【ライブレポ】~BUZZ-UP 後編~ 日韓男性アーティストによるダンスボーカルフェス 「BUZZ-UP 2017 summer」開催!

2017 年8月10日、豊洲PITでは、またひとつ 大きなイベントが開催された。 日韓男性アーティストによるダンスボーカルフェス 「BUZZ-UP 2017 summer」と名付けられたこのイベントは 過去開催された “本物の熱狂を届ける男性ダンスボーカルフェス BURN-UP”の兄弟イベント。
BURN-UP同様、BUZZ-UPでも 本物の熱狂を届ける男性ダンスボーカルフェスとして日韓の精鋭アーティストたちが夢の共演を繰り広げた。

今回出演したのは
◆オープニングアクト2組
・FAYS
・α-X’s(アクロス)
◆BUZZ-UP NEXT企画アクト2組
・5tion (韓国)
・SUPER FANTASY
◆ライブアクト6組
・lol
・FlowBack
・ROOT FIVE
・SUPER★DRAGON
・CROSS GENE (韓国)
・MYNAME (韓国)
の合計10組。 いずれも高い評価と支持を得ている人気のグループばかりだ。



【レポ 後編】

MCのMYNAME セヨン、FlowBack   MASAHARU、2人のトークで盛り上がったところでいよいよ 後半戦。
今後注目したいグループを紹介する“BUZZ-UP NEXT”企画アクトの2組目、 SUPER FANTASY

2017年2月にデビューし、現在赤坂にある専用劇場で 毎週日曜日 公演を行っている。 グループのコンセプトは おとぎ話の世界に飛び込んで、ハッピーエンドを迎えに行く・・・・。 デビュー作は「SNOW WHITE(白雪姫)」 3部作。 小人と姫の出会い、姫を失った王子の悲しみ、王子と小人が奇跡を起こし、姫を蘇らせた喜び・・・そんなストーリーを今回のBUZZ-UPでも表現した。 身軽で見事なアクロバットも見せ、観客を楽しませた。 異色だが 大きくなって忘れかけていたメルヘンの世界へ観客を誘い、観る側に強いインパクトを与えた。






続いて登場したのは ライブ5組目、CROSS GENE。 日本・韓国・中国の3国出身のメンバー6人で構成されたアジアグローバルユニット。 そんな特色を振り付けに取り入れるなど独特かつ斬新なパフォーマンスで大きな注目を浴びてきた。 ドラマ、ミュージカル他、メンバー個人としても活躍の場を広げている。 今回のライブでも1曲目の『恋愛指導書』では傘を操るダンスを見せるなど、印象に残るパフォーマンスを繰り広げた。


「今日だけは、僕たちのファンも他のグループのファンも・・・みんなでひとつになって遊ぶ感じで、楽しく過ごしたいと思います。今日は ラップ担当のCASPERが 椎間板ヘルニアで 急遽参加できなくなってしまい本当に申し訳ございません。 でも、CASPERの分も5人で頑張って最高のパフォーマンスを見せるので、是非大きな応援をよろしくお願いします!」
と、挨拶し、次の曲 『ナハゴノルジャ(나 하고 놀자)』 日本語の意味で「俺たちと遊ぼう!」という、この日にピッタリな曲へ突入した。  曲に合わせ ファンからの熱いコールも入り、ズンズン響く心地よいビートに合わせノリまくり、そのまま 『NO NO NO -K.remix-』 へ。

歌い終わると さまざまなグループのファンも一緒に楽しんでくれているのを感じたのか
「楽しいね!楽しいね! すごく幸せな気持ちです!」と興奮気味に語っていた。
「次の曲は僕たちCROSS GENE全員で作詞をした、ファンと自分たちの出会いは奇跡だということを表現した『MIRACLE』です。 僕たちの気持ちがたくさん込められている曲です。歌詞を感じながら聞いてもらえたら嬉しいです。」
やさしいミディアムテンポのナンバーで感謝の気持ちを伝えた。 最後、ひとりずつ挨拶をしたあと
「ラスト2曲は、ほんっとに盛りあがる曲です!みなさんも 立ってるのは しんどいかもですが、今日だけはひとつになりましょう! 立って一緒に盛り上がりましょう!」と全員で一緒に思い切り楽しみたい気持ちを伝え『sHi-tai!』 『LOVE&PEACE』 の2曲で最高潮に達した。 メンバーも観客も一緒にタオルを振り回し、思い切り楽しい時間を過ごした。


BUZZ-UPのトリを飾るのは MYNAME
「みんな盛り上がる準備はいいですかっ?」と声をかけ『K.O.Monster』からスタート! 司会のMASAHARUも好きだと言っていたこの曲。セヨンが振りつけたかっこいいダンスで最初から客席を一気にMYNAMEワールドへ連れて行った。
続いて7月19日発売したばかりのMYNAMEにとって5番目のアルバム“MYNAME is”のリード曲『Baby Tonight』 で爽やかな空気を客席におくりこんだ。3曲目、インスが作詞作曲した『RAIN』では、せつないバラード曲を聞かせた。 ここまで3曲、全部雰囲気が異なり、様々なMYNAMEをアピールした。

















