【韓ペンオリジナルレポ】 SE7EN 2022年7月7日(木)19:00公演「SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-」
※写真は全てオフィシャル提供 (©ARGS)
2022年7月6日・7日、Zepp Haneda(東京)にてSE7ENが約2年半ぶりに日本での公演、「SE7EN 2022 FANMEETING IN JAPAN-0707- 」「SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-」を開催した。
(※本記事は 2022年7月7日(木)19:00公演「SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-」)
SE7EN自身、ネームにちなんで 7月7日午後7時7分スタートも考えたそうだが、自分自身もファンも1分でも早く会いたいからと定刻の 午後7時JUSTに開演!
オープニングは今回のライブで初披露の今年発売した新曲『Mona Lisa (KoreanVer.) 』。
白いロングジャケットを着たSE7ENの登場と共に7棒(=セブン棒:7の形をしたペンライト)や SE7ENのキャラクター“ブンブン”のついたペンライトが一斉に大きく揺れた。♪Mona Lisa、 Mona Lisa♪と繰り返す部分では人差し指と中指の二本を眉の上で動かす個性的かつ覚えやすい振り付けで、耳にも目にも強い印象を残した。
続いて『GIVE IT TO ME』をパワフルに歌い踊るSE7EN。この曲を聴くとSE7ENがついに日本に戻って来たと実感出来る。歌の途中でくるっと振り向いてお尻をちょこっと揺らすダンスが懐かしい。
「皆さん、こんにちは!こんにこんに~♡(※SE7EN語で こんにちは)SE7ENです。2年半ぶりに日本に来てLIVEすることが出来て嬉しいです! 『Mona Lisa(KoreanVer.) 』を初披露したけど、みんなマスクだし声も出せないから反応が聞けなくてちょっと残念だし寂しいけど…大丈夫です!(笑)」
と、今までとは違う、コロナウィルス感染防止対策の中でのライブに多少戸惑う様子も見られたが、沢山のファンが集まってライブが出来ることが本当に嬉しい様子だった。
『Feel The Fire』ではステージセット上段に置かれた椅子に座り、ダンスパフォーマンスを見せた。そのまま座りながら『I’M GOOD』を歌うと
「歌いながらみんなとのことを色々思い出して歌っていて気持ち良かったです」
と感慨深げに語った。
「今日7月7日のSE7ENデー、今までずっと来られなかった時期があった分、今、日本にいるのが夢みたいだし、感謝です。今までは会いたいって思ったら来れたけど、ずっと日本に来たかったのに(コロナの影響で)来れなかったので本当に寂しかったです。でもこれからはまた沢山会いましょう! みんな、マスクしてるけど顔、ちゃんと見えてるからね(笑) 2年半の間、韓国では日本語を話すことが無かったから日本語がちょっと下手になったのは理解してくださいね~」
ミディアムテンポバラード『LA LA LA』は本当ならばファンと一緒に歌いたい曲だが、今回は声のかわりに7棒を大きく揺らしながら心の中で一緒に。 ディスコティックサウンド『ALL NIGHT LONG』を披露したあと、この日のオープニング曲『Mona Lisa』のミュージックビデオが上映された。
この間に全身黒に 衣装チェンジしたSE7ENは『Dangerman』をパワフル且つセクシーに歌った。
交錯するレーザービームとエレクトリカルサウンドが思い切り高揚感を煽る『DIGITAL BOUNCE』では個性的なダンスをファンも一緒に踊り、心身共に楽しんだ。
「こんなに踊ったのは久しぶりだから…すごく気持ちいいな! 8月7日まで韓国でバンドをテーマにした『ボリュームアップ』っていうミュージカルでVocalの役をやっていますが、その中の曲を歌います。皆さんに勇気をあげられる曲です」
そう言うと『一歩(ミュージカル「ボリュームアップ」より)』をじっくりと聴かせた。ここ数か月ずっとミュージカルに携わり歌い続け、ますます鍛えられたSE7ENの歌声は絶品だった。この曲はミュージカルの中で、さびれてしまったクラブの社長さんに向けて頑張れとエールを送るシーンで歌う曲だそうだ。ミュージカル内ではこの曲は半分しか歌わないためフル音源が無かったが、今回この曲を日本で歌うことになったと知ったバンドメンバーがSE7ENに秘密でレコーディングをして、フル音源をプレゼントしてくれたというステキなエピソードも聞かせてくれた。1ケ月の練習、3ケ月間の舞台…ずっと一緒に過ごしてきた仲間ととても親しくなり強い絆が出来上がったことが嬉しい様子だった。 もう1曲ミュージカル『ボリュームアップ』より『オイアエオ』を披露した。ロックンロールサウンドを一緒にクラップしながらノリまくるSE7ENとファンたち。曲の最後はSE7ENの高音のシャウトも聴くことが出来、興奮したファンからはしばらく拍手が鳴りやまなかった。『君が好きだよ』はSE7ENのファンへの気持ちそのままがタイトルにつけられた曲。思いを届けたいと心をこめて歌い上げた。続く『When I Can’t Sing』ではせつない心情を打ち明けるように聴かせた。
