2024 年 2 月 7 日(水)~11 日(日)、池袋シアターグリーン「BIG TREE THEATER」にて 『KPOP MUSICAL ~BACK TO THE STAGE』 が上演される。K-POPアイドルグループ「BeSTAR(ビースター)」として成功を夢見る若者たちの 希望・挫折・苦悩・そして未来….。 心の葛藤を繰り返しながらも必死に生きようとするひたむきな5人の姿を描いた作品となっている。
韓国での稽古を終え、現在は場所を日本に移し、 目前に迫った初日に向かってますます熱い稽古が行われている。
(稽古場の写真満載レポは こちら⇒ https://kanpen.asia/archives/72799 )
初日までいよいよカウントダウンが始まったが、それに伴い韓ペンでは まだ彼らが韓国で稽古を重ねていた際に実施した紙面インタビューを1名ずつ5回に渡って公開する。
短期集中連載 第3回。 登場するのはビースターのメンバー、シャイン を演じる チェ・テウン(Bz-Boys)さん。稽古の最中、とにかく他の演者たちの演技を見て学ぼうとする姿が印象的だった。
【紙面インタビュー】
(※掲載写真は 先日撮影した日本での稽古の様子です)
■まずご自身のお名前と簡単な自己紹介をお願いします
こんにちは。僕は『BACK TO THE STAGE』でシャイン役を演じることになった青空少年(Bz-Boys)の テウンと申します。 ミュージカルは初挑戦ですが、 頑張っていい姿をお見せしたいと思います。よろしくお願いします!
■今回演じる役名と、どんな役なのか教えてください
僕は シャイン役を演じます。 シャインは「ビースター(BeStar)」のラッパーで、メンバーの中で、最も大人っぽくて真面目。 時に冷静な性格の人物です!
■今回のミュージカル出演のオファーを聞いて、どう思いましたか?
ただひたすらに頑張らなくちゃと思いました。 除隊して、すぐ仕事を再開したいと思っていましたし、演技に挑戦してみたいと思いました。
■ミュージカル出演に際して、何か 観たり、読んだりなど、参考にしたものはありますか?
日本語で台本も覚えなければならないし、言葉の意味も理解しなければならないので、他のものを見たり探したりする余裕がなくて….。 前に上演した舞台をYouTubeで見ただけです。 でも、ありがたいことに ドゥリ、ジンホ、STを演じるメンバーたちが本当にたくさん助けてくれました。
■この作品は K-POPアイドルを目指す若者たちの 夢と挫折を描いています。 台本を読んでみて、どのように感じましたか?
韓国の有名アイドルたちを見ると、とても良い部分ばかり見えますが、この台本は本当に現実を実感しました。 アイドルを目指す多くの人たちや まだあまり有名ではないアイドルたちは皆、生計のためにアルバイトをしているんです。 僕もやったことのないバイトは無かったくらいでした(笑)
■今回、ご自身が演じる役と自分の、似ている部分、似ていないと思う部分を教えてください
シャインは まるで僕みたいだと感じました。 シャインと同じく僕も情が深いし、時にはおせっかい過ぎると思うくらい誰かを気遣うことが好きなんです。 だから 他の役よりシャインが一番僕と似ていると思いました。
■自分の役以外、やってみたい役はありますか?
どの役も全部やってみたいですが….。 中でも ジンホ役をやってみたいですね。 僕は幼い頃おばあさんと一緒に暮らしていたためなのか、なぜかジンホの台詞を見るとおばあさんのことを思い出し、ジンホは偉いなと思いました。 僕は何もしてあげることが出来ないまま おばあさんを天国に見送ることになってしまったので、後悔や未練がたくさん残っているからそう感じるのだと思います。
■皆さんが アイドル、アーティストになろうと思ったのは 何歳の時、どんなことがきっかけでしたか?
幼い頃からテレビを見る度にアイドルになりたいと思い いつもマネしていましたが、高校2年生の時 心を決め手紙で両親に抱負を伝え、許しを得て始めました。
■憧れや目標としているアーティストやアイドルは、誰ですか?
韓国の歌手パク·ヒョシンさんが大好きです。 すべての動画を探してみるくらい!
■もしアーティストになっていなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか? どんな人生になっていたと思いますか?
そんなことは一度も考えたことがありません。 この仕事で食べて生活しなければ、そして 成功しなければ!と だけ考えていましたから。 でも、もしも何か他の仕事をやってみるとしたら…. 僕はカフェをやったんじゃないかなと思います。
■現在、稽古が進んでいると思いますが、実際にミュージカルに挑戦してみて、どうですか?
