【韓ペンオリジナルライブレポ】~INJUN(インジュン)~ 2年2ケ月ぶり念願の開催!今一番やりたかったこと”日本でのライブ”がついに実現!「みんながそばにいれば、僕は頑張れる」

【韓ペンオリジナルライブレポ】

日本デビュー11年を迎えた インジュン。 日本が大好きだといつも言ってくれるインジュンが、新型コロナウィルス蔓延の影響を受け、日本に来られなくなって約2年。 その間も、SNS、オンラインでのライブや朗読劇、オンラインイベントなどを開催し、常に日本にいるファンたちに近況を伝えて来た。 そんなインジュンが一番やりたかったこと「日本でのライブ」が ついに実現! 2022年春、ビジネス入国の規制緩和により ようやく来日が叶った。

2022年5月1日、2年2ケ月ぶりのライブを 浅草 花劇場にて14時と18時の2回開催、念願のファンとの再会を果たした!

(※本記事は18時回をレポ)

「皆さんこんにちは。インジュンです。ライブ会場で会うのは2年2ケ月ぶりですね。インジュンがやっと日本に戻って来ました。離れていても応援してくれた皆さんに感謝の気持ちを込めて精一杯歌います。 皆さんとインジュンの時間はこれからだと思います。今日が新しいスタートです。最高の時間を一緒に過ごしましょう。ずっと…会いたかった」というインジュンの今の気持ちを凝縮したメッセージボイスがアコースティックギターの音色に乗せて会場に響き渡る。

紺色をベースにしたTシャツの上に シャツを羽織る爽やかなファッションでステージに登場したインジュン。まさに今のインジュンが伝えたいことがタイトルについた曲、2019年5月リリースした自身初のソロ曲『僕のキモチ』からスタート! 変わらぬ優しい歌声。やっとインジュンがまた日本で歌ってくれるんだということを実感出来た瞬間だった。
スローナンバー 3曲を聞かせたが、やっぱりインジュンの歌声は最高!…最初からそう思わせてくれた。

「2年2ケ月ぶりにステージに立って、皆さんの目の前で歌うことが出来て、今日は僕にとって本当に幸せな時間だなって思います。夜公演も全力で最後まで歌います。今日は来てくださって本当にありがとうございます! 実はすごく悩みました。2年2ケ月ぶりに日本に行って、インジュンのライブ会場に誰も来てくれなかったらどうしようってすごく心配もあったんですが、昼公演でステージに立ち、みんなの顔を見たらすごく気持ちがラクになりました。 ファンの皆さんのチカラってすごいなって思うし、これから またゼロからのスタートだと思って新人に戻った気持ちで頑張りたいと思います。 今回日本に来て、「オトナになったね」ってスタッフの皆さんにも褒められています(笑)自分自身、何が変わったかわからないんですが、以前より心が広くなったし余裕を持てるようになりました。だからこそ自分がやるべきことを1つ1つ丁寧に大切にやっていったらファンの皆さんにも喜んでもらえると思っています。いつかもっと大きな会場でライブもやりたいですね。 今回のライブのコンセプトなんですが、日本に来れなかった間、色々考えたことを入れました。 今回は来場してくれたみんなに特別に手書きの手紙をプレゼントしましたが、気持ちを伝えるには自分で書いたものが一番いいかなと思って準備しました。これからやっていくべきことが 前よりもっと増えたって、今 すごく前向きに考えています。 今年の目標は個人ライブ、舞台やミュージカルなどはもちろんですが、一緒にやっていたメンバーたち5人全員でライブかファンミーティングをしたいなって思っています。他の人たちの都合もあるだろうし、まだ本当にやりますとは言い切れないですが、実現するために全力で努力をしてみるつもりです。5人でステージに立っていた時、輝いていたなって思うし、僕がソロになってからファンになってくれたかたたちにもグループの一員としてのインジュンの姿もお見せしたいと思うんです。」

今の気持ちや考えを包み隠さず語るインジュン。流暢な日本語で丁寧に語られるインジュンの言葉1つ1つに頷くファン。

がらっとムードを変え、ここからは アップテンポナンバー!

