【韓ペンオリジナルレポ】~ イ・ジョンジェ: 映画『ハント』来日記者会見&ジャパンプレミア】『イカゲーム』で世界的スターとなったイ・ジョンジェが初監督・脚本・主演作品『ハント』への熱い思いを語る!

『イカゲーム』で世界的スターとなったイ・ジョンジェが、4 年間温めてきたシナリオを元に初監督した自信作であり、盟友チョン・ウソンとダブル主演を果たしたことでも話題となっている『ハント』が 9 月 29 日(金)より新宿バルト 9 ほか全国公開となった。

本作品は韓国での公開時には初登場 1 位を獲得し、第 75 回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング部門で上映されると約 7 分間のスタンディングオベーションを受け、映画ファンから喝采を浴びた。そのほか、第 47 回トロント国際映画祭、第 55 回シッチェス国際映画祭、第 27 回オースティン・ファンタスティック映画祭ほか数々の映画祭で上映された。更には第 43 回青龍映画賞、第 31 回釜日映画賞ほか数々の映画賞で新人監督賞を受賞。共演にはチョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョンなど韓国を代表する俳優のほか、カメオでも豪華俳優陣が出演。スパイ・アクション映画の傑作が誕生した。

©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

 1980年代の韓国。イ・ジョンジェ演ずる安全企画部(旧KCIA)の海外班長パクと、チョン・ウソン演ずる国内班長キムは、機密情報が「北」に漏れたことから、組織内に入り込んだスパイがいることを告げられる。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるという緊迫した状況の中、大統領暗殺計画が発覚。巨大な陰謀に巻き込まれていく 

今回、監督及び主演を果たした イ・ジョンジェが『イカゲーム』シーズン 2 の撮影中という超多忙な日々の中、日本のファンの方たちにどうしても自らの言葉で『ハント』についての思いや感謝の気持ちを伝えたいと8月31日(木)緊急来日! 

T・ジョイ PRINCE 品川にて開催された【『ハント』来日記者会見(スクリーン1)&ジャパンプレミア(スクリーン3)】 に出席。とても穏やかな口調ながら本作品に込めた熱い思い、日本のファンの熱心な応援への感謝を丁寧に語った。

まずは スクリーン1にて【来日記者会見】が行われた。

本作品の監督でもあり主演を演じた イ・ジョンジェは 会場に流れる映画OSTと共にゆっくりと壇上に進んだ。

「こんばんは。イ・ジョンジェです。よろしくお願いします」

と、柔らかな笑顔で挨拶をした。

■来日は何年ぶりですか?

コロナ禍になる前に来ましたので、約3年半ぶりかと思います。

■本作初監督作品となりましたが、普段なさっている俳優業との違い、監督業をなさって気づいたことなどありましたら教えてください

やはり俳優だけの時はそのキャラクターにひたすら集中することが出来ますが、演出を兼ねるとなると様々なことをチェックし、悩まなくてはならず、また、様々な判断や決定をしなくてはいけません。 なので俳優だけをしている時とは色々な意味で違いがあると思いました。撮影現場に関しては、長い間これまでも経験して来ました。それと同時に演出家のかたがたとも親しくお付き合いをさせていただく中で、監督の悩みを聞いたり一緒にその悩みを分かち合ったりして来ましたが、いざ自分が演出をしてみると俳優だけに専念している時とは違うなと思いました。

■脚本を4年間温めてこられたそうですが、アクションシーンも人間ドラマもとても素晴らしい作品でした。カンヌ国際映画祭やトロント映画祭、世界中の映画祭で上映され話題となっていますが観客のかたたちの反応はいかがでしたか?