初めての日本語での演技なのでとても難しいですが、メンバーたちが たくさんサポートしてくれて、本当に楽しくやっています。 僕が振り付けをなかなか覚えられなくて申し訳なかったのですが、みんないつも一緒に練習してくれて感謝の気持ちでいっぱいです。
■皆さん、サッカーが好き….など、趣味や話も合うのではと思いますが、 仲良くなるために何か努力したことや、お稽古での面白いエピソードなどあれば聞かせてください
最初はサッカーの話、ゲームの話をしながら親しくなっていったんですが、メンバーたちが なにしろとても親切で、親しくしてくれたので、難なくすぐに仲良くなれたんだと思います。
■今回共演する 他の4名のかたへ、 それぞれメッセージをお願いします
★ウォンシクさん、スンヒョクさんへ
稽古場をとても良い雰囲気にして下さり本当に感謝しています。僕のことをとてもよく理解してくださってありがとうございます。足りないところがすごく沢山ある僕を1度も怒ることなく、よく教えてくださいました。 知り合ったばかりですが本当に学ぶ点も多く、これからも親しく過ごせたらと思っています。
★将綺へ
将綺は本当に凄いエネルギーに満ちた友達だとまず感じましたが、日本語もいつも親切に教えてくれて、練習が終わってからも教えてくれて。僕に個人的にもたくさん話しかけてくれて。将綺は年下ですが学ぶ部分がたくさんあると思います!
★ウォンホへ
ウォンホは本当に古い僕の友達であり 同じグループ(青空少年=Bz-Boys)のメンバーですが、いつも僕を励ましてくれるし、気遣いなんてしていないふりをしながらいつも気遣ってくれて、とても感謝しています! 僕たち、ミュージカルをしっかり準備して、本当に素敵で楽しい良い思い出をいっぱい作ろう!
■今回のミュージカルの一番見て欲しいところなどを教えてください
僕たちは公演のための準備をたくさんしています。 もちろん残念な部分もあるかと思いますが、僕たちの情熱と汗が込められています。 なのでどうかありのままを受けとめていただければと思います。
■好きなセリフやシーンがあったら(他の人のセリフでもOK) 教えてください
「もう一回やろう!」 です。 このセリフなんですが、僕が振り付けを覚えられない時 、少し恥ずかしい雰囲気でよく使ってた言葉だと思います(笑)
■最後に すでにチケットを購入したかたへ、そして 購入を迷っているかたへ それぞれメッセージをお願いします。
公演を見て少しでも感動して下さったら満足です。僕たちの道を応援し、いつも気遣ってくださるファンの方々にこれからも感謝するばかりです。 なので、これからもあきらめずに走り続けるつもりです! いつも本当にありがとうございます。
Interview & Photo : Chizuru Otsuka
「KPOP MUSICAL ~BACK TO THE STAGE」
● タイトル:「KPOP MUSICAL ~BACK TO THE STAGE」
● 公演日程:2024 年 2 月 7 日(水)~11 日(日)
● 詳細時間:
2 月 7 日(水)19 時
2 月 8 日(木)14 時 / 19 時
2 月 9 日(金)19 時
2 月 10 日(土)13 時 / 18 時
2 月 11 日(日)12 時 / 16 時 計8公演
● 会 場:池袋シアターグリーン「BIG TREE THEATER」
(東京都豊島区南池袋 2 丁目20-4)
● チケット:R 席 12,000 円 / S 席 10,500 円 / A 席 8,800 円
● http://smh.tstar.jp/ チケット販売中!
*全席指定席
*座席は選べますが、パソコンでの申し込みからしか選べませんので、ご注意ください。
● キャスト
ST(エスティ)役:内田将綺(学芸大青春)
ドゥリ役:ソン・スンヒョク(TMC)
シャイン役:チェ・テウン(Bz-Boys)
ジンホ役:キム・ウォンシク(TMC)
ドンユン役:チェ・ウォンホ(Bz-Boys)
店長役:賢茂エイジ
ドンユン母役:安倍甘彩(あべかあや)
アンサンブル:ARANG、MOMOKA、MIKU、姫野美咲
KPOPMUSICAL「BACK TO THE STAGE」
★公式X(旧 Twitter):@Back_tothestage https://x.com/Back_tothestage?s=20
★公式Instagram https://www.instagram.com/back.to.the.stage?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==
あらすじ
エスティ、ドゥリ、シャイン、ジンホ、ドンユンの5人は、「ビースター」という名前で K-POPアイドルグループとしてデビューする事になる。
しかし、会社の金銭問題でデビュー直後にチームは解散となってしまう。どうしようもなくメンバー達は別れ、芸能活動をする事もできず、各々アルバイト生活を送っていた。
リーダーのエスティとドゥリ、シャインは、一緒にサムギョプサルの店でアルバイトをしながら、フリーターとして生活をしていた。ある日エスティは、練習に明け暮れた懐かしい日々、あの熱い日々に戻りたいという想いをドゥリ、シャインに告げた。すると二人もまた同じ想いであった。
そして三人はグループの復活を誓う。
そして3人は、もう一度ステージに立ちたいと、残るメンバーであるジンホ、ドンユンの説得にあたる。
ジンホはいくつものアルバイトを掛け持ち、忙しい日々を送っていた。仕事が忙しくてアイドル活動をするのは難しいというジンホだったが、度重なる3人の説得に、期間限定でメンバーに復帰する事を決める。
最後のメンバーであるメインパフォーマーのドンユンは、母が運営している山小屋で働いていた。
エスティはドンユンを説得するも、ドンユンの意思は硬く、説得に失敗する。
仕方なくメンバーは、ドンユン抜きでやっていく事にし、メンバー4人は集まって練習を重ねるも、メインパフォーマーであるドンユンがいないと練習は難航を続け・・・。やがてメンバーの間には溝ができ、ぶつかるようになっていく・・・。
果たして、彼らはまたステージに立つ事ができるのか・・・。
キャラクター紹介
★エスティ(ST) 内田将綺(学芸大青春)
男。20 代。「ビースター」という KPOP アイドルグループのリーダー&メインボーカル。チーム
解散後にサムギョプサルの店で、ドゥリ、シャインと一緒にアルバイトをしている。アルバイト先でも信頼を得てリーダー的な存在。
リーダーシップが強い。純粋で熱い人。
“奇跡を起こそう!奇跡は起きるんだ!俺たちの熱いステージで!”