『Justice』をダンスと共に披露。 久しぶりにステージで踊るインジュンを目の前で観たファンたちは大盛り上がり。 ペンライトが一層激しく揺れる。
そのあともノリのいい楽しい曲が続く。 歌いながら本当に気持ちよさそうに、幸せそうな表情で歌うインジュン。ファンも曲に合わせ、手拍子をして一緒に楽しんでいた。

「隔離期間中、ずっとおいしいものを食べられなかったので、今日はライブが終わったあと スタッフさんたちと一緒に食事に行って、僕が全部ごちそうしようと思っています。僕がステージで楽しく遊べるのはファンの皆さんのチカラが1番ですが、見えないところで頑張っているスタッフさんのおかげでもあるんです。 日本に来られない間も、オンラインでライブや朗読劇をやらせてくれたり、僕を信じて色んな仕事を任せてくれました。 日本に戻ったら全員にご飯をごちそうしようと思っていました。“いつも近くにいる人を大事にしないといけない”っていうことに気づきました。支えてくれる人たちがいるから、僕はこうしてステージに立てる。そして、今のインジュンがここにいるのは、何があってもこうして僕に会いに来てくれる、僕の歌を好きでいてくれる皆さんがいてくれるおかげです!」

「僕はバラード曲が得意ですが、さっき歌ったような明るい曲も得意です。僕には歌えない曲は無いっていうところを見せたくて、今回はいろんなタイプを選曲しました。 次の曲からは気持ちを込めて得意のバラードをお聞かせします」

歌った楽曲の中でも特にインジュンが尊敬するアーティスト Kの『Only Human』は鳥肌が立つほど感情が強く伝わり大きな感動を与えた。客席には涙を流しながら聞いているファンもいた。
オンラインライブでこの曲を披露した際、とても評判が良かったので是非 生でも聞かせたかったそうだ。日本で活動を始めた頃、この曲が主題歌として使われたドラマ「1リットルの涙」を見て日本語を勉強したこともあり、いつかこの曲をステージで歌ってみたいと心に決めていたそうだ。 すごく難しい曲ではあるが、自分なりの歌いかたで表現すればいいのではと考え、練習を重ねたそうで、自分でも当日の出来栄えには満足出来た様子だった。

『虹』は「一生そばに居るから一生そばに居て」という歌詞が今の自分の気持ちにピッタリだからと選んだそうだ。
今回は“とにかく歌が聴かせたい”、そんな気持ちでずっと準備していたそうだ。 歌詞を通して、今のインジュンの心を伝えようとしていた。
「今日のライブをやってみて歌手として生きているという気がしました。このままのインジュンで、これからも全力で頑張りたいと思います!」
と、強い意欲を示した。

ラストスパートはノリよく、楽しい曲を選んだインジュン。
まずは自身が韓国で出演したスーパー戦隊シリーズ韓国オリジナル版「パワーレンジャーダイノフォースブレイブ」の主題歌。パワフルな歌声からはグリーンダイノを演じたインジュンの勇姿が思い出される。
(※関連記事 http://kanpen.asia/archives/18923

最後の曲は2011年4月13日 リリースした大国男児の日本デビュー曲『Love Power』。
この曲をまたインジュンの生歌で聴けるようになったことで、ファンは2年2ケ月ぶりの再会の喜びを改めて実感できたのでは?
「どんな時も君がそばにいれば、僕は頑張れる。強くなれる。なんでもできると信じられるよ」この歌詞はまさに今のインジュンの気持ちそのもの。そして「メンバー5人全員でライブをやりたい」そう語っていたインジュンの強い願いがこの曲をラストに選んだ理由ではないだろうか。

