2年ぶりの復帰作MBCドラマ「モンスター」で、韓国社会の0.001%の社会特権層の陰謀に巻き込まれ、壮絶な人生と復讐劇を繰り広げながらもヒロインとの切ない恋に堕ちる男性を見事な演技力で演じきった俳優カン・ジファン。 韓国のみならず、日本にも大変多くの熱狂的なファンがいる。 そんなジファンが11月、大阪・東京の2ヶ所でファンミーティングを開催した。 日本では約1年ぶり、関西圏では約7年ぶりのファンミーティングは、ドラマ放送終了直後ということもあり、大きな話題となった。

東京は11月22日(火)、豊洲PIT(東京都 江東区)で開催した。 開演と同時に,ピアノのエレガントな音色が流れた。 次に一変して耳に新しい『Hero』の曲が流れた瞬間、大きな歓声がおこった。なんとジファンが会場後方左扉から黒いサングラスに黒いセーターとパンツという、全身黒のコーディネイトで登場! 客席内を笑顔で手を振りながらゆっくりと練り歩いた。 客席は一気に興奮のるつぼとなり、ジファンがステージに到着してもなお歓声がしばらく止まらなかった。
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司会のYumiもステージに登場し、ジファンを紹介すると
ジファン 「なんでやねん!(笑) まいど~~。こんにちは。カン・ジファンです。」
と、覚えたての関西弁で挨拶をした。 一言目がいきなりかわいい関西弁で、会場中は大爆笑となった。
ジファン 「1年ぶりにこうやってお会いできましたが、昨日の夜はドキドキして眠れませんでした。 今日は地震がありましたよね。 皆さんは大丈夫でしたか?心配になりました。」
と、当日起きた少し大きい地震での被害を気遣う優しい気持ちを見せた。

◆『モンスター』の撮影はいかがでしたか?
ジファン「『モンスター』は『お金の化身』でお世話になった作家からのオファーで快く受けましたが、8ケ月の撮影は精神的にも肉体的にも大変でした。」

ここでMBCドラマ 『モンスター』から 逃亡の最中あまりの空腹で犬のエサを奪い食べるシーンや、拷問を受けるシーン、そして両親の骨をほかの人たちの骨と混ぜて撒かれた上 思い出の写真などを目の前で、ドラム缶で焼かれ悲しみのどん底に堕ちるシーンなど壮絶な場面の映像がいくつか流れた。 見終わると
ジファン「この人(ジファン)演技うまいねぇ。(笑) 東京でファンミーティングを開くだけあるね(笑)」
と、言いながら茶目っ気いっぱいの表情を浮かべ笑いを誘った。ドラム缶のシーンでは実際やけどをしてしまったことや、撮影スケジュールが非常にタイトな上、精神的にかなり上下するシーンがあり大変だったことなどエピソードを語った。
ジファン 「あの犬のエサを食べるシーンですが、以前も浮浪者の役をやったのであの格好には抵抗はありませんでした。 子役から成人の僕に場面がかわる最初の大事なシーンだったので、本当は犬のエサ用の器ではなかったのですが、小道具さんに頼んでロケ現場の店で飼っていた犬のエサ入れを借りてもらって撮影したんです。 拷問のシーンは コンテナBOXのようなところで、空気も光も入らない上、すごく暑い時期での撮影でした。 息をぐっと止めて顔と目に力を入れると充血して、ああいう表情を出すことができます。 でも その環境の悪さの中の撮影で倒れそうになりました。 あ~、今日はいいねぇ。皆さんが僕の苦労話を聞いてくれて(笑) ものすごく撮影が大変だったのに僕の母ですらそういう苦労話を全然聞いてくれなかったんです。」
ファンから
「ジファンさん。お疲れさまでした。」
という言葉と拍手を受けると大満足の笑顔を浮かべた。
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◆このドラマではふたりの女性に愛されますがいかがでしたか?
ジファン「ソン・ユリさんとは3回目の共演なので、息もピッタリでした。 チョ・ボアさんとは初めてですが、演技とは言え女優さんに愛されるのは嬉しいですね(笑)」

ここでジファンの実際の恋愛傾向はどうなのかを聞くコーナーがはじまった。 会場ロビーに開演前に設置されていたボードに書かれた 2択問題、数問。 事前にファンにはジファンがどちらを選ぶか予測をたててもらい、ジファンが選択すると思うほうにシールを貼ってもらったボードがステージに登場した。 “ときめくスキンシップは?”という質問には“ A・手をつなぐ” “B・抱擁”の選択肢があったが、ファンの予測はBが多かった。 ところがジファンが選んだのは“A・手をつなぐ”だった。
ジファン「以前女性とつきあっていた時、本当は街中とかをオープンに手をつないで歩きたかったんです・・・。最初は普通に手をつないで・・・、そのあと恋人つなぎをして、その手を僕のコートのポケットに入れる・・・(照)」