“기적을 일으키자고 우리가. 그 기적.”
★ドゥリ(DOORI) ソン・スンヒョク(TMC)
男。20 代。「ビースター」のボーカル。
チーム解散後にサムギョプサルの店でアルバイトをしている。
かっとなりやすく、同じメンバーのジンホといつも喧嘩をする。
思ってる事をそのまま口にするタイプ。
“そんなの綺麗ごとだよ。奇跡だよ、奇跡。まず、この生活の中で練習する事自体が奇跡だ。”
“그런거 그냥 하는 말인거야. 기적이라고 기적.
이런 생활 속에서 연습하자고 하는거 자체가 기적같은 얘기지”
★シャイン(SHINE) チェ・テウン(Bz-Boys)
男。20 代。「ビースター」のラッパー。
エスティ、ドゥリと一緒にアルバイトをしている。メンバーの中では大人しい方。
周りといつも円満に過ごしたがるタイプ。真面目で賢い。論理的で優しい。
“こんなに喧嘩ばっかりしてたら、何の意味もないよ。
観てる人を元気になんかできるわけない。”
“무대는 연습을 왜 하니? 보는 사람들이 즐겁게 보겠니? 힘을 얻겠어?
이렇게 맨날 싸우는데?”
★ジンホ(JINHO) キム・ウォンシク(TMC)
男。20 代。「ビースター」ボーカル。
アルバイトの数が多く、練習に遅刻が多い。
明るい性格で、ムードメーカーだが、実は影がある。幼い頃両親が事故で死に、海岸の町で海女をしているおばあさんに育てられた。おばあさん思いが強い。
自分から周りを明るくする方法を自然と身に着けている。
“舞台でちょっと踊るだけだから、そんなに大変じゃないし・・・
昨日はテレビ局に行ってたら、偉いプロデューサーが僕達の事、見に来てさ・・・”
“무대에서 춤만 좀 추면 되니까 힘들꺼 하나도 없어.
어젠 또 방송국에 갔더니 높은 피디님이 직접 우리 보러 오고 뭐 아주 난리라니까..”
★ドンユン(DONG YOON) チェ・ウォンホ(Bz-Boys)
男。20 代。「ビースター」のメインパフォーマー。
口数少ないが、頼もしい性格。男らしい。振り付けの才能に秀でている。
チーム解散後に故郷に帰って実家で働いている。母が山小屋を運営している。
“・・・ 俺だって、ステージを思い出すと胸は躍るさ。
けど、今の俺のいるべきところは・・・やっぱりここだと思うな。・・・”
“나도 무대 생각하면 가슴이 뛰어.
그런데… 내가 있어야 할 곳은… 여기인것 같아…”
★店長 賢茂エイジ
サムギョプサルの店の社長。男。40 代。明るくて気さく。良い人。
“俺は、君たちのその「情熱」、応援するからさ!
とことんやってやれよ!”
“난 너희들의 그 ‘열정’. 응원할테니까. 한번 끝까지 들 해 봐!”
★ドンユン母 安倍甘彩
女。50 代。ドンユンの母親。息子想いでやさしい人。
“人にはみんな自分の居場所ってもんがあるの。・・・
胸の中の火を自分で納得いくまで燃やしなさい。
そこからまた新しいあなたの道が開くのよ。”
“사람에겐 누구에게나 ‘자기 자리’란 게 있어…
가슴속의 그 뜨거운 열정의 불을 자기 자신이 납득할 때 까지 불 태워봐.
거기서 다시 새로운 길이 열리게 될거
作:白聖虎 / 演出:加納健詞
作曲:キムテフン、西出真理 / 編曲:WithRu
振付:ARANG、MOMOKA(PINK FANTASY)
舞台監督:今泉馨 / 音響:シアタサウンド / 照明:日上加奈子
HAIR-MAKEUP:田中莉江子 / 衣装:DaeWang / 小道具・プロモーション:鈴木彩夏
Supervisor:LEE SOHEE / 財務総括:青山志野
主催:MAU.LLC / MyDoll Entertainment
協力:KEN PRODUCE、パルス株式会社、ハレルヤ、円盤ライダー