実はシナリオを書いている段階から国際映画祭に出品出来たらいいなと思っていました。 もちろん自分の作った映画を海外の映画祭に出品したいという個人的な希望だけでなく、この映画を通じて伝えたかったテーマやメッセージが韓国の観客だけでなく、様々な国の観客のかたたちにも届いて欲しい、そしてその観客のかたたちとコミュニケーションをとって話をしたいと思いが強くありました。 この映画の中には “誤ったイデオロギー”というものがテーマとして描かれています。 そのテーマに対する悩みをずっと持ちながら、色々考えながら、この作品を作り上げていきましたが、海外の映画祭に招待されたことによって本当に多くの海外の方々と触れ合うことが出来ました。 カンヌ国際映画祭だけではなく、トロント国際映画祭、シッチェス国際映画祭などで記者の方々や映画人の方々と一緒にこの映画について様々なことを語り合うことが出来たんです。 公開される前にすでに映画祭に先に招待されることにより、多くの方たちと出会うことが出来、公開前に私の気持ちの中では既に 「この映画を作って本当に良かった」という思いがありました。 それだけ多くの皆さんに共感していただくことが出来たので、僕にとっては “この映画が伝えたかったストーリー” を皆様に届けることが出来て、本当に意味のあることだなと思えたのです。

■初監督作品で 盟友のチョン・ウソンさんを主演に抜擢された経緯と、監督と演技者として、仲がいいだけにやりにくかった点や良かった点などのエピソードを教えて下さい

チョン・ウソンさんとは1998年に『太陽はない』という作品でご一緒した時以来の仲です。 この作品が私たちの中でとてもいい思い出となっていて、2人で「早く違う作品で一緒にやりたいね」とずっと話していました。 そのために 色々シナリオをいただいたり、一緒にシナリオを共同で開発したりしていたんですが、それがなかなか上手くいかなかったんです。 そうこうしているうちに僕のほうでこの『ハント』のシナリオを書くことになり、「これ以上遅くならないうちに一緒にまたやりましょう」とチョン・ウソンさんに言い、キャスティングをさせていただきました。

撮影で、親しいからこそ大変だったことがあるとすれば、親しいせいか逆にむしろ何かお願いをするのをためらわれた感がありました。 撮影の最初のほうでは「もう1回、ここ撮りましょう」というのがなかなか言い出せなかったんです。 うまく言えず、何だか自分のほうからちょっと”お願いをしているような感じ”だったんです。  

なので初日、撮影を終えたあと、”早くこのぎこちなさを解消しなくては” と思い、次の日からは僕がシナリオを書いていた時にこれまでずっと考えて来た表現やテンポについて、全てチョン・ウソンさんにお話ししたんです。

「シナリオを書いている時にはこんなテンポで、こんな温度の感情を考えながら書いていました」と説明を十分にしたところ、快くそれを受けとめて下さり、撮影現場では本当に助けてもらったと考えています。

■今回の作品で、盟友チョン・ウソンさんと演じられた役はお二人とも組織の中で二重スパイを疑いながらお互いの様子を見る役どころでした。 どちらの役を演じてもお二人ともピッタリだったと思いますが、配役はどのようにして決められましたか?

チョン・ウソンさんは、とてもヒューマニズムのあるかたで、折り目正しく多くの方たちに良いイメージを持たれているかたなんです。 普段から多くのかたたちと心を分かち合う、そんなかたとして知られています。そんなイメージを持った “チョン・ウソンさんの魅力を最大限、この映画の中でキャラクターとして引き出したい、表現したい” という気持ちがありました。 チョン・ウソンさんのキャスティングが決まってからは、ウソンさんのそんな面を深く見せたいという思いがありましたので、キャラクターをよく活かすためにシナリオに修正を加えていきました。 もちろん僕の考えで2人の役を入れ替えるということも出来たと思うのですが、チョン・ウソンさんが本来持っている姿に最も合ったキャスティングになっていると思いますし、そのキャスティングを最大限に引き出す役どころとして表現したいと思っていたんです。

■3年半ぶりの来日とのことですが、この3年半には『イカゲーム』の大ヒットや『スターウォーズ』への出演など激動の日々だったと思います。 どのようなお気持ちで過ごされていましたか?