“保護本能を感じる状況は?”という質問では“ A・人知れず泣いている姿を見たとき” “B・あからさまに苦しんでいる姿を見たとき” という選択肢。 ファンの予測では若干Bが多かった。 ジファンが選んだのは“A・泣く姿を見たとき” だった。
ジファン 「韓国の男は幼い時から女性を泣かせてはいけないと言われて育ってきました。 あ・・でも、僕のせいで泣いた女性はいっぱいいるな(笑)」
など、設問数問に対し、時に真面目に、時にユーモアを交えて一生懸命答えていた。 飾らないで素直に自分のことを語るジファンの姿にファンは釘付けだった。
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ジファンは次のコーナーの準備で一旦 袖に入った。
その間に、いつもファンはブラウン管の中の姿しか見ることができないが、今回はオフの日、俳優カン・ジファンではなく、ひとりの独身男性カン・ジファンとしての一日の姿をおさめた映像が流された。
朝9時に起床してまず窓を開けるところから始まり、自宅のマシーンを使って筋トレする姿、2匹の犬を躾ける姿、唯一作れる料理キムチチゲを男性らしく大雑把かつ大胆に調理する姿、自宅テレビに映る 女性アイドルグループ I.O.Iの姿を見てニヤけるかわいい姿、自宅の木製のテラスの床が一部壊れたのをDIYで器用になおす姿、バイクに乗ってゴルフの練習場に行き打ちっぱなしをする姿など・・・。 素晴らしい実力を持った大人気俳優にもかかわらず、全く包み隠すことなく飾らない素の姿を見せ、ファンにはたまらないお宝映像だった。 『モンスター』で見せた超ド級の迫力演技とは正反対の、普通の男性とかわらない姿・ちょっぴりかわいいジファンの様子を垣間見たファンたちはとても楽しそうに画面を食い入るように見ていた。
映像が終わるとステージにセットされた“DJ K ”と書かれたパネルの後ろから BGMとともに現れたジファンはなんと ロン毛のかつらをつけ、片耳にはリボン、派手な黄色いシャツ、首に赤いスカーフを巻いたお茶目な姿だった。 ちょっとオタクのような格好で、いつもの男っぽさのかたまりのジファンとは全く違う姿、そして話し声も やわらかいかわいい声で話しはじめた。_dsc7200 ディスクジョッキー“K”として、まるでラジオ番組を進行するかのように、このコーナーが始まった。 ファンからの3通のお便りやお悩みにDJ風に楽しそうに答えていた。
「ジファンさんが大好きだけれど、会えない時間が寂しくて・・・。ついK-POPアイドルなどに心が揺れてしまいます。」というお便りには思わず
ジファン 「絶対だめっ!!! 浮気するなよ~~!!! わかってますよね?? 僕が処方箋を皆さんに披露します。 朝、目を覚ましたらすぐ僕のことを考えて。 まず時計のアラームを僕のヒット曲『ただの知り合い』にして起きてください(笑) そして昼ご飯はさっき僕が映像の中で作っていたキムチチゲを食べてください。 そして夜は僕が出演したドラマを見て、夢の中でも僕に会ってください!」
と、完璧なジファンのファンになるための方法を伝授した。
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いくつかのお便りを紹介したあと
ジファン 「誰でも疲れている時、大変な時がありますよね。 その時間をどのように過ごすかはその人の心の持ちようだと思うんです。 皆さんの隣にはいつも僕がいますから、一人ぼっちだなんて思わないでくださいね。 その気持ちを込めて歌のプレゼントをしたいと思います。」
ここで 女性ボーカリストとギター、キーボードの3名がステージに登場し『ありがとう』『心配しないで』など数曲を披露した。 曲に合わせ大きく手を左右に振るジファンと一緒に、ファンも大きくペンライトを揺らした。 ジファンが大好きでずっと歌いたいと思っていた『諦め』を女性ボーカリストが歌うと、それにつられたようにジファンももう一度その歌を歌って聴かせた。
ジファン 「僕はこの曲が大好きで、歌いたいと思うとお酒を飲んでひとりでカラオケに行って歌っていたので、このようなかたちで皆さんに披露するのは恥ずかしいですね。」
と、照れくさそうな笑顔で歌った。 その後も一緒に『TOMORROW』を歌って会場を盛り上げた。
一生懸命歌うジファンにファンの表情もほころび、会場がひとつになってこの歌をみんなで歌った。
ジファン「もうすぐ最後なんです・・・。このような格好で最後を迎えるのは・・・(笑)なのでちょっと着替えてきますね。1分だけ待ってくださいね。」
と、言うと 先ほどまでのDJ Kの姿から、白いセーターとグレーのパンツというシンプルながらも、素敵なジファンをますます引き立てるファッションに着替え再びステージに登場した。 椅子に座りギターを抱え
ジファン「DJ Kではなく、俳優カン・ジファンです(笑) 秋なのでムーディーな曲をお送りします。」
と、ジョークを交えながら再度自己紹介をしたのち、まずハーモニカを披露しギターの弾き語りで『愛の引き潮』を歌った。
ジファン 「8ケ月間のドラマの撮影は、皆さんの想像以上に大変でした。 でも一生懸命撮影を終え、こうやって皆さんに会って、あの時の苦労は無駄ではなかったと感じます。」
そう語ると大きな拍手がジファンに贈られた。
最後の曲はステージのヘリに座ってギターを抱えながら『月が私の心を表現していますね』を中国語バージョンで歌った。カラフルな紙吹雪が舞う中 歌ったこの曲は、自宅でお酒を飲みながら明け方の3時とか4時によく歌っていた歌だと説明した。

