【韓ペンオリジナルレポ】~舞台『Home』ゲネプロ~ 木山裕策氏の楽曲『home』を元に作られたオリジナルストーリー!家族の大切さ、温かさを感じ幸せになれる舞台

【韓ペンオリジナルレポ】

2022年3月に、RUI、秋沢健太朗、川上麻衣子ら豪華キャストにて上演し多くの感動を与えた舞台『Home』がついに再上演!

2023年10月6日(金)~10月9日(月・祝) 浅草・花劇場にて全8公演行われる。

本作品は2008年に木山裕策氏がリリースした楽曲『home』を元に作られたオリジナルストーリー。

木山氏が妻子と暮らす中、自身がガンに侵されたことにより改めて感じた家族や様々なものの大切さを描いた楽曲「home」の歌詞をベースとして、家族の存在の大切さを改めて考えさせてくれる。

主演として、ミュージシャンを夢見て路上で歌を歌う家族想いの長男・祐一を イ・ウゴン(TRITOPS*、 祐一とともに、車椅子ながら夢をもち路上歌手活動を続ける三男・蒼汰を ノ・ミヌ(BF、そして現実的な考えから2人の活動に反対する銀行員の次男・健次を チャン・ユジュン(TRITOPS*)とK-POPアーティスト3人がキャスティングされた。

3人兄弟をシングルマザーながら明るく元気に育てる母親・充子を、アイドルとして活躍後 現在は女優・歌手・タレントとして活動、実生活でも2人の息子の母親でもある網浜直子が演じる。

左から ノ・ミヌ(BF)⇒ 網浜直子⇒ イ・ウゴン

公演初日に先駆け、ゲネプロが公開された。

ご主人を病で亡くし、シングルマザーとして働きながらも その苦労を子供たちには見せず常に前向きに生きる山郷家の素敵な母ちゃん・充子。 そんな頑張り屋の母を3人兄弟はとても慕い、敬っている。 網浜直子は肝っ玉母さん・充子を見事に演じている。 網浜にとっては約20年ぶりの演技、そして初舞台だそうだが、そんなことは全く感じさせない演技で会場を和ませてくれる。 網浜が舞台に出て来るとホッとする。

アルバイト生活の長男・祐一(ウゴン)は 車椅子生活の三男・蒼汰(ミヌ)と歌手になるため、路上ライブやオーディションに挑戦している。 そんな兄弟の中、次男・健次(ユジュン)は一流企業に就職し、家計を助けている。 エリート街道を歩いているが、心の中では仕事や上司へのストレスを抱え苦しんでいる。 自由に夢に向かって生きる兄弟たちが羨ましい一方で、安定しない生活を送る兄に苛立ちも覚える。

左から :(長男・祐一)イ・ウゴン⇒ (三男・蒼太)ノ・ミヌ⇒ (次男・健次)チャン・ユジュン

優しくおだやかな長男・祐一はウゴンの柔らかいイメージにピッタリだ。 網浜演じる母と交わす親子の会話がまるで本物の親子のようで息ピッタリ! 充子の天然ボケとそれをツッこむ長男・祐一のやりとりがとても微笑ましい。決してエリートではないけれど、家族愛いっぱい、そして家族の為に自分を捨ててでも守ろうとする長男の姿は大きな感動を与えてくれる。

(左)瀬口 美乃 ・(右)イ・ウゴン(TRITOPS*)

エリート人生の反面、内心苦悩を抱える次男・健次を演じるユジュンは、ほんわかした舞台をきりっと引き締めている。家族を誰よりも思っているが、それゆえに抱く家族の将来への不安から厳しい態度を見せる。 ユジュンの目ヂカラと ハキハキとしたセリフが聡明な次男をよく表していた。

チャン・ユジュン(TRITOPS*)

