【オリジナルレポ】 ~MINSU(ミンス)~ 7月26日 『MINSU BIRTHDAY LIVE』開催。 「僕の気持ちは全てを注ぎ込んだ歌詞を見てもらったら全部わかる。僕を最後まで信じてほしい」

【韓ペン オリジナルレポ】

2019年7月26日、六本木Party onにて MINSU(ミンス)が自身の27回目の誕生日記念として「MINSU BIRTHDAY LIVE」を開催した。

MINSUは DATV(CS)と 韓国MBC MUSICが共同制作したアイドル発掘番組『シャッフルオーディション』で勝ち抜き 日本人2人・韓国人3人からなるBEE SHUFFLEのメンバーに選抜され幅広く活躍後、現在はソロとして活動している。

今回、BIRTHDAY LIVEの準備と共に、プロデューサーに Niiisan’sのルイを迎えた ソロとなって初のオリジナルアルバムの制作が進行中。 そのアルバムに収録されている楽曲をひっさげてのBIRTHDAY LIVEとなった。

先日、公演直前におこなったインタビュー (http://kanpen.asia/archives/36943 )でも アルバムへの熱い思いを語っていたが、MINSUにとってソロとして初のオリジナル曲が出来たことが相当嬉しいようだ。 BIRTHDAY LIVEでは、どのような形でこの曲を聞かせるのか?  (※ 本記事は 夜公演取材分)

『Freaking Friday Night』の イントロと共にMINSUがステージに姿を見せると、大きな歓声が起こった。

「一緒に!一緒に!!」と 最初からファンを煽る。 今日は最初から最後まで徹底的にファンと一緒に楽しみたい … どれ程 MINSUがこの日を待ちこがれていたのかが伝わってくる。

 “ 今日だけは金曜日なんだから いろんな事は全部忘れて思い切り遊んじゃおうぜ!いろんな悩みも状況も全て忘れて楽しもう! ”

いつも前向きなMINSUにピッタリなこの曲で くしくも金曜日に開催のBIRTHDAY LIVEはスタートした。

歌い終わると ちょっとホッとした表情を浮かべ、

「次に歌う『Roller Coaster』って曲だけど、ローラーコースターは 上に上がっていく時は緊張するし、下に下りる時は うわぁ~って感じでしょ?(笑) ゆっくり進むところもあるし…。 それって恋愛みたいでしょ?  興奮で気分がハイになる。 愛にはセクシーだったり熱い部分もあって…。 」

そう言いながら 妖しげで中毒性のあるこの曲を歌いながら、ダンサーふたりと共に セクシーで熱い愛をダンスパフォーマンスでも表現し、ファンを興奮に導いた。

ここからはMCと共に進行することになった。 ファンから一斉に「お誕生日おめでとう!」と声がかかると 嬉しそうにニッコリした。  

誕生日の思い出を聞かれ

「昔、グループで活動していた時、 スカイツリーで初めて僕の誕生日会を開いたことがあるんです。僕たち、その頃はまだメジャーデビュー前で、その時は 5000枚のインディーズCDを手売りしないと解散っていうミッションを与えられて とても苦しい頃だったんですが、 この誕生日会で画面に僕のお母さんの映像が突然映ったんです。 練習とかで1年位ずっと会えなかったし、苦しかった時だから…それを見て泣いちゃって…。そんな思い出があります。」


歌った『Freaking Friday Night』 『Roller Coaster』 について聞かれると、

「『Freaking Friday Night』は週末だから遊ぼう! でも… 遊びたいけど遊べない、明日はまだ仕事もあるし遊んじゃいけない…でも遊びたい… そんな風に自分の中で2つの考えが ぶつかってる。 “でも ふりきって やっぱり遊ぼう!”みたいな…。そして『Roller Coaster』の世界はね… ピンク!…エロいんですよね(笑) この曲では僕はMINSUじゃないの。ライオン!(笑) 獣!(笑) そんなセクシーで熱い愛を表現したんですよ。」

近況を聞かれると、韓国からライブ配信を行ったり、曲作りをしたり、ファションブランドをプロデュースしたりしていたと話した。  忙しくて睡眠時間が減っても、仕事があるのは幸せだと生き生きとした表情を浮かべた。 8月にアルバムに入る5番目の曲が出来上がり次第、CDをファンの手に届けたいと強い意志を示した。

ここで ファンから事前に集めた質問に答えるコーナーが始まった。

Niiisan’sのルイに曲制作を依頼した際、どんなイメージでオファーしたのか、また初めてその曲を聴いた時はどう感じたのかを聞かれ

「初めて聴いた時?? これはもう、俺が歌うしかないなって思いました(笑) この時、ちょうどルイさんとミュージカル『VOICE』で共演していたんですが、この時 いきなりルイさんが自作曲を聴かせてくれて。  それで感動して今回お願いしたんです。 ルイさんから『君のイメージはライオンだから』って言われて出来てきたのが『Roller Coaster』なんですよね。 本当に感謝です。」

趣味でよくやっているサッカーの ゴールキーパーをやっている姿を見せてほしいというファンからのお願いにも応え、エアーながら熱血キーパーぶりを見せた。

今一番大切にしている事を尋ねられ、

「アルバムに入れる曲のうち、まだできていない5曲目をどんな風にするか、そしてその曲のタイトルは何にするか….めっちゃ 考えてます!」

ここで 抽選で選ばれた1名にMINSUから人形のプレゼントが行われた。

続いてのコーナーでは 今回MINSUのファンクラブ発足にあたり、ファンクラブ名を決めることになった。

1・MINTY  2・minchu   3・SAKURA 

夜公演ではこの3つの中で1つ候補を選ぶ。 昼の部で 同じく三択から選ばれた MINSUのMiと ライオンのlionを組み合わせた “Milion”(※ミリオン)と、夜公演で選ばれたネームの2つから最終決定をMINSUが行い、後日発表する。

