2026年3月6日(金) 映画『361 -white and black-』がヒューマントラストシネマ渋谷、キネカ大森、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開となる。

港町で暮らす上条眞人(長野凌大)は、テレビで囲碁世界チャンピオンのパク・ハンミョン(パク・ユチョン)の来日会見を目にする。パクは、日本で開催される賞金総額1億円の大会に参戦するという。大会番組の制作ディレクター・小坂正喜(松岡広大)は、取材を通じて出会った眞人が、オンライン囲碁のチャンピオンであり、さらにパク、そして日本チャンピオンの米原沙羅(星野奈緒)と幼なじみであることを知る。小坂は眞人に大会出場を強引に勧めるが、眞人には過去の出来事により対人で囲碁を打つことに深いトラウマがあるため参加を拒む。しかし、そのトラウマを克服するために思いついた小坂の奇策によって、眞人はついに大会への出場を決意する。封じ込めてきた記憶と向き合いながら、眞人は運命を左右する対局へと歩みを進め、やがて一つの真実にたどりつく―――――

主演の上条眞人を演じたのは、本作が映画初主演となったダンスボーカルグループ「原因は自分にある。」の長野凌大。
眞人の幼なじみでありライバルでもある世界ランキング1位の囲碁棋士パク・ハンミョンを韓国の人気歌手で俳優のパク・ユチョンが演じる。

ヒロインであり眞人やハンミョンの幼なじみの女流棋士・米原沙羅七段を星野奈緒が演じている。

その他、松岡広大、美山加恋、渡辺いっけい、羽場裕一、金田明夫という実力派俳優陣が脇を固める。
監督は初長編映画「いつくしみふかき」(20)で、ゆうばりファンタランド大賞受賞等様々な映画祭を受賞した大山晃一郎。
全世界4600万人の人口を誇る囲碁を題材に、過去のトラウマを抱えた青年が、自分自身そして盤上に向き合う姿描いたヒューマンドラマである本作は、2025年10月にアメリカで開催された映画祭「グローバルステージハリウッド 2025」 に出品され、最優秀新人俳優賞に長野凌大が、最優秀新人女優賞に星野奈緒が、最優秀新人監督賞に大山晃一郎が それぞれ選出された。
そんな注目度の高い作品に出演した 長野凌大、パク・ユチョン、星野奈緒 の3名が 公開に先駆け、インタビューに応じてくれた。(※3社合同) 本作品について、撮影時の様子などを丁寧かつ快活に答えてくれた。 回答する姿から、今回出演できたことを3人ともとても幸せに感じていることが強く感じられた。
【インタビュー】

★長野さん、初主演の感想を聞かせてください
長野凌大: 僕自身 “映画”を観るのがとても好きなのですが、まさかこんなに早いタイミングで映画の主演ができるなんて思ってもいなかったので、本当感無量ですし光栄です。 撮影期間中は役に対して率直に向き合っていて、主演だから……というのではなく、この作品をどう素敵に彩りたいかということを考えながらやっていました。でも公開間近になってきて、こうしてインタビューとかを受けていると、「あ、主演なんだな」という実感が湧いてきて、“俳優 長野凌大”になり始めてきた気がしてすごく嬉しいですね。
――――――― 普段はダンスボーカルグループで活動なさっていますが、映画をやってみて違うと思った部分、通じていると思った部分は?
長野凌大: 通じると思う部分は、演技も歌も同じく “表現をする”というところですが、それ以外はまったく違います。 撮影現場に行く時には音楽活動での自分を引きずらないと決めていました。 やはり俳優の時は俳優として見られたいという気持ちがあり、俳優と音楽活動をセットでは考えずにやっていました。

★星野さんは 最初に脚本を読んでどのように感じましたか?
星野奈緒: 囲碁をテーマにした作品だと聞いていたので、もっと囲碁の試合やゲームをメインにしているのかと思っていました。でも、脚本を読んでみたら囲碁がテーマのヒューマン的な、人間関係とかいろいろな面を見せてくれる作品で、こういうものも面白いなと感じました。 沙羅という役は自分によく似てる部分があって、「あ、わかる、それ!」って共感できることもあり、役(沙羅)になって演じるというよりは彼女の人生をちゃんと歩んでいきたいと思いました。

