【ライブレポ】VIXX、横浜アリーナで単独公演開催!幻想的で力強いパフォーマンスにファン熱狂「 VIXX LIVE FANTASIA in Japan[UTOPIA]」

独特な世界観と芸術的パフォーマンスで魅了する“コンセプチュアル・アイドル”VIXX(ヴィックス)が「VIXX LIVE FANTASIA in Japan[UTOPIA]」と題し、4月9日 横浜アリーナで2度目となる単独コンサートを開催した。本公演は「VIXX LIVE FANTASIA [UTOPIA]」と題したツアーの一環。3月28、29日に開催されたソウル公演の構成に日本独自の曲をプラスし、オリジナルのセットリストで臨んだ。
1VIXX_UTOPIA-1オープニングから始まったストーリー性のあるステージはVIXXならではの芸術性高いコンセプトが盛り込まれていた。そしてVIXXの登場に、会場は大歓声につつまれた。VIXXワールドにファンならずとも観客はどんどん引き込まれていった。
1VIXX_UTOPIA-2「傷つく準備ができてる」「呪いの人形」ではステッキを巧みに使い、最初から激しいパフォーマンスを繰り広げるVIXX。ステージ全体が一気に暗くなり 「暗闇を照らせ」ではケンの高音の歌声が響き渡る。
「Seacret Night」でメインステージから客席中央に作られたサブステージへメンバーが移動すると大きな歓声が沸き起こり、ネイビーに光ったペンライトがよりいっそうVIXXワールドを引き立てるように輝いていた。そして迫力のある映像は、一瞬たりとも目が離せない。「After Dark」ではセンターステージにメンバー全員が真っ赤なスーツの衣裳で登場。メンバー6人全員が身長180cmを超す抜群のスタイルを持ち合わせているVIXXは衣裳を着て立っているだけでもファンのため息が聞こえてきそうなくらい魅力的だ。
1VIXX_UTOPIA-4MCでは、リーダーのエンが「みなさん、会いたかったです。みなさんも僕たちに会いたかったでしょ?」とあいさつすると、観客はVIXXに会いたかった思いを大歓声でこたえ、 「やっぱり~ありがとうございます」と笑顔で満足そうに答えたエン。ラビも「日本のSTARLIGHT(=「VIXX」ファンの呼称)のみなさん、本当に会いたかったです」と語った。
約8ヶ月ぶりの日本での公演、そして初のアリーナ公演に、観客もメンバーもこのコンサートを楽しみにしていた気持ちが伝わってきた。

エン:みなさん、気分はどうですか?
レオ:うまく言えませんが なんか胸がいっぱいです。
ケン:心臓の鼓動がすごく早い。
ラビ:(客席の)どこが一番盛り上がっているかな?1階席~。2階席~。みんな叫べ~。
ホンビン:みなさんの歓声を聞いたら今日一日がもっと楽しみです。
ヒョギ:僕たちVIXXを信じて最後までもりあがって楽しんでくれるよね?
エン:素敵な舞台を準備しました。いきましょう。

気合いのはいったあいさつをし、会場が一体となったところで次の曲へ。ケンとレオのボーカルのうまさ、VIXXのハーモニーの美しさを強く感じた「Sad Ending」、そして「Say U Say Me」では先ほどまでの印象とはガラリと変わり、キュートな映像と”あいしてるー”というセリフで観客を魅了した。

メンバーが退場すると、ステージスクリーンには「人間の感情を学ぼう」の文字。「自信」や「恐れ」、「かけ引き」などの感情を各メンバーが表情で説明するというワンコーナー。スローモーション再生されたその感情表現の映像に、ファンも大爆笑!時には悲鳴に近い歓声も飛び出すなど、大盛り上がり。完成度の高い映像に会場からは自然と拍手も起き、メンバーの素に近い表情が見られて、ファンも大満足の様子だった。