夜公演では 1番の“MINTY”が選ばれた。 後日の発表が楽しみだ。

ここで再び楽曲披露となった。

「今回のアルバムで唯一の韓国語の歌詞です。 君を本当に好きなんだけど、それはダメなの?あなたを愛したい、抱きしめたい、そばにいて… そんな初恋みたいな思いを描いた『SHINGIRU (蜃気楼)』です。」

そう説明して、心のとまどいや つのる恋心をあらわしたスローなナンバーをじっくりと聞かせた。

「砂漠の中で見えたオアシス。嬉しくて そばに行ったら幻で、蜃気楼で。 そこにはなかった…それって悲しいですよね? だから  “あなたは いなくなったらだめだよ、そばにいてね。”っていう感じです。」

楽しい時間は残念ながらそろそろラストに近づく。

最後の曲について説明を始めた。

「ソロ活動を始めて3年になったんですが、ひとりで『SHINGIRU(蜃気楼)』をうまく作れるかなって思っていた時、ルイさんが助けてくれて。 そして次の『STAR』は俺が一番悩んでいた時に、ルイさんと作った曲なんですが、みなさんがいてくれなかったら俺はいない。 俺の気持ちは歌詞を見てくれたら全部わかると思う。俺を最後まで信じてほしい。 英語の歌詞ですが、聞いてください。そして携帯のライトで僕を照らしてくれますか? そうしたら僕には(未来への希望の)光が見えるし、 (いつも輝いている)星のように見えるから。」

ファンからの光がMINSUを照らし、MINSUは ますます輝きを放った。

ここに集まってくれたひとたちは、みんな自分を愛し、信じてくれている人ばかり。 その人たちが照らしてくれる光に包まれ、心から安心できる場所で自分の思いを綴った『STAR』を熱唱した。 この曲は グループを離れソロになり、様々な困難を一人で乗り越えていかなくてはいけないMINSUをいつも心配してくれるファンへ 「何も心配しなくていい。 どうして心配するの? 僕は大丈夫だよ。 だから心配なんてしないで、一緒に前だけ見て、上だけ見て進んでいこう。」というMINSUの気持ちを詰め込んで作り上げたMINSUにとって大事なメッセージソング。 今回のアルバムは全てMINSUの今の気持ち、伝えたい言葉で作られているが、その中でも一番伝えたかったことを歌詞にしたのがこの『STAR』。

歌い終わると

「色んなことがあったよね。グループを離れ、自分のソロ曲を出せるまでに3年かかりました。 グループを離れる時、本当は韓国に帰りたくなかったけど、 でも帰るしかなくて…。 みんなにとって俺は悪い人になっちゃったよね。ごめんね。 でも、あの時は、本当のことが言えなくて、俺が悪い子になるしかない …そう思って韓国に帰った。  グループ活動がなくなることが全部 俺のせいだと言われ、正直 悔しいなと思った。 でも、韓国でやるって…初めてみんなに嘘をついた。あの時は そう言うしかなかったから。 韓国に帰っても日本で待っていてくれる俺のファンに何か出来ないかなって思っていたら、ミュージカルやドラマや舞台に出る機会を作ってもらえて、そしてルイさんの曲を聞いて感動して…。今回のアルバムに は 今までの全財産を注ぎ込みました。みなさんからもらった愛を歌で返したいって思ったから。本当にあなたたちがいなかったら僕はここに立っていないから。 『STAR』は  “心配しないで。俺はみんなに愛を渡すから” っていう気持ちで作った曲なんで是非聞いてください。」

と、今まで言葉に出来なかったことを話し聞かせた。 胸につかえていた言葉を、やっとみんなに吐き出し、とてもおだやかな表情を見せた。

アンコールでは再びダンサーふたりが登場し『Roller Coaster』そして『Freaking Fraiday Night』で MINSUとの熱い夜をしめくくった。 

総立ちの客席ではピンク色のペンライトが大きく揺れ、共に歌い、コール アンド レスポンスで盛り上がった。

MINSUとファンとの強い絆はどんなことがあっても揺るぎない、お互いを信頼しきっているのを感じながらMINSUはステージをあとにした。

初のオリジナルアルバムへの自信感を感じることができたBIRTHDAY LIVE。 ずっと自分を信じ待っていてくれたファンへの恩返しとして作られた渾身の楽曲たちを披露し、27歳の誕生日は忘れられない一日になったことだろう。 先日おこなったインタビューでは 今はアーティストであるMINSUを伸ばしていきたいと語っていた。 その第一歩が今回のアルバム、そしてこの日のLIVE。今後 アーティストMINSUが どのような姿で魅せるのか、大きな期待が出来ると確信した一日となった。

Text & Photo : Chizuru Otsuka


【公演概要】

MINSU BIRTHDAY LIVE

2019年7月26日(金)

開演: ①13時 ②17時

場所:六本木 Party on (東京都港区六本木3-8-15  日拓ビルB1)

当日券:7500円

小学生以下無料

中学生・高校生半額

公演終了後特典会あり


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公式⇒ @Minsu_Official

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