【韓ペンオリジナルレポ】
バンド “Glu （グルー）”が 2022年7月8日～7月18日まで初来日公演を開催している。
14人組ボーイズグループとして韓国のみならず、日本や諸外国でも人気を博した14U（ワンフォーユー）でも、確かな歌声で多くのファンを虜にしたウンジェ（Vocal）を中心に、ギター担当のクァンホ、ドラム担当のヒョチャンの3人でGluは構成されている。
Gluとはどんなグループなのか？ 2022年7月10日、マスコミに対してお披露目会見が行われた。
ちょっと緊張しながら会見場に現れ席についた3人はまず自己紹介を行った。
【記者会見】
◆まずは自己紹介からお願いします
ウンジェ： こんにちは バンド“Glu”です。私はメインボーカルのウンジェです。よろしくお願いします。
クァンホ： こんにちは。私はGluでギターを弾いているクァンホと申します。ありがとうございます。
ヒョチャン： こんにちは。Gluでドラムを叩いているヒョチャンと申します。ありがとうございます。
◆“Glu”というバンド名について説明してください
ウンジェ： Gluは ジー（G）、エル（l）、ユー(u)と書きます。 意味は Give love You(※U) love で、「愛をあげる」という意味をこめてつけました。
◆Gluの音楽はどんなタイプですか？
ウンジェ : 主にラップとバラードをやっていますが、他にも明るい曲も沢山作っていて、今 韓国で発売を準備している最中です。ジャンルは決めず、色々なタイプの曲を取り入れながら僕たちのスタイルを作り皆さんに僕たちの世界をお見せしたいと思っています。
◆尊敬しているアーティストは？
ウンジェ： 韓国では FTIsland のイ・ホンギ先輩が一番好きです。日本では沢山いるのですが、ONE OK ROCKが好きです。
クァンホ： 僕は韓国のシンガーソングライターのチョクチェ（적재）さんが好きです。チョクチェさんは主にギターを弾きながら歌っていているのでそれを真似ながら練習しました。
ヒョチャン： アメリカで活動している イマジン・ドラゴンズ（IMAGINE DRAGONS）が一番好きなアーティストです。 イマジン・ドラゴンズは音楽を通してみんなに愛・幸せを与えてくれるバンドだからです。
◆今回の公演で聞かせてくれるGluオリジナル曲はどんな曲ですか？
ウンジェ ： 実は今日の公演で初めてオリジナル曲を公開します！ 正反対の雰囲気の2曲です。１つは悲しい感じのバラード曲です。 そしてもう1曲は初めてデートをする時のウキウキした気分を描いた明るい感じの曲です。ずごくいい歌なので期待してください！ 是非ライブにたくさん遊びに来てください！
公演前の短い時間ながらも誠実に丁寧に答えてくれた。穏かな表情の中にも一生懸命頑張っていこうという強い意志を見せてくれた。
【LIVE】
当日行われたLIVEでは 、カバー曲を中心のセットリストではあるが、全曲Gluらしいアレンジを行い、その曲の新たな魅力を発見させてくれた。
14U時代から、ソロコーナーではバラードを聴かせるなど歌唱力には定評のあるウンジェ。今回の公演の1曲目に選んだ韓国のアーティスト Car, the gardenの名曲「명동콜링（明洞コーリング）」でまずそれを実証した。
2曲目のBTS「Spring Day」では曲の前半はギターに合わせ元曲よりもテンポダウンさせ歌詞のせつなさをじっくり聴かせ、後半はドラムも加えアップテンポに移行し歌詞に描かれた悲しみを力強く訴えてくれた。このアレンジはギターのクァンホが行ったそうだ。
続いてジャスティン・ビーバーの「Off My Face」。ギターの音色に合わせ、ウンジェの音域の幅の広さをしっかりとアピールした。何度も出て来るファルセットの透き通るような声がとても美しかった。
ウンジェ自身がとても好きな曲、中島美嘉の「桜色舞うころ」は日本語の歌詞をしっかりと理解し、心を込めてGlu ver.にして表現していた。
いよいよ Glu オリジナル曲披露の時間！まずはどんな曲なのか説明。
ウンジェ：1曲目はクァンホが作った「돌간（戻れたら）」です。
クァンホ： 高校三年生の時の別れの経験を描いた曲です。あの時告白しなければ、今もまだ会えていたかもしれない…そんな気持ちを表してみました。
ウンジェ：♪あの時に戻れたら…♪と言う歌詞が聴こえたら「クァンホさん、大変だったねぇ」と思いながら聞いてください(笑)
そう説明して美しくも悲しいメロディーで心情を伝えた。
2曲目はウンジェが作った曲。デートしている時のトキメキが詰まった、タイトルもそのまま「데이트(デート)」。
ウンジェ ：いい歌詞なんですよ(笑) “コーヒー飲みに行く？映画を観に行こうか。それとも手をつないで歩こうか？”… そんな甘い曲です。これをアルバムにしようと今、韓国で準備しています。機会があれば日本語の歌詞にもして皆さんの前でも歌えるようにしたいと思います。
この後、14Uとして活動していた時にもよく歌っていたスキマスイッチの「奏」や、韓国のアーティストにも人気の高い 米津玄師「Lemon」、そしてBTSの爆発的ヒット曲「Dynamate」ではGluのライブはPOPなナンバーでも楽しめることを証明した。客席も大盛り上がりだった。
最後は ウンジェが尊敬してやまない ONE OK ROCKの「Wherever you are」で締めくくり、Gluの実力の高さを様々な楽曲で見せていた。
ウンジェの歌だけでなく、クァンホのギター、ヒョチャンのドラムの実力もとても高く、3人構成とは思えない出来栄えだった。 また、3人とも誠実で温和な人柄だということは たびたび見られる笑顔や発言から感じることが出来た。
韓国語でのMCがほとんどだが、ウンジェは 14U時代、長く日本で活動していたため少しずつ日本語を思い出している様子。 また彼らの言葉は通訳がアナウンスしてくれるので、そういう面でも心配なく楽しむことが出来る。
今回の公演は７月１８日まで。極上のライブを楽しみに是非会場へ足を運んでほしい。
text & photo : Chizuru Otsuka
Glu メンバー紹介
★ウンジェ（ボーカル）
趣味：香水集め、ショッピング、コーヒーを飲む
特技：歌、サッカー、掃除
★ヒョチャン（ドラム）
趣味：運動、映画、横になる
特技：サッカー、掃除
★クァンホ（ギター）
趣味：バレーボール、運動
特技：バレーボール
【Glu公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/glu_official_/
Glu Tokyo Live 2022
2022年7月8日（金 ）18:30～
2022年7月9日（土） 20:30～
2022年7月10日（日）18:30～
2022年7月14日（木）20:30～
2022年7月15日（金）16:30～
2022年7月16日（土）18:30～
2022年7月17日（日）17:00～
2022年7月18日（祝）18:30～
【会場】
SHOWBOX（東京都新宿区大久保1-17-8 1F）
【チケット】
自由席 4,000円
予約販売サイト
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