2016年12月17日(土)東京・豊洲PITで、「2016 TEEN TOP Christmas Special Concert in Tokyo」と題したTEEN TOP初めてのクリスマスコンサートが開催された。(※本レポは夜公演)
韓国6人組グループTEEN TOPは2010年7月韓国デビュー。日本では定期的にコンサートをおこなっているが、初のクリスマスコンサートとあって、会場にはサンタの衣装に身を包んだファンの姿も見られ、ステージの上に飾られたクリスマスツリーがクリスマスムードを演出していた。
クリスマスパーティーへ誘うような映像が流れた後、ステージに6人の姿がシルエットで浮かび上がると、会場からは悲鳴と歓声が沸き起こった。
1曲目は2016年の活動曲『Warning Sing』、2曲目『I’m Sorry』と続けて披露。デビュー6年、スーツが良く似合う大人の男性に成長した姿で、大人TEEN TOPをアピール。
「ANGEL(TEEN TOPのファン)のみなさん、会いたかったです!みなさんも会いたかった?(笑)」「わたしは、ほんっとに会いたかった!」と、ニエル。
「みなさん、ご飯を食べましたか?」とリッキー。ANGELが「まだーーーー!」と答えると、「お腹空いた?終わってから食べてね!これから僕たちが、ダンスと歌と愛をさしあげます!」とまとめた。
続いて『Please』、『Please, don’t go』、『Missing』を、スタンドマイクを使ったシックなパフォーマンスで披露した。
歌い終わるとトークタイムとなった。
韓国でどのように過ごしていたかがトークテーマに。
チャンジョは「創作作業をしていて、会社で練習もして…。コンサートのために練習をしてきました。」
ニエルは「僕は曲作りをしたり、ゲームをしたり、日本語の早口言葉を… かえるぴょこぴょこ みぴょこぴょこ…あわせてぴょこぴょこ むぴょこぴょこ」と、いきなり、早口言葉を披露して会場から拍手喝采が沸き起こった。
ここで一人ずつやってみることに・・・。
チャンジョ→チョンジ→キャップ→リッキー(全く言えていなかったが、可愛いからもう一度言わされる)と順番に披露し、最後はエルジョーの番となったが「こういうのは苦手」と困るエルジョーに、「毎日練習してるじゃん!演技の練習って。」とチョンジ。 「練習なんてしてないよ。 あ、うそついてる!だから僕の目をみないで言ってるじゃないか!」とエルジョーが反論すると、「二人は仲が悪いの?」と あわてるリッキー。「違うよ~!寝てる時に顔を見てるよ(笑) だって向き合って寝てるじゃん!」と爆弾発言で会場を沸かせるチョンジ。
仕方なくエルジョーも早口言葉を言うが、苦手だと言っていたのに「かえるぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ チョンジぴょこぴょこ」と、さりげなくアドリブを挟み、会場を盛り上げた。
チョンジは最近ガンダムにハマっているそうで、先日、日本に遊びに来た時にガンダムのプラモデルを買ったと話した。「昨日、買い物に行ったとき、僕になんか買ってって言ってたよね?」とエルジョーが言いだすと「あー!ボンド!プラモデルを作るときに使うからね。」と楽屋にいるようなリラックスした会話を繰り広げる二人。 リッキーは「チョンジ兄さんがガンダムのプラモデルを作っているところをよく見に行っています。」と明かした。 「リッキーは ほんとにヒマなんだねぇ。」というメンバーたちからの厳しいツッコミに、「チョンジ兄さんが僕の家の近くに住んでいるから・・・。」と必死で弁解する姿があまりにも可愛く、笑いが起こった。
「月曜日から金曜日は曲作りをしています。」とキャップ。
「僕は最近ボーリングにハマっています。130点出します!」と、エルジョーが言えば、「フォームを見せて」とメンバーがリクエスト。「フォームよりラインを掴むことが大事だよ。しっかりとらえて投げればストライク!」とエアボーリングをして見せるエルジョーだったが、「僕にフォームを見せろって言ったのは誰?投げたボールを戻してよ。」と反撃に出る。「最近のボーリングは自動で球が戻ってくるよ~(笑)」と悪びれないチョンジ。ああ言えばこう言う、自然体のやり取りがTEEN TOPの魅力のひとつだ。