そしてメンバーそれぞれのソロも披露され、6人のときとはまた違った個々の魅力をみせた。

美しいピアノの音色とともにサブステージに現れたホンビン。ホンビンのダンスパフォーマンス「Cloning」は、ホンビンファンにはたまらない映像も映し出された。ラビは、未発表の自作曲「Ghost」を披露。ゴージャスな黒のファーにゴールドのブリンブリンをあしらい、サビを歌うラビはラッパーとしての自信と狂気さえ感じるような迫力があった。ピアノの音が駆け抜けると、ステージに現れたのは白のスーツに身を包んだ、ヒョギ。スポットライトに照らされてジェフ・バーネットの「Call you mine」を弾き語るヒョギの姿に、ファンからも黄色い声が飛ぶ。続いて会場に響き渡ったアカペラは、アデルの曲の中でも難易度の高い「Rolling in the deep」。静まり返った会場に響くケンの歌声は、その余韻にさえも聞き入ってしまうほどだった。スタンドマイクを傾け歌い上げるケンに観客は酔いしれた。歌唱力の高さを証明したケンに、メンバーもその歌声を大絶賛した。
3ピース・スーツで登場したレオは自作曲「ハルマル(言う事)」を歌いレオならではのハスキー・ボイスを響かせ、その感情のこもった歌声に客席全体が魅了された。エンは、幻想的なイントロから続いたマイケル・ジャクソンの「Blue Gangsta」に合わせたダンスパフォーマンス「Self-Disunion」を披露。バックダンサーと共に巧みなステップを踏みつつ披露したその一曲は、ソロステージとは思えないほど重厚感と迫力のあるステージであった。
1VIXX_UTOPIA-7「みなさん、僕たちが見えますか?キラキラ輝いている人を探せば、僕たちが見えると思います。STARLIGHTのみなさんも輝いてますよ!でも僕たちのほうがもっと輝いています。あっ、冗談です!」とエンは、茶目っ気たっぷりの表情をみせた。

そしてここでちょっとした体操タイム!からだをほぐす運動としてメンバーがそれぞれ即興で体操を考え、ファンが選んだ体操を「今日の体操」として会場全員でやりましょうという企画。それぞれ個性的な体操を披露し会場中、大盛り上がり。急遽ファンも続いてその場で同じ体操をやるという大爆笑のなか、ファンの拍手が一番多く選ばれたのはホンビン!
エンの「でもいちばんの体をほぐすのに一番いいのは走ることではないでしょうか?」との声と同時に走りだしたメンバーは客席の中を走ってサブステージへ。「Time Machine」「Rock Ur Body」を披露した。
1VIXX_UTOPIA-8ラビ:僕たちがこの曲(「Rock Ur Body」)を歌ったとき、ヒョギは何歳だった?
ヒョギ:僕が高校に通っているときだから数え年で18歳。いまは数えで21歳。
ホンビン:その時にくらべると、身長も高くなったし体つきもよくなったし男らしくなったよね。
エン:「Rock Ur Body」を歌ったのはデビューしたときだよね?「Rock Ur Body」で一番最初に日本で公演したんじゃない?
ラビ:その時はまだ海外に行くのが慣れていなかったけれど、今は日本に来てみなさんに会えるたびに嬉しいです。
レオは「Rock Ur Body」を歌ったときを覚えてる?
レオ:いつも公演でファンのみなさんに会うと、つらい思い出より楽しい思い出が多いです。
エン:今はVIXXを応援してくれるファンが増えたし、ペンライトを持ってくれる人も増えました。みなさんペンライトを高く振ってみてください!監督さん、照明を消してください。
と言うと暗転した会場にネイビーのライトだけが美しく浮かび上がった。エンが「キレイですね!キラキラですね。みなさん、僕たちはいつもみなさんのそばにいます」と語ると、歓声がわきあがった。
1VIXX_UTOPIA-6先日ファンクラブで行われたアンケートで日本語で歌ってほしい曲第1位に選ばれ4月9日に完全生産限定盤としてリリースされた「Love Letter -Japanese Ver.-」を歌った。日本公演だけに用意したという特別なステージ・・・”ありがとう 僕を待っててくれて ずっと信じていてくれて”などファンに伝えたい言葉がつまったこの曲をしっとりと歌いあげるメンバーに会場中が酔いしれた。
そしてヒット曲「ハイド」「Beautiful Killer」「奇跡(Eternity)」「Error -Japanese Ver.-」を続けて披露し、会場のボルテージは最高潮。VIXXの壮大なストーリーは終わりを迎えた。
1VIXX_UTOPIA-5アンコールの声援がとびかうなか「みなさんのハート、まだドキドキしてますか?本当?ほんとに?まだ歓声が小さいです!」とスクリーンに映し出された問いかけに客席は大歓声でこたえ”Welcome to UTOPIA”の文字とともにツアーTシャツ、パーカーを身にまといマフラータオルをもったメンバーが再びステージに登場。