良質の声で安定の歌声を聞かせたインジュン。 改めて歌のうまさに感心させられた。

こんな声で歌われたら、もっともっと聞きたくなる!
客席からアンコールを求める大きな手拍子が沸き起こった。

再びステージに現れたインジュンは ヒューマンビートボックスを聞かせ、多才ぶりを見せつけた。 ステージを楽しませるためにあらゆることにチャレンジしている。

アンコールでは まずアップテンポナンバー、そしてバラードの2曲を披露した。

「もう1公演出来るくらいノドの調子がよく気持ちよく歌えています。みんなの顔を見て、安心した気持ちで歌えているからじゃないかなと思います。改めて2年以上待っていてくださってありがとうございます。これからも日本での活動を誰よりも頑張ってやっていくつもりです!ライブ、舞台、ミュージカル、MCとか朗読劇とか… 自分の出来ること、皆さんが喜んでくださることなら何でもやっていきたいと思っています。一旦韓国に帰りますが、近いうち、すぐにまた戻って来れるように相談中です。待っていてください。皆さんが待っていてくれた分、歌でお返ししたいし、お芝居で返したいです。いつも僕を信じてついてきてください。 こんな状況の中、たくさん来てくださり本当にありがとうございます。」

アンコールのラスト曲として選んだのは ミュージカル「マイ・バケットリスト」のメインテーマ曲。
余命宣告を受けたヘギと 不良少年カングが短い時間に育む友情を描いた優しくせつないストーリー。美しいメロディーとインジュンの温かい声から様々な場面やインジュンの演技が思い出される。是非この名作を演じるインジュンも再び観てみたい。

徹底した新型コロナウィルス感染予防対策をきちんと守ったファンからは声を聞くことが出来ず、以前とちょっと異なる反応にはじめ多少戸惑いながらも、そのかわりとして贈られる大きな拍手に包まれ幸せそうな表情で歌い切ったインジュン。最後には何度も何度も深々と客席にお辞儀をして感謝の意を表した。

願いが叶いライブ開催に満足したものの、それでもまだまだ歌いたいインジュン。 名残惜しそうにステージをあとにし、インジュンが2年2ケ月 切望した「日本でのライブ」はこうして幕をおろした。

text & photo : Chizuru Otsuka


★公演特設サイト http://r-t.jp/injun0501

―本記事掲載公演 概要―

【公演タイトル】 INJUN 2022 JAPAN PREMIUM LIVE ~ずっと会いたかった~
【公演日】    2022年5月1日(日)

【会場】     浅草花劇場 (東京都台東区浅草2-28-1 花やしき内)

【開場/開演】  

1部公演:【開場】13:30 / 【開演】14:00
2部公演:【開場】17:30 / 【開演】18:00 

【チケット代】  全席指定 8,800円(税込)★メッセージ入り生写真プレゼント付
 ※ドリンク代別途500円 ※4歳未満入場不可

【制作・運営】 RISE Communication

【お問合せ】 ライズコミュニケーション injun@risecom.jp

―チケット販売スケジュールー
●主催者先行 : 4/6(水)15:00~4/10(日)23:59 
●プレイガイド先着先行 : 4/11(月)17:00~4/14(木)
●一般発売 : 4/15(金)10:00~

【INJUN PROFILE

                                                                1992年3月9日 韓国・仁川出身
大国男児のメンバーとして2010年韓国、2011年4月『Love Power』日本でデビュー。ソロとしてもアーティスト、俳優として日本で精力的に活動。卓越した歌唱力とパフォーマンス、そしてなにより流暢な日本語で、親しみやすく且つ実力派として人気を誇る。得意の日本語を武器に日本語での舞台、ミュージカルに多数出演。                                                                  来日出来ない間もSNS等でファンとコミュニケーションをとり、また韓国からのオンラインイベント等も開催。

〔 InJun 〕
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