(※ 前のインタビューがのびてしまい、パク・ユチョンはここから参加)
★みなさんは今回の役を演じるにあたって、何か準備なさったことはありますか?
長野凌大: 今回、僕が演じる上条眞人は囲碁がとても上手なのですが、僕自身、今までまったく囲碁に触れてこなかったので、まず碁石の持ち方、打ち方から始めさせていただきました。 囲碁の先生から囲碁は中国でできた競技だということや囲碁の歴史をお聞きしたり、囲碁ゲームのアプリをやってみたりしました。 石の持ち方や打ち方はとても大事なので、撮影期間中は慣れるために人と話す時も、相手の方にはちょっと失礼だったのですが、いつも石を持ちながらお話ししたりしていました。 映画の中で着ぐるみを着て囲碁をするシーンもありますが(笑) ちゃんと打つシーンもあるので練習したことが活かせたかなと思っています。
星野奈緒: 台本を読んだ時、沙羅の髪の毛に関する指定が一切書かれていなかったのですが、なんとなく髪が長いイメージを持ったので、監督に「エクステをつけていいですか?」とお聞きしてスーパーロングのエクステをつけさせてもらいました。外見から沙羅に近寄れたことで星野奈緒ではなく米原沙羅により近づけた、似ることができたかなと思っています。
パク・ユチョン: やはりまず日本語のセリフなのでちゃんとした日本語を話さないといけないと思い、練習しました。 それからパク・ハンミョンは世界チャンピオンなので、囲碁の知識やルールをちょっと勉強しました。

★クライマックスの囲碁のシーンでは、同じ空間にいても囲碁をしているのでほとんど会話がありませんでした。そのように言葉がない状態の中、お互い伝わってくるものはありましたか?
長野凌大: あれは本当に久しぶりの再会という場面で。 眞人自身、ずっとみんなの情報を追ってはいたと思うのですが、久しぶりに一同実際に会したというか、おそらく来ていることがわかっているのだろうと考え、心は繋がっていることを意識しながら演じました。
星野奈緒: 本音では眞人を許してあげたいし寄り添いたいと思っていても、常に人に見られているし常にトップであらなければならない立場だという意識が沙羅の中にあって……。その本音の部分と建前の部分を崩さないようにしていました。 最後に私が言う言葉で、建前から解き放たれたことを感じてもらえるように演じました。
パク・ユチョン: あのシーンでは、僕はちょっと遠いところに立っていましたが、本当に心から応援する気持ちでした。最後の対決では、“本当の眞人”がスタートした瞬間のように感じていました。眞人の成長を感じ、二人を家族のように思い応援する気持ちでした。

★みなさん、ご自身が演じたキャラクターについて、どのように理解し、どのように感じましたか?
長野凌大: 眞人は自分の心に蓋をしているという部分がキーにあるのですが、実は愛情深い人だと僕は思っています。もう今は沙羅やハンミョンとは一緒にいないのですが、おそらく二人の情報はずっと追っていただろうし、囲碁のアプリを入れていることからも本当はまだみんなと一緒にいたいと思っているのに、ただ不器用なだけでこうなってしまっている……そういうところが眞人の可愛らしいところだと思います。でもそれが松岡広大さん演じる小坂という大会番組制作ディレクターとの出会いで変わっていくというか、成長してまたみんなの元へ戻っていく姿が描かれています。眞人は周りの人によって強くなれる人間なのかなと思いますね。
星野奈緒: 沙羅は自分の中で決めたものに対してブレずに真っすぐ生きていくところがすごくかっこいいと思います。 実は自分は違うことがしたくても、期待されているならばそれをやろうとか、ブレずに生き続けなければならない部分もあるし、思うように生きたい気持ちもある。すごく葛藤しているけれど「そう決めたならその通りに進もう」みたいな……。本当に真っすぐで芯の強い女性だと思いました。
パク・ユチョン: パク・ハンミョンが日本に住んでいたのは子供の時の3年間ぐらいでそんなに長くはない期間ですが、彼の人生の中のこの3年間の思い出は、ずっと彼の中に大事に残っているということがすごく伝わって来ました。大人になって日本に戻って来た時、本当の家に戻ったという気持ちが、僕にもすごく理解できました。