ポップな雰囲気の最新曲「別れの公式」をメンバーたちは歌いながら客席を練り歩き観客は大興奮。そしてカゴに入ったボールを投げながら、一人でも多くのファンとふれあいたいとばかりに走り回るメンバーたち。「今日からキミはボクのもの」では、エンの「いきましょう!」の合図に合わせて何度も何度も曲が繰り返され、まるでお祭り騒ぎのような大盛り上がりとなった。
1VIXX_UTOPIA-3エン:みなさん、今日は楽しかったですか?僕たちもみなさんが楽しんでくれて本当に楽しかったです。もうお別れの時間です。僕たちもさみしいです。
ホンビン:みなさんがたくさん愛してくれたおかげで、こんな大きな会場で公演ができるようになりました。これからももっと努力してみなさんの応援にこたえられるように頑張ります。そして日本語ももっと勉強します。
ラビ:今日またひとつみなさんと新しい思い出を作ることができてとても気分がいいです。これからもっといい姿をおみせして、いっしょにに新しい思い出をたくさん作りましょう。
レオ:僕たちは幸せです。ありがとうございます。VIXXはいつもここにいるので、ずっとずっとみなさんといっしょにいられたら嬉しいです。
ケン:本当に楽しかったです。僕たちのファンにはいつも感謝しています。そして愛しています。いつもVIXXのそばにいてくれたら嬉しいです。STARLIGHTがいてくれるからVIXXがいるといつも思っています。愛してる。
ヒョギ:STARLIGHTと大切な思い出を作る事ができて嬉しいです。まだまだ未熟な僕たちVIXXですがこれからもみなさんにいい音楽とステージで恩返しができるように頑張るので信じてついてきてください。これからも楽しく大切な思い出をずっとずっと一緒につくっていきましょう。
エン:今日はみなさんのおかげで本当に幸せでした。ずっと僕のそばにいてくれますよね?約束します。僕もみなさんのそばにいるよ。最後の曲です。かなしいです、みなさんいっしょに歌いましょう。いきましょう。

そして最後の曲「デ・ダ・ナ・ダ・ノ」でかっこいいダンスを見せたVIXXは、口々にファンやスタッフへの熱い感謝の気持ちをつたえながら、全24曲 約2時間半におよぶコンサートをエネルギッシュに走り抜けた。

12日には神戸・ワールド記念ホールでも公演を開催、合わせて1万5000人余りの観客を動員した。日本での人気を実感させたVIXXは、その後海外ツアーへとむかう。

VIXX (ヴィックス)は、Voice, Visual, Value In Excelsis = VIXX 最高のVoice、最高のVisual、最高の Valueを兼ね備えた6人組アイドルグループ。2012年Mnetのオーディション番組「My DOL」での活躍が認められデビュー。メンバーは、チャーミングでカリスマ性のあるリーダーのエン、クールなポーカーフェイスのレオ、ソウルフルなボーカリストのケン、ダンスにラップ、多才な才能のラビ、花美男のホンビン、グループのマスコット、末っ子のヒョギの6人。独特の世界観を持つ完成度の高いパフォーマンスは高い支持を受け、最新曲「別れの公式」では韓国音楽番組で8冠を獲得。日本でも日本ゴールドディスク大賞でベスト3ニュー・アーティストアジア賞を受賞し、最も活躍が期待されているグループだ。

VIXX LIVE FANTASIA in Japan [UTOPIA] セットリスト
4月9日@神奈川・横浜アリーナ
1. 傷つく準備ができてる
2. 呪いの人形
3. 暗闇を照らせ
4. Secret Night
5. Cloning ※ホンビン ソロ
6. Ghost ※ラビ ソロ
7. After Dark
8. Sad Ending
9. Say U Say Me
10. Call you mine ※ヒョギ ソロ
11. Rolling in the Deep ※ケン ソロ
12. Time Machine
13. Rock Ur Body
14. Love Letter -Japanese Ver.-
15. 青春だって
16. ハルマル(言う事) ※レオ ソロ
17. Self-Disunion ※エン ソロ
18. ハイド
19. Beautiful Killer
20. 奇跡(Eternity)
21. Error -Japanese Ver.-
<アンコール>
EN1. 別れの公式
EN2. 今日からキミはボクのもの
EN3. デ・ダ・ナ・ダ・ノ

(C)CJ E&M, Jellyfish Entertainment & CJ Victor Entertainment, Inc.
Photo by 田中聖太郎
Writer by 大塚千鶴

◆VIXX公式ホームページ http://vixx.cjve.jp/

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