アンコールの拍手が起こり、ステージに再び登場すると、椅子に座ってジファンのヒット曲『ただの知り合い』を歌った。 歌い終わると感謝の言葉を述べ、ステージを去ろうとしたその時・・・。
客席から「カン・ジファンさん、カン・ジファンさん!」と声がかかったと同時に 客席にスポットライトが照らされ一人のファンがスタンドマイクと共に立っていた。 まさかの出来事に、最初ジファンは気づかずステージを去ろうとしたが、ファンの女性が「私がお手紙を読みたいと思います。」と声がけをすると、突然の出来事に呆然として、ポカンとした表情でその女性を見つめた。 その女性は自分がジファンのドラマを見て元気づけられたこと、ジファンのおかげでたくさんの友達と巡り会えたこと、韓国語や韓国文化に興味を持ったこと、ジファンが自分にとって最上級の男性だということなどをユーモアと愛を交えて書いた手紙を読み上げた。 “ジファンさんに会えたことは神がくれた奇跡”という言葉で手紙の最後しめくくると、女性ボーカリストが『LOVE LOVE LOVE』を歌いはじめた。客席中のファンもジファンに熱い想いと愛を伝えようと一緒に歌い「ジファンさん。愛してる~」と全員で声を合わせて叫んだ。
ジファンは、本当にいま目の前で起こっていることが 夢の世界で繰り広げられているかのように信じられないといった表情を浮かべていた。 言葉を失っていた。そしてその目はいまにもこぼれそうな涙で潤んでいた。
ジファン「本当に僕なんかのために・・・、また僕のことをこうやって泣かせて、そして僕をこうやって帰すんですね。 今日は日本に来て本当によかったです。 あとで(ハイタッチ会で)会いましょうありがとうございました!」
そう言葉少なに語ると大きく手を振りながら足早にステージをあとにした。 涙がこぼれ落ちる前に。
ファンからの心のこもったサプライズは大成功だった。 大きな感動だけを残し、公演は終了した。

カン・ジファンという俳優はあまりにも魅力に溢れていた。 演じているときは激しく男らしい姿を多く見せ、無二のカリスマ性に溢れている。 それなのに、平気で素の自分をさらけ出す。 大人気俳優なのに気取ることが一切なく、本当の自分を隠すことなくファンに見せてくれる。 そんなジファンの温かくて誠実な人柄と高い演技力、そして美しい容姿・・・ 俳優として、そして人間として全ての人に愛される要素を兼ね備えている。 次回作ではどんなジファンを見ることができるのか?

◆カン・ジファン JAPAN OFFICIAL FAN CLUB ⇒ http://www.kangstarjp.jp/

◆カン・ジファン プロフィール
生年月日:1977年3月20日
身長:184cm

デビュー:ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」(02)

ドラマ:「モンスター」(16)「ビッグマン」(14)「お金の化身」(13)「私に嘘をついてみて」(11)「コーヒーハウス」(10)「快刀ホン・ギルドン」(08)「京城スキャンダル」(07)「90日、愛する時間」「恋の花火」(06)「がんばれ!クムスン」(05)
「ラストダンスは私と一緒に」「知ることになるさ」「花よりも美しく」「ノンストップ4」(04)「夏の香り」(03)

映画:「太陽を撃て」(2015)「チャ刑事」(12)「7級公務員」「私の目に豆の殻」(09)「映画は映画だ」(08)「訪問者」(06)

受賞:2014年第9回アジアモデル授賞式足案スター賞、2009年第5回大韓民国大学映画祭男性新人賞、第46回大鐘賞映画祭新人男優賞、第10回釜山映画評論家協会賞新人男優賞、第45回百想芸能大賞映画部門男性新人演技賞、2008年KBS演技大賞ネチズン賞、KBS演技大賞ベストカップル賞、第44回百想芸能大賞TV部門男性人気賞、第28回韓国映画評論家協会賞新人男優賞、第29回青龍映画賞男優新人賞、第7回大韓民国映画大賞新人男優賞、2007年KBS演技大賞ミニ水木ドラマ部門ベストカップル賞、KBS演技大賞ミニ水木ドラマ部門男性優秀演技賞、2005年MBC演技大賞新人賞、MBC演技大賞優秀賞 など