映像が流れている間、黒×白のストライプシャツに着替えたSE7ENは2005年の日本デビュー曲『光』、丁度10年前、日本オリジナル曲として発表した『LOVEAGAIN』と懐かしい曲を続けて披露した。デビューした時を振り返りながら韓国でデビューして今年で20年、日本デビューして17年という年月を改めて感じ「はぁ…若かったのに…」とちょっと凹むキュートなSE7EN。そして日本デビュー17年目の今年、11月9日、ソニーミュージックからいよいよ新しいアルバムを発売するとファンへのステキなプレゼントを発表した。また、リリースに合わせ今後イベントの開催、年末には再びライブを予定していることも合わせて発表し、客席からは大きな拍手が起こった。
次に披露した新曲『KONNI KONNI』はファンにはお馴染みのSE7EN式挨拶「こんにこんに」を歌詞に取り入れ、今までの感謝とこれからもずっと共に歩いて行こうというファンへのメッセージソング。 続いて披露した2013年、SE7ENが入隊前、しばらく会えなくなる日本のファンに向けて作られた『ありがとう』でも、今回コロナの影響で遺憾ながら再び長い時間会えなくなってしまった時に感じた思いも重ね合わせ、離れていてもずっと心は一緒にいてくれたファンへ心から感謝を伝えた。
2曲を歌い終わると、一気に様々な思いが溢れ出した様子だった。
数日前には11月9日に発売するアルバムのジャケット写真を撮影、近日PVも撮影予定とリリースに向けて快調に進んでいることを伝えた。
「次の曲がラストです。 この曲は今、僕がここにいる理由…」と紹介して『COME BACK TO ME+PASSION』をエネルギッシュに披露した。 途中SE7ENと言えばコレ‼ 今回も片手で支え倒立する“SE7EN倒立”を美しくキメてくれた。
アンコールを求める手拍子が鳴り響く中、今回のイベント用に準備された黒いTシャツに着替えたSE7ENはファンキーなナンバー『Jackpot』を披露した。LIVEのために昔の曲から最新曲まで準備していた時、今までの思い出が走馬灯のように蘇ったそうだ。思い出せば思い出す程、ステージの楽しさ、ファンへの感謝の気持ちがさらに膨らんだSE7ENは、これからはもっと沢山会いに来るとファンと固い約束を交わした。このところずっと俳優SE7ENだったが、今回のライブで久しぶりに歌手SE7ENに戻ることが出来たのが本当に幸せそうだった。
ダンサーも登場し『We Need Is Love』をSE7EN・ダンサー・ファン…みんなが1つになってハートフルな振りを一緒に楽しんだ。
「皆さんありがとうございます!また近いうち会うために頑張りましょう!!」
SE7ENは本当に今回のライブが楽しかったのだろう。最後にもう一度『Mona Lisa(Korean Ver.)』を披露し、客席に向かって「愛してまぁーーーす!!!」と大きな声で気持ちを表現した。
「ありがとう、気を付けて帰ってね。また会いましょう。ありがとう!」と、溢れ出す感謝の気持ちを何度も伝えながら名残り惜しそうにステージをあとにした。 SE7ENもファンも大満足、会えなかった時間の全てが帳消しになる最高の時間となった。
前回来日公演を行った時は 「デビューした時より年齢が上がったから踊るのがちょと大変」とジョーク混じりに言っていたSE7EN。しかし、前回より2歳半 年齢が上がった今回のライブだが、そんな言葉を放つことも無く、 とにかく踊る・歌う!! 前よりさらに若くなったようにすら思えた。いつ観ても、楽しくかっこよくかわいいSE7EN。今後の活躍がますます楽しみだ。
text : Chizruru Otsuka
photo : オフィシャル提供
本記事掲載公演概要
ライブ
タイトル:SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-
日時:2022年7月7日(木)18:00 開場/19:00 開演
会場:Zepp Haneda
SE7EN 2022 LIVE IN JAPAN -0707-セットリスト
- Mona Lisa(Korean Ver.)
- GIVE IT TO ME
- Feel The Fire
- I’M GOOD
- LA LA LA
- ALL NIGHT LONG
- Dangerman
- DIGITAL BOUNCE
- 一歩/ミュージカル「ボリュームアップ」より
- オイアエオ/ミュージカル「ボリュームアップ」より
- 君が好きだよ
- When I Can’t Sing
- 光
- LOVE AGAIN
- KONNI KONNI
- ありがとう
- COME BACK TO ME + PASSION
― アンコール ―
- Jackpot
- We Need Is Love
3.Mona Lisa(Korean Ver.)