★3人とも囲碁はまったく経験がなかったですか?
3人: なかったです。
★ご自身が演じた役と、ご自身が似ていると思うところ、似ていないと思うところを教えてください。
長野凌大: 眞人が周りの人に助けられながら自分の弱さを強さに変えていくような生き方や精神面の部分は、僕もこの活動を始めてからメンバーやスタッフの方々、ファンの方々のおかげで自分が変わることができた部分がすごくあるので、よく似ていると思います。 似ていないところは……僕はもう少し思ったことが言えるかなって(笑) 「そんなに言わないことないでしょ!」って思いましたね(笑) 子供の時の思い出がある勝浦の地に住み続けているということからも、実は内心すごく未練があるんだろうなと思いました。眞人よりは僕の方がちょっとだけ器用かなって思いますね。
星野奈緒: 沙羅のハッキリとものを言うところや、芯が強いところは似ていると思います。眞人はちょっとウジウジしてるところがあるのですが、私も沙羅と同じでそういうことに「ハッキリして」って思うタイプなので(笑) 似ているのかなと思います。 似ていない部分は……沙羅は囲碁の日本チャンピオンでトップに立つ人間ですが、私はまだトップには立ってないので、トップに立ちたいなって思います(笑) トップに立つ彼女をリスペクトしています!私も頑張ります!
パク・ユチョン: 個人的に似ていない部分をあまり感じていないというか、近いんですよ。反対に、“ここが似ている部分” というよりも僕の中でパク・ハンミョンが高いパーセンテージで理解できるぐらい似ていて。 なので逆に自由に自然に演じることができたんじゃないかと思います。理解するという以前にすごく僕と近いので、似ているなと感じながら演じていました。
★長野さんは今回、映画に主演することが決まった時、グループのメンバーはどのような反応でしたか?
長野凌大: すごく驚いていました。「まさかこんな早いペースで主演をやるなんて!」、それにプラスで「まさかアメリカに行くなんて!」って。すごくいいニュースとして、とても喜んでくれました。いい驚きをみんなに与えられて嬉しかったです。刺激にもなったようで、みんなもとても頑張っています。 お互い刺激し合えるすごくいい関係だと思っています。

★実際の年齢は少し差がありますが、今回同じ年齢を演じています。実際に共演してみて、お互いの印象を聞かせてください。
長野凌大: この中では僕が一番年下ですが、本当にいい意味でお二人をぜんぜん年上には感じませんでした。 遠くないというか、すごく気さくな方たちだしノリも近くて!
パク・ユチョン: そうそう!お互いの距離感があまりなかったです。
長野凌大: ユチョンさんが自分の撮影が無い日にわざわざパンを買って現場に持って来てくれたんです!丁度すごく疲れていた時で、入り口でパンを持って入って来たユチョンさんを見て神様かと思って!!パン、めちゃくちゃ食べましたよ。本当にありがたかったです♡♡
―――――――― 役としては共演してみてどうでしたか?
長野凌大: 撮影期間は結構短かくて、実は最後のシーンは撮影初日ぐらいに撮ったんです。 その時の撮影で見たお二人のオーラというか、僕が想像していた沙羅やハンミョンのイメージ通りで、二人が入って来て喋っているのを見た時、眞人としてすごく安心して、「帰って来ることができたんだ」という感じがありました。何も滞ることなく撮影できて、とてもやりやすかったですね。

星野奈緒: 幼少期の 4人(眞人、沙羅、ハンミョン、ハルト)を見てみたら、私の想像ですがおそらく沙羅はお姉ちゃん気質で、眞人は弟気質、ハンミョンはちょっとお兄ちゃん気質。 最後に大人になった3人でハルトの幼少期の頃に来るシーンがあるのですが、その中でハルトは一番若いのに一番お兄ちゃんみたいな雰囲気があって。あの瞬間、その雰囲気がそのまま出ていて、きっとこんな風に幼少期からみんな過ごしていたのだろうなと感じました。

パク・ユチョン: 今の言葉を聞いていて納得というか、僕も4人は絶対にそういう感じだったと思います。すごく美しい関係だと感じました。
星野奈緒: 役者たちそれぞれの年齢を分かっていた上でも、あの幼少期のハルトが一番年上の感じがしました。

