韓国で 1年3ケ月ぶりに12thミニアルバム「REMEMBER」を発売した女性アイドルグループ T-ARA(ティアラ)。 タイトル曲『TIAMO』のミュージックビデオは公開わずか2日で再生回数100万回を越える勢いを見せた。
ミニアルバムをひっさげての韓国音楽番組でのカムバック活動や、11月27日にはコチョク スカイドーム(ソウル市)で おこなわれたスーパードリームコンサートに出演するなど相変わらずの多忙なT-ARAだが、日本での活動にも意欲的だ。
今年、約一年ぶりに再始動した日本での活動。 9月にファンと楽しい交流を図った「T-ARA PREMIUM LIVE in JAPAN」に続き、 今回、2016年12月10日、新宿文化センター(東京 新宿区)で 『T-ARA PREMIUM FANMEETING』を開催した。
(※本レポートは夜公演)
雪のように真っ白いフレアミニの衣装でステージに登場したT-ARA。
1曲目の『TARGET』とともに大きな歓声が起こった。 続いて2曲目の『No.9』でも ファンからの大きなコールが入り、最初から大盛り上がりを見せ、いかにファンがT-ARAの来日を待ち望んでいたかがよく伝わって来た。
歌い終わると、約2ケ月ぶりに会えた日本のファンにかわいい声で挨拶し、ファンを魅了。
その後、司会の みんしぇるをはさみ、トーク&ゲームコーナーがおこなわれた。
公演前日に来日し、そのまま全員で黒マスクをして渋谷に出没したことを告白。 渋谷では個々に分かれ行動したそうだ。 ボラムとソヨンは二人で一緒に有名人気ラーメン店に行き、ちゃんと並んで入店したこと、キュリ はカフェレストランでスペイン料理を食べたこと、ソヨンはいろいろな店を回る時間がなくてもあらゆるものを一気に見ることができる大手量販店に行き買い物をしたと話した。 また、渋谷の真ん中でメンバー全員マスクをつけたまま路上でダンスを踊ったと話し、ファンを驚かせた。 ウンジョンはこの日に見た 東京タワーに点ったハートのイルミネーションに感動したと語った。
その後、ミニアルバム『REMEMBER』から、今回のアルバムで唯一のバラード曲『今日までは悲しむから』を披露し、歌唱力の高さをアピールした。
ゲームコーナーでは『歌あり!ダンスあり!T-ARAのイントロ ドン!』 と題したイントロ当てクイズをおこない、多いに盛り上がった。 自分たちの曲のイントロでも、あまりに短い音出しのため、わからず困惑してしまう場面も見られ、その可愛い姿に 大爆笑が起きた。
続いておこなわれたT-ARAの曲のイントロを聞いてその曲のダンスを踊る”ゲームでは、ボラムだけなぜか反対に踊ってしまい、メンバーに指摘され顔を赤らめるお茶目な場面も見られた。
ゲームで優勝したのはソヨン。 最下位のヒョミンは 罰ゲームとして、PSYの『カンナムスタイル』を曲に合わせてその場で踊り、会場を盛り上げた。
次のコーナー『T-ARAのこと、どこまで知ってますか? 〇×ゲーム!』では、ひとりずつ箱から引いた紙に書かれた質問への答え、または書かれたミッションをクリアできるかどうかをファンが予想し客席から頭の上で〇×を作って答えていくもの。 どれほどT-ARAのことを理解しているかを競うゲーム。 この中でジヨンがひいたのは『私はけん玉を20秒以内に2回成功できる』というミッションだが、なんと3回も成功し、ジヨン自身びっくりしていた。
ヒョミンがひいた紙には『私はスキヤキとしゃぶしゃぶならスキヤキが好きだ』という質問が書かれていたが、「今日一番難しい問題だわ! どっちも好きだからどうしよう。」 と悩んだ末、いま食べたいしゃぶしゃぶを選択した。
ジヨンは2度目にひいた紙を見た瞬間、吹き出し笑い。 再度けん玉トライというミッションをひいたが、なんとか成功し大喜びしていた。
ゲームコーナーのあと再び繰り広げられたトークでは、「クリスマスにやりたいことはいっぱいあるけれど、毎年クリスマスをメンバーと一緒に過ごしてきたので、やっぱりずっと一緒に過ごしたい。」 とソヨンが語り、メンバーの結束力の強さを感じた。
『Lead The Way』を歌ったあと フォトタイムをおこない、ファンの向けるカメラにキュートなポーズや ちょっとセクシーなポーズをとり、にこやかに応えていた。
最後に今日の感想を聞かれると
ウンジョン 「私たちが日本デビューしてからもう5年。 いつも愛してくださったおかげでいろいろ活動することができました。 私たちは皆さんのことを家族のように考えています。 」
ソヨン 「いろんなイベントとかコンサートとかで来年はもっと日本に来ることができたらいいなと思っています。」
ジヨン 「ソヨンと同じ気持ちです。 皆さんからだに気をつけてください。」
ボラム 「日本語でこの気持ちを伝えたいのですがうまくできず本当に申し訳ないと思っています。 本当に感謝しています。」
キュリ 「私はファンの皆さんと一緒に公演できて嬉しいです。今日も一緒に過ごしてくれて、楽しい時間をありがとうございます。」
ヒョミン 「楽しかったですが、ちょっと悔しいです。 武道館のようなもっと大きなところでコンサートをやる・・・そんな日がまたあることを願っています。」
と、ひとりひとり思いを語った。
『記憶~君がくれた道標(みちしるべ)~(映画「ジンクス!!!」イメージソング)』を歌うと、ステージをあとにした。
大きなアンコールが起こり、T-ARAが再びステージに姿を見せると歓声が起こった。
韓国カムバックのタイトル曲 『TIAMO』を歌い終わると
「また!ありがとうございました。 また会いましょうね!!愛してます。」
と言いながらも、熱い応援を送ってくれたファンの前から去りたくない様子でいつまでも手をふっていた姿が印象的だった。
2009年に韓国でデビューして以来、ずっと安定した人気を誇るT-ARA。 2011年に日本デビューも果たし、女の子らしいキュートでセクシーな姿でしっかりとファンの心を掴んでいる。T-ARAの強みは 男性ファンばかりではなく、女性ファンが非常に多く、「T-ARAみたいになりたい」と理想の存在として憧れている女の子もたくさんいる。 今回の来日でも、言葉の端々から日本が大好きな様子が伝わってきた。 「来年はもっとたくさん日本に来たい。」と語った言葉通り、より一層大きな活躍を見せてくれるだろう。 メンバーとファンの信頼関係、絆を強く感じることができたとてもあたたかい公演だった。
■T-ARA公式HP https://www.mbk-ent-official.com/T-ARA/