【オフィシャルインタビュー】~韓国映画『ハント』イ・ジョンジェ~ 9 月 29 日(金)より新宿バルト 9 ほか全国にてついに公開となった『ハント』で初の監督!合わせて脚本・主演も務めたイ・ジョンジェへのオフィシャルインタビューが到着!

©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

【オフィシャルインタビュー到着!!】

1)監督するにあたり、同事務所のチョン・ウソンからアドバイスなどありましたか。

ウソンさんは、あるインタビューで「僕は現場では出来る限り言葉を控えるようにしている」と話されていました。そのインタビューを読んで改めて撮影を振り返って考えると、彼は助言をしたり、または“こういうことをしたい”というような話はほとんどしていなかったと思います。むしろ、僕が何を望んでいるのか絶えず耳を傾けて聞いてくれました。逆に僕の方からキム・ジョンド(チョン・ウソン)はこう演じてほしいと話していましたね。

2)アクションシーンを撮影するにあたり、シーンや演じる役によって異なるアクションを作り上げたと伺いました。具体的にどのアクションシーンでどのような違いがあるのか、1か所でもいいので、教えてください。

アクションシーンは本作の中でかなり重要な部分を占めていると考えました。それは見どころという意味ではなく、アクションの中に俳優や役柄の心理、緊迫した状況をしっかり盛り込んでいくことが大切だと考えていたんです。アクションシーンごとに、例えばジョンドが置かれている緊迫した状況、追われている状況を表現したり、別のアクションシーンではパク・ピョンホ(イ・ジョンジェ)が脅威にさらされたり、憐憫の感情を引き起こすような演出をしながら撮影していきました。これらが上手く撮影できればアクションシーンが単に見どころとなるだけではなく、それ以上に感情の詰まったシーンになると考えたからです。なので、銃弾が飛び交ったり爆弾が爆発するのではなく、感情が爆発するようなアクションシーンを撮りたいと思いました。

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3)アクションと心理戦のバランスがとても素晴らしいと思います。

脚本を書く際に工夫したことはありますか?過去のスパイアクション映画とは違うポイントを作るようにした、と伺いましたが、それはどのようなものでしょうか。

スパイ活動のテンポがどちらかというとゆったりしていて、様々な秘密が重なり合っていき、一体この人物は何を隠しているのか、どのように考えていくのかを知っていくような、非常に複雑なタイプのスパイ映画が多いと思いますが、その場合、最後にこの映画は何を伝えたかったのだろうと思ってしまう時がたまにありますよね。私がこのスパイ映画を撮るとなった時に、そのように引きのばすと、果たして多くの観客の皆さんに受け止めてもらえるのかなと疑問に思って、もっとスピードを全力で上げて撮ろうと決めました。スピードの早い展開がピョンホやジョンドの心理を表し、また心拍数を上げていくような、緊張感を最大限に出せる要素になると思ったんです。この映画は最初のシーンから最後のシーンまで全力疾走するようなスピード感でストーリーが展開していきます。その合間でアクションシーンが入ってくることにより、ピョンホやジョンドのことを追い詰める効果があったのではないかと思います。個人的にスパイ活動を描きながらも、緊迫感のあるスピーディーなアクションシーンを追い求めるという戦略を立てて、この映画を撮っていきました。

4)日本での銃撃シーンは韓国でロケを組んで撮影したと伺いました。

苦労した部分や、日本を意識し韓国とは違うようにした部分などありますか?

とある方に、日本でカーチェイスや、都心の道路で銃撃シーンを撮るためには解決しなければならないことが多いし、許可を取るのも非常に難しいと言われてとても悩みました。悩んでいるさなかにコロナ禍となって…。結果的に日本へ行くことが出来なくなってしまったんです。そこで釜山でセットを上手く作れば80年代の日本の街並みを表現できるのではないかと思い、ロケハンをして、交差点を3~4箇所ほど車両規制をした上で撮影しました。看板や道路標識、信号機なども作り込みました。また、日本の80年代に実際に走っていたタクシーなど様々な種類の車を韓国に空輸して、カーチェイスと銃撃戦を撮ったんです。その後、ポストプロダクションの作業でCGの力も借りて表現しました。実際の日本の80年代のような街並みを作り上げようとして撮ったんですが、果たして日本の観客の皆さんがどんな風にそのシーンをご覧になるのかとても気になるところです(笑)。

5)ファン・ジョンミンやキム・ナムギル、チュ・ジフン等、名だたる俳優が友情出演していますが、彼らとの撮影はいかがでしたか?