★撮影時の面白かったエピソード、何か楽しかったことなどを聞かせてください。
長野凌大: 監督です!(笑) もう、芸人さんと喋っているのかと思うぐらい笑わせてくださり、現場がすごく明るくなるんです。それぐらい面白い監督なのですが、あるシーンでは誰よりも感動して、「カット!」って言う監督の方を見たら泣いていて……。監督であり、芸人であり、誰よりも熱い観客でした。本当に楽しい監督にみんな和んでずっと笑っていました。
星野奈緒: 2つあります!(笑) 最後、クライマックスシーンで眞人に語りかけられ私が泣いてしまうシーンは、はじめ、沙羅は強い女性なので泣かない設定でした。でも監督が思うようにやっていいと言ってくださり、私の感情が爆発して号泣してしまって……。そうしたらびっくりするぐらいの鼻水も爆発してしまいました(笑) あともう1つのエピソードは、渡辺いっけいさんと金田明夫さんと、松岡広大さんと私の4人でのお寿司屋さんのシーンです。 いっけいさん、そして特に金田さん、何回もお寿司を食べるんです(笑) お寿司を食べてカットがかかって、またスタートすると食べて、またカットがかかってもう一回撮り直しになるとまた食べて……。「金田さんは、いま映っていないからもう食べないでいいから!」って言われてるのに、どんどんどんどん食べるんですよ(笑)
長野凌大: そのお寿司屋さんのシーンの撮影の前日、現場で金田さんにお会いしたのですが、ずっと「明日のお寿司が楽しみ♡」って、もう本当に永遠に語っていました(笑) 無事に食べられたことが、今、確認できてよかったです。安心しました(笑) 本当にすごく楽しみにしていたので(笑)
ユチョン: 僕は一人での撮影が多くて、あまりみんなと一緒に過ごせなかったのですごく残念でした。
星野奈緒: あ!私がユチョンさんと会話をした時に「豚骨ラーメンが好き」っておっしゃった言葉が、なんとセリフに採用されて映画の中に出てきます!ぜひチェックしてみてください!

大変盛り上がった楽しいインタビューだったが、ここで残念ながらタイムアウト。短い時間ではあったが、作品や役柄についてなど熱い想いを伺うことができた。役者、監督、スタッフたちが一丸となり、心血を注いで作り上げた作品がいよいよ3月6日 公開になる!
text & photo (©Kanpen表示のもの): Chizuru Otsuka
場面写真:©2026「361 -White and Black- 」製作委員
【PROFILE】
長野凌大:ボーカルダンスグループ「原因は⾃分にある。」のメンバー 2003年7月16日生まれ。静岡県出身。ドラマ『シークレット同盟』『PUNKS△TRIANGLE』などで注目を集める俳優。音楽・芝居の両面で存在感を示す。
パク・ユチュン:元「東方神起」メンバー 歌手兼俳優 1986年6月4日生まれ。ドラマ『屋根部屋のプリンス』『トキメキ☆成均館スキャンダル』『匂いを見る少女』などで高い人気を得て、繊細な演技と存在感で幅広い支持を集める。
星野奈緒:俳優、フードドリンクセレクター 1996年9月9日生まれ。静岡市出身。2021年に活動開始後、『Get Ready!』『チェイサーゲームW』など数多くのドラマや映画『マッチング』『49日の真実』に出演。

映画『361 -white and black-』
監督:大山晃一郎
脚本:大山晃一郎 三谷伸太朗
企画・プロデュース:稲葉禄子 石原重昭
エグゼクティブプロデューサー:前田慶次
出演:
長野凌大 (原因は自分にある。)
パク・ユチョン
星野奈緒
松岡広大 美山加恋 岡部ひろき
渡辺いっけい 羽場裕一 金田明夫
製作:株式会社 Inaba Promote 株式会社ケイアンドエヌ
制作:株式会社リアルメーカーズ
配給:エムエフピクチャーズ
日本映画/カラ-/ビスタサイズ/107 分
©2026「361 -White and Black- 」製作委員
★映画『361-white and black-』公式HP
★映画『361-white and black-』公式X (@361_official)
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