくちゃいけないと言ってくれます。なのでどういうものであれ、頑張って最後までいい作品を作りたいと思います。メンバー全員でいる時はそれぞれの役割がありますが、ひとりの場合には全部ひとりで それを担っていかなければいけないので、僕が頑張っていいものを作りたいという気持ちになります。

Q.『愛を描く』で こだわった歌詞、気に入ったフレーズは?
キュジョン:まず最初は韓国語のほうで聴いたんです。その時には「사랑(サラン:=愛)」という言葉が出て来て、「愛というそんな弱い言葉じゃなくて」という部分があったのでその歌詞を念頭に置いて日本語に置き換えた時はどうしたらいいかなと悩みました。韓国も日本もそうなんですが「愛」という言葉以上にいいものはない気がするんです。なので「愛」というひとつの言葉だけでは表現できないそれ以上の気持ちを皆さんと共有できればいいなという気持ちでした。

ここで急遽会見に参加したファンからの質問を受けることに…

IMG_0236Q.昨日来日してから今までの時間をどのように過ごしたか教えてください。
キュジョン:ミュージカルを観に来てくれたかたと偶然飛行機が 同便になったので空港で荷物を受け取りながら一緒に写真を撮ったりしました。空港を出たあと、当然牛丼の店に行くと思っていたのに、とんかつのお店を予約してあったんです。ちょっとした裏切りを感じましたよ(笑)でもとても美味しい店でした。そのあとは雑誌の取材やラジオの出演がありました。そのあと韓国食堂でご飯を食べて、それから僕の親しい友達、超新星のソンモさんやTRITOPSのユジュンさんと一緒に会って話しをしたりしました。

Q.『SUMMER LOVE』はノリノリな曲ですが合間に入るコールは「HEY!」なのか「GO!」なのかよくわからないのですが?
キュジョン:「HEY!」なのでうまくタイミングを合わせてコンサートで叫んでください。コンサートということで…..実はさっき決まったばかりなんですが,9月13日に日本での公演が決まりました! 今どんな公演にしたらいいかアイディアの構想を練っています。楽しみにしてほしいです。(ここで司会者より補足があり9月13日(日)でライブイベントが行われることが決定したと発表された)

IMG_0385最後に「今回日本で初めてのデビューシングルをリリースすることになったんですが今日は来てくださいましてどうもありがとうございました。ひとつ申し訳なく思っていることがあります。僕はまだ日本語が流暢ではないので、日本語でたくさんご挨拶できなくて申し訳なかったです。今 日本語を一生懸命勉強しているところですので、次に来るときには直接 皆さんに日本語で感謝の気持ちを伝えたいと思いますのでこれからも応援をお願い致します。そして僕と、SS501のメンバーたちへもたくさんの関心と応援をお願いします。ありがとうございます。」という言葉で会見を締めくくった。

IMG_0444キュジョンの温かい笑顔と優しい言葉で終始 会見場には和やかな居心地のいい空気が流れていた。キュジョンの人柄の素晴らしさが短い時間でもじゅうぶん伝わって来た。2年間の軍入隊による現役からの離脱への不安は、今日の日本のファンたちの温かい言葉や反応、会場に寄せられたたくさんの花たちで一気に払拭されたと思われる。日本でのソロライブイベントも決まり、精力的に活動していくキュジョンにますます期待が高まる。

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◆キュジョン (KYU JONG) 1st SINGLE「愛を描く」
2015年7月21日発売
日本デビューシングルとなるため キュジョン自身が曲の選定から制作の全過程に参加し、キュジョンの手の届かない所は一つもないというほど心血を注いで作り上げた作品

TypeAType A
<収録曲>
1 愛を描く
2 君へ…~僕らのストーリー~
3 愛を描く(instrumental)
<価格>1,389 円(税別)
<品番>TSKJ-5001

TypeBType B
<収録曲>
1 愛を描く
2 Summer Love
3 Summer Love(instrumental)
<価格>1,389 円(税別)
<品番>TSKJ-5002

TypeCType C
<収録曲>
●DVD
M1 愛を描く ミュージックビデオ
●CD
M1 君へ…~僕らのストーリー~
M2 君へ…~僕らのストーリー~(instrumental)
<価格>2,593 円(税別)
<品番>TSKJ-5003

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