これまでも作品にはいつもベストを尽くして取り組んで来ました。 そこについてはかわったことはないと思いますが、そんな風に一生懸命作品を撮り続けて来たところ『イカゲーム』という作品で多くのかたがたから人気を博すことになるという大事件が起きました! そしてアメリカでは大きな賞を沢山いただきましたし、そんなことなどから「僕にはこんなに大きな福がもたらされてるんだなぁ」と、信じられない状況がありました。

なかなかそれをどう受け止めていいかわからないくらい、自分にとって実感の湧かない、現実味の無い状況でした。 

それらが過ぎて『ハント』の公開を韓国で準備している最中に『スターウォーズ』のキャスティングのオファーが来ました。 でもそのことは誰にも言ってはならないと言われていましたので、私以外には事務所の一人か二人くらいしか このことを知っている人はいないという状況の中、秘密を守りながら、『ハント』が公開されました。

本作『ハント』によって様々な海外の映画祭にも行かせていただきました。 そんな中、『スターウォーズ』の撮影が近づいていたんですが、様々なことをしながら『スターウォーズ』の準備にとりかかりました。セリフを覚えなければならなかったですし、からだも鍛えなければなりませんでした。 役作りについても色々考えなければならなかったんです。本当にこれらが同時進行していた、目まぐるしい年だったと思います。

アメリカでは大きな賞をいただくなど、目まぐるしい状況が続いていたので、時間がどんな風に過ぎて行ったか分からない感があったのですが、今の状況をお伝えすると『スターウォーズ』を撮り終え、『イカゲーム2』の撮影をしています。 

『スターウォーズ』は来年公開予定、『イカゲーム』は来年の下半期または再来年のあたまに公開を予定しています。 公開されればまたプロモーションで忙しくなると思います。 忙しさが永遠と終わっていない状況なんですが、個人的にはとても嬉しいこと、いいことだと思っています。 こんな時こそもっと体調管理もしなくてはいけないと思っているところです。

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【来日記者会見】での質疑応答に続き、フォトセッションに臨んだあとは、観客の待つスクリーン3に会場を移し【ジャパンプレミア】に出席した。

憧れの名優の登場に客席からは大きな拍手と歓喜の声が上がった。その様子にちょっと照れながらも、満面の笑顔を浮かべ感謝の気持ちを伝えた。

「こんばんは~!(笑)アンニョンハセヨ! 日本で僕が出演する映画が公開されるのは どのぐらいぶりかわからないくらい 本当に久しぶりなんですが、こうして日本で公開をすることが出来て本当に嬉しく思います。そして日本の美しい観客の皆さんとこうして出会うことが出来て、本当に本当に嬉しいです!今日はありがとうございます」

■本作はカンヌ国際映画祭において初めて一般観客にお披露目されましたが、上映のあとは7分間のスタンディングオベーションだったと伺っています。 映画を観たお客様の反応をご覧になってどのようなことを感じましたか?

映画の序盤にアクションシーンがありますよね? そのシーンが終わって『ハント』という映画のタイトルが字幕で上がった時、観客の皆さんが拍手をしながら「わぁっ!」と歓声を上げて下さったんです。この作品を一緒に作った人々と、観客の皆さんと一緒に呼吸をしている…そんな気がして、とても嬉しく思いました。

■今回初監督作品ですが、監督も務められようと思ったのは何故なのか、そして脚本も書かれていますが、どのような道のりでしたか?

実は最初はこのシナリオを自分で書くつもりはありませんでした。 優れたシナリオ作家のかたがこの作品を書いて下さったらいいなと思っていましたし、この作品を素敵に撮り上げてくれる監督がシナリオを書いていただいてもいいと思っていました。

でも、なかなかシナリオ作家さんのキャスティングがうまくいかず、素敵な映画を撮って下さる監督のキャスティングもなかなかうまくいきませんでした。実際、直接 私自身が訪ねてお願いしたこともあったのですが、皆さんそれぞれの理由でこの作品を引き受けるのは難しいと言う風に話されました。また、大多数の監督がこの作品を映画化するのは難しいとおっしゃいました。 “観客のかたたちから沢山愛される作品にするのは難しいのではないか”という意見を言われました。