『To You』、『5 Seasons』、『Brushing』と、3曲のミディアムテンポナンバーを披露して、映像へ。
その映像のテーマは“クリスマスパーティの準備”
クリスマスパーティーの準備をしているメンバーの部屋へANGEL(あなた)がやって来たというシチュエーション。
彼氏カメラのようなシチュエーションにときめいたファンからは黄色い声があちこちから聞こえてきた。
中盤はソロコーナーからスタート。
夜公演では、キャップ、ニエル、リッキーの3人がソロステージを務めた。
キャップは数日前に作った自作曲、ニエルも自作曲の『Memory…』を披露。
リッキーは大ヒットしたJ-POPを日本語で歌った。
ッキーは大ヒットしたJ-POPを日本語で歌った。
キャップの自作ラップ曲は、「3日ほど前に作った曲で、“若者たちが生きていく上であれこれ心配事があるけれど、心配しなくていいよ”と言う内容」だと語った。リーダーらしい歌詞に、ANGELも感心していたようだ。
ニエルは、次のソロアルバムの予定について、「常に準備中です(笑)」と答え、「ソロの収益をみんなにわけるつもりはある?」とキャップに聞かれると、「いいえ!まったくありません」とバッサリ。次回作のコンセプトについて聞かれると「前回がモッテンヨジャ(悪い女)だったので、ナップンナムジャ(悪い男)になるんじゃないかと思います。」と話し、話題はキャップとの共同作業の話へ。「キャップ兄さんが僕に1曲書いてくれたんです。」とニエルが話すと、「2曲あげたのに1曲しか使われなかった…」とぼやくキャップ。「僕は個人的に気に入りました。(キャプのインストゥルメンタルに)どんなメロディーをつけるかで決まりますよね。」と、現実的なニエル。「次、楽しみにしています。」と、エルジョーがまとめた。
続いて、ラッパー2名を除く4人で歌う『Love U』、6人で『Cry』、『Love is…』をしっとり聴かせ、歌い踊る6人。
3つ目の映像はゲーム対決。
韓国の3.6.9ゲーム、フライパンゲームなどをクリスマスバージョンにアレンジして対決。容赦ない戦いの末 ニエルが敗者となり、罰ゲームのクリスマス仮装をして、ヘリウムガスを吸い、クリスマスソングを可愛く歌ってみせた。
クリスマスコンサートの後半はトナカイのカチューシャをつけたメンバーがステージに現れ、『Winter Song』を披露し、より一層クリスマスコンサートらしくなった。
『Snow Kiss』では客席に降りてキャンディを配るファンサービス。 もらえたANGELにとっては嬉しいクリスマスプレゼントとなった。
ここで、なんとラッパー2人の歌対決をすることに。「ANGELの判定だと僕が勝っちゃうから、カメラマンさんに決めてもらおう!」と強気の提案をするエルジョー。両者リレー式で歌い、カメラマンさんの判定でスクリーンに映し出された勝者はキャップ!罰ゲームは「振り向いてANGELを見て、わぁキレイだ!と言って倒れて。」とキャップの指示が飛ぶ。エルジョーは最近俳優活動もしているから、こんな罰ゲームを提案したのだろうか。大げさな演技で会場の爆笑を誘ったエルジョーだが、やり切った後、恥ずかしさでしゃがみ込んでしまった。
すぐに『Love Comes』のイントロが流れる。この曲はANGELが今回最も聞きたかった曲ではないだろうか。「デビュー曲候補だったが日の目を見なかった曲」として今年7月に電撃公開され、今まで韓国ファンミーティングなどで数回披露されただけの曲だからだ。 会場の盛り上がりは最高潮になった。
終わりの挨拶で、「すぐにまた皆さんに会いに来ます。楽しみにしていてください。」という言葉を聞いたファンは、また会えると胸をときめかせた。
アンコールの「TEEN TOP!」コールに応えて、会場の後方に設けられたミニステージに登場した6人。
『So Sweet』、『Crazy』を歌い、Christmas Special Concertの幕は下りた。
公演後、来場者とのハイタッチが行われた。
俳優やミュージカルなど個人活動もしているTEEN TOPが2017年にどのような姿でファンの前に戻ってくるのか注目したい。