【韓ペン オリジナルインタビュー】
2020年1月15日(水)、16日(木) ティアラこうとう小ホールにて 『レジェンド達のラプソディ-冬-』が開催された。
この『レジェンド達のラプソディ』は、昨年 「秋」に開催され好評を博し、今回 「冬」バージョンとして帰ってきたもの。
各アーティストがリスペクトするアーティストや、愛してやまないドラマのOST、ミュージカルなどの楽曲を持ち寄り、自分たちの心の中のレジェンドを語りながら、披露する。
今回の公演は2部構成。
PART1(※第1部)では韓国内外で大活躍中のミュージカル俳優の ホ・ギュと パク・ハングンが緊急参戦。 素晴らしい歌声やテンポのいいトークで大いに盛り上げた。 この二人は日本でも一緒にコンサートを開催したこともあり、息もピッタリ。 そして豊かな経験から、心から楽しめる圧巻のステージを見せてくれた。
PART2(※第2部)では人気アイドルグループ CROSS GENE(クロス ジン)から歌の実力はもちろんのこと、細やかな演技で俳優としても評判高いイ・セヨン。
2011年「会いに行けるK-POPアイドル」としてデビューして以来、日本を拠点に活動しているApeace(エーピース)から 高音ボイスが魅力のチ・ヒョンソン。
さらに2018年に来日し、日本で活動中。恋愛リアリティ番組「恋愛ドラマな恋がしたい」で人気を博し、来日後2年足らずで18本の舞台・CM・映画・連続ドラマに出演し着実に活動の場を広げているテジュの3名が顔を揃えた。
今回、1日目の夜公演終演後、 PART2 に出演した テジュ、チ・ヒョンソン、イ・セヨンの3名にインタビューを行うことが出来た。
2公演を務めたあとにも関わらず、3人とも疲れた様子も見せず 爽やかにそして丁寧に1つ1つ答えてくれた。
◆「レジェンドたちのラプソディー -冬-」 ご出演おめでとうございます。 今回のオファーを聞いたとき、どんな気持ちがしましたか?
イ・セヨン : オファーを聞いた時は、出演者の皆さんと一緒に いいステージを作らなくちゃと思い緊張しました。 でも、昨日リハーサルをやって、今日公演をやって…。 今は 「すごく 楽しいなぁ~」って、とてもいい気分になっています!
チ・ヒョンソン :僕は、去年、僕が所属しているグループApeace(エーピース)の公演中、何度も 「ミュージカルに挑戦してみたい。」 と 言っていました。 そして あと少しで2020年に変わるっていう頃に、 年明けすぐに開催されるこの公演へのオファーをいただいたとマネージャーから聞いて もう本当に嬉しくて、即 「やりますっ!!!」と言いました!(笑) 今回は、ミュージカル公演ではないですが、ミュージカルの楽曲や ドラマのOSTを歌えるお仕事で、僕は今とても幸せです。 僕はドラマを見るのも大好きで、何度も見た作品が沢山あるので、OSTが歌えるのも嬉しいです。
テジュ :僕は歌うことは好きなのですが、普段俳優が本業なので人の前で歌う機会があまりなくて…。 ファンイベントみたいな時じゃないと なかなか歌えなかったんですが、今回は、歌手として活動出来るというのがすごく嬉しかったですね。
◆今回は音楽イベントにソロ歌手としてのご出演ですが、皆さんどのような準備をしましたか?
チ・ヒョンソン :やはり、皆さんに僕を知っていただくためには僕の武器を見せないといけないと考え、一生懸命準備しました。 今回 僕を初めて見るかたも沢山いらっしゃると思うんですね。 そのかたたちにも、そして ずっと僕を応援して来て下さったかたたちにも、今まで僕自身が歌って来た中で上手く出来たと思える曲で、僕の魅力を感じていただけたらと思いました。 なので『レベッカ』と ソン・シギョンさんの曲で ドラマ “星から来たあなた”のOST『君のすべての瞬間』をお聞かせしました。 そして今回初挑戦としてApeaceのオリジナル曲『Never too late』を 全パートひとりで歌いましたが、これも僕の中ではとても楽しみにしていた1つです。
イ・セヨン :今回は僕が好きな曲を選んでみました。 好きな曲を通して、僕の中の感情を伝えることで 観に来て下さった皆さんと 何かを共感出来ることが1番いいのではないかなと思い準備しました。
テジュ :僕は俳優なので、普段ひとりで活動しています。 実は僕、2019年の大晦日にも、音楽のイベントに歌手として参加したのですが、ステージの上で歌うことにあまり慣れていないので、まずは気持ちの準備…、緊張しないで楽しめるように自分のマインドコントロールをきちんとしなくてはいけないとその時 強く感じたんです。 今回はその時の経験を活かしてまずは心の準備に重点を置きました。
◆今回、ご自身の出演箇所では どのような部分を1番見てほしいと思っていますか?