でも、私の考えが少し違ったのが、最近はフェイクニュースも多く流れていますし、誤った信念を持つような…まるでおまじないをかけられるような言葉も世の中に溢れています。 なので時々誤った知識や情報を元に行動を起こしている人々の姿を時に目にすることがあります。 そんな私たちの姿を考えながらこの映画を作っていったのですが、この映画の中に登場するジョンドとピョンホも信念を持っていますが、その誤った信念によって苦痛がもたらされます。 そして、その誤った信念を正しく戻していこうという努力をする…そんな男たちの姿をしっかりと映画の中で描くことができれば、これはとても面白い作品になるんではないかという期待を持っていたんです。

なので、自分でシナリオを書いてみようということで書き始めました。 シナリオが完成したところ、このシナリオの内容については自分自身が一番よく知っているわけで….。 ならば、自分で直接撮ってみようと勇気を出してこの作品の演出をすることになりました。

■W主演のチョン・ウソンさんとの共演は約24年ぶりとのことですが感想を聞かせて下さい

チョン・ウソン ©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

本当に親しい同僚であり、親しい友人であり、そして今はご近所さんでもあるんです。すぐ隣に住んでいる隣人でもあるので、なかなか複雑ですね(笑)

チョン・ウソンさんは本当にかっこいい俳優です。そしてこれまでもかっこいい素敵な作品に沢山出演してこられました。 今回の映画ではチョン・ウソンさんご自身が見ても、最近撮った作品の中で一番かっこいいなと思ってもらえるような作品、観客の皆さんにとってもウソンさんの作品の中で本当にかっこいいと思っていただけるような作品にしたいと思ったんです。 どうすればより正義感に溢れたキャラクターとして見せることが出来るのか、また、どうすればより迫力のある男として描くことが出来るのか、また、どうすればより胸が痛くなるような…そんなキャラクターとして余韻を残すことが出来るのか。 そんな様々なことを悩みながら現場でも多くの会話を重ねながら、ワンシーンワンシーン、ひたすらチョン・ウソンさんをかっこよく撮りたいという一念で(笑)この映画を撮りました。

■この作品は80年代の韓国が舞台になっていますが、東京のシーンも登場します。韓国での撮影だったと聞きましたが、東京を再現するため工夫した点をお聞かせ下さい

©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

実は東京のシーンは日本の地方の小都市で撮る計画をしていたんです。 以前、『黒水仙』という映画を日本で撮影したことがあるのですが、「こんな風に日本で撮影することが出来るんだ」と思った記憶がありましたので、そんな風に日本で撮りたいと思ったのですが、コロナ禍で撮影を断念せざるを得ませんでした。

なので釜山のとある道路を使って撮影しました。 交差点の何カ所かを車両統制して撮りました。 日本は道路の向きが韓国とは逆ですよね? なので週末に許可をとって車両統制をして、逆方向に車を走らせて撮影しました。 日本から20台くらい車を運んで来て撮ったんですが、車両統制をしている場所で銃撃戦の撮影もしましたし、日本から持ってきた車20台全てを壊してしまいました。 日本で撮ったらもう少し製作費は少なくて済んだと思うのですが、韓国で撮ったことによって製作費は増えてしまったんです。 なかなか苦労しながら撮り上げた作品ですが、日本の観客の皆さんにどのようにご覧いただけるのかよくわかりません。 でも、撮り終えたあと、「それなりにそれらしく撮れてるんじゃないかな」って思ったのですが日本の皆さんには是非注意深く観ていただけたらと思います。

■来日は約3年ぶりだそうですが、今回の来日で楽しみにしていることはありますか?