車椅子生活でも健常者と変わらぬ気持ちを持ち、懸命に生きる三男・蒼太。 とても優しく穏かで可愛い末っ子だが、芯が強く、どんなことにも負けない、何事にも真剣に向き合う蒼太をミヌがしっかりと見せてくれている。日頃から見せるミヌのスマートでしっかりとした姿と可愛らしさとのギャップが、蒼太の可愛い末っ子ながら信念を貫く姿と重なる。蒼太が「山郷兄弟です。兄弟で歌を歌っています」と一生懸命PRする迫真の演技は目に焼き付いて離れなくなるだろう。

ノ・ミヌ(BF)

山郷家に起こる様々なドラマがぎゅっと詰め込まれていて、ハラハラドキドキ。そしてほんわかした気持ちでいっぱいになる。木山裕策の優しくて温かい歌声も舞台の魅力をさらに深めてくれる。 歌声以外にも木山の声が聞けるかも???舞台『Home』は10月9日(月・祝) まで上演中。 現代社会、希薄になりがちな家族関係をもう一度考えさせてくれる。 観たあとはきっと家族に会いたくなるはずだ。 忘れていた大切なことを思い出させてくれるはずだ。

山郷家

text & photo : Chizuru Otsuka

舞台『Home』

【公演日】 2023年10月6日(金)~10月9日(月・祝) 全8公演                            

【会場】 浅草花劇場 (〒111-0032 東京都台東区浅草2-28-1)                           

【開場/開演時間】

10月6日(金)                                                 

【1部】開場 14:15/開演 15:00 【2部】開場 18:15/開演 19:00                                     

10月7日(土)、10月8日(日)

【1部】開場 12:45/開演 13:30 【2部】開場 16:45/開演 17:30                                  

10月9日(月・祝)                                                        

【1部】開場 11:45/開演 12:30 【2部】開場 15:45/開演 16:30  

【出演者】 

長男:山郷 祐一 役 イ・ウゴン(TRITOPS*)

次男:山郷 健次 役  チャン・ユジュン(TRITOPS*)

三男:山郷 蒼太 役  ノ・ミヌ(BF)

祐一の婚約者:ナミ 役  瀬口 美乃  

芸能事務所社長:渡辺 役 粟澤 穂乃花

健次の銀行の上司:中島 役 妹尾 竜弥

健次の銀行の同僚:松林 役 獅劇 レオン

母:山郷 充子 役  網浜 直子

【演出】 安藤亮司(劇団ウルトラマンション) 田中広喜(ミュージカル・ギルドq.)  

【脚本】   安藤亮司(劇団ウルトラマンション) 

【チケット代】 指定席 ¥9,300(税込)

バルコニーサイド席 \6,300(一般発売より)   

★ドリンク代 別途 \500 ※4歳以上有料,3歳以下入場不可”                  

【チケット】

一般発売 : 2023年8月28日(月)10:00~

当日券販売あり (前売りにて完売の場合は無し)※公式サイトにてご確認下さい

【主催】   ライズコミュニケーション  

【企画協力】 木山裕策音楽事務所  

【協力】   VL.ent/FCLIVE/琴乃美/ニューウォーカーズ/ハート・レイ 

【お問い合わせ】  stage@risecom.jp

【公演特設サイト】 https://ticketstage.jp/home2023/

【公演 X(Twitter)】 https://twitter.com/Home_musicstage

~舞台【HOME】あらすじ~

山郷祐一と弟の蒼太はいつか売れる日を夢見て、この街の路上で歌っている ストリートミュージシャン。

アルバイトをしながら路上で歌う日々。

次男、健次はろくに稼ぎもしないこの活動に反対している銀行員。

彼ら3人は、幼い頃に父を亡くし、母に女手一つで育てられた「兄弟」である。

ある日、祐一と蒼太に転機が訪れる。しかしそこには、辛い現実があり、落とし穴があり、壁があった。

大人になるってどういうことなんだろう?

どの道を選択すれば、彼らは大人になれるんだろう?

家族にはそれぞれの形があり、いろいろな表情がある。

これは家族にまつわる「愛」の物語。