コヌ 「今日は初めての人たちが見ているから、ボクちょっと緊張してる・・・・。」
セヨン 「え~?(笑) 裏(※楽屋)では、“早く歌いたい。なんでこんなに待つの??”って言ってたじゃない!(笑)」
コヌ 「ううん、なんか・・緊張してる・・・(笑)」
セヨン 「あ~~、コヌさん、今日のキャラ(作り)失敗してるよ!(笑)」









チェジン 「ボクは さっき・・・ かっこいいダンスを踊っていたのに、ボタンが2つも ぽんっ!って飛んじゃって(笑)」
セヨン 「そのボタン、1つ ここにあるよ~~(笑) ハイ、プレゼント~~。」
と、客席にチェジンのシャツのボタンを ほおり投げるセヨン。
チェジン 「ちょっ!ちょっと待って!」
セヨン 「いらないでしょ?どこでも売ってるよ(笑)」
と、相変わらずMYNAMEは自由な雰囲気がとても楽しい。

セヨン 「前のBURN-UPそして今回のBUZZ-UPで2回目なんですけど、どうですか?」
インス 「まずタイトルが違うのが大きな違い(笑) あ、この前もMYNAMEが最後(トリ)だった?」
セヨン 「うん、最後だったよ。皆さんのおかげで最後になりました!」
インス 「へぇ~~、いいじゃん(笑) あ、でもね、さっき・・・まだ初めて僕たちを見たお客さん、みんな座ってた。下向いてスマホを いじってたり・・・(笑)」
セヨン「ち、ちがいますよね?(笑) みんなスマホでMYNAMEってどんなグループか調べてたんだよね?(笑)ジュンQさんは なんか話したいことはある?」
ジュンQ 「あ~、そうだ! 8月9日がボクの誕生日だったんですけど、ファンの皆さんにお祝いしてもらって誕生日公演をやって、楽しかったです。」
セヨン 「じゃ、ここの会場でもお祝いしましょうか! ここにいるすべての8月生まれの人たちのこともお祝いしましょ。」
そう言われて嬉しそうな顔を浮かべるジュンQ。
みんなでハッピーバースデーの歌を歌い、ジュンQと 会場の8月生まれの人たちをお祝いした。
セヨン 「この温かい雰囲気のまま 次の曲にいきましょうか。リーダーのコヌさん、どうですか?」
コヌ 「でもめちゃ緊張してるよ~(笑)」
なぜか相変わらず、緊張しているキャラを続けるコヌに
「あ~~、この人めんどくさい~(笑)」と笑い転げるMYNAMEメンバーたち。 リーダーでも兄でも、容赦なく みんなにツッコまれる。 それが、とにかくグループ内の仲がいいMYNAME式の愛情表現。

「どのグループのファンも、こんな時くらい一緒に盛り上がりましょう!!」と 『너무 Very 막(ノムベリマ)』 『タンマレ』 と、 コンサートでも最高潮に盛り上がる2曲で、客席は完全にMYNAMEのものになっていた。






数々のステージを経験してきたMYNAMEは盛り上げ方が あまりにもうまい。 ぐぃぐぃっとハートを掴む。 もちろんセヨンのバク宙も飛び出した。

まだ未発表だった8月のイベントも「会社に怒られちゃうかもだけど言っちゃう!」と 発表してしまうMYNAME。 「ボクたち自由なんです。」と言いながら、実は 発表が早くないと来ることができないファンも出てくることに配慮し、自分たちが怒られることを覚悟で公表してしまった。 そんな、ファンのことをいつも一番に考えるMYNAME。









9月6日、インスが初のソロアルバム『NAKED』を出すことを告知すると そのタイトルの意味“裸”にひっかけ、残りの時間 ファンの反応が最高だったら インス自慢の腹筋を見せると約束した。
曲の振り付けを客席に伝授し、『Stop the time』 『We made it』と2曲を一気に歌い、完全にヒートアップしたファンの前で公約通りシャツのボタンを引きちぎり、鍛え上げた腹筋を披露して熱いステージを終えた。 ただただ圧巻のステージだった。
タオルをみんなで振り回す時にはメンバーは客席の他のグループのファンからタオルを借りて、そのグループにエールを送るなど、心温まるような様子も見られた。
どのグループのファンとかなんて関係ない、みんなでひとつになって、音楽を楽しんじゃおう!・・・そんな気持ちが伝わってきた。


出演者10組のステージは すべて終了した。
最後、ステージには出演した全グループが集結し、客席をバックに記念撮影。
そして 各グループのサイン入りグッズの抽選会などをおこない、楽しかったBUZZ―UPは幕を閉じた。
初めて見るグループのライブを楽しむ姿、別のグループのファン同士交流を深める姿など 合同フェス開催の目的通りの様子もあちこちで見ることができた。
複数のグループ、そして日本と韓国のアーティストたちの共演。 音楽によって、日韓の交流もますます深まっていった。 毎回豪華ラインナップで開催されるBUZZ-UP。 次回の開催発表が今から楽しみだ。

◆BUZZ-UP OFFICIAL SITE  http://www.buzz-up.jp/
◆BUZZ-UP OFFICIAL Twitter  @BUZZUP_staff

写真&文 C.Otsuka