今、名前を挙げていただいた俳優の皆さんは、私とウソンさんが『太陽はない』(98)以来、久しぶりに共演することになって、私たちも一緒に何かやらせてくださいと先に連絡をくださったんです。この作品は私たちの会社のArtistスタジオと、SANAI PICTURESという映画会社が共同製作をしていますが、私とウソンさんとSANAI PICTURESの代表は友情出演してくださっている俳優の皆さんと普段から本当に親しく過ごしているんです。なので、どんな小さな役でも良いからやらせてくださいと、皆さん言ってくださったんですが、むしろ私はとても心配になりました。こんなに大勢の有名な俳優の方々がいきなりどっと出てくると、映画が散漫なものになり、もしかしたらストーリーの集中を妨げるのではと悩んでいたところ、ある日アイディアがパッと浮かんだんですが、それは皆さんをひとつの作戦のシーンの中に全て盛り込むというものでした。みんな銃に撃たれて死んでしまうシーンでしたが(笑)。そうするといきなり一斉に出てきて、10分もたたないうちにみんな死んでしまう、その後は出てこないという状況になったんです。それを東京シーンのところに全て配置しました。東京シーンが終わるとその後すぐにファン・ジョンミンさん、イ・ソンミンさんも出てくるんですが、これらは10分~15分の間に起こることです。有名な俳優の方々が、一気にいきなりわぁっと登場して、いきなりわぁっと退場していく、そんなシーンになったんですが、それによって私は自信を持つことが出来ました。このやり方であれば観客の皆さんに楽しんでいただけると同時にその後は再びストーリーに集中できると思って、そのような作り方にしたんです。 また、実は当時彼らは自分たちの主演映画を撮っている時期でスケジュールを合わせるのがとても大変でした。しかし、彼らが映画会社に「イ・ジョンジェとチョン・ウソンが久しぶりに共演するので少しでも手伝いたい」とお願いしてくれて時間を割いてもらえました。彼らとは3週間撮影したのですが朝4時半から準備をし、17時まで撮影をしていました。撮影が終わると近くのプルコギ屋さんでみんなで焼酎を飲みながら楽しい時間を過ごしたことを今でも覚えています。

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6)日本のファンへのメッセージ

以前日本には旅行でも仕事でも頻繁に来ていましたが、ここ数年はコロナ禍によって頻繁に日本に来ることが出来ませんでした。ですが、今回『ハント』のプロモーションで日本に来ることができて、とても楽しいですし、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。特に日本のファンの皆さんに直接お会いすることが出来て、顔馴染みの方もいらっしゃるので、再会できて本当に嬉しく思いますし、とても胸が熱くなりました。また、新しく私のことを応援してくれるファンの方にもお会いすることができて、とても力をもらっているような気がして、本当に皆さんに感謝しています。これからもステキな作品を頑張って撮って、皆さんに頻繁にご挨拶できる機会を、これからも沢山作っていきたいと思っています。皆さんもどうかお元気で、そしていつも幸せでいてください。これからも応援をお願いします。ありがとうございます。

映画『ハント』

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タイトル: ハント

公開表記 :全国公開中

コピーライト: ©2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

配給: クロックワークス


<ストーリー>

1980 年代、安全企画部(旧 KCIA)の海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)は組織
内に入り込んだ“北”のスパイを探し出す任務を任され、それぞれが捜査をはじめる。二重スパイを見つけなければ自分たちが疑われるかもしれない緊迫した状況で、大統領暗殺計画を知ることになり、巨大な陰謀に巻き込まれていく。

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脚本・監督:イ・ジョンジェ

出演:イ・ジョンジェ、チョン・ウソン、チョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョン、キム・ジョンス、チョン・マンシク

2022 年/韓国/DCP5.1ch/シネマスコープ/韓国語・英語・日本語/125 分/PG12/헌트(原題)HUNT(英題)
/字幕翻訳:福留友子・字幕監修:秋月望

配給:クロックワークス

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