テジュ :僕は 歌手ではなく本業は役者という気持ちがあるので、歌の実力というよりも その歌に込められた感情、思い、意図とかを役者らしく表現出来たらと思っています。 そんな、 “役者が表現する歌” というものを是非見て感じていただけたら嬉しいです。
イ・セヨン :僕は 先程も言いましたが、とにかくお客さんとの共感が重要だと考えています。 ある曲を聞いて僕が感じたことを、今度は僕がその曲を歌い表現する。 そして それを聞いた皆さんからの目線や表情で、皆さんの気持ちを僕がまた受け止める。 この場所で今 一緒に生きているよという感じが大事だし、好きなんです。
チ・ヒョンソン :僕は普段はやわらかい声でバラードを優しく歌うのですが、『レベッカ』を歌う時、「こんな声でこんな曲も出来るんだよ」 という “ 僕の中の差 ” の部分をお見せしたいと思っていました。 これ(※優しい声のバラード)だけじゃなくて、こんな歌い方、こんなジャンルも出来るということを皆さんに是非知っていただきたいです。
◆今日2公演 行いましたが、こんなところはうまくできた、こんなところは 明日もっと頑張りたいなというところはありますか?
イ・セヨン :いいなって思った部分はこの3人のケミ(※ケミストリー=化学反応)が とてもいい感じだったんですね。 3人で歌う時も トークの時も、「この3人の組み合わせ、ちょっと面白いんじゃない?」…って感じました。 もっと良くしていきたい部分は3人で歌った最後の曲 『雪の華』です。 僕自身の出来があまりよくなかったので、明日はもっと頑張らなくちゃって思いました。 自分的に、もっとうまく出来ると思うので、明日は今日以上にいいものをお見せ出来るようにします!
チ・ヒョンソン :昨日この3人で初めて顔を合わせたんですが、さっきセヨンさんも言っていましたが、 僕たち同じグループでずっと一緒に過ごしてきたんじゃないかと思うくらいケミもよかったです。 個人的には、今日、昼公演の『レベッカ』が よく出来たかなと思っています。 でも、3人で歌った『雪の華』では少し声が裏返ってしまい、とても恥ずかしかったので、明日はちゃんとおなかにチカラをいれて歌いたいと思っています。
テジュ :僕もこの3人でやることが出来て、すごく楽しめたのが本当に良かったです。 僕はアーティストとしてステージに上がることがあまりないので 歌の公演はちょっと緊張してしまうのですが、今回はみんなと一緒ですごく楽しむことが出来ました。 もっと良くしていきたい部分は…、 観に来てくださるかたの立場や気持ちをもっと考えて、より一層 皆さんを楽しませることに意識を置く必要性を感じましたね。
◆今日は韓国映画OSTや、ミュージカルでご活躍の ホ・ギュさんやパク・ハングンさんとのご共演ですが緊張しましたか?
チ・ヒョンソン :あ~~(※と、感慨深そうに)レベルが違うなぁって思いましたね。 お二人のステージを後ろで観ていたんですが、あれぐらい出来ないと韓国のミュージカル界では成功出来ないんだなと自分を反省する機会になりました。 もっともっと努力しなくてはと思いました。
テジュ :僕もミュージカルに興味があり、今回先輩お二人との共演ということで また色々調べてみたんですが、本当に調べれば調べる程 すごいかたたちで お目にかかる迄はとても緊張していました。 でも、実際に会ってみたら すごく優しいかたたちで、緊張よりも 僕も もっと実力をつけて成長して、お二人のような素晴らしい先輩になっていきたいなと強く感じました。
イ・セヨン :先輩お二人は、めちゃ優しくて感激でした。 そしてお話ししてみたら、共通の知り合いがいて話が弾んでとても楽しかったです。 共通の話題で楽しくお話させていただき、緊張をほぐしていただきました。
◆お二人から何かアドバイスをもらったり、勉強になったことはありますか?
