20周年迎える「日・韓美術交流展」大阪で開催。6月2日(木)~18日(土)会場:大阪韓国文化院 作家66名の作品交流展。入場無料

日本と韓国の66名の作家が集まる美術団体の交流展「日・韓美術交流展」の20周年記念展が2日から大阪韓国文化院(院長 鄭泰九、大阪市北区)で開催される。

今回の交流展は両国の民間美術団体である日本の「どうとん堀クロッキー研究所」、韓国の「シムシムハジアヌンハッキョ」と大阪韓国文化院が共催するもので、2003年から日本と韓国を往来しながら、毎年展示を開催、今年で20周年を迎えるのである。

交流展には日本から26名、韓国から40名の作家が出展し、美術の交流という趣旨もあって、油絵、水彩画、彫刻など様々なジャンル作品が一ヵ所で鑑賞できる。

出展作家も各自日本と韓国で活発に活動している作家たちで、日本からは金石出、玉野勢三、迫畑和夫などの作家が参加。また、韓国からは金宝星(クム・ボソン)、金勇虎(キム・ヨンホ)、李範憲(イ・ボミョン)などの作家が参加する。

そして、展示初日である2日には開幕式が開かれた。コロナ禍により、韓国の作家の来日は叶わなかったが、関係者及び日韓交流に関心のある人々が100人弱集まり、大盛況であった。

開幕式では駐大阪大韓民国 趙成烈(チョウ・ソンリョル)総領事や日本側作家代表の金石出さんが開催の挨拶や祝辞を交わした。また、韓国側の作家たちの映像メッセージが上映されたりしながら、会場は美術を通じた交流の場となった。

趙成烈(チョウ・ソンリョル)総領事は「少しは疎遠だったともいえる両国関係ではあるが、美術を通じてお互いが出会い、理解し合い、そして美を共有するという行動は、どの政治的提案よりも価値がある。」と日韓友好においての文化交流の役割を強調した。

「2022年 第20回 日・韓美術交流20周年記念展」は18日まで開催される。入場無料。

問い合わせは駐大阪韓国文化院(osaka@k-culture.jp)へ。