日本と言えば美味しい食べ物が沢山ありますよね? なるべく沢山、色んなものを食べて帰りたいと思うのですが、今回のスケジュールはかなりタイトで….。 今も食べ物のことを考えると、ゴクリとつばを飲み込んでいます(笑) それでもいくつかは食べて帰れるかなと思っています。 お寿司屋さんもすでに予約をしています。 そして先ほどは美味しそうなトンカツサンドがあったので持ち帰ろうと、バッグの中に忍ばせました(笑)

■最後に皆様にメッセージをお願いします

コロナ禍によってお互いに往来がスムーズに出来なくなるという状況がありました。 それにもかかわらず、韓国で僕がイベントをしたり映画の公開があったりすると、その都度、コロナで大変な最中にも日本からわざわざファンのかたたちが韓国に来て下さっていたんです。 今までもそんな風にわざわざ韓国に来て下さっている大切な日本のファンの皆さんに本当に感謝の気持ちを持っていたんですが、実は今『イカゲームシーズン2』の撮影をしているところで日本の公開に合わせて直接日本に来るというのはたやすい状況ではありませんでした。 こんな風に皆さんとお会いする場をもつのは難しいのではないかと思われていたのですが、大切な日本のファンの皆さんと、日本で直接お目にかかるというのが僕にとって本当に特別な意味のあることでしたので、『イカゲーム』のチームのかたたちにねだって、「2日だけ時間を下さい」とお願いをして、こうやってスケジュールをとらせていただきました。

日本でこうして直接ファンの皆さんにお目にかかることが出来て、本当に本当に嬉しいですし、いつも感謝の思いをもっているのですが、それをいくら言葉にして表現しても十分ではないと感じています。 感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちも持っているのですが、今日、こうして皆さんに直接お目にかかることが出来て、胸がじーんとするような感がありますし、胸がいっぱいです。 本当に今日はありがとうございました。 これからも機会があれば、出来る限り、嬉しい気もちでまた日本に来たいと思っています。 今日は皆さんに『ハント』を楽しんでご覧いただければと願っています。 また次の作品がありましたらその時も必ず日本に来て、こうやって皆さんにご挨拶したいと思います。 ありがとうございました。

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短い時間ながら『ハント』に込めたイ・ジョンジェ監督の熱い思いが十分伝わって来た【来日記者会見】および【ジャパンプレミア】だった。 主演2人、ジョンドとピョンホの友情、そしてやむなくお互いを疑わなくてはいけない緊迫した状況、激しい銃撃シーンなど、次々と展開していくストーリーは息をつく間もないほどテンポよく進んでいく。 世界中で大きな注目と喝采を浴びるこの作品の中に日本が取り入れられ入るのも、日本のファンにとっては本当に嬉しい。それほどイ・ジョンジェ監督にとっても日本は大切な国の1つなのだろう。“北と南”というデリケートなテーマに情熱的かつ誠実に向き合い、監督・脚本・主役としてこの作品をつくり上げたイ・ジョンジェの才能と魂に心から拍手を送りたい。語りたいことはもっと沢山あったはずだが、限られた時間の中、きちんと要点をまとめ大事なことをしっかりと伝えるスマートさを見せる大人の男性の魅力溢れるイ・ジョンジェに観客はますます引き込まれていた。早くも次回作を熱望する声も上がっている。

本作品『ハント』は 9 月 29 日(金)より新宿バルト 9 ほか全国公開がスタート。是非劇場に何度も足を運び、この作品が伝えたかったことの大切さを感じてほしい。

text & photo(会見&ジャパンプレミア): Chizuru Otsuka

場面写真&ポスター:©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS


映画『HUNT』

©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

タイトル: ハント

公開表記 :全国公開中

コピーライト: ©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

配給: クロックワークス

9月29日(金)公開 『ハント』|本予告

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<ストーリー>

1980 年代、安全企画部(旧 KCIA)の海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)は組織
内に入り込んだ“北”のスパイを探し出す任務を任され、それぞれが捜査をはじめる。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるかもしれない緊迫した状況で、大統領暗殺計画を知ることになり、巨大な陰謀に巻き込まれていく。

脚本・監督:イ・ジョンジェ


出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン、チョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョン、キム・ジョンス、チョン・マンシク

2022 年/韓国/DCP5.1ch/シネマスコープ/韓国語・英語・日本語/125 分/PG12/헌트(原題)HUNT(英題)
/字幕翻訳:福留友子・字幕監修:秋月望

配給:クロックワークス

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