イ・セヨン :僕は舞台を見たら全部勉強になりました! 先輩たちの歌、トーク、そして僕たちへの気遣いなど本当に学ぶことばかりでした。
テジュ :僕は緊張していることとか、喉の調子についてとか 何かアドバイスをもらえたらと思っていましたが、先輩たちは 「もっと気持ちをラクにしてやればいいよ。 今、頑張ってもすぐには変わらないから、それよりも今を楽しむことを大事にしたほうがいい。 緊張しないでもっとラクにしていれば、お客さんにもそれが伝わって一緒に楽しめるから、気を張らず ちょっと適当かなって思うくらいの気持ちで楽しんで。」と 僕の緊張を緩めてくださいました。
チ・ヒョンソン :僕はただ立って歌ったらなんだか声がうまく出ない感じなのですが、 先輩たちは曲に合わせて動きながら歌うんです。動きがすごく自然で…。 それって大事だなぁと思いましたね。 僕も『レベッカ』を歌う時はステージを右往左往 動いてみたので結構声が出たんですが、バラードを歌う時はそのまま立って歌うので自分の実力よりも声が出なかったんです。 それをさっきモニターで見て しっかり把握したので、明日は からだをもっと使いながら歌ってみようかなって思っています。
◆公演は明日も続きます。最後に 明日への意気込みを聞かせてください。
テジュ :明日いらっしゃるかたの中には 今日観てくださったかたもいらっしゃると思うし、明日初めてのかたもいらっしゃると思いますが、全てのかたが 「今日ここに来て良かった。」 って思ってくださるようなステージにしたいと思っています。 楽しませる舞台を作ることに 集中したいと思います。
イ・セヨン :皆さんと、僕たち…そう、ミュージカルアクターだったり、アイドルだったり、俳優だったりが、一緒に過ごす時間、 このひと時に感じた幸せな思い、楽しい気分をそのまま持って帰っていただけるような公演を作って行きたいと思っています。
チ・ヒョンソン :僕は今日は個人的にミスもあったと思っているので、明日はカンペキな歌を皆さんにお聞かせしたいと思っています。 明日はみんなで、また頑張っていいステージをお見せするので是非楽しみにしていてください!
全員 :是非観に来てください!!
2日間のみの公演だったが、3人が いかにこの公演を愛し、出演出来ることに幸せを感じているのかがとてもよく伝わってくるインタビューだった。 ミュージカルのナンバーやドラマOSTなどは 歌の上級者でも歌いこなすことが難しいが、1曲1曲を自分なりに解釈し、それを聞き手に伝えるため 歌詞をとても大切にしながら歌い上げていた。
テジュは 俳優らしく曲に完全に感情移入し、まるで自分自身のことを書いた曲かのごとく、歌詞の世界観を伝えていた。
チ・ヒョンソンは バラードでは “静”、 『レベッカ』では声の出し方も変え “生”を伝えているのが強く印象に残った。
イ・セヨンは 自作曲も披露したが、自分をよく理解しているからこそ作れる曲で 自身のあらゆる魅力を見せ感動へ導いた。
ステージでの3人の様子から、とても気が合っているように感じたが、今回のインタビューで、当然のことながら本人たちもそれを感じていることがわかった。 日頃の活動も個性も様々だが、何か 引きつけ合うものがあるようだった。 まだ出会って間もないにもかかわらず、強い絆がすでに3人の中に生まれていた。この3人が集まると、それ以上のエネルギーを放っていた。日頃から努力を惜しまない3人は2日間という短い公演期間でも多くを学び、自分にまだ足りないものは何かをきちんと見つけ出していた。 今後の活動に今回の公演出演で得たものは大きな効果をもたらすと思われる。
この3人が集まることで生まれた特別なパワーや、魅力、面白さは多くの観客の心をしっかりと掴んだ。
今後の彼らの飛躍に注目すると共に、改めてまたこの3人の共演が見てみたいと強く思った。
公演詳細
『レジェンド達のラプソディ-冬-』
日程:2020年1月15日(水)・16日(木)
開場時間:①13:30 ②18:00 (両日とも)
開演時間:①14:00 ②18:30 (両日とも)
会場:ティアラこうとう小ホール(東京都江東区住吉2丁目28−36)
出演: ホ・ギュ 、パク・ハングン 、イ・セヨン(CROSSGENE)、 テジュ、 チ・ヒョンソン(Apeace)
ご観劇料:6800円(全席指定 税込)
*公式サイト https://artistjapan.co.jp/performance/rhapsody_winter/
お問い合わせ アーティストジャパン 03-6820-3500
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【テジュ】
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【イ・セヨン(CROSS GENE)】
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・CROSS GENE公式Twitter @crossgene_japan (https://twitter.com/crossgene_japan?s=20)
・CROSS GENE 公式Instagram cross_gene_official フォローする
【テジュ情報】
・2020年2月15日(土) 両国門店ホール
バレンタインはみんなに「逢いたくて」
チケット発売中 https://isfield.theshop.jp/items/25577986
・2020 年3月4日(水)~3月9日(月) 六行会ホール
ミュージカル座3月公演「ロザリー」
SS席専用:https://isfield.theshop.jp/items/25597932
S席専用:https://isfield.theshop.jp/items/25598006
【Apeace(チ・ヒョンソン)情報】
3月25日に11枚目のシングルCD「GENTLEMAN-party all night-」発売!
リリースイベントやライブ情報はオフィシャルサイト apeace.jp をご覧ください!
【セヨン情報】
2020年2月6日(木)〜 2月9日(日) 労音大久保会館R’sアートコート
フォトシネマ朗読劇「最果てリストランテ-記憶の扉が開くとき」出演 !詳細は コチラ⇒ https://t.co/zle